著者
田中 孝治
出版者
愛知大学経営総合科学研究所
雑誌
経営総合科学 (ISSN:09166432)
巻号頁・発行日
no.105, pp.23-53, 2016-02
著者
田中 孝治
出版者
愛知大学経営総合科学研究所
雑誌
経営総合科学 (ISSN:09166432)
巻号頁・発行日
no.96, pp.59-83, 2011-09
著者
田中 孝治 三輪 穂乃美 池田 満 堀 雅洋
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.11-25, 2019-08-31 (Released:2019-09-14)
参考文献数
51

本研究では,一般的な知識として適切な行動を問う知識課題と自身が実際に選択する行動を問う意図課題を用いて,大学生を対象に知識と行動意図の不一致について検討を加えた.実験1・2では,実験参加者が適切な知識を有しているにもかかわらず情報モラルに反する行動意図が形成されることが示された.実験1では,大学生のほうが高校生に比べて知識保有の割合は高く,適切な行動意図形成の割合が高かった.実験2では,計画的行動理論の要因(行動に対する態度,主観的規範,行動コントロール感)から検討を加えた.意図課題で遵守行動を選択した場合は,要因にかかわらず,肯定的に評価する行動を選択していることが示された.一方,不遵守行動を選択した場合は,要因ごとに異なる結果が得られた.態度については,遵守行動を肯定的に,不遵守行動を否定的に評価しており,行動コントロール感については,不遵守行動は容易であり,遵守行動は困難であると評価していることが示された.主観的規範については,遵守行動と不遵守行動を同等に評価していることが示された.
著者
田中 孝治 佐々木 駿作 池田 満 堀 雅洋
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第14回大会
巻号頁・発行日
pp.112, 2016 (Released:2016-10-17)

本研究では,自転車運転中の不安全行動の問題特性を明らかにするための足掛かりとして,一般的な知識として正しい行動を問う知識課題と自身が実際に選択する行動を問う意図課題の二種類の課題を用いて,自転車運転における知識と行動意図の不一致を定量化する(実験1)。さらに,定量化したデータから,不安全運転行動の意図形成について,時間的切迫感および不安全運転行動が引き起こす被害に対する関与(実験2),不安全運転行動の危険認知および安全運転行動のコスト認知の観点(実験1・2)から検討を加える。実験の結果,意図課題の方が知識課題よりも正答率が低く,知識と行動意図の不一致が示された。また,切迫感,コスト感,危険性の認知が,不安全運転行動の意図形成に影響を与えることが示された。さらに,自身が加害者となる可能性を提示された方が,被害者となる可能性が提示されるよりも不安全運転行動の意図が形成されることが示された。
著者
田中 孝治 加藤 隆
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.138-138, 2010

津波や土砂崩れのような予測が可能な自然災害の場合には,避難情報などによる避難誘導が重要な役割を果たす。しかし実際には,避難情報に従う住民が極めて少ないという事例が報告されている。このことから,住民に適切な意思決定と行動を促すことができる避難情報が必要であると考える。そこで本研究では,避難情報が避難準備情報,避難勧告,避難指示へと段階的に発令されることに着目し,避難情報の段階が一段引き上げられたことを明示することが,避難行動をとるべきか否かの判断にどの程度影響を及ぼすかについて検証を加えた。その結果,避難準備情報から避難勧告へ引き上げられたことが明示される方が,避難すると思われる住民の割合が多いことが示された。したがって,避難勧告などの避難情報を段階的に発令する場合には,避難情報の段階が引き上げられたことを明示し,避難行動をとるという意思決定を促すべきだと考える。
著者
鵜野 将年 田中 孝治 平木 英治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.411, pp.7-12, 2011-02-03

DC-DCコンバータやインバータ等の電力変換装置は動作周波数ならびに商用周波数に応じたリップル電流を発生する.燃料電池を電力変換装置と接続して使用する場合,燃料電池には平均直流電流にリップル成分が重畳した電流が流れるため,燃料電池の電位は高周波で変動することになる.固体高分子形燃料電池(PEMFC)の主な劣化要因の一つとしてPt/C触媒の電気化学的表面積(ESA)の低下が挙げられるが,この劣化モードは電位変動時に顕著に進行することが知られている.本稿では電力変換装置との相互作用により発生する高周波の電位変動がPEMFCのPt/C触媒劣化に及ぼす影響の定性的評価を目的とし,発電ならびに非発電状態のPEMFCを高周波の電位変動環境に晒し,ESAの劣化傾向を観察した.電位変動周波数が低周波の場合は顕著なESA劣化傾向を示す一方,100Hz以上の高周波域では直流条件時と同等の低い劣化率を示した.本稿で得られた知見は電力変換装置の動作周波数の決定ならびにリップル周波数を規制する際に有用になるものと期待できる.
著者
花田 英夫 岩田 隆浩 菊池 冬彦 劉 慶会 松本 晃治 浅利 一善 石川 利昭 石原 吉明 野田 寛大 鶴田 誠逸 Petrova Natalia Goossens Sander 原田 雄司 佐々木 晶 並木 則行 河野 裕介 岩館 健三郎 亀谷 收 寺家 孝明 柴田 克典 田村 良明 矢作 行弘 増井 亘 田中 孝治 前島 弘則 洪 暁瑜 平 勁松 艾力 玉〓甫 Ellingsen Simon Schlüter Wolfgang
出版者
The Geodetic Society of Japan
雑誌
測地学会誌 (ISSN:00380830)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.203-221, 2009-07-25
被引用文献数
5

The Japanese lunar explorer SELENE (KAGUYA), which has been launched on Sep. 14th, 2007, utilizes VLBI observations in lunar gravimetry investigations. This can particularly improve the accuracy of the low degree gravitational harmonics. Combination of ground based VLBI observations and Doppler measurements of the spacecrafts enable three dimensional orbit determinations and it can improve the knowledge of the gravity field near the limb. Differential VLBI Radio sources called VRAD experiment involves two on-board sub-satellites, Rstar (Okina) and Vstar (Ouna). These will be observed using differential VLBI to measure the trajectories of the satellites with the Japanese network named VERA (VLBI Exploration of Radio Astrometry) and an international VLBI network.<BR>Two new techniques, a multi-frequency VLBI method and the same-beam VLBI method, are used to precisely measure the angular distance between the two sub-satellite radio sources Okina and Ouna. The observations are at three frequencies in S-band, 2212, 2218 and 2287 MHz, and one in X-band, 8456 MHz. We have succeeded in making VLBI observations of Okina/Ouna with VERA and the international network, and have also succeeded in correlating of signals from Okina/Ouna, and obtained phase delays with an accuracy of several pico-seconds in S-band.
著者
田中 孝治 岡田 和智 各務 智子 吉田 真也 田口 実佳 山崎 太
出版者
日本花粉学会
雑誌
日本花粉学会会誌 (ISSN:03871851)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.13-16, 2005-06-30

13年間にわたり岐阜県大垣市で計測したスギ花粉飛散数と夏の気象から, 2005年のスギ花粉飛散数の予測を行った.1991年から2002年までの夏季期間から21期間を設定した.次に, これら期間における最高気温, 平均気温, 降水量, 日照時間の積算値を算出し, 翌年(1992年から2003年まで)のスギ花粉飛散数との間の相関の有無を調べた.次いで, これらの期間から相関係数が0.7以上の期間を抽出し, 予測に有効な指数回帰式を作成した.これに2003年の夏季気象因子のデータを代入することで, 2004年のスギ花粉飛散数を算出し, 実測値と比較して予測に有効な期間と気象因子を選び出した.その結果, 最高気温, 平均気温でそれぞれ1, 4期間であり, それらの期間で指数回帰式より求めた2005年のスギ花粉飛散数の予測値は1823.4〜4918.3個/cm^2/年であった(Table 3).これら5区分における予測値の相関係数, 2004年夏のスギの樹勢因子を考慮して, 2005年の予測値は, 7月6日から7月31日までの平均気温の積算値による予測値を採用するのが妥当で, 約4900個/cm^2/年と考えられる.

1 0 0 0 OA 薬草園を語る

著者
伊沢 一男 滝戸 道夫 田中 孝治 後藤 実 山崎 幹夫
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.713-718, 1977-09-01

古き薬学生にとって, 薬草園はさまざまな想い出の泉であった.四季折々の花や緑は試薬の臭気から逃れ出るひとときの憩いでもあった.今, 薬草園は学生にとって意外に遠い存在となりつつあるらしい.それにはそれなりの厳しい理由もある.しかし薬学教育の場から, あるいは研究の場から薬草園を無くしてしまった時に, 我々の受ける損失はまた大きいのではないかとも思われる.今日はそのことを考えていただきたい.