著者
橋本 治 三橋 博巳
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第23回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.129, 2012 (Released:2013-07-08)

資源化施設では、火災予防を目的とした不燃ごみの散水、水噴霧による湿潤化が行われている。湿潤化された不燃ごみ中に含まれる廃棄リチウム電池は、水濡れによる発火危険性が増すことが考えられる。本研究は、湿潤不燃ごみ中のリチウム電池が処理工程で破損した場合の危険性について、処理工程を模擬した破断、衝撃試験を行ない危険性の評価を行った。試験結果から、湿潤不燃ごみ中で水にぬれたリチウム電池の危険性は、乾燥状態に比べ高くないことがわかった。
著者
三橋 博 金子 光 佐々木 希吉
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.10, no.11, pp.1119-1122, 1962
被引用文献数
1

It was shown that DL-phenylalanine [2-<SUP>14</SUP>C] was incorporated into C-3 of two kinds of isoflavone, formononetin and genistein, by <I>Trifolium pratense</I> sp., <I>in vivo</I>.<BR>These results indicate that the aryl group undergoes a migration within the C<SUB>6</SUB>-C-C-C fragment, and this observation agrees with Grisebach's experimental data.
著者
伊東 敏幸 苫米地 司 三橋 博三
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.60, no.475, pp.9-16, 1995
被引用文献数
8 1

We carried out experimental research to clarify the effects of different construction method on snow-sliding properties of sheet-metal roofe. In this experiment, the construction methods of roofing adopted were flat plate, standing-seam roofing, corrugated roofing, flat-seam roofing, diagonal roofing and stepped roofing. Experimental results clarified that the snow-sliding velocity of sheet-metal roofing is greatly influenced by the type of construction method. The sliding velocity of the flat-seam roofing or stepped roofing tends to be greater than that of standing-seam roofing or corrugated roofing. Furthermore, in roofs utilizing the same construction method, the snow-sliding velocity is affected by joint details. It was also confirmed that the interval and form of joints, e.g., flat lock seam and steps joint, influence the snow-sliding direction.
著者
三橋 博三
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.9-15, 2007-02-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
12
被引用文献数
1 7

2006年2月に日本建築学会から発刊された「鉄筋コンクリート造建築物の収縮ひび割れ制御設計・施工指針 (案) 』について, その特徴と概要を紹介した。従来からある収縮ひび割れ対策の仕様設計の手法に, 近年の研究成果を加えて人幅に改定するとともに, 新たに性能設計の手法を取り入れた背景とその内容を説明した。また, 収縮ひずみならびにクリープひずみの予測に関する建築学会式が紹介されている。
著者
三橋 博巳
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.37-56, 1982-03
被引用文献数
2

第19次南極地域観測隊に参加して, 昭和基地主要部の実在高床式建物(観測棟・電離棟)周辺に形成されるスノードリフトの形態ならびに吹溜量について測定を行った。また主に強風時を対象とし, 建物近傍での粗度長やべき指数を求め風速鉛直分布特性の検討を行った。実測結果から次のことが得られた。(1)高床式建物周辺に形成されるスノードリフトの形態は, 建物周辺にウィンドスクープを形成し, 風下側の形態は鋭い稜線を持つ馬蹄型となった。また1年間の吹溜量を風下側測定区間で求めると, 観測棟では78.3m^3,電離棟では181.7m^3となった。(2)風速鉛直分布特性は比較的対数則に従った。対数則より求めた粗度長Z_0は10^0&acd;10^<-4>(m)の範囲で平均値は2.2×10^<-2>(m)となった。べき指数αは1/2.9&acd;1/7の範囲で平均値は1/4.9となった。
著者
三橋 博 金子 光 佐々木 希吉
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical & pharmaceutical bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.10, no.11, pp.1119-1122, 1962-11-25

It was shown that DL-phenylalanine [2-^<14>C] was incorporated into C-3 of two kinds of isoflavone, formononetin and genistein, by Trifolium pratense sp., in vivo. These results indicate that the aryl group undergoes a migration within the C_6-C-C-C fragment, and this observation agrees with Grisebach's experimental data.
著者
三橋 博 佐々木 希吉 清水 譲
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical & pharmaceutical bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.11, no.11, pp.1452-1455, 1963-11-25

The whole plant of Perugularia extensa N. E. Br. was proved to contain a glycoside mixture which showed strong Keller-Kiliani reaction, suggesting the presence of a 2-deoxy-sugars in the sugar part. The sugar fraction obtained by acid hydrolysis was found to contain D-cymarose, D-sarmentose, L-oleandrose, and D-glucose by a paper chromatographic comparison with authentic specimens. Uzarigenin and a new glycoside (m.p. 244〜248°) were found.
著者
三橋 博巳
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.287-295, 2003-05-15
被引用文献数
9 10

近年,雪国では大スパンの建物や超高層建築物などが増えており,建物の屋根上雪荷重や吹きだまりによる積雪の評価が設計上重要である.そこで模型雪を用いた風洞実験(吹雪風洞実験)が,その性状や評価を行なう手段として用いられている.ここでは,吹雪風洞実験の概要と吹雪風洞実験について実際の建物への応用例を中心に紹介する.
著者
半貫 敏夫 三橋 博巳 佐藤 稔雄
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.120-130, 1985-03

南極氷床上に建設された観測用建物は, ほとんどの場合耐雪構造体の中に配置され, これら全体が雪面下にある。他方, みずほ基地では掘削した雪洞の中に建物を配置する方式を採っていて, ここでは雪面下の建物を雪圧から保護するための本格的な耐雪構造体はなく, 部分的に雪洞の形を保つための支保工が施されているにすぎない。小規模な基地ではこのみずほ方式が魅力的である。本論文では, この雪洞型の基地をつくる場合の難点である雪洞建設について一つの省力化試案を提出した。それは雪面下で雪洞を掘削するかわりに, 貯雪柵の組み合わせや簡易耐雪構造体を用いて雪面上に建てた建物周辺を覆い, このまわりに雪を積もらせて雪洞にしようというものである。この雪洞建設方法の実現の可能性を確かめるために, 軽量で取り扱いが簡単な網を素材にした貯雪柵の防風, 貯雪性能に関する予備的な風洞模型実験を行った。その結果, 網の防風, 貯雪性能はその充実率φによって大きく影響されるが, 適切な網を選択すれば貯雪柵として十分に役立てられるという感触を得た。現在さらに実験精度を吟味した風洞模型実験を継続している。