著者
宮本 盛太郎
出版者
日本政治経済史学研究所
雑誌
政治経済史学 (ISSN:02864266)
巻号頁・発行日
no.370, pp.49-60, 1997-04
著者
立花 隆
出版者
文芸春秋
雑誌
文芸春秋
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.398-411, 2003-01
著者
西尾 章治郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.843-844, 2019-08-15

学会は研究者コミュニティによる学術研究の向上発達を使命とするものと捉えられてきた.一方,昨今注目されるAIやデータテクノロジーにおいて,そのメリットを享受し,最新のテクノロジーを社会の多様な現場に適用するためにはITリテラシーが必要であり,我が国において,その教育は若年層の段階から強化されつつある.こうした背景から,情報処理学会では,社会的アウトリーチ,特に若い世代の育成を優先事項の1つと捉え,小学生から大学学部3年生までを対象とする「ジュニア会員制度」を設置して若年層向けのさまざまな施策を実施している.「ジュニア会員制度」は学会の捉え方に大きな変革をもたらし,学会活動を新たなステージへと導き始めた.
著者
井澗 裕 越野 武 角 幸博 高橋 学
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.257-262, 1997-12-20 (Released:2017-01-25)
参考文献数
5
被引用文献数
2

This report is a result of survey of existing buildings in South Sakhalin which were built during 1905〜1945. In three principal cities, Hormsk (former Maoka), Yuzhno-Sakhalinsk (former Toyohara) and Korsakov (former Odomari), we visited 128 buildings and ascentained 85 among them still standing. They comprise 10 public buildings, 25 industrial buildings and 50 dwelling houses. Here described are the appearances and alterations of ten buildings selected from them, including the Historical Museum (1938), the former Hokkaido Takushoku Bank (1931, now Municipal Art Museum), both in Yuzhno-Sakhalinsk, and so on.
著者
喜連川 優
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.840-842, 2019-08-15

本稿では,情報処理学会においてジュニア会員制度が発足する経緯について紹介する.ジュニア会員の前の施策である学生無料トライアル会員制度によって,本会は長らく会員減が続いていた中で,わずかではあるが有料会員が初めて増加に転じたことも述べ,それがジュニア会員制度を構想する過程で重要な役割を果たした.又,若者への正しい情報発信は本会にとってきわめて重要な役割の1つと考えており,その意義について合わせて紹介する.
著者
阿部 百合
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.900-906, 2019-08-15

今日,データサイエンス教育や統計教育の必要性が高まっている一方,高等学校教科情報の中には問題解決学習が含まれている.本解説では,この両者を組み合わせ,問題解決において統計を取り入れる授業を設計し実施していることについて報告している.授業でのデータ処理にはPython言語を用いている.これは,生徒に計算はさまざまな道具を使ってできるものであることに気付かせるためである.本解説ではPythonを使用するための環境設定や進め方の工夫についても紹介している.生徒の反応についても好意的であった.
著者
森本 康彦 喜久川 功 宮寺 庸造
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.227-236, 2011-12-20 (Released:2016-08-08)
参考文献数
15
被引用文献数
2

eポートフォリオを扱う既存システムは,eポートフォリオ間の関係の管理が困難なため,収集した学習成果物や学習記録と評価活動との対応が取りにくく,学習と評価が切り離されてしまう傾向がある.その結果,学習者は,自身の学習プロセスを把握しにくくなり,eポートフォリオの再利用の促進の妨げとなっている.本研究では,この問題点を解決するシステムの実現を目的とし,eポートフォリオを用いた学習と評価に必要なエビデンス群を有意味な単位で蓄積するための形式的な枠組みを有するeポートフォリオ蓄積文法と,開発した蓄積文法に基づくシステムを開発した.蓄積文法を導入することで,有意味なルールに則り,学習と評価を切り離さずに好ましい構造を保ちながら機械的にeポートフォリオを扱うことが可能なシステムの実現が期待できる.システム評価の結果から,本システムは,学習と評価の一体化を損なわずに,学習プロセス把握,eポートフォリオの再利用を支援し,学習者のリフレクションの誘発を促進することが示された.
著者
藤原 奈津美
出版者
徳島大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

高齢者や有病者などの易感染性宿主は、口腔細菌による誤嚥性肺炎の発症リスクが高く重症化しやすい。さらに口腔環境が不衛生になりやすく、日和見感染菌の検出率も高い。緑膿菌の病原因子の一つである、ピオシアニンは、誤嚥性肺炎の病態確立に極めて重要な病原因子であることから、「不衛生な口腔環境下において口腔細菌がピオシアニン産生を促進させ、誤嚥性肺炎の重篤化をもたらす」可能性が考えられる。本年度は、口腔細菌の情報伝達物質や分泌蛋白を含む培養上清を緑膿菌に作用させて、非接触系でのピオシアニン産生促進効果について解析した。Streptococcus mutansなどの口腔レンサ球菌、Porphyromonas gingivalis, Fusobacterum nucleatumなどの歯周病原因菌、日和見感染の原因菌となる、Candida albicans, Staphylococcus aureusなどの口腔細菌の培養上清を添加した条件下で緑膿菌を培養し、ピオシアニンの産生量を測定した。その結果、F. nucleatumの培養上清を添加するとピオシアニン産生量が増加することを確認した。ピオシアニンとは異なる病原因子のピオベルジンにおいても同様の条件下で産生量を検討したが、産生促進の影響は示されなかった。F. nucleatumに着目し、F. nucleatum subspeciesや臨床分離株を用いてピオシアニン産生量の違いを確認した。ピオシアニン産生促進効果を発揮する物質をスクリーニングするために、F. nucleatum培養上清を熱処理しピオシアニン産生量を測定したところ、産生量が減少した。よって、ピオシアニン産生を促進する物質は、F. nucleatumの代謝産物中の、熱に対して不安定なタンパクである可能性が示された。
著者
江川 良武
出版者
日本地図学会
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.1_1-1_11, 2017-03-31 (Released:2018-09-12)
参考文献数
28

An aerialphoto-mosaic of 1/3,000, made in 1937, was discovered in Karuizawa, Nagano prefecture. It was presumably a partial area of regional urban planning maps, and the first finding in townvillage autonomy in Japan. It shows the aerial photogrammetry had been already usual in 1937 rather than special high technology for the urban area. The mosaic was produced by Nippon Kuchusagyo joint-stock company established in 1929, the predecessor of Asahi Koku-kogyo Co. Ltd. It was 7 years earlier than the supposed history of private aero-survey companies in Japan. The monophotogrammetry of the year of 1935's had been already the great innovative technology for the urban planning, etc. which needs large scale maps, although to have been thought to develop just after the World War II.
著者
太目 弘樹 森本 康彦 丸山 浩平 北澤 武 宮寺 庸造
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.41, no.Suppl., pp.193-196, 2018-03-01 (Released:2018-03-01)
参考文献数
7

本研究では,e ポートフォリオを活用した授業において,学習者の学習プロセスの振り返りを促進することを目的とする.具体的には,学習者が作成・収集したe ポートフォリオを活用して,自身の学習プロセスを通して何を学び,どのように変容したかをストーリー立ててまとめる「ストーリー・ポートフォリオ」を提案し,ストーリー・ポートフォリオ作成が学習プロセスの振り返りに与える影響を検証する.その結果,ストーリー・ポートフォリオの作成を付加した際には, 学習者の学びの気づきや状況を想起させ,何がどう変容し成長したかの振り返りを促進させる効果があることが示された.
著者
大前 佑斗 高橋 弘毅
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.42, no.Suppl., pp.065-068, 2018-12-20 (Released:2018-12-21)
参考文献数
6

近年,集団型教育における内省活動の重要性が指摘されている.教育効果が生じていた/生じていない受講者の特徴を把握することができれば,よりよい内省を行うことが可能となる.そのため本論文では,決定木を活用し教育実施前後のデータから,教育効果が生じた/生じていない受講者の特徴を言語化する手法を提案した.高校生らに行われた教育に対し提案手法を適用した結果,教育効果が生じた/生じていない生徒の特徴の言語化が確認された.提案手法を活用することで,良好な教育効果が生じた/生じていない受講者の特徴を言語的に把握することが可能となる.