1 0 0 0 OA しをり萩

著者
暁台 編
出版者
橘治
巻号頁・発行日
1770
著者
三橋 暁 生水 真紀夫 碓井 宏和
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

メトホルミンは、G1停止により子宮体癌細胞の増殖を抑制した。この作用機序として、AMPKの活性化によるmTOR抑制に加えて、MAPKの抑制が関与している可能性がある。また、培養細胞で確認されたAMPK活性化、mTOR抑制に加えて、MAPKの抑制も認められた。メトホルミンの臨床使用量での短期投与で、子宮体癌組織でki67 indexの低下を認めた In vivoでのメトホルミンの作用は間接作用の可能性も示唆される。若年性体癌・異型内膜増殖症に対するMPA療法にメトホルミンを併用することで、インスリン抵抗性を改善し、再発率も低下させた。子宮体癌患者に対するメトホルミン療法の有用性が示唆された。
著者
島村 知歩 太田 暁子 喜多野 宣子 志垣 瞳 冨岡 典子 三浦 さつき
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.26, 2014

【目的】近年、伝統的な行事食が親から子へ伝承されない傾向にあるといわれる中、奈良県における年中行事の認知と経験、それに関連する行事食の状況について、学生世代、親世代、祖父母世代の三世代間で比較を行い、世代間での伝承状況についての現状を把握することを目的とした。 <br>【方法】平成21~23年度日本調理科学会特別研究で実施した「調理文化の地域性と調理科学:行事食と儀礼食」の全国統一様式の調査票により、大学生およびその家族にアンケート調査を実施した。そのうち、奈良県内で10年以上居住経験のある子世代(10・20歳代)150名と親世代(40・50歳代)114名、祖父母世代(60歳以上)32名について、調査項目17行事の年中行事の認知度、経験、行事食の経験、調理状況について検討を行った。<br> 【結果】17行事中、11行事はいずれの世代も認知度85%以上と高かったが、春分・秋分の日、春・秋祭り、重陽の節句の認知度は低く、世代間で違いがあった。80%以上が経験している行事は、祖父母10行事、親9行事、子は正月、クリスマス、大晦日、節分、上巳の5行事と少なかった。祖父母と親の行事の経験率は似ているが、重陽の節句と春祭りの経験は祖父母(21.9%・37.5%)親(9.6%・14.9%)子(5.3%・15.3%)と親は子に近かった。行事食では3世代共に90%以上が経験している料理は正月の雑煮・黒豆・かまぼこ、クリスマスケーキと年越しそばであった。行事食も祖父母と親の喫食経験は似ているが節分の炒り豆、月見だんご、冬至の南瓜は世代間に差がみられた。春祭り・秋祭りの行事食は祖父母でも約30%と経験は低く、親・子は約10%とさらに低かった。

1 0 0 0 足利尊氏

著者
森茂暁著
出版者
KADOKAWA
巻号頁・発行日
2017
著者
山田 理恵 阿久澤 和彦 畢 長暁 李 専 定成 秀貴 松原 京子 村山 次哉
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.17-25, 2009 (Released:2009-03-12)
参考文献数
29
被引用文献数
2

ヒトサイトメガロウイルス (human cytomegalovirus: HCMV) の治療薬として,現在ガンシクロビル (GCV) とホスカルネット (PFA) が使用されているが,易感染性宿主の HCMV 感染症には,抗 HCMV 薬の長期投与が必要なため,薬物耐性 HCMV の出現が問題となっており,作用機序の異なる新たな治療薬の開発が求められている. 現在我々は,代替医療薬を中心に抗 HCMV 薬の探索を行っている.今回は,防腐作用や殺菌作用などがあることが知られているクマザサを用い,その抽出物に,抗 HCMV 効果があるか否かについて検討した.クマザサ抽出液をウイルス感染細胞に添加したところ,濃度依存的にウイルスの細胞変性効果が抑制され,ウイルス粒子産生にも抑制がみられた.また,リアルタイム RT-PCR 法および,ウエスタンブロット法による解析の結果,クマザサ抽出液によりウイルスの複製,増殖に重要な Major immediate early (IE) 遺伝子の発現に抑制がみられたことから,クマザサ抽出液は GCV とは異なる作用機序により抗 HCMV 効果をもつ可能性が示された.
著者
塚本賢暁 編
出版者
国訳密教刊行会
巻号頁・発行日
vol.第1, 1923
著者
太田 暁子
出版者
東京音楽大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は17世紀後半から現在に至るまで語り継がれ、「音曲の司」と称されてきた浄瑠璃の一派「義太夫節」の実態を、三味線譜の解釈を主たる手段として具現化し、音楽面における歴史的変遷を明らかにすることを目的とした。三味線音楽の中でも特に語りの要素の強い義太夫節の旋律の実態を知るには、浄瑠璃譜に三味線譜が併記されていることが大きな助けとなる。本研究では義太夫三味線の旋律が歴史的にどのように変遷したのかを辿り、現在演奏されている義太夫節の旋律と比較しながら音楽の変遷を辿ることを試みた。復元した旋律は五線譜化し、義太夫三味線古譜の解釈を広く公表するとともに五線譜での現行旋律との比較も行った。

1 0 0 0 OA 沙石集 10巻

著者
無住, 道暁
出版者
巻号頁・発行日
vol.[9],
著者
関口 彰 嶋 暁人 井上 勝雄 伊藤 弘樹
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.49-58, 2007
参考文献数
12
被引用文献数
4

今日の携帯音響機器のデザイン評価構造を明らかにするために、市販ポータブルMD製品を対象に調査分析を行い、その評価構造を定量的に求めた。具体的には、人間の評価における上位の態度からイメージを経由する認知までの階層構造において、上位の態度から中位のイメージへの関係分析を重回帰分析で行い、態度に強く寄与する3つのイメージを抽出した。中位のイメージから下位の認知部位への関係分析をラフ集合と決定ルール分析法で行った。評価用語(態度とイメージ、認知部位)の抽出には評価グリッド法を用いた。これら得られた態度と各イメージに対して、5段階SD尺度で29種製品サンプルを評価した。このラフ集合の計算過程において、決定クラスの絞込み方法についての新提案も行った。これらの分析により、デザイン評価構造が定量的に求められた。さらに、現場デザイナーによる確認実験とデザイン案の再評価の結果、この評価構造の設計知識としての有効性と改良点についても確認した。
著者
横山 勇気 細田 暁
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学論文集 (ISSN:13404733)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.71-78, 2017 (Released:2017-09-15)
参考文献数
13

測定面の角度が表面吸水試験へ及ぼす影響は明らかではなく,コンクリートの表層品質を適切に判定できない可能性がある。そこで本研究では,表面吸水試験の正確な測定を乱す要因の影響を明らかにし,それらの影響を可能な限り排除した条件で角度の影響を検討した。その結果,コンクリートの含水率,水温と試験機材の温度差,吸水カップのゴムスポンジのクリープ変形が正確な測定を乱す要因であることを確認した。これらの要因による影響を可能な限り低減させた条件にて検討した結果,10分時点での表面吸水速度と10分間の総吸水量に着目し,t検定により測定面の角度が表面吸水試験に及ぼす影響はないことを明らかにした。
著者
岩間 暁子
出版者
北海道社会学会
雑誌
現代社会学研究 (ISSN:09151214)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.100-122, 1994-04-15 (Released:2009-11-16)
参考文献数
18

本稿は、人がどのように社会現象の中に不公平を見出していくのか、という認知メカニズムの解明を目的とする。ここでは学歴と職業についての不公平認知を取り上げ、両者が共に社会階層とパーソナリティ要因の双方によって規定されることを明らかにする。パーソナリティ要因として特に権威主義と無力感に注目し、これらと不公平認知との関係を明らかにする。女性データを用いて構造方程式による分析を行った結果、以下の三つの知見が得られた。(1)社会階層が低いことは、学歴や職業に関する不公平認知を形成する(2)権威主義的であることは社会にある不公平を認知しにくくさせる(3)無力感を持つことは権威主義的性格を形成する