著者
Ha Vu Son
出版者
International Phototherapy Association
雑誌
LASER THERAPY (ISSN:08985901)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.224-226, 2007

The World Federation of Societies for Laser Medicine and Surgery (WFSLMS) has achieved many things since its inception in 2002, but one of the most generous of the WFSLMS programs and goals is the donation of laser and other systems and training in their use to medical professionals in developing countries. WFSLMS has also established training programs both in the target country, and for successful applicants from the target company at selected sites of excellence in Japan. Having heard of a 3-month training program carried out in Vietnam, the author applied was lucky enough to be accepted for one such 3-month training program in the use of functional training and rehabilitation, including the use of laser therapy and light therapy, at the Shinano Handicapped Children's Hospital, Japan. This article summarizes the program and the author's experiences.
著者
早川 智
出版者
NIHON UNIVERSITY MEDICAL ASSOCIATION
雑誌
日大医学雑誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.43-48, 2008

昆虫など大部分の無脊椎動物は短命であるが,タラバガニやダイオウイカなどは獲得免疫系を有しないにも関らず,30 年を超える寿命がある.興味深いことに自然界で採集される無脊椎動物には悪性腫瘍の報告が殆ど見られず,有顎魚類以上で初めて悪性腫瘍がしばしば見られるようになる.子宮内で胎児・胎盤を育てる真胎生は大部分の哺乳類で見られるが,哺乳類特有のものではなく,他の脊椎動物門のみならず無脊椎動物にも見られることがある.特異免疫系は軟骨魚類のレベルで進化したシステムであるが,真胎生を行う脊椎動物は父親由来の抗原を有する胎児に対して免疫学的拒絶を来たす可能性があり,その制御が重要な課題となる.近年,胎児胎盤が母体の免疫学的拒絶を免れるシステムが明らかにされるに至った.興味深いことにその多くは悪性腫瘍が拒絶を免れるために使用するメカニズムと一致している.悪性腫瘍の立場からすると,新たな免疫回避機構を発明するよりは,胎児胎盤が母体の拒絶を免れるシステムを用いたほうが手っ取り早いということになる.この事実から,脊椎動物における悪性腫瘍の出現は胎児胎盤の生着を許すような抑制性免疫システムの進化に依存する,言い換えれば進化の上でのトレードオフになっているのではないかという仮説を導くことができる1).
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1144, pp.44-49, 2002-06-03

ソニーに対する期待の高さと、果たすべき責任の大きさを全身に感じつつ、世の中を変える大型のヒットが飛び出さないもどかしさ。本当にその原因は、行き過ぎたブロードバンド(高速大容量)戦略やEVA(経済付加価値)の運用だけにあったのか。 「それにお答えする前に、数分間だけビデオをお見せしたい」。
著者
島田 守
出版者
奈良大学大学院
雑誌
奈良大学大学院研究年報 (ISSN:13420453)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.86-88, 2006-03

現在、私たちが日常で何気なく使っているガラスのコップ、実はおよそ2000年間もほとんど変わっていない技術で作られている。今でもガラス工房に行けば、職人が竿に息を吹きこんで、形も大きさも様々な作品を作っているところを見ることができる。しかし、これほど長い歴史の間使われてきているにもかかわらず、その起源や初期の技法、設備・道具の実態などはほとんど分かっていない。分かっているのは吹きガラスがあったというくらいのもので、ではそれが実際にどのようにして作られたのか、残念ながらそれを示す考古学的な発見はほとんどないのが現状である。完成された作品は世界中の多くの博物館や美術館で見ることができるが、それらを作った設備や道具、人間については知ることができない。