著者
森川 剛 花岡 容子 小池 恵理 清野 義一 寺島 孝徳 久保田 健 岡澤 香津子
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.32-36, 2022-06-10 (Released:2022-06-21)
参考文献数
18

Home-based and in hospital pharmacists at our hospital pharmacy participated in this study. A survey of the home-based pharmacists’ work contents was tabulated from November 2019 to May 2021. Furthermore, a questionnaire survey was administered within the pharmacy in May 2020. 90% of the hospital pharmacists would consider some drug information management to be able to work from home. Moreover, evaluation of the questionnaires revealed that more than 90% of the in-hospital pharmacists were “satisfied” or “somewhat satisfied” with deliverables of home-based pharmacists. The in-hospital pharmacists found communication tools (e.g., social networking services, telephone, and web-conferencing systems) to be useful for facilitating collaboration with the home-based pharmacist. Therefore, it is necessary to improve the internet environment to work from home. Moreover, it is important to create an environment where pharmacists can work from home according to their desire and needs in cases such as childcare, nursing care, during treatment, and during a pandemic. This study indicates that hospital pharmacists can carry out their responsibilities and demonstrate their work abilities not only in the hospital pharmacy setting but also in a remote working environment.
著者
小池 恵介 太田 淳 大島浩太 藤波 香織 郡 信幸 竹本 正志 中條拓伯
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.2740-2751, 2012-12-15

Android端末におけるJava実行の高速化とともに,さまざまなネットワークプロトコルへの対応や,種々のセンサへの柔軟な接続が求められている.そのために,FPGAを活用したReconfigurable Androidを提案し,その有効性,可能性を検証することを目指す.本稿では,Reconfigurable Androidの概念について述べ,FPGAボードにプロセッサカードを搭載したシステムにAndroidを移植し,FPGAによるアクセラレータを実装し,ハードウェア実行可能なJavaのソース部分をFPGA上で実行することにより全体の性能向上を実現する.Dalvik VMが稼働するIntel AtomプロセッサとFPGAとの間において,PCI Expressインタフェースの実装を完了し,DMA転送により150 MByte/secの通信性能を確認した.さらに,FPGAアクセラレータによるAndroidの高速化手法について述べ,実験環境および,プロセッサとFPGA間の通信性能について報告し,アクセラレーションによる性能評価を示す.
著者
鈴木 彩葉 小池 恵 Sayaha Suzuki Megumi Koike
雑誌
共立女子短期大学生活科学科紀要 = Annual bulletin department of the science of living
巻号頁・発行日
vol.58, pp.81-86, 2015-02

Whole wheat flour is rich in dietary fiber and has disease preventive property. However, the flavor of whole wheat flour containing bread has prevented its wide use. We studied that make tasty whole wheat flour bread to take a dietary fiber daily. The blending proportions of whole wheat flour to bread making flour were 0, 20, 40, 60,80 and 100%. We examined their characteristics in weight, height, volume, physical properties and palatability in the sensory evaluation. Weight of the whole wheat flour bread became the same value the white wheat flour bread and also height, volume and physical properties of 20 to 60% were no difference it. The level 60% of whole wheat flour yielded the most favorable results by the free-response contentfrom the sensory evaluation. From this finding, the level 60% of whole wheat flour was made better accordingly adding walnuts and dried figs. As a result, the taste became deeper and the flavor became improver and also led more increase of the dietary fiber content than without additions.
著者
小林 慧子 井上 千栄子 高田 満智子 小池 恵 荒島 真理子 船田 柳子 相馬 ふみ子 松山 セツ 條島 康代 伊沢 栄子 松浦 二枝 長坂 美奈 後藤 義英
出版者
医学書院
雑誌
保健婦雑誌 (ISSN:00471844)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.228-240, 1979-03-10

はじめに 最近,母乳栄養について医療関係者の関心も高まり,目をむけられるようになった。昭和50年5月の業務研究会で,私達は保健婦として,母乳分泌を高め,母乳栄養を確立させるためにどのような働きかけをすべきか,ケースをとおして具体的な援助の方法を研究し,今後の保健指導に役立たせたいと考えた。 すでに周知のことと思うが,初乳にはラクトフェリン,各種免疫抗体,分泌型IgA,マクロファージ等,新生児の腸管に強力な感染防御機構を与えるという大きなメリットがあることで注目されている。厚生省では50年度から,母乳育児運動に本腰を入れ,2月1日に"母乳育児の効果に関する研究班"を発足させ,あわせて妊産婦への啓発,人工乳の誇大広告規制等,多角的に母乳復権運動が開始された。ちなみに昭和50年5月,当所における3か月健康診査時(200名)の母乳栄養率は20%とかなり低い値を示している。この事実を見極め,母乳栄養を継続し得ない諸因子を探究し,保健婦として援助の方法を研究・考察し,まとめたので報告する。
著者
小池 恵 船木 絵美子 津田 淑江
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.62, pp.74, 2010

[目的]地球温暖化が進行する今日、世界規模での温室効果ガス排出量削減に対する活動が行われている。このような取り組みが行われている中で、家庭内でのCO<SUB>2</SUB>排出量削減に対する行動を起こすことも重要となってきている。そこで本研究では、湯を沸かす際のCO<SUB>2</SUB>排出量について検討した。様々な加熱方法、加熱条件、加熱器具によるCO<SUB>2</SUB>排出量の比較を行い、環境に配慮したカップ麺の食べ方について考察した。<BR>[方法]N社製カップ麺を試料とし、カップ麺調理時に必要な湯を沸かす際のCO<SUB>2</SUB>排出量を求めた。加熱方法はガス加熱およびIH加熱とした。やかんに17℃の水を入れ、水量・火加減の違いなど加熱時の条件を変え、沸騰(98℃)までのガス消費量および電気使用量を測定した。さらに沸騰ジャーポット、電気ケトルなどを使用して、沸騰までおよび保温時の電気使用量の測定も行い、CO<SUB>2</SUB>排出量を算出し比較した。<BR>[結果]学生26名を対象に、カップ麺1人前を作る際の水量および火加減を自由に設定させ、やかんでの湯沸し実験を行った。その結果、使用水量の平均値は850ml、火加減は強火で行った者が70%、中火では30%であった。またやかんの鍋底水滴の有無も確認し、水滴有りは19%であった。カップ麺に表示された1食分の使用湯量は300mlであり、蒸発量を考慮し1食分を作るには350mlの水量が必要であると考えた。以上の結果を経て、使用水量を湯沸し実験の平均値である850mlおよびカップ麺1食分作成時に必要な350mlの2種類に設定し、火加減とやかんの鍋底水滴の有無など加熱条件を変えた場合のCO<SUB>2</SUB>排出量を比較した。最もCO<SUB>2</SUB>排出量が少なかったものは、水量350mlの電気ケトルである事が明らかとなった。
著者
津田 淑江 堂薗 寛子 小池 恵 瀬戸 美江 大家 千恵子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 = Journal of cookery science of Japan (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.41, no.5, pp.313-318, 2008-10-20
参考文献数
9
被引用文献数
4

CO_2排出量削減に向け持続可能な消費の取り組みが行われている。国や自治体などによる規制や規則が必要となる一方で,家庭においても資源を考えた行動を起こすことが重要となってきている。しかし消費者に対して家庭で調理することによって排出されるCO_2量に対する情報が少なく,具体的なCO_2削減の評価方法が示されていない。本研究では,家庭における食事作りに焦点を当て,その中で,炊飯と保存方法の違いによるCO_2排出量を算出した。さらに,環境家計簿の調査を行い,現状の把握とCO_2排出量の抑制方法の検討を行った。その結果,炊飯時のCO_2排出量は,食べる飯をその都度炊飯することにより低減できた。それに対し電子ジャーで保温した場合のCO_2排出量は増加した。飯を冷凍保存した場合,電子レンジ解凍に要する時間,CO_2排出量は,飯量が増えるごとに増加していた。
著者
榎戸 健二 三好 健文 小池 恵介 船田 悟史 藤波 香織 中條 拓伯
雑誌
組込みシステムシンポジウム2012論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.144-153, 2012-10-10

FPGA 搭載の Android 機器の一形態として Reconfigurable Android を開発し, Android における FPGA によるアプリケーションの高速化を試みている.そのハードウェア・アクセラレーションを設計・開発する上で, Java 言語で記述されたソースコードを直接 VHD Lコードに変換する JavaRock に着目し,その利用可能性の検討を進めている.本研究では JavaRock により合成された回路をさまざまな視点で分析することによって JavaRock の持つ特徴,性能の評価を行い,今後 Reconfigurable Android 上において開発環境として利用する上での課題について検討を行う.