著者
鎌田 東二 島薗 進 津城 寛文 河合 俊雄 永澤 哲 井上 ウィマラ 鶴岡 賀雄 野村 理朗 倉島 哲 稲葉 俊郎 古谷 寛治 奥井 遼 林 紀行 町田 宗鳳 棚次 正和 篠原 資明 齋木 潤 金 香淑
出版者
上智大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2015-04-01 (Released:2015-04-16)

本科研研究プロジェクトは、「こころの荒廃」から抜け出るための手がかりを瞑想や修行や儀礼や芸能などの「身心変容技法」という宗教的リソースに求め、その意味・意義・機能・はたらき・諸相を明らかにしようとするものである。2016年度は、9回の定例公開研究会(第47回身心変容技法研究会~第55回身心変容技法研究会)、2回のフィールドワーク(2016年6月の東北被災地追跡調査(第10回目目)と2017年2月の天河大辨財天社の鬼の宿・節分祭・立春祭調査)、毎月1度の定例分科研究会「世阿弥研究会」を行ない、その成果をHP:http://waza-sophia.la.coocan.jp/と、2017年3月発行の科研成果報告書『身心変容技法研究第6号』に掲載し、社会発信した。そこで問いかけた諸問題は、①霊的暴力や魔や悪魔の問題、②身心変容(技法)と芸術・芸能との関係、③身心変容(技法)の科学、④身心変容(技法)の哲学、⑤身心変容(技法)と教育、⑥身心変容(技法)と聖地ないし場所などなどの諸問題である。こうして、「身心変容(transfomation of body & mind)」や「霊的暴力(spiritual violence)」や「霊的虐待(spiritual abuse)」の概念を明確にしつつ、その負の局面を分析・考察した。カトリックや禅や瞑想「悪魔」や「魔境」やバランスの崩れの問題が問いかけるとともに、縄文時代の身心変容や古代の洞窟(洞天)が果たした象徴機能や役割やそこにおける諸種の身体パフォーマンスについて考察の目を向け、理論的研究と事例的研究と認知神経科学的な実験的研究の突合せと整理を行なった。
著者
津城 寛文
雑誌
鎮魂行法論 : 近代神道世界の霊魂論と身体論
巻号頁・発行日
1990-04-10

はしがき序章 本書の目的と後世第一章 鎮魂行法家の群像――近代以降の神道界とその周辺における行方家の一系譜 第Ⅰ部 大本系の鎮魂行法家 第Ⅱ部 その他の鎮魂行法家第二章 鎮魂行法研究の立場と方法――シャーマニズム研究を手がかりに身体論へ第三章 大本系の鎮魂帰神行法説――シャーマニズム基礎論の観点から第四章 川面凡児の鎮魂行法説――脱魂型シャーマニズムの身体論第五章 田中治吾平の鎮魂行法説――神秘的合一への階梯第六章 その他の鎮魂行法説第七章 鎮魂行法の身体論と類型化――宗教的身体境界の観点から 註 初出一覧 あとがき 書誌データ 筑波大学附属図書館リポジトリ版へのあとがき
著者
津城 寛文
雑誌
<霊>の探究 : 近代スピリチュアリズムと比較宗教学
巻号頁・発行日
pp.1-283, 2005-10-30

はじめに序章 「近代スピリチュアリズム」という事件――主題のスケッチ1章 比較宗教学と近代スピリチュアリズム――ミュラーとモーゼスのニアミス2章 <霊>という主語――『霊訓』の対話から3章 臨死体験が問いかけるもの――「マイヤーズ問題」の回帰4章 現代の輪廻神話――不可視の知性が語る倫理終章 近代スピリチュアリズムの帯域――神智学その他と対照して注あとがき初出一覧英文目次書誌データ筑波大学附属図書館リポジトリ版へのあとがき
著者
津城 寛文
雑誌
折口信夫の鎮魂論 : 研究史的位相と歌人の身体感覚
巻号頁・発行日
1990-09-29 (Released:2017-06-29)

はしがき 序章 折口鎮魂説の解明に向けて第Ⅰ部 研究史の中の折口鎮魂説 第一章 折口信夫の鎮魂説――その透明な理解のために 第二章 天皇霊の鎮魂――鎮魂説と言霊説の交差点 第三章 鎮魂の研究史――折口鎮魂説の前後左右 第四章 鎮魂の類型――霊魂捜査の諸技法第Ⅱ部 折口鎮魂論の発生 第五章 折口信夫の透過的身体協会感覚――折口鎮魂説と迢空短歌の発生基盤 第六章 折口信夫の叙景詩論と叙景的迢空短歌――透過的身体協会の癒やしを求めて 第七章 聴覚的想像力と水的治癒力――折口鎮魂説と迢空短歌の力動学 註 初出一覧 あとがき 書誌データ 筑波大学附属図書館リポジトリ版へのあとがき
著者
鎌田 東二 河合 俊雄 鶴岡 賀雄 棚次 正和 町田 宗鳳 津城 寛文 井上 松永 倉島 哲 篠原 資明 斎木 潤 乾 敏郎
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01 (Released:2013-05-15)

「身心変容技法」とは[身体と心の状態を当事者にとってよりよいと考えられる理想的な状態に切り替え変容・転換させる諸技法/ワザ]を指すが、本科研では祈り・祭り・元服・洗礼・灌頂などの伝統的宗教儀礼、種々の瞑想・イニシエーションや武道・武術・体術などの修行やスポーツのトレーニング、歌・合唱・ 舞踊などの芸術や芸能、治療・セラピー・ケア、教育プログラムなどの領域の領域で編み出され実践されてきた身心変容技法を文献・フィールド・臨床・実験の4手法によって総合的に研究し、その成果を研究年報『身心変容技法研究』(1~4号、2012~15年)にまとめ、国際シンポジウムと大荒行シンポジウムで総括し、社会発信した。