著者
加藤善也 北上 義一
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.42(1995-HI-060), pp.17-24, 1995-05-17

複合入力処理による携帯型キーボードについての実験結果を述べる。従来はこのようなコード打鍵的な操作については、新たな配列を覚えるのが大変であるとか、操作性が悪い、あるいは入力スピードが劣る、との評価を受けていた。したがって、パーム型キーボードは、覚えやすく打ちやすいキーボードの実現のために、子母音を15キーに絞り込み、母音ゾーンと子音ゾーンを分離、さらに日本語のルールを組み込むことで入力効率を向上させる実験を試みた。本稿では、片手主体で操作できる実験キーボードの設計概念を紹介するとともに、実際に試作した実験用キーボードを使用して取得した評価結果を示す。
著者
梶浦 一郎
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.31-33, 1972-01-15 (Released:2009-04-21)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

The low temperature injuries were studied in white peach "Okubo" fruits, in relation to temperatures and the delayed storage. Fruits ripened in 7-9 days at 20°C, 17-21 days at 10°C and the ripening was suppressed at 2.8°C. More injuries developed at 2.8°C than at 1°, and 10°C, and the development of injuries was reduced by the delayed storage. Fruits seemed to be more susceptible to low temperature injuries at 3-5°C than at 0-1°C. The best storage conditions seemed to be in the delayed storage at 0-1°C.
著者
鳥居 高
出版者
明治大学大学院教養デザイン研究科
雑誌
いすみあ : 明治大学大学院教養デザイン研究科紀要
巻号頁・発行日
vol.9, pp.35-38, 2017-03

本作品は、一九四五年二月にフィリピンのマニラを戦場とし、日米両軍間で展開されたマニラ市街戦の「その後」をテーマにしたドキュメンタリー作品である。講演者の金本麻理子氏は、本作品の前にその正編とも言うべき『マニラ市街戦』という長編のドキュメンタリー作品をディレクターとして、制作にも携わった。この作品はそれを踏まえた、続編と言う位置づけになっている。本来であれば、正編にあたる『マニラ市街戦』を踏まえての視聴が好ましいのだが、時間の制約上、今回は続編にあたる本作品のみを上映した。そこで、作品の前提となる「マニラ市街戦」について、まず簡単に触れておこう。マニラ市街戦とは、アジア・太平洋戦争の終盤にあたる一九四五年二月、日本の軍政下にあったフィリピンを奪還するために上陸したアメリカ軍と日本軍の間で行われた市街戦である。