著者
伊藤 有紀 佐野 睦夫 福留 奈美 大井 翔 香西 みどり
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.209-216, 2016 (Released:2016-04-16)
参考文献数
8
被引用文献数
1

We aimed to determine the appropriate way of arranging rice in a bowl for the purpose of teaching how rice should be served. To determine the three-dimensional arrangement of rice in a bowl, we attempted to measure the height of rice in a bowl using a depth sensor defined as “Nakataka-do”, which is an index of the particular arrangement of rice in a bowl, where the center is higher than the edge. In addition to this, we defined “Tobidashi-do” as the degree of roughness of the contour of the rice. The weight and shape index of 29 rice samples were measured by 21 undergraduate students and 8 cooking teachers to determine the arrangement of rice in a bowl. The results of the analyses are as follows: The “Tobidashi-do” of the students’ samples were higher than those of the teachers. The range of “Nakataka-do” of 100~120 g rice samples showed a wide distribution. It was suggested that an appropriate arrangement of 100~120 g rice samples in a bowl is possible by being aware of “Nakataka-do.” Cluster analysis showed three distinct sample arrangements. On the basis of these results, we demonstrated the appropriate arrangement of rice in a bowl.
著者
伊藤 有紀 佐野 睦夫 福留 奈美 大井 翔 香西 みどり
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.209-216, 2016

We aimed to determine the appropriate way of arranging rice in a bowl for the purpose of teaching how rice should be served. To determine the three-dimensional arrangement of rice in a bowl, we attempted to measure the height of rice in a bowl using a depth sensor defined as "Nakataka-do", which is an index of the particular arrangement of rice in a bowl, where the center is higher than the edge. In addition to this, we defined "Tobidashi-do" as the degree of roughness of the contour of the rice. The weight and shape index of 29 rice samples were measured by 21 undergraduate students and 8 cooking teachers to determine the arrangement of rice in a bowl. The results of the analyses are as follows: The "Tobidashi-do" of the students' samples were higher than those of the teachers. The range of "Nakataka-do" of 100~120 g rice samples showed a wide distribution. It was suggested that an appropriate arrangement of 100~120 g rice samples in a bowl is possible by being aware of "Nakataka-do." Cluster analysis showed three distinct sample arrangements. On the basis of these results, we demonstrated the appropriate arrangement of rice in a bowl.
著者
石川 理一朗 山本 雄平 佐野 睦夫
雑誌
2021年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 (ISSN:1884197X)
巻号頁・発行日
vol.2021, 2021-09-10

Twitterの投稿機能である「いいね」を用いて、特定ジャンルに興味を示している利用者の投稿を収集する。その投稿群から生成した特徴ベクトルを用いて機械学習を行うことで、特定トピックに興味を持つ利用者の傾向推定が可能か検証を行った。
著者
若原 徹 木村 義政 鈴木 章 塩 昭夫 佐野 睦夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.86, no.1, pp.63-71, 2003-01-01
参考文献数
15
被引用文献数
23

身体特徴を用いた個人認証手段として指紋照合技術への期待が大きい.本論文では,高精度な回転・位置ずれ補正,高速・安定なマニューシャマッチングを実現する指紋照合方式を提案する.処理の流れとしては,濃淡指紋画像の 2 値化を行った後,1) 局所領域ごとの指紋隆線方向分布を用いた登録指紋-入力指紋間の高精度な回転・位置ずれ補正,2) 登録-入力マニューシャ間での高速組合せ探索による最適対応付け,3) 指紋隆線方向分布間距離及びマニューシャ照合率のしきい値処理による本人受理/拒否の判定,の過程を経る.静電容量方式の市販半導体式指紋センサを用いて収集した80名×4指×10枚の指紋画像データを対象とした指紋照合実験より,本人拒否率及び他人受理率を評価して,提案手法の有効性を示す.
著者
宮脇 健三郎 西口 敏司 米村 俊一 佐野 睦夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.35, pp.13-18, 2010-05-07
参考文献数
17

本稿では,複数センサを用いた人間の食事行動の認識手法について検討する.食事行動の状態認識は,料理を食べた直後にその感想を求めるなど,食卓での話題を適切なタイミングで提示する,食卓コミュニケーション支援エージェント等に応用できる.カメラによる食事中の顔や唇の状態認識,および加速度センサによる手首の回転や移動の検出を併用した,食事行動の状態認識方式を提案する.
著者
森 博章 宮脇 健三郎 佐野 睦夫 西口 敏司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.198, pp.159-162, 2008-08-29

人とロボットの円滑なコミュニケーションの実現において,顔の表情は重要な役割を果しており,表情認識はコミュニケーションの状態理解において極めて重要である.本研究では,横顔や後顔も含めた微妙な表情変化を認識することを目標として,第1段階として,検討例がほとんどない横顔の表情認識を扱う.具体的には,Active Appearance Model (AAM)を用いて顔の時系列画像に対して顔モデルの追跡を行い,顔モデルを構成する特徴点から,FACSモデルに対応したAU (Action Unit)特徴を算出し,AU特徴の時系列データの変動パターンを詳細に分析することにより,微妙な表情の変化に着目した認識方式について検討を行った.
著者
出水 祐樹 佐野 睦夫 西口 敏司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.199, pp.163-168, 2008-08-29

近年,画像処理技術を利用して人間の行動を理解する研究が盛んに行われている.人間の行動を理解することは,人間とコンピュータとの自然なインタラクションを実現するのに必要不可欠である.特に視線は,人間の意図や注意を認識するのに大きな役割を果たしている.視線を検出することができれば,様々なインターフェースに適用できる.例えば,視線情報を利用して人間同士のコミュニケーションを促すエージェントなどが挙げられる.本稿では,AAM (Active Appearance Model)とパーティクルフィルタを用いたノイズにロバストな視線追跡方法について述べる.まず始めにAAMを用いて顔特徴点の抽出を行う.顔特徴点の情報をもとに顔向きの推定を行い,どの方向を見ているのかを検出する.次にAAMで求めた目領域に対して,パーティクルフィルタを用いて視線追跡を行った結果を示す.
著者
坂本 龍哉 多田 昌裕 大村 廉 納谷 太 野間 春生 鳥山 朋二 小暮 潔 佐野 睦夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.45, pp.43-48, 2008-05-15

従来の人物位置推定手法の大半は,(1)観測対象領域内に遮蔽物や仕切りがほとんど存在しない環境,(2)壁などの遮蔽物によって観測対象領域が空間的に完全に分離されている環境,のいずれかを観測対象領域としていた.しかしながら(1),(2)のいずれにも該当しない環境,例えば大型ショッピングモールのように,商品棚や背の低いパーティションといった仕切りは存在するものの,空間的には完全に分離されていない環境(半開放型環境)も少なからず存在する.そこで本研究では,従来考慮されていなかった半開放型環境においても,高い精度で人物位置推定可能な手法を提案する.提案手法は,複数のパーティクルフィルタを取捨選択的に用いることによって,半開放型環境において頻発する人物検知センサの誤反応・検知漏れを逐次検出・修正し,従来手法よりも10%以上高い人物位置推定精度を実現した.
著者
出水 祐樹 佐野 睦夫 西口 敏司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.82, pp.165-170, 2008-08-29

近年,画像処理技術を利用して人間の行動を理解する研究が盛んに行われている.人間の行動を理解することは,人間とコンピュータとの自然なインタラクションを実現するのに必要不可欠である.特に視線は,人間の意図や注意を認識するのに大きな役割を果たしている.視線を検出することができれば,様々なインターフェースに適用できる.例えば,視線情報を利用して人間同士のコミュニケーションを促すエージェントなどが挙げられる.本稿では,AAM (Active Appearance Model) とパーティクルフィルタを用いたノイズにロバストな視線追跡方法について述べる.まず始めに AAM を用いて顔特徴点の抽出を行う.顔特徴点の情報をもとに顔向きの推定を行い,どの方向を見ているのかを検出する.次に AAM で求めた目領域に対して,パーティクルフィルタを用いて視線追跡を行った結果を示す.Recently, by using image processing technology, many methods to understand a human behavior have been proposed. It is essential to understand a human behavior to realize natural interaction between human and computer. Gaze-movement plays a major role to recognize human's intention and attention. Detecting the gaze-movement can make us develop various man-machine interfaces, such as communication agents. This paper proposes gaze tracking method using AAM and Particle Filter. At first, this method extracts the face feature points using AAM. Then it estimates a face direction based on information of the face feature points and exerts gaze tracking to eyes region of the estimated direction by Particle Filter.