著者
中田 豊久
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

写経プログラミングとは,プログラムの意味を理解していなくても「まず打ってみて実行する」という初学者に対するプログラミングの学習方法である.本研究では,この写経プログラミングがプログラミング学習にどのような効果を与えるのかを考察する.
著者
高木 大生 佐藤 理史 駒谷 和範
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

我々は、既存の短編小説から会話文を抜き出し、その一部を他作品の会話文と置換することにより、新たな超短編小説を自動生成することに取り組んでいる。このプロセスを機械的に実行するための準備として、我々はまず、星新一のショートショートに含まれる会話文に対し、発話者を特定する方法を実装した。この方法は、発話者を特定する手がかりとして、会話文の文体的特徴と、会話文の前後の地の文を利用する。
著者
上野山 勝也 松尾 豊 大澤 昇平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

経済の成熟に伴いベンチャー企業への期待が高まっている. 一方で,ベンチャー企業の成功要因の分析はその重要性から多く行われてきたが,情報が限られていた. 本稿ではWeb 上に近年増加する人材情報を活用し成功の予兆を発見する新たな手法を提案する. Cruchbaseという人材データベースを活用し人材の転職履歴情報を元に2 万社に対し人材の転職情報を元にベンチャー企業の評価を行った
著者
福島 宙輝
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

人は,どのように味わいを感じているのだろうか.舌で,鼻で確かに感じている日本酒の感覚を,我々はどのように言葉で表現しているのだろうか.複雑なワインの香りを的確に言語化していく一流ソムリエの例を待つまでもなく,味わうという行為は高度に知的な営みであり,それは身体知である.本研究では,日本酒の味わいを例題としてとりあげ,人が味わいを認知し言語化するプロセスを記号論的モデルとして示すことを目論む.
著者
西崎 絵麻 坂口 早紀 尾崎 知伸
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本研究では,簡易版人狼であるワンナイト人狼を対象とした投票行動の分析結果を報告する.10名の被験者による約100ゲームを対象に,投票先と投票理由を収集し,その変化やパターン,傾向について分析を行った.
著者
土井 樹 池上 高志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

社会性集団とこれを構成する個体或いは局所個体集団の間に生じる現象に関する研究は古くから存在するが,個体の個性を考慮した上での両者の関係性は明らかにされてこなかった.本発表では集団のダイナミクスにとって個体の個性というものが系に対してどの様に振る舞うのか社会性昆虫のひとつであるセイヨウミツバチを通して解析を行った。
著者
福島 良典 大澤 幸生
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

ソーシャルメディアにたまった個人ログ,集合知を活用し,その人が今まで気付いていなかったが重要だと感じるニュースの推薦を行う.従来の研究では,自分が今まで過去に見た情報に似たニュースを推薦する研究が多かった.本項では,そういった過去に見たものに似た情報ではなく,過去に見た情報のログに基づき,その人が次に興味を持ちそうな情報を予測して,推薦することを目的とする.
著者
緒方 健人 佐藤 理史 駒谷 和範
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

本研究では、既存の短編小説を模倣利用した、超短編小説の自動生成を目指す。最も単純な模倣は、完全な複製である。しかしながら、複製した文章の一部を改変することで、単純な模倣から脱却し、創作に近づけていくことができると考えられる。本発表では、星新一のショートショート作品からいくつかの文を抜き出し、その一部を変化させたり、置換したりすることで、新たなる超短編小説が生成できる可能性を示す。
著者
藤井 雄太郎 安藤 哲志 伊藤 孝行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

近年,SNSが急激に発達してきている. SNS上には未成年ユーザにとって有害な情報を配信するユーザも存在し,問題となっている. そこで本稿では,効率的に未成年ユーザに対して有害な文章をフィルタリングする事を目的とし,それらの文章を2単語間の共起情報を用いた判別方法により自動的に判別するシステムを提案する. また,実在しているSNSの文章を用いて判定実験を行い,本システムの有効性を示す.
著者
福本 淳一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

日本酒の味表現で多く用いられているのが比喩表現である.これまでの味表現の分析から,香り,甘味,酸味,旨味,苦味についてのいろいろな比喩表現が用いられていることがわかっている.本研究では,比喩表現を用いることでどのような味の違いを説明しているのか,また,比喩表現以外の味表現との違いにはどのようなものがあるのについての分析結果を報告する.
著者
岡本 真 大向 一輝
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

2008年7月から3ヶ月ごとに全国各地で開催しているARGカフェ&ARGフェストを題材に、業種、職種、専門といったバックグラウンドが異なる人々、特に未知の人物同士が多い人々の間のコミュニケーションを促進し、コラボレーションへの発展を促す仕組みを論じる。
著者
和田 侑也 田中 一晶 中西 英之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

一般的なビデオ会議システムでは,対面環境よりも会話相手の存在感が希薄であるという問題がある.我々は,遠隔地間で疑似的に握手をすることができれば,会話相手の存在感が向上するのではないかと考えた.本研究では,握力,温かさ,柔らかさといった握手の感覚を再現することができるロボットハンドを開発し,ビデオ会議システムに装着した.このシステムを用いて,遠隔地の会話相手の存在感が向上するかを調べる実験を行った.
著者
山本 大祐 山崎 洋一 多田隈 建二郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

ロボットによる生活空間でのさりげないすれ違いを実現するため、全方向移動体の行動表示に色および矢印を用いたColor Panel Omni-Winkerを提案する。提案法では小型モニタ上のカラー矢印指示により移動方向(8方向)及び速度(3段階)を表現する。①現在の行動、および②次の行動の2種類の表出に対する認識実験を行い、従来の表出との比較検討を行う。
著者
岡田 佳之 榊 剛史 鳥海 不二夫 篠田 孝祐 風間 一洋 野田 五十樹 沼尾 正行 栗原 聡
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本研究では,Twitterにおけるデマ・流言問題に着目し,デマならびにデマの訂正情報の拡散の仕方を4つのクラスに分類する.デマの拡散に対し,病気の感染モデルとして有名なSIRモデルに基づく「デマ拡散SIR拡張モデル」を提案し,東日本大震災における実際のデマ拡散が再現できるかを検証した.その結果,デマならびにデマの訂正情報の拡散がそれぞれ1回のピークを持つ事例において再現可能であることを確認した.
著者
和泉 潔
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

様々な社会的場面での大規模な行動データから、人間行動の基本パターンを抽出する。複数のパターンが集まったシミュレーションから、集団や社会の起こりうるリスクを事前に見せる。この目標のために、実世界とシミュレーションの統合に関する研究が世界中で進んできている。本分野の最新動向を紹介しながら、可能性と課題について議論する。
著者
高橋 英之 堀井 隆斗
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

我々は刹那的な体験を言語などの共有信念にプロジェクションすることで他人と社会的インタラクションを行っている.このようなプロジェクションはコミュニケーションする上で有用であるが,もともとの刹那的体験そのものに含まれていた情報が欠損することで創発の可能性が失われる.今回の発表では刹那的体験から共有信念へのプロジェクションのダイナミクスをモデル化し,インタラクションに宿る創発現象について議論をしたい.