著者
久保田 稔 茂吉 雅典 中村 義秋
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.61-68, 2002-05-15 (Released:2010-06-15)
参考文献数
10

諏訪湖は江戸時代での干拓と共に湖面面積が減少し、さらに諏訪湖南側の低湿地の度重なる浸水被害に苦しんできた。諏訪湖沿岸部での浸水被害を軽減するために、江戸・明治時代に、湖尻 (釜口) の開削を行いさらに浸水被害住民と製糸工場側との話し合いによって、浸水被害も徐々に少なくなって来た。ところが昭和の時代に入り、西天竜一貫水路建設に端を発し、湖尻を境に、上・下流域住民さらに天竜川を挟んだ竜西と竜東側の下流住民の間にも争いが発生した。この争いを鎮めた大きな一歩が釜口水門建設である。本論では、浸水被害状況を1983 (昭和58) 年の「58災害」より概観した後に、諏訪湖湖面面積の減少と大正年代での浸水被害の減少を図より概観する。
著者
星合 隆成 小柳 恵一 ビルゲ スクバタール 久保田 稔 柴田 弘 酒井 隆道
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.3, pp.411-424, 2001-03-01
被引用文献数
46

本論文では, 意味情報に基づいて, イベントを目的地まで配送することが可能な意味情報ネットワーク(SION : Semantic Information-Oriented Network)を提案する.SIONを用いることにより, ブローカを介することなく, 情報提供者が, 提供するに相応しいユーザに対してのみ, 自身の情報を直接提案することが可能になる.また, 不特定多数のエンティティのなかから, 対象となるエンティティをスケーラブルかつリアルタイムに探索・発見することが可能になる.更に本論文では, SIONを実現するための要素技術であるイベントルーチング方式, ウェデレーション方式等について示す.また, SIONの効果を明らかにするとともに, SIONのキラーサービスであるコミュニティサービスについて説明する.
著者
松尾 真人 久保田 稔 板生 知子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.97, no.131, pp.31-36, 1997-06-23
被引用文献数
1

ユーザのネットワーク利用を積極的に支援する, 気が利くネットワークを提案する. 気が利くネットワークは, ネットワーク内の情報を活用し, ネットワーク側からユーザに積極的に働き掛けることにより, ユーザの目的・状況に応じて, 最高の条件で, ユーザが求めるものを提供する. これにより, ユーザは, ネットワークのオープン化や多様化に伴う選択肢の増大に悩まされることなく, 要求に応じたネットワークサービスが利用できるようになる. また気が利くネットワークの実現例として, 適応型ネットワーキングサービス環境DANSEを提案する. DANSEは, 個々のユーザにポータブルなユーザ環境を提供すると共に, プロバイダ〜ユーザ間のリソースの流通を活性化する.
著者
清水 慶一 中島 久男 久保田 稔男
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館研究報告E (ISSN:03878511)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.43-49, 1991
被引用文献数
1

It is well known that iron was applied to construction material in 19th century, and this application of iron was a factor of modern architectural development. At the first time, iron used to rather the other construction, for example ship makng, than building construction in Japan, as same situation as westrn countries. An old iron tank remains in Tomioka Filature which was built in 1872 by Japanese Government. Though this tank was recognized the old iron work, had no opportunity to conform it's age of construction. We conformed the fact that this tank was original tank to be built in 1874 by physical survey. And we researched the building process of it. This tank was made in Yokohama Factory which was build by Japanese Government (originally by the Tokugawa shougunate in 1860's), and operated by French engineers in government employ. As a result we can say, existing iron tank is a historical structure that was built before introduction of application of iron for material of building structure, and a significant material to see the process of western technology that foreign engineers had transplanted to Japan.
著者
諸戸 靖 田鶴浦 昭典 中村 義秋 久保田 稔
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.337-343, 1999-05-01 (Released:2010-06-15)
参考文献数
6

著者らは、三重県桑名郡長島町松蔭・白鶏地区のご老人 (延べ約30名) から、昭和初期の東南海地震を中心とした木曽三川下流域の状況について聞き取り調査を行った。この調査によって、輪中の人々が取水に起因する濃尾平野の地盤沈下と共に、海岸堤防を「撒き石工法」で護岸していたことが判明した。そこで著者らは、地域的には狭い地域ではあるが、東南海地震による被害記録と地元の人々が行った「撒き石工法」について報告する。
著者
星合 隆成 久保田 稔
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.121, no.3, pp.178-184, 2001-03-01 (Released:2008-04-17)
参考文献数
12
被引用文献数
1
著者
森 欣司 藤原 英二 久保田 稔 呂 暁東 森山 甲一
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、必要な情報サービスを得られるためには、状況に応じてユーザが動的に集まり協力して処理を行なう「コミュニティ」アーキテクチャを提案し、これに基づき、コミュニティ通信・処理技術を提案した。1. コミュニティメンバが個別に変化するサービス要求・機能・情報を持つ分散環境下において、機能不完全なサブシステムが存在する場合にもシステム全体の稼働を保証する自律分散システムコンセプトに基づき、各サブシステムがそれぞれの持つ機能・情報の部分的な共有を繰り返すことにより連携し、高信頼で柔軟な通信・処理を統一的に捉えるデータ指向型システムアーキテクチャを提案した。2. コミュニティ内のネットワークがサービスのレベルに応じて通信範囲を限定しながら自律交信する技術、とユーザが要求するサービスをネットワーク内にて逐次検索を行い、サービス提供者の応答の伝幡によってユーザ要求の拡散を抑制する技術を提案した。3. サービス提供者やユーザの分布等の状況を反映し、サービス情報が配布・共有されるコミュニティエリアを動的に構築する技術、コミュニティメンバのダウンなどの障害が起きたときに、所定の情報配布エリアに対して必要な情報を配布することができるノード間自律協調技術、とサービスの質とそのアシュアランス性を保証するため、各ノードが自律的に冗長ノードの確保と構造の再構築を行なうための自律負荷漸近調整技術を提案した。実際に自律分散コミュニティシステムプラットフォームを構築し、このプラットフォームによって、インターネットを介した研究協力者との共同実験を行い、提案技術の有効性を検証した。
著者
中村 元紀 井上 知洋 久保田 稔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.106, pp.31-36, 2002-11-14
被引用文献数
2

将来あらゆる場所にコンピュータが存在し それらが動的にネットワークを構成して通信しあうユビキタス環境が実現された場合 様々なコンピュータがいつでも共通的にアクセスできるデータはオンラインに保存しておくべきである.一方、それらのコンピュータは無線リンクなどを通じてその場に応じて一時的なネットワークを構成する。このような動的なネットワークトポロジの頻繁な変化はオンラインデータの可用性の低下を防ぐ、分散ストーレジ管理方式を提案してきた.本稿では、提案方式の有効性を定量評価により確認した結果について述べる.Computers will exist in all places in the future, and when ubiquitous computing environment where they constitute opportune networks dynamically is realized, data which can be accessed commonly with anytime should retain in the online. On one hand, dynamically is realized, data which can be accessed commonly with anytime should retain in the online. On one hand, dynamic change of network topologies causes the decrease of availability of the online data. We have proposed a distributed storage management system which is adapted for dynamic change of environments and prevents the fall of availability. In this paper, the evaluation result is described, and the effectiveness of the poposed method is explained.
著者
井上 知洋 中村 元紀 久保田 稔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.108, pp.55-60, 2002-11-21
被引用文献数
1

将来実現されるユビキタスネットワークは,様々な性質のネットワークが混在した不均一なネットワーク環境になることが予想される.特に無線リンクなどによってアドホック的に作られるネットワークが今後普及するにつれ,ネットワーク単位の移動や分離など,ネットワークトポロジの動的な変化への対応が求められる.我々は,このような環境においてもシームレスなデータアクセス環境を提供する,環境適応型オンラインストーレジシステムを提案する.このシステムでは,データの一貫性制御のための管理権限を任意の端末上に移動可能とすることによって,トポロジの変化に起因するデータの可用性低下を抑えることが出来る.The future ubiquitous network will be a heterogeneous complex of various types of networks such as hotspot networks or ad-hoc networks. Following to the spread of networks which are consisted of radio links, the network mobility (movement of a network it self) will cause dynamic changes of the network topology. We propose a adaptive online storage system in which the management token of replicated data can move to any nodes in the network, and discuss advantages of the proposed system about the availability of data access in dynamic networking environments.