著者
塚本 博樹 久田 末雄 西部 三省
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.33, no.9, pp.4069-4073, 1985-09-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
30
被引用文献数
41 45

Two biologically active coumarins, scopoletin (1) and isofraxidin (2), along with known coumarins, esculetin (3), fraxetin (4), esculin (5) and fraxin (6), were newly isolated from the bark of Fraxinus japonica BLUME (Oleaceae). On the other hand, the bark of F. mandshurica RUPR. var. japonica MAXIM gave only known coumarins, fraxetin (4), fraxinol (7) and mandshurin (8).
著者
塚本 博之
出版者
静岡産業大学
雑誌
静岡産業大学情報学部研究紀要
巻号頁・発行日
vol.9, pp.57-70, 2007

現在、喫煙行動が健康に害を及ぼすことは広く認識され、社会全体へ浸透している。公共の乗り物内では禁煙は当然、建物内では喫煙場所の限定、もしくは分煙、外に出れば条例で歩きタバコやポイ捨て禁止など、数年前とはうって変わって喫煙者にとって厳しい社会となった。その甲斐あってか、近年の成人喫煙者は全国的に減少傾向をみせている。しかし未成年、特に中・高・大学生の喫煙行動は確実に増加している。本学部においても喫煙学生が年々増加傾向にある一方で、特に女子学生の喫煙者の増加、および喫煙状況も大変気になるところである。女性の喫煙者は男性と比較して、その死亡率は3割〜5割高いという報告があるからである。また、学内には所構わずタバコの吸い殻がポイ捨てされ、毎日事務局の職員や大学で契約した清掃会社の職員が拾っているという、高等教育機関とは言い難い光景が見受けられる。昨年度まで学内にあった5ヶ所の喫煙所が、平成18年度からは1ヶ所になったことも原因のひとつであろう。今後は学生への喫煙マナーに関する教育や禁煙指導の必要性が一層高まると考えられる。このプロジェクトを発足するに当たり、まずどのような喫煙経験を持つ学生が入学してきているのか、またその喫煙に関してどのような認識でいるのか、これら現状把握が急務であると考え、入学生全員にアンケート調査を行った。まず、平成18年度情報学部入学生236名全員に喫煙経験の有無、性別、年齢、国籍を調査した。次に喫煙者には、喫煙開始年齢・喫煙のきっかけ・一日の平均喫煙量・喫煙の状態・罪の意識の有無・禁煙への意識・家族の喫煙環境・タバコの害・未成年の喫煙について、また吸わない学生には、家族の喫煙状況・周囲での喫煙に関する意識・今後の喫煙・タバコの害・未成年の喫煙について調査した。その結果、喫煙者は30名(男29名・女1名)、非喫煙者は206名であった。この30名の喫煙者をその環境や意識の違いでいくつかのパターンに分けクロス集計し、さらに深く分析した。また喫煙に関しての認識度や、現在は非喫煙者でも今後喫煙者と成りうることなど、アンケート調査から読み取れる傾向をここに報告する。
著者
塚本 博一
出版者
The Sessile Organisms Society of Japan
雑誌
付着生物研究 (ISSN:03883531)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1-2, pp.47-50, 1990-12-20 (Released:2009-10-09)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1
著者
塚本 博康 倉又 哲夫 柏村 進一郎 水上 直樹 佐藤 吉永 石川 久史 志村 進
出版者
Japanese Society for Mastication Science and Health Promotion
雑誌
日本咀嚼学会雑誌 (ISSN:09178090)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.33-39, 1994-12-25 (Released:2010-07-21)
参考文献数
10
被引用文献数
1

It is very important to prevent train drivers from falling into drowsiness during train operation. Most of drivers have tried various devices to keep up arousal level such as openig the window, standing up, loud speaking during train operation, but they say that nothing was effective. We have considered that we need to study the problem systematically in seeking for any effective method. We already have established the evaluation method for determination of arousal level synthesizing skin potential level and blinking rate, and compared the effects of gum chewing, listening to music, light physical exercise, etc.This time, we take up the gum chewing as one of the effective devices and prepare a gum with components having both arousal effect and special flavor. To confirm its arousal effect, we compare the effect of this special gum with the gumbase and the marketed gum (BB-gum). A total of 10 subjects, five males and five females, are examined. Three subjects a day are submitted to 30 minutes of gum chewing for evaluation of their arousal levels.Results indicate that the arousal effect of the special gum remains at the highest level for 30 minutes, but the gumbase drops immediately to the lowest level, and that of the BB-gum yields the same effect as the gumbase in 18 minutes of chewing.It has been well known that the arousal effect of gum comes from the movement stimulus of chewing muscles, but it can be said from the results of experiment that components having arousal effect and special flavor in the special gum are more effective in maintaining the arousal level than the movement stimulus of chewing muscles.
著者
土井 浩一郎 塚本 博則 里村 幹夫 中川 一郎 中村 佳重郎 東 敏博
出版者
日本測地学会
雑誌
測地学会誌 (ISSN:00380830)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.59-70, 1988

同じコソクリート台の上に設置された2台のLaCosteamp;&Romberg重力計D-58とG-680を用いて,1984年9月から1985年7月にかけての約11ヵ月間にわたり,重力の潮汐変化の連続観測が静岡において行なわれた. 同一地点に設置されている重力計に与える気温,気圧および海洋潮汐などの擾乱源による:影響はほぼ共通していると考えられるために,2台の重力計によるデータからは,調和解析により,類似の結果が得られるであろうと予想される.しかし,実際には,2台の重力計による約11ヵ月間のデータを用いて求められたδ一ファクターは,LaCoste&Romberg重力計G-680から得られたもののほうがやや大きい値を示し,時間変化の様子もあまり似ていなかった.その原因については,現在のところ,まだ解明されていない. LaCoste&Romberg重力計D-58より得られた同時観、測の約11ヵ月間のデータとその期間を含む約2年間のデータからそれぞれ得られたδ一ファクターを比べてみると,0.1%程度でよく一致しており,ほぼ1年間のデータを用いて解析がなされた場合は,きわめて安定した結果が得られることが確かめられた. 地震予知に対する応用においては,より短い解析期間を用いて,より高い精度の解析結果が得られることが要求される.そこで,解析に用いられるデータ期間の長さと2台の重力計で得られたδ一ファクターの差の関係を調べてみた.その結果,解析期間の長さを30日以上とした場合,比較的安定した結果が得られるものの,その変動はかなり大きいことがわかった.
著者
古瀬 由佳 塚本 博之 湯澤 芳貴
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.236_1, 2017

<p> バレーボールで勝利するためには、相手より多く得点を得ることであるが、それ以上に重要なのは、連続得点を与えないことである。そのためには、レセプションからのサイドアウト率を高めることが必要である。通常は守備の要であるリベロを中心に、2人~4人でレセプションすることが多い。小・中学生などのバレーボール初級者は、セッター以外の5名でレセプションすることが多く、経験やレベルが上がると、より少ない人数でフォーメーションを組む傾向が強い。トップレベルでは2人でコートの全面をカバーしている例もある。そこで本研究は、関東大学女子1部の試合を例にとり、それぞれのレセプションフォーメションシステムとリベロ以外のどのポジションの選手が何人でレセプションに参加したのか、その目的や内容を明らかにすることで今後の指導の一助とすることとした。対象は、平成29年春季関東大学バレーボールリーグ戦全45試合とした。データは公益財団法人日本バレーボール協会JVIMS及びDATA VOLLEY 2007から算出されたものを参考とし、さらに実際の試合映像から分析を試みた。詳細については当日発表する。</p>
著者
塚本 博
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.47-57, 1993-06-30

A Venezia, nell'eta di transizione tra la fine del Gotico e l'apparire delle forme rinascimentali, ci sono alcuni quadri di "Madonna col Bambino dormiente". Nelle pitture di Giovanni Bellini, dei Vivarini (Antonio, Bartolomeo, Alvise), di Cosme Tura, si trovera questa iconografia. Mezzo secolo fa G. Firestone ha detto che questa iconografia e la prefigurazione della Pieta. Recentemente anche S. Ringbom e H. Belting hanno proposto l'idea nuova del Cristo morto come origine della Pieta, secondo il saggio di E. Panofsky. Riassumendo queste indagini, l'autore ha preso in considerazione la formazione del Bambino dormiente. Dapprima nel polittico veneziano c'era una combinazione di Madonna col Bambino (centro) e il Cristo morto (cimasa). Nella seconda meta del XV secolo nel Veneto apparve la prospettiva ed il polittico si trasformo sempre di piu nella pala. Quindi i Santi da posizioni laterali entrarono nello spazio centrale prospettico, ma il Cristo morto della cimasa tende ad essere separato dalla pala. In siffatta ambientazione, i Vivarini che tradizionalmente dipinsero la Madonna col Bambino e il Cristo morto concepirono la rappresentazione della Madonna col Bambino dormiente includendo la vita e la morte di Cristo. Il processo della formazione di questa iconografia lo vediamo fra il polittico di Bologna e la pala di Napoli. Secondo l'autore Piero della Francesca dipinse la pala che si trova a Brera ispirandosi a quella di Napoli di Bartolomeo Vivarini.
著者
渡邉 志 塚本 博之 松本 有二 中川 雅文 白濱 成希 宮本 和典 中谷 直史 冨田 雅史 森 幸男
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.75-84, 2014-04-25

8名の被験者(20代男性)について1/fゆらぎを持つとみなせる楽曲(以下,1/fゆらぎ楽曲)および環境音(白神山地のせせらぎ音)を聴取させたときの加速度脈波解析を行った.加速度脈波の測定は1/fゆらぎ楽曲および環境音の聴取前・聴取中・聴取後の合計300s間行い,その後Visual Analog Scale(VAS)による主観評価測定を行った.加速度脈波解析の結果,交感神経活動の指標値であるLF/HFについては,1/fゆらぎ楽曲の聴取時に有意に減少する傾向が見られた.一方,環境音聴取時には増加する傾向が見られた.また,これらの音源の印象についてのVASによる主観評価値から被験者を分類し考察することを試みた.
著者
渡邉 志 松本 有二 塚本 博之
出版者
静岡産業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

自律神経活動推定および主観評価測定を組み合わせることにより、学校における健康相談活動を支援するシステム構築に必要となる基礎的事項の開発を試みた。そのため、自律神経活動推定については脈波を測定した結果を解析することにより実施し、もう一方の主観評価については、Visulal Analog Scaleを応用した質問紙および我々が開発したiPadアプリにより測定した。その結果、学生生徒の微妙な感情をこれら二つの指標の複合体として表現できる示唆が得られた。