著者
岡野 邦彦 吉田 智朗
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.365-372, 1996-04-25
被引用文献数
2

Critical issues for the realization of commercial fusion reactor are discussed on the basis of a prediction of power source composition in the next century. The key issue is rather a relaxation in the construction site condition than a competitive cost in comparison with the nuclear fission power plant. It seems a logical conclusion that the competitor of the fusion plant in the cost will be a future CCT (Clean Coal Technology) and/or LNG plant loaded with a CO_2 recovery system.
著者
遠座 昭 飯沼 清 吉田 智治
出版者
一般社団法人日本応用地質学会
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.81-87, 1995-04-10

1月17日に発生した兵庫県南部地震は、阪神間の平野部に大きな被害をもたらしたが、被害は周辺の台地、丘陵地にも生じた。筆者らは地震発生の翌日(平成7年1月18日)から平成7年1月25日にかけて、比較的被害の小さかった芦屋市〜宝塚市にかけての六甲山地東南縁の丘陵地において、地震被害の調査を行った。調査範囲には、既往の文献^1)により活断層とされている甲陽断層が北東-南西方向に走り、また台地、丘陵地を開析する谷が発達することから、地形・地盤条件と地震による被害の関連を検討できる資料が得られるものと考えられる。調査地域の全般的な予察踏査を行った後、芦屋から武庫川にかけての地域に甲陽断層に直交する14のルートを選定し(図-1、p.84)、縮尺1:2,500の地形図を用い現地踏査を行い、顕著な地盤変状、家屋ほかの構造物の破壊状況および道路面に見られる顕著なクラックの分布や形状等について調査した。ここでは、上記調査結果のうち、主に地形や地盤条件に大きく影響されて生じたと考えられる地盤の変状について報告する。なお、調査は(株)建設技術研究所大阪支社、東京支社および福岡支社の地質部員によって行われた。
著者
松浦 敏雄 西田 知博 石橋 勇人 安倍 広多 吉田 智子 西田 知博 石橋 勇人 安倍 広多 吉田 智子
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

プログラミングを容易にかつ短時間に体験的に習得できるプログラミング環境PENの機能拡張として, 図形描画機能, ファイルI/O機能, 関数呼出機能を設計・実装し, PENを用いた実験授業を繰り返し実施し, その有効性を明らかにした. また, PENの中国語版, 台湾語版, 韓国語版, 英語版を実装した. さらに, 授業中の個々の学生の課題進捗状況を教員が概観するためのモニタ機能を実装した
著者
吉田 智彦 楠本 亮也
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.61, pp.70-71, 1995-05-15

1.キビを5月と8月の2回播種して二期作栽培し,その生長解析を行った。5月播きのCGR及び太陽エネルギー利用効率の最大値は20.5gm^-2d^-1と2.67%であり,それに対し8月10日播きは6.11gm^-2d^-1と0.81%であった。2.主稈の収量への寄与率は5月播きは60%,8月播きは72〜74%であった。主稈の寄与率の高い品種が多収であった。
著者
吉田 智一 高橋 英博 寺元 郁博
出版者
Japanese Society of Agricultural Informatics
雑誌
農業情報研究 (ISSN:09169482)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.187-198, 2009
被引用文献数
2 4

多数の圃場を管理する地域農業の担い手が直面している栽培管理事務作業を効率化し負担を軽減する目的で,GIS互換の圃場地図を使用した作業計画管理ソフトを開発している.このソフトは作物生産に関係する圃場や作付から一連の栽培作業,収穫後の調製・出荷に至るまでの様々な生産過程で発生する情報をデータベース化して管理することを基本とし,そのユーザインタフェイスにGIS互換の圃場地図を使用して直感的に分かりやすい視覚的なデータ入力および表示を実現しているところに一つの特長がある.同様の機能は市販のGISソフトを用いても構築可能であるが,本ソフトではデータベースエンジンやマップ表示にランタイムライセンスフリーのコンポーネントを使用し,その上に圃場管理や農作業管理に必要なユーザインタフェイスを実装していることから,無償配布可能となっていることにもう一つの特長がある.本ソフトはWeb公開による利用者からのフィードバックに基づき機能を改良・拡充しながら,現場農業者への普及を進めている.<br>
著者
稲葉 幸雄 家中 達広 畠山 昭嗣 吉田 智彦
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.209-215, 2007-04-15
被引用文献数
1

夜冷短日処理によって8月上旬に頂花房を分化させた苗に対して,継続して夜冷処理を行なうことで頂花房の花芽発育と一次側花房の花芽分化を同時に促進させる育苗法を検討した.頂花房分化後に8日〜10日の夜冷処理中断期間を設けることで,栄養成長が促進され頂花房着花数が増加した.また夜冷処理中に追肥を行うことで一次側花房の花芽分化が促進されることが明らかとなった.本処理方法で一次側花房を分化させた苗を9月上旬に定植することによって,10月上中旬から頂花房の収穫が可能となり,一次側花房も頂花房に引き続き連続的に収穫できることから年内収量が大幅に増加することが明らかとなった.