著者

Tezcan Sezgin Muhammet İrfan Dönmez Aylin Dirican İsa Deniz Bülent Savut

出版者

The Japan Endocrine Society

雑誌

Endocrine Journal (ISSN:09188959)

巻号頁・発行日

pp.EJ18-0578, (Released:2019-03-28)

被引用文献数

1

---

Partial androgen insensitivity syndrome (PAIS) is a form of disorders of sexual development. Besides the issues of gender assignment, the fate of gonads in these patients poses a challenging problem. Debate still remains on the need and/or timing of gonadectomy in either complete or partial androgen insensitivity syndromes. In this case report, we present a 68-year-old patient who was raised as a woman, stayed married for 45 years and admitted to our endocrinology department with complaint of male type hair distribution after initial examination following move to a nursing home. Physical examination revealed no breast development, a phallus of 6 cm, labia majoras that include testes and a blind ending vagina. Chromosomal analysis confirmed 46,XY with intact SRY and AZF regions. Pelvic ultrasonography and magnetic resonance imaging results indicated testicular tissue in labia majoras in addition to a rudimentary prostate. Gonadectomy was not offered to the patient due to lacking evidence of benefit in this age group and considering possible hormonal side effects. Our patient might be the oldest patient to be diagnosed with PAIS. Treatment and follow-up protocols for adults with PAIS are not standardized and therefore these patients should be individually evaluated and treated. Risks and benefits of surgery should be kept in mind when suggesting gonadectomy.

著者

久保木 秀夫 今西 祐一郎

雑誌

日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画 国文研主導共同研究「青少年に向けた古典籍インターフェースの開発」報告書――初中等学校における古典教育―― = Classical Education in Primary Schools

巻号頁・発行日

pp.3-12, 2017

---

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館

著者

山下 智子 Yamashita Tomoko

出版者

新島学園短期大学

雑誌

新島学園短期大学紀要 (ISSN:18802141)

巻号頁・発行日

no.31, pp.17-29, 2011

---

本稿の目的は須田清基(1894-1981)の新島襄への理解を明らかにすることである。なぜ「上毛かるた」で新島襄が「平和の使徒」と詠まれたのか。本稿では「平和の使徒 新島襄」を詠んだ須田の著書に着目しながら、須田が新島襄をどのように理解していたかを考察する。

著者

大澤 由香里 福盛 貴弘

出版者

北海道言語研究会

雑誌

北海道言語文化研究 (ISSN:18826296)

巻号頁・発行日

no.9, pp.47-62, 2011

---

本稿では、群馬県の郷土かるたである上毛かるたの独特な韻律特徴を音響音声学的な視点で考察することを目的とする。本稿で示した音声学的特徴は以下の3 点である。(1)モーラ数の増減と持続時間長との相関性:かるた経験者はモーラ数が増えても全体の持続時間長はあまり変わらないが、かるた未経験者はモーラ数が増えるごとに全体の持続時間長も長くなった。1 モーラあたりの時間長は、未経験者はバラバラであったが、経験者はモーラ数が増加するほど1 モーラあたりの時間長が短くなっていた。このことから、経験者はかるたの札を読む際に、自身の中にある一定の時間枠におさめようとしていると考えられる。(2)区切れと持続時間長との相関性:経験者は無意識に前半+中と後半を同じくらいの速さで読んでいるのに対し、未経験者はかるた経験者のようにはならなかった。(3)区切れと基本周波数との相関性:経験者は全体的に高低差が少なく、区切れの最後の音を平らにのばしていた。それに対して、未経験者は高低差が大きく、区切れごとに山を描いたような曲線になっていた。さらに経験者は区切れの始めの部分は前の音よりも少し高くはじまる傾向にあることと、区切れの始めの部分では基本周波数曲線が句音調における句頭の上昇調の影響で安定しない波形になるということがわかった。

著者

明李時珍撰

出版者

風月莊左衞門刊

巻号頁・発行日

vol.[8], 1669

著者

白川 展之

出版者

科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター

雑誌

科学技術動向 (ISSN:13493663)

巻号頁・発行日

no.136, pp.11-17, 2013-07 (Released:2013-07-29)

著者

須賀 晴久

出版者

北海道大学

巻号頁・発行日

1996-03-25

---

168p.

著者

小山 裕史

出版者

早稲田大学人間科学学術院

雑誌

人間科学研究 (ISSN:18800270)

巻号頁・発行日

vol.25, no.1, pp.154-155, 2012-03-26

著者

小山 裕史

出版者

[出版者不明]

巻号頁・発行日

2011-07

---

制度:新 ; 報告番号:甲3406号 ; 学位の種類:博士(人間科学) ; 授与年月日:2011/7/13 ; 早大学位記番号:新5728

著者

岩路 善尚 福田 昭治

出版者

The Institute of Electrical Engineers of Japan

雑誌

電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)

巻号頁・発行日

vol.111, no.7, pp.523-530, 1991-07-20 (Released:2008-12-19)

参考文献数

12

被引用文献数

1 4

---

This paper describes a PWM pulse pattern optimization method using the carrier frequency modulation (CFM) technique. This new technique is aiming at not only reducing the magnetic acoustic noises of the driven motors but also improving the performance of sinusoidal inverters.The PWM pulse patterns are basically controlled so that the time-integral function of voltage vectors in the space vector notation may draw a circular locus. In addition to this, the carrier frequency, practically the sampling frequency for inverter control, of PWM is also regulated so that a performance index (PI), which represents the degrees of achieving objectives, may be minimized. Here two PIs, one is for minimizing the distortion of output currents and the other is for minimizing the torque ripples of driven motors, are discussed respecively.Finally, CFM is implemented using a single-chip microprocessor, and the experimental results demonstrate the validity of the proposed mehtod.

著者

中川 宏道

出版者

行動経済学会

雑誌

行動経済学 (ISSN:21853568)

巻号頁・発行日

vol.8, pp.16-29, 2015

---

小売業での買物において,ポイント付与と値引きとでは,どちらが消費者にとって得と感じられるのであろうか.本研究では,少額のポイントは心理的な貯蓄勘定に計上され,多額のポイントは当座勘定に計上されるというポイントに関するメンタル・アカウンティング理論の仮説を提示し,スーパーマーケットおよび家電量販店におけるアンケート実験によって検証をおこなった.スーパーマーケットでの実験結果から,値引率・ポイント付与率が低い水準においては,値引きよりも同額相当のポイント付与の知覚価値の方が高いことが明らかになった.低いベネフィット水準におけるセールス・プロモーション手段としては,値引きよりもポイント提供の方が有効であることが本研究の結果から示唆される.

著者

伊藤 邦武

出版者

京都大学大学院文学研究科哲学研究室

雑誌

京都大学文学部哲学研究室紀要 : Prospectus

巻号頁・発行日

vol.8, pp.185-225, 2005-12-10

著者

岡本 祐子 新田 啓

出版者

広島大学大学院教育学研究科心理学講座

雑誌

広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)

巻号頁・発行日

no.18, pp.55-66, 2019-03-31

---

本稿は第二著者である新田啓の卒業論文を加筆修正したものである。

著者

杉谷 房雄

出版者

日本貝類学会

雑誌

貝類学雑誌ヴヰナス

巻号頁・発行日

vol.21, no.4, pp.360-361, 1961-12-31

著者

梶善登

出版者

国立国会図書館

雑誌

レファレンス (ISSN:1349208X)

巻号頁・発行日

no.800, 2017-09

出版者

国立国会図書館

雑誌

レファレンス (ISSN:1349208X)

巻号頁・発行日

no.700, 2009-05

著者

田中 圭二 タナカ ケイジ TANAKA Keiji

出版者

鹿児島大学

雑誌

法学論集 (ISSN:03890813)

巻号頁・発行日

vol.10, no.1, pp.p79-113, 1974-12

著者

服部 保 南山 典子 小川 靖彦

出版者

植生学会

雑誌

植生学会誌 (ISSN:13422448)

巻号頁・発行日

vol.27, no.2, pp.45-61, 2010

被引用文献数

1

---

&nbsp;&nbsp;1.&nbsp;万葉集に詠まれている植物,植物群落,立地条件をもとに同じ歌の中の植物間の組合せや植物と立地条件の組合せおよび植物群落を解析し,万葉時代の植生景観について考察した.<BR>&nbsp;&nbsp;2.&nbsp;万葉集に詠まれている維管束植物種数は145種(1650首),植物群落数は44(235首)であった.<BR>&nbsp;&nbsp;3.&nbsp;同じ歌の中の植物間の組合せや植物と立地条件の組合せは現存植生の種組成や植物と立地条件の組合せとほとんど矛盾しておらず,万葉集の写実性の高さが確認できた.<BR>&nbsp;&nbsp;4.&nbsp;「浜」,「里」,「野」,「山」における植生分布は万葉時代も現在も大きな差はなく,田畑,クロマツ林,チガヤ草原,ススキ草原,ヨシ草原,里山林などが当時広がっていたと推定した.万葉集の「山」は,現在使用されている用語でいうと「里山」に該当すると考えられた.<BR>&nbsp;&nbsp;5.&nbsp;万葉時代の西日本の暖温帯における「奥山」の植生はスギ・ヒノキ個体群と照葉原生林の混生林か,両者が地形的にすみ分けていた樹林と考えられた.「奥山」は,その後人の土地利用によって里山化が進み,万葉時代の「奥山」は現在では里山放置林やスギ・ヒノキの人工林に変化している.<BR>&nbsp;&nbsp;6.&nbsp;万葉集にもっとも多く詠まれていた植物はススキクラスの植物であった.しかし,「庭」に植栽されているススキクラスの植物を詠んだ歌が多く,その点を考慮すると,万葉集でもっともよく詠まれた植生景観は「庭」の景観であった.

著者

本間 信長 ホンマ ノブナガ Nobunaga Honma

出版者

国際基督教大学社会科学研究所

雑誌

社会科学ジャ-ナル (ISSN:04542134)

巻号頁・発行日

no.40, pp.187-215, 1999-02

著者

藤堂 史明 Toudou Fumiaki

出版者

新潟大学大学院現代社会文化研究科

雑誌

経済開発と環境保全の新視点 = New visions in economic development and environmental conservation (ISSN:21875197)

巻号頁・発行日

no.7, pp.55-65, 2016

---

日本に原発が導入されて以降,エネルギー供給やコスト上の論点に加えて強調されてきたのは,立地自治体への経済効果である。本稿では,関係する論点について整理した上,新潟日報社と共同で行った2015年度の研究から,経験的事実として柏崎・刈羽原子力発電所の柏崎市に対する経済効果が建設期の建設業に限られ,他業種においてはみられなかった事を紹介する。