著者
後藤 昭雄
出版者
成城大学
雑誌
成城国文学 (ISSN:09110941)
巻号頁・発行日
no.29, pp.1-14, 2013-03
著者
後藤 昭博 伊ケ崎 文和 河村 光隆
出版者
日本海水学会
雑誌
日本海水学会誌 (ISSN:03694550)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.146-151, 1986 (Released:2013-02-19)
参考文献数
7

食塩の流動特性を定量的に把握するパラメータとして, 嵩比重, 内部摩擦係数をとりあげ, リング式直接せん断試験機を試作し, せん断試験を実施した. また, 食塩の流動特性にもっとも影響を及ぼすと思われる吸湿水分量の影響についても検討した結果, 以下の事柄についての知見を得た.1) 吸湿した食塩の嵩比重は, いずれも元の食塩よりも小さく, 同一初期垂直応力において吸湿水分量が多くなるほど小さくなる傾向がある. また, 吸湿水分量が多い食塩ほど圧縮性が増す傾向も見られた.2) 内部摩擦係数については, 吸湿水分量0.15%以下の試料でほぼ0.675~0.74の値が得られた. 吸湿水分量の影響については, 初期垂直応力σi=40g/cm2ではその影響は認められなかったが,σi=20g/cm2以下では吸湿水分量0.18%以上の試料で, ある垂直応力以上において, せ ん断応力が増加せず, 他の試料よりも小さな値を示すことがわかった. 一方, σi=5g/cm2の結果では, 2.5g/cm2以下の低い垂直応力域において, 吸湿した食塩よりも吸湿しないもとの食塩のほうが低いせん断応力を示した.3) 以上の事柄から, 試作した直接せん断試験機を使用して, 食塩の流動特性を定量的に測定することが可能であることがわかった.
著者
後藤 昭
出版者
The Association for Plant Protection of Kyushu
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.78-80, 1971
被引用文献数
3

1)熊本県,大分県にまたがる阿蘇九重地区6ヵ町村の調査で,標高650m以上の高原の自然草地9地点,入工草地(耕起造成草地)4地点から得られたネコブセンチュウは,ことごとくキタネコブセンチュウであった。熊本県阿蘇郡小国町の三共牧場における集中調査でも,検出されたネコブセンチュウはすべてキタネコブセンチュウであった。このことは,ネコブセンチュウ数種の分布する,九州の低地の畑地,草地にくらべて特異である。<BR>2)その原因を考察し,気候(温度の)の影響によるものであろうとしたが,なお検討の余地がある。前記の阿蘇九重地区の高原草地の年平均気温は12℃以下である。

1 0 0 0 諷誦文論

著者
後藤 昭雄
出版者
臨川書店
雑誌
国語国文 (ISSN:09107509)
巻号頁・発行日
vol.84, no.8, pp.1-19, 2015-08
著者
恩田 匠 乙黒 親男 飯野 修一 後藤 昭二
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.407-417, 1997-06-15 (Released:2009-05-26)
参考文献数
29
被引用文献数
3

酵母により変敗した梅加工品の品質変化を調べ,さらに酵母汚染試料から酵母の分離を行い,得られた酵母菌株の同定と,その各種食塩濃度および各種pHにおける生育挙動ついて検討し,以下の結果を得た.(1) 酵母汚染した梅加工品は,主要成分である有機酸が減少しており,それに伴いpHが上昇していた.また,酵母汚染した梅漬は,硬度低下,あるいは組織崩壊を起こし,硬さを左右する構成ペクチンの分解が認められた.このペクチン分解にも産膜酵母が関与していることが考えられた.(2) 産膜汚染試料から分離した酵母25菌株は,Debaryomyces hansenii 4菌株,Pichia anomala 1菌株,Pichia membranaefaciens 3菌株,Torulaspora delbrueckii 1菌株,Candida jamata 1菌株,Candida krusei 3菌株,Candida pelliculosa 3菌株,Kloeckera apiculata2菌株,以下未同定の3菌種Candida sp. UME-A 2菌株,Candidasp. UME-B3菌株,Candida sp. UME-C 2菌株の5属11種に同定された.(3) 分離酵母の各種食塩濃度および各種pHにおける生育を検討した結果,P. anomala, C. famata, Candtda sp. UME-AおよびCandida sp. UME-Bと同定された菌株は食塩濃度20%のYM液体培地に良好に生育が可能な著しい耐塩性(中等度好塩性)とpH 2.0の梅酢液にも生育良好な低pH耐性を示した.(4) 低pH耐性を示す菌株,特にCandida sp. UME-B YITC 114株は,梅酢液中で高い有機酸の資化能を示した.これらの有機酸資化能の強い酵母が,梅漬類における主要産膜酵母であると思われた.
著者
後藤 昭雄
出版者
成城大学
雑誌
成城国文学 (ISSN:09110941)
巻号頁・発行日
no.29, pp.1-14, 2013-03
著者
中島 恭一 野島 友幸 後藤 昭夫 田中 稔泰 山崎 政幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.231, pp.35-40, 2002-07-18
被引用文献数
4

近年、携帯電話端末のようなアンテナ一体型無線設備の急速な普及に伴い、アンテナから直接輻射される電力を測定する放射電力測定法が、第97回電気通信技術審議会において答申された。しかし、その測定法は、比較的大きな電波暗室等を必要とすることから測定に係る制約が大きく、費用も莫大である。本稿では、80MHz帯から準マイクロ波帯で使用されるハンディサイズのアンテナ一体型無線設備を対象とし、それらの放射電力を簡便に測定する方法について報告する。筆者らは、小規模な設置空間で高精度かつ簡易な測定が期待できる小型電波暗箱及びGTEMセルを用いた放射電力測定システムを試作し、電波暗室での3m法による測定結果との比較を行うことにより、その有効性を検証した。