著者
池田 広子 H. Ikeda 京都創成大学
雑誌
京都創成大学紀要 = Kyoto Sosei University review
巻号頁・発行日
no.3, pp.71-78, 2003-01-31

今や地球規模で動く時代に入り、日常生活の中で英語をコミュニケーションとして用いる能力が求められる。中学・高校で英話を学習してきたにもかかわらず、英語を聞いても分からない、英語でコミュニケーションができないという学生が多く見られる。TOEFLやTOEICのスコアも、日本人の平均値はアジア地域の中でもかなり低い状態が続いている。日本人学生はなぜ英語が聴き取れないのか、聴き取れるようになるためにはどのように学習すべきかを、リスニング・ストラテジーを構築し、日本語と英語の音声の違い、英語のリスニングに必要な様々な要素、弱点と思われる要素、効果的に補強するための要素、英語の音声を聴き取るためのストラテジー、内容理解のためのストラテジーなど、リスニングの困難点や問題点を提示し、リスニング能力の向上とリスニングの効果的な指導について考察している。
著者
阿部 敏紀 相川 達也 赤羽 賢浩 新井 雅裕 朝比奈 靖浩 新敷 吉成 茶山 一彰 原田 英治 橋本 直明 堀 亜希子 市田 隆文 池田 広記 石川 晶久 伊藤 敬義 姜 貞憲 狩野 吉康 加藤 秀章 加藤 将 川上 万里 北嶋 直人 北村 庸雄 正木 尚彦 松林 圭二 松田 裕之 松井 淳 道堯 浩二郎 三原 弘 宮地 克彦 宮川 浩 水尾 仁志 持田 智 森山 光彦 西口 修平 岡田 克夫 齋藤 英胤 佐久川 廣 柴田 実 鈴木 一幸 高橋 和明 山田 剛太郎 山本 和秀 山中 太郎 大和 弘明 矢野 公士 三代 俊治
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 = ACTA HEPATOLOGICA JAPONICA (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, pp.384-391, 2006-08-25
被引用文献数
18 56

極く最近まで殆んど不明状態にあった我国のE型肝炎の実態を明らかにする目的で,我々は全国から総数254例のE型肝炎ウイルス(HEV)感染例を集め,統計学的・疫学的・ウイルス学的特徴を求めてこれを解析した.その結果,[i]HEV感染は北海道から沖縄まで全国津々浦々に浸透していること;[ii]感染者の多くは中高年(平均年齢約50歳)で,且つ男性優位(男女比約3.5対1)であること;[iii]我国に土着しているHEVはgenotype 3とgenotype 4であるが,後者は主に北海道に偏在していること;[iv]年齢と肝炎重症度との間に相関があること;[v]Genotype 3よりはgenotype 4による感染の方が顕性化率も重症化率も高いこと;[vi]発生時期が無季節性であること;[vii]集積症例全体の約30%は動物由来食感染,8%は輸入感染,2%は輸血を介する感染に帰せしめ得たものの,過半の症例(約60%)に於いては感染経路が不明のままであること;等の知見を得た.<br>
著者
小野崎 隆 山口 隆 姫野 正己 池田 広
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.546-550, 1999-05-15
参考文献数
10
被引用文献数
8 19

Pseudomonas caryophylliにより発生するカーネーション萎ちょう細菌病は, 夏の高温期に多発する立ち枯れ性の土壌伝染病害であり, 日本でのカーネーション栽培上最も重要で問題となっている病害であるが, その抵抗性育種は国際的に未着手の状態である.このため, 抵抗性育種素材の選抜と抵抗性品種の育成が, 緊急の課題となっている.本報では, カーネーション277品種の萎ちょう細菌病に対する抵抗性を, 浸根接種法による検定により評価した.接種から91日後の発病率によって, 抵抗性を極強(発病率 : 0%), 強(発病率 : 0<&acd;≦20%), 中(発病率 : 20<&acd;≦40%), 弱(発病率 : 40<&acd;≦70%), 極弱(発病率 : 70<&acd;≦100%)の5つに分類した.検定試験の結果, 供試品種のほとんどはり病性で, 207品種(全体の74.7%)は抵抗性が極弱に分類された.萎ちょう細菌病に対する抵抗性が強(発病率 : 0<&acd;≦20%)の品種は, 'ウィコ', 'ノクト', 'サンドローサ'の3品種のみであった.
著者
池田 広昭 Hiroaki Ikeda
出版者
神奈川工科大学
雑誌
神奈川工科大学研究報告.A,人文社会科学編 (ISSN:09161899)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.59-72, 2000-03-20

The purpose of this paper is to present a comprehensive list of plant names, along with their frequences, which appear in Part B, Volume I of A Dictionary of British Folktales in the English Language by Katherine M.B riggs. How these plants are dealt with in the folktales is also described.
著者
小野崎 隆 池田 広 山口 隆 姫野 正己 天野 正之 柴田 道夫
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.13-16, 2002-04-01
被引用文献数
2 14

Burkholderia caryophylliにより発生するカーネーション萎凋細菌病は, 日本でのカーネーション栽培上最も重要で問題となっている病害である.カーネーション品種'スーパーゴールド'×強抵抗性野生種D. capitatusの種間雑種系統の中から, 強度の萎凋細菌病抵抗性を有する系統91B04-2を選抜し, 中間母本'カーネーション農1号'として品種登録した.'農1号'は定植から約3か月で開花する極早生性を示し, 調査期間中の全収量は11.5本/株と対照として供試したカーネーション3品種をいずれも上回る多収性を示した.フローサイトメトリーによる相対的な核DNA量の測定により, '農1号'は'スーパーゴールド'とD. capitatusの雑種であることが確認され, 二倍体と推定された.本系統は, 抵抗性育種素材として, カーネーションおよびダイアンサスの実用品種の育成に利用できる.
著者
清水 修 花房 一義 新崎 晃大 郡司 大輔 酒井 優人 池田 広盛 松岡 史倫
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.142, no.2, pp.146-154, 2022-02-01 (Released:2022-02-01)
参考文献数
22

Laborsaving is a major issue in production. In an automotive production line, a yard that is used as a temporary storage for vehicles before shipping. The vehicle-loading robot that operates autonomously has been proposed to automate the alignment of vehicles in the yard instead of human driving. In this study, the dynamic wireless power transfer system that includes the structure of the roadside for the vehicle-loaded robot is proposed. It is proven that the transmitter coil has enough durability for the load of the robot weight using simulation and actual measurement. It is also shown that the reinforcement bars of the road structure cause considerable eddy current loss even with stainless steel. This is similar to loss by coil resistance. This system achieves a 1.8kW dynamic wireless power transfer with an automated coil detection system and a frequency control system, under factory conditions.
著者
小野崎 隆 山口 隆 姫野 正己 池田 広
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.974-978, 1999-09-15
被引用文献数
5 17

Pseudomonas caryophylliにより発生するカーネーション萎ちょう細菌病は, 日本でのカーネーション栽培上最も重要で問題となっている病害であり, ほとんどの栽培品種は本病害に対しり病性であることが知られている.本報では, 野菜茶試で維持保管しているダイアンサス属野生種の萎ちょう細菌病に対する抵抗性を, 浸根接種法による検定により評価した.接種から91日後の発病率によって, 抵抗性を極強(発病率 : 0%), 強(発病率 : 0<&acd;≦20%), 中(発病率 : 20<&acd;≦40%), 弱(発病率 : 40<&acd;≦70%), 極弱(発病率 : 70<&acd;≦100%)の5つに分類した.検定試験の結果, 本病害に対する抵抗性が極強(発病率 : 0%)の野生種2種, D. capitatus ssp. andrzejowskianusとD. henteriを見いだした.これらの2種は, 実験期間を通じて全く病徴を示さなかった.さらに, 抵抗性が強(発病率 : 0<&acd;≦20%)の野生種7種類を見いだした.4菌株を用いた再試験の結果, D. capitatus ssp. andrzejowskianusが最も強い抵抗性を示す野生種であることが明らかになった.