著者
鈴木 治郎
巻号頁・発行日
pp.1-7, 2012

Riemann予想の原論文である Bernhard Riemann Ueber die Anzahl der Primzahlen unter einer gegeben Grosse の日本語訳.訳者:鈴木治郎
著者
鈴木 治郎
出版者
一般社団法人 国際ICT利用研究機構
雑誌
国際ICT利用研究学会論文誌 (ISSN:24330205)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.102-110, 2017 (Released:2020-02-01)
参考文献数
22

012 年1 月に逝去された数学者の和田秀男氏は,計算機利用を整数論へと応用したわが国のパイオニアであり,同時に『数学セミナー』など一般誌への整数論への興味をかき立てる数々の文章でも知られている.そんな和田秀男氏の研究はフェルマーの最終定理の解明へも計算機応用で迫ろうとするものであった.そんな氏の数学研究の特徴を,筆者によるフェルマーの最終定理に関する発展も交えて概説する.
著者
鎌倉 慎治 越後 成志 鈴木 治 松井 桂子
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

種々のリン酸オクタカルシウム(OCP)・コラーゲン複合体(OCP/Col)を用いてその骨再生能について検討し、(1)OCP/Colは細胞の増殖や接着を促進し、(2)小型動物の埋入試験でOCPの含有量に依存して骨再生能が向上し、生じた新生骨の骨質は経時的に増強し、正常骨組織に匹敵する力学特性を示すこと、(3)大型動物での種々の埋入試験によってその十分な骨再生能を確認し、これら一連の成果によって世界初のOCP/Colを用いた臨床研究を実現するに到った。
著者
鈴木 治郎
出版者
一般社団法人 国際ICT利用研究機構
雑誌
国際ICT利用研究学会研究会研究論文誌 (ISSN:24339997)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.6-9, 2018 (Released:2020-02-01)
参考文献数
6

都道府県別平均寿命において長野県は,2010 年国勢調査では男女とも1 位,2015年調査でも男性2 位,女性1 位であることなどから「長寿県」と呼ばれる都道府県の一つになっている.「高齢化先進国」日本においては,長野県に限らず,長寿要因が何かと話題になることは多くなっている.ここでは長野県が長寿県であるかどうか自体に疑問の目を向ける.高齢者が今後何年の余命をもつかの指標である平均余命を通じて,とくに長野県が他県と比べて長寿と言えるだけのデータを示しているのかを検証する.
著者
鈴木 治 井上 幹夫
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.34-39, 2000

&nbsp;&nbsp;The previous study has shown that stainless steel surfaces on piping could greatly be subject to rouging during the operation of high-purity water systems (Suzuki O <i>et al.</i>: Pharm Tech <b>22</b>: 66-82, 1998). The follow-up study has hereupon been carried on to fed out what will potentially develop into such rouging on stainless steel, because the fouling-like rouging has always been an anxious matter to pharmaceutical engineers. The name of rouging is now given to a corrosive discoloration developed with various contaminants in the high-purity water treatment process, which will also occur in WFI (Water for Injection) systems or pure steam generators. Stainless steel elbow-piping sections, which surfaces were finished at such a high mill finish as mechanical polish and electropolish, were exposed to pure steam generated at 2 kg/cm<sup>2</sup>-g. The steam was also fed into the near-horizontal piping section not stagnant with distillate and the intentionally arranged section stagnant with distillate for 30 days. The inner surface after pure steam fed was visually inspected and analyzed by a physical technique of Auger electron spectroscopy so that rouging discoloration was detected to be mostly due to its surface oxidization of stainless steel. The oxidization is divided into two groups: namely, (1) reddish discoloration results from the vapor attack, and (2) blackish discoloration comes from long contact with condensate on stainless steel surfaces. The latter discoloration is further divided into two types in the chemical respect; namely, with carbon and without carbon. Although these kinds of discoloration may provide no deterioration for water quality because of very low solubility of metal oxides, a further study of this rouging mechanism should be made to acquire clear grounds for the final conclusion.<br>
著者
鈴木 治 井上 幹夫
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.34-39, 2000 (Released:2006-08-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1

The previous study has shown that stainless steel surfaces on piping could greatly be subject to rouging during the operation of high-purity water systems (Suzuki O et al.: Pharm Tech 22: 66-82, 1998). The follow-up study has hereupon been carried on to fed out what will potentially develop into such rouging on stainless steel, because the fouling-like rouging has always been an anxious matter to pharmaceutical engineers. The name of rouging is now given to a corrosive discoloration developed with various contaminants in the high-purity water treatment process, which will also occur in WFI (Water for Injection) systems or pure steam generators. Stainless steel elbow-piping sections, which surfaces were finished at such a high mill finish as mechanical polish and electropolish, were exposed to pure steam generated at 2 kg/cm2-g. The steam was also fed into the near-horizontal piping section not stagnant with distillate and the intentionally arranged section stagnant with distillate for 30 days. The inner surface after pure steam fed was visually inspected and analyzed by a physical technique of Auger electron spectroscopy so that rouging discoloration was detected to be mostly due to its surface oxidization of stainless steel. The oxidization is divided into two groups: namely, (1) reddish discoloration results from the vapor attack, and (2) blackish discoloration comes from long contact with condensate on stainless steel surfaces. The latter discoloration is further divided into two types in the chemical respect; namely, with carbon and without carbon. Although these kinds of discoloration may provide no deterioration for water quality because of very low solubility of metal oxides, a further study of this rouging mechanism should be made to acquire clear grounds for the final conclusion.

1 0 0 0 五季 : 歌集

著者
鈴木治子等著
出版者
古今社
巻号頁・発行日
1959
著者
鈴木 治 山野 紳二郎 小西 裕和 海野 洋 猪俣 誠
出版者
公益社団法人石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.207-213, 2002-07-01 (Released:2008-10-15)
参考文献数
20

Vacuum distillation unit (VDU) など, 残さ油の処理装置における加熱炉のコーキングでは, 油の安定性がその促進要因の一つであると考えられている。油安定性からコーク付着を予測する手法を確立するための第1段階の研究として, この論文では, 小型実験装置を用いた実験によって, 中東系常圧残さ油のアスファルテン凝集と加熱炉管のコーク付着傾向との関連を調べた。実験ではVDUの深絞りの領域となる450°C程度までの流体出口温度が達成されるように試験片を加熱して原料油を供給し, コーク付着速度と原料油ならびに通油後の油の性状を測定した。コーク付着に関しては, SUS304ステンレス鋼と, 比較のために加熱炉管材質として採用されているクロムモリブデン鋼 (5Cr-1/2Moあるいは9Cr-1Mo) も検討した。コーク付着速度は材質によらず試験片の加熱温度とともに指数関数的に増加した。材質間の付着速度はクロムモリブデン鋼よりもステンレス鋼の方が幾分抑制される結果となった。アスファルテンの凝集性の評価は, Heithaus 法に準じ, P値を測定することによって行った。P値はその値が小さいほど油が不安定であり, アスファルテンが凝集してコーク前駆体を形成しやすいことを示す。この油の安定性の評価では, 通油後の油のP値が流体出口温度とともに逆に大きくなることが示された。通油後の油におけるP値の増加は, コーク付着によって流体から不安定なコーク前駆体が除去され, 油が安定化したために生じた変化と考えられる。以上の結果は, 原料油と通油後の油のP値およびコーク付着傾向の評価が加熱炉管のコーク付着の指標として利用できる可能性を示している。
著者
鈴木 治
出版者
独立行政法人医薬基盤研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

生物資源保存の重要性が指摘されているが,実験用齧歯類として重要なシリアンハムスター,スナネズミ,モルモットなどは胚・精子凍結保存が完備されていない。そこで卵巣を凍結保存することによる系統保存法の確立を試みた。シリアンハムスターではガラス化保存卵巣由来の産仔が得られたが,スナネズミとモルモットについては産仔が得られなかった。それらの動物種では移植免疫や手術手技を考慮する必要があると思われた。
著者
鈴木 治
出版者
鳥羽商船高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、アナログ放送にかわるデジタル放送を船舶で受信し、船舶でも家庭用の受信装置と市販のアンテナでハイビジョン放送が受信可能であることを確認した。日本のデジタル放送は、十分な電界強度を得られれば、陸上と同じ画質を得られることがわかった。しかし、既存の無指向性アンテナを使用する場合、アナログ放送に比べると、受信可能範囲が狭く、本研究で開発した受信系のシステムが必要となることがわかった。
著者
安田 明生 鈴木 治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.97, no.554, pp.17-24, 1998-02-20

船舶の運航に人工衛星は無くてはならないものになってきている。GMDSSは特殊な通信技術を廃し、衛星通信を駆使して簡単な操作で必要な通信が可能となる。遭難時には効率の良い救難体制が準備される。また衛星を使ったテレビ放送のサービスエリアは海上に広く及んでおり、筆者らはこれらを船上の受信するシステムの開発を続けてきた。その装置を世界の静止気象衛星の受信に適用した。また、日本の静止衛星を使った測位システムに関する研究を続けておりこれらについて紹介した。船舶では測位にGPSが導入されているが、さらに高精度の測位が可能とする中波ビーコンDGPS補正データ放送の精度評価、RTK-GPSを使った船舶の三次元姿勢測定についても紹介した。