著者
森 覚
出版者
大正大学
雑誌
大正大学大学院研究論集 = Journal of the Graduate School, Taisho University (ISSN:03857816)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.272-270, 2012

学位請求論文審査報告書
著者
杉山 瑠人 浅岡 章一
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
vol.29, 2019-03-15

本研究では,パレイドリアテストの図版を用いて,一般大学生の顔知覚上の特徴に関する個人差を測定し,その結果と超常現象体験報告の有無との関連について検討した。本研究において実施された顔検出課題の結果,参加者の約4 割が本来存在しない顔をノイズパレイドリア図版の中に見いだしていた。そして,そのような参加者においては,宇宙人や幽霊に関わる超常現象を体験したと報告する割合が高い傾向が示された。この結果は,本来顔が存在しない画像の中に顔を見いだしやすいという顔知覚上の特徴が,宇宙人や幽霊に関する主観的超常現象体験を生み出す認知的メカニズムに関わっていることを示唆するものと言えるだろう。
著者
Christian Bizer Tom Heath TimBerners-Lee 翻訳:萩野達也
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.284-292, 2011-03-15

人間の知的創造物であるコンテンツを,記録し配信するメディアの手段として,今日,IT技術,とりわけインターネットの果たす役割は大きい.その中で,LODが今後メディア業界で担っていくであろう役割を考える.具体的事例として,BBCとThe New York Times が取り組んでいる施策を紹介し,考察する.また,広くメディアの歴史を概観する中で,LODの立ち位置を考える.その過程では,データとしてのコンテンツよりも,それらを「つなぐ」ことに価値があるという世界が明らかになるだろう.筆者らは,データのみならず,アプリケーション,さらに,サービスを「つなぐ」,LOAおよびLOSを提唱したい.
著者
入江 彰昭 原田 佐貴 内田 均 竹内 将俊 Teruaki Irie Saki Harada Hitoshi Uchida Masatoshi Takeuchi
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.9-18, 2020-06-29

本研究は,宮城県・岩手県において数百年以上の間,持続的なマネジメントによって維持されてきた屋敷林「居久根(いぐね)」の多面的機能性,特に居久根の植栽構成の工夫と生活文化的価値,防風効果の価値,および鳥類の生息環境としての価値を明らかにした。1)居久根の竹類を除いた樹木構成は針葉樹7割,常緑広葉樹2割,落葉広葉樹1割であった。居久根の北西側に枝葉の細かいスギやアスナロなど常緑針葉樹を多数植栽することで防風効果を高めると同時にこれらの樹種は建築材として活用され,スギ下に植えられたタケ類は防風用として,かつ農業・漁業の道具として活用されていた。潮風に強いヤブツバキやマサキ,湿地帯に適応したハンノキを植栽する工夫がみられた。2)居久根の内外の気象データの解析から,居久根は冬季の季節風を7-9割減速させ,居久根内の母屋に安定した居住環境をもたらしていることを明らかにした。さらに3次元GISとCFD(Computational Fluid Dynamics)による風況解析シミュレーションによって居久根の防風効果と風の流れを可視化することで,減速域が風下側に約100 m以上の距離にまで広がっていることがわかった。3)冬季鳥類の生息環境としての居久根の機能を明らかにするため,水田域内の農地,居久根が含まれる水田域内の農地,丘陵樹林地の異なる3つの環境を対象に調査した。その結果,居久根が含まれる農地で31種が確認され,地点当たりの確認種数は水田域内の農地よりも多く,居久根は樹林内や林縁を好む種の生息場所として機能していた。今日の大災害時代の我が国においてグリーンインフラとしての多面的機能性を有する居久根は,気候変動の緩和と適応や災害に対するレジリエンスをはじめ,屋敷林文化の価値,野生動物の生息場所の提供,故郷の風景の再生や愛郷心に大いに貢献できると考えられる。
著者
野中 郁次郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.547-552, 2006-05-15

伝統的な認識論においては,知識とは「正当化された真なる信念(justified true belief)」と定義される.知識創造理論では,「個人の信念を真実に向かって正当化するダイナミックで人間的/社会的なプロセス(a dynamic human/ social process of justifying personal belief towards the truth)」と知識を定義する2).つまり,信念(思い)を真実に向かって正当化していく人間的でダイナミックなプロセスそのものが知識であると定義するのである.個人の抱いた思い(主観)は,他者や環境との間で行われる社会的ダイナミクスの中で正当化(客観化)され,「真」とされていく.知識とは他者との相互作用を通じて,未来に向かって何が真・善・美であるかを問い続けるプロセスであり,そうした信念(主観)と正当化(客観)の相互作用にこそ知識の本質がある.そして,知識創造企業の戦略は,その存在をかけた「未来創造」なのである.本稿の目的は,既存の戦略論との対比を通じて,知識経営(Knowledge-based Management)の戦略論を展開することである.
著者
三輪 修
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.8, pp.850, 2013-07-15
著者
松井 由信 梅田 裕平 穴井 宏和
雑誌
経営課題にAIを! ビジネス・インフォマティクス研究会資料
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, 2014-11-20

At a retail store or wholesales, orderers must order their items adequately.For example, there are some situations such that they must order their items so as to reduce their order cost or to equalize the order quantity. In order to handle such problems unitedly, the Model Predictive Control (MPC) framework is effective, because the MPC is an optimal operation method of dynamical systems and the process of stocks can be seen as a dynamical system.In this paper, we propose a MPC framework for the inventory management and show its effectiveness by numerical examples.

2 0 0 0 OA Whomの生き方

著者
深谷 輝彦
雑誌
椙山女学園大学研究論集 人文科学篇 (ISSN:13404040)
巻号頁・発行日
no.39, pp.13-23, 2008