著者
岡村 文子
出版者
愛知県がんセンター(研究所)
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

がんに対する免疫療法において細胞傷害性T リンパ球(CTL)を利用する治療ではCTLががんを認識する時の目印である細胞表面上のHLA+ペプチド複合体の情報が必要である。そこで、より広くエピトープの同定を行うことが可能なマススペクトメトリーによるCTLエピトープの検討を行った。また腫瘍特異的な抗原提示装置の違いによるCTLエピトープの解析を行うために、抗原提示装置の異なる細胞を作製し、がん遺伝子であるK-ras遺伝子の活性型変異を有する細胞では高活性状態になったオートファゴソームによるエピトープの産生に関与していることを明らかにした。

31 0 0 0 OA 米国海軍の真相

著者
有終会 編
出版者
有終会
巻号頁・発行日
1932
著者
Kazuhiko Tanabe Akiko Yamamoto Noriyuki Suzuki Naohiko Osada Yasuhiro Yokoyama Hisanori Samejima Atsushi Seki Misa Oya Taizo Murabayashi Masaru Nakayama Masanobu Yamamoto Kazuto Omiya Haruki Itoh Masahiro Murayama
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
JAPANESE CIRCULATION JOURNAL (ISSN:00471828)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.341-346, 1998 (Released:2001-11-25)
参考文献数
20
被引用文献数
8 10

We have previously reported that chronic sleep deprivation causes a deficiency of intracellular magnesium (Mg) and decreased exercise tolerance. The aim of this study was to clarify whether oral administration of Mg could be effective in restoring the exercise tolerance that is decreased by chronic sleep deprivation. A bicycle ergometer cardiopulmonary exercise test was performed by 16 healthy volunteers (mean age 21.9 years). They were divided into 2 groups: 8 received doses of 100 mg of Mg orally per day for 1 month (Mg group) and the remaining 8 received no Mg and served as the control group. The study conditions were designed as follows: (1) the usual state (good sleep); and (2) the sleep-deprived state (sleeping time up to 60% Iess than the usual state for 1 month). The ratio of intracellular Mg content of the sleep-deprived state to the usual sleep state was significantly higher in the Mg group (p <0.05) than the untreated control group. There was no difference between the sleep-deprived state and the usual state with regard to anaerobic threshold and peak oxygen uptake in the Mg group, whereas both of these decreased in the sleep-deprived state in the control group. These results indicate that decreased exercise tolerance observed in the sleep-deprived state could be improved by oral Mg administration. (Jpn Circ J 1998; 62: 341-346)
著者
田村 慶子
出版者
北九州市立大学法学会
雑誌
北九州市立大学法政論集 (ISSN:13472631)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3・4合併号, pp.127-162, 2020-03

シンガポール史跡巡りツアーの名物ガイドである顔夕子さんのライフヒストリーを、シンガポール・日本関係の変遷と重ねながら綴ったエッセイ。
著者
熊谷 成将
出版者
公益財団法人 医療科学研究所
雑誌
医療と社会 (ISSN:09169202)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.39-59, 2003-12-10 (Released:2012-11-27)
参考文献数
17
被引用文献数
1 2

本稿では,わが国の医療扶助に関し,時系列データとパネルデータを用いた実証分析が行なわれた。時系列データを用いた分析の主要な結果は,以下の3点である。第1は,入院・入院外のサービス差の存在が明らかになったことである。入院は,診療件数と1件あたり受給額がほぼ適切であったが,入院外は1980年代半ば以降,1件あたり受給額に関して不十分であったと考えられる。第2は,医療扶助の政策変数として有用な変数は,1件あたり受給額であることである。第3は,1件あたり受給額の構造ショックに対して,診療件数は非弾力的であることである。他方,都道府県データによる分析の結果,見出されたことは次の2点である。第1は,政府から家計への所得移転は,貧困層の健康水準を改善するために寄与していることであり,第2は,被生活保護者への所得分配率が相対的に高い都道府県では,医療扶助受給者の健康改善度が高くなる傾向があることである。この研究から得られた政策的含意は次の通りである。失業率が上昇する局面において,貧困層の健康水準の悪化を防ぐために,被生活保護者への所得分配率が相対的に低い地域では,政府から家計への所得移転を増やす必要があろう。中でも,入院外の医療扶助サービスは,従来よりも1件あたりの受給額を増額することが望ましいと思われる。
著者
長谷川 雅美
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.423-428,a3, 2003-05-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
26
被引用文献数
1

本講では, 水田で繁殖するカエル類の生活史と住み場所の特徴を紹介した後, 生息個体数を把握するための方法として, 卵塊のカウントと標識再捕獲法に基づく個体数推定について紹介する。さらに, 生息数の長期的な動態を効率よく行うためのセンサス方法として, 時間/距離当たりの遭遇個体数センサス, 鳴き声のセンサスについて解説した。現時点で最も必要な調査は, 比較的良好な水田環境に生息するカエルの種類ごとの個体数と生物量を評価することであり, それなしに, 生態系に配慮した圃場整備における保全あるいは復元の目標値を持ち得ない。

31 0 0 0 OA 国訳漢文大成

著者
国民文庫刊行会 編
出版者
国民文庫刊行会
巻号頁・発行日
vol.第一卷, 1924