著者
井上 陽子 大友 麻子 高橋 千果 森屋 宏美 大貫 優子 谷口 泰史 和泉 俊一郎 秦野 伸二
出版者
一般社団法人 日本生物教育学会
雑誌
生物教育 (ISSN:0287119X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.98-113, 2017 (Released:2018-10-29)
参考文献数
27

現代社会では,犯罪捜査や事故などの犠牲者の身元確認や親子鑑定などの個人のもつ遺伝の情報が活用されることが多くなってきている.また,インターネット上には個人の「遺伝子検査」を行うサイトが掲載されている.このような社会環境の中で,高校生が「遺伝子」についてより深い理解を得るために学習機会を持つことはきわめて重要と思われるが,設備や試薬などの経費の面で高校において体験的な授業実践を行うことは容易ではない.そこで,筆者らは,授業内容は高校側が立案し,設備や試薬は大学側が負担するという高大連携によって「遺伝子」を扱う実験を開発し,授業実践を行った.扱った「遺伝子」は広く動物界の生物に保存されている転写調節因子の一つであるSOX2遺伝子で,ヒトとゼブラフィッシュを実験材料とした.また,遺伝子解析因子の基本的な技術を体験する意味で,「DNAの抽出」,「PCRによる特定の遺伝子領域の増幅」,「塩基配列の異同を調べるための制限酵素処理」及び「アガロースゲル電気泳動」を含む内容とした.その結果,高大連携授業に参加した高校生は,それぞれの実験が持つ意味や結果の解釈について,実験前より実験後においてより深い理解を示し,対照実験の意義を理解するなど「科学的な探究能力」の育成について,効果があることが示された.
著者
入澤 崇 宮治 昭 吉田 豊 山田 明爾 井上 陽 山田 明爾 井上 陽
出版者
龍谷大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

アフガニスタン中央部バーミヤーンを中心としたハザラジャート地域において仏教がどの程度広がりをもっていたか、またバーミヤーン以西へどれほど仏教が及んでいたかについて現地調査を行った結果、8世紀前半にバンデ・アミール川流域に仏教が及んでいたことが判明した。
著者
河島 進 井上 陽子 示野 哲也 藤原 洋
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical & pharmaceutical bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.498-505, 1990-02-25
被引用文献数
2

Rectal absorption of morphine from various kinds of suppository bases was investigated. The extent of bioavailability of morphine by rectal administration varied with the bases used (30.5-97.5%), but every value was higher than that in the case of oral administration (13.5%). Witepsol bases were preferable to macrogol base for the rectal absorption of morphine. In particular, Witepsol S-55 or W-35 gave a higher plasma peak level than H-15 or E-75,whereas the difference in the mean residence times obtained from these bases could not be regarded as significant. Sustained-release suppositories of morphine could be prepared simply by mixing alginic acid (Alg) with morphine in a suppository base. Further, prolonged rectal absorption could be obtained by using these sustained-release suppositories, and the absorption rate was controlled by the amount of Alg added. It seems likely that the sustained release was due to the binding of morphine to Alg from the results of partition coefficient and binding ratio measurements in aqueous solution. The rapid initial absorption and the subsequent prolonged absorption of morphine simultaneously obtained from the morphine-Alg suppository may be useful in the clinical context.
著者
小滝 篤夫 古山 勝彦 井上 陽一
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科学 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.35-48, 2002
参考文献数
20
被引用文献数
5

京都府北部の福知山・綾部地域に分布する第四紀層中の火山灰層について,火山灰層序の確立を目的にして,野外での記載と鉱物記載・角閃石の化学組成の分析を行った.その結果,綾部地域で4地点の火山灰層を同一のものと認定して,物部火山灰層と命名した.この地域の火山灰層の給源火山として最も可能性が高い大山の火山灰層との対比を同様の方法で試みた.その結果,物部火山灰層と大山最下部火山灰層のhpm-1(230±70ka:木村ほか1999)が対比できる可能性が高い.また,福知山市の土師火山灰と大山下部火山灰層中のDNPが従来言われていたように対比できることがわかった.
著者
井上 陽一郎
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.100, no.2, pp.102-108, 2005-02-15 (Released:2011-09-20)

日本農林規格 (JAS規格) は醸造食品では醤油・食酢に制定, 実施されてきた。JAS法は制定の日から5年以内に, 時代に適応しているかどうか見直しを行うことになっている。食酢JASの一部改正と同時に, 業界から要望のあった黒酢の定義・規格化に取組まれた全国食酢協会中央会の役目を紹介して貰った。