著者
佐藤 晋也 飯田 勝彦 高橋 憲正 菅谷 啓之 酒井 大輔 三枝 奨
出版者
一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
雑誌
日本アスレティックトレーニング学会誌 (ISSN:24326623)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.159-163, 2020-04-30 (Released:2020-06-05)
参考文献数
13

本研究は僧帽筋下部に対して実践している筋力トレーニングの筋電図解析を行い,トレーニングの比較・検討を行うことを目的とした.対象は健常男性9名で,僧帽筋下部に対するトレーニング3種目(エクササイズ「Y」・「A」・「U」)を実施し,僧帽筋上部・中部・下部・三角筋後部の筋活動の%MVCの比較を行った.「Y」は「U」・「A」よりもすべての筋において有意に高い筋活動を示し,「U」は「A」よりもすべての筋において有意に高い筋活動を示した.以上の結果から「Y」は僧帽筋下部の強化に最も期待ができると考えられ,「U」は胸椎の伸展可動性を引き出しながら僧帽筋下部の強化を行う場合有効なトレーニングと考える.
著者
砂原 悟 金 勇 飯田 勝吉
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.122, no.306, pp.99-100, 2022-12-05

DNS の通信においてプライバシー情報の保護の重要性が高まっている.現在標準化されている DNS over TLS (DoT) や DNS over HTTPS (DoH) の規格では,DNS の通信を暗号化することによって改ざんや直接漏洩を防ぐことは可能であるが,DNS の通信を暗号化したとしても通信ヘッダの送信元 IP アドレスと送信先 IP アドレスまで隠蔽することはできない.そのため,たとえ DNS の通信が暗号化されていたとしても,送信元のクライアントがどのようなサイトに興味を持っているのかを推測できる可能性がある.本研究では,クライアントから権威 DNS サーバ間の DNS 通信の匿名性を維持し,照会されたドメイン名の推測リスクを軽減させるための手法の提案と手法の検証結果について紹介する.
著者
飯田 勝吉
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.117, no.187, pp.25-30, 2017-08-21

現在、ETSI MEC, Open Edge Computing Initiative, Open Fog Consortiumなどでエッジコンピューティングに関する研究開発が盛んにおこなわれている。本稿ではその最新動向と、今後の研究開発課題を紹介する。
著者
玉木 和鷹 高井 昌彰 飯田 勝吉 高井 那美
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.27-28, 2021-03-04

拡張現実において形状変化する3次元物体を認識対象とする場合,対象物体の形状を取得し,その変化を実時間で追跡する必要がある.本研究では立体形状の変化に焦点を当て,深度画像を用いて3次元物体の形状変化を追跡するシステムを実現する.本システムでは対象物の初期形状データを予め作成しておき,そのデータを撮影フレームごとに取得される形状データと照らし合わせ,更新を繰り返すことで立体形状変化の追跡を実現する.立体形状の取得には現在普及の進む一般的な深度カメラを用い,深度画像を点群データに変換した後,立体形状データを再構築する.応用システムとしてAR化石発掘アプリを開発した.
著者
小幡 和男 飯田 勝明 矢野 徳也
出版者
森林文化協会
雑誌
森林文化研究 (ISSN:03892166)
巻号頁・発行日
no.17, pp.133-143, 1996-12
被引用文献数
4
著者
伊東 元 岩崎 富子 山田 道廣 矢崎 潔 田中 繁 飯田 勝
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
臨床理学療法 (ISSN:02870827)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.23-36, 1976-10-31 (Released:2018-07-25)
被引用文献数
1

The electormyographic study of right latissimus dorsi muscle was performed in 19 men (10 healthy and 9 paraplegic) with the surface electrodes to clarify the functional difference of the 6 parts of the muscle.   The 26 kinds of movements were employed for the experiments as followed; extension, adduction and internal rotation of the shoulder joint, lateral tilting of the pelvis, push up exercise and transfer (wheelchair-bed), etc….   The location of the electrodes on each part of the muscle was determined with the anatomical remarks.   The electromyographic signals were processed through the rectifying and smoothing net work for the quantitative study and compared after standerization.   It was found that two parts, namely upper and lower part of latissimus dorsi muscle have apparent functional difference each other; the former showed marked activities in hyper extension, the latter in lateral tilting of the pelvis; and it was also found that the characteristics of activities were similar on the healthy and the paraplegic subjects.
著者
為近 智行 奥田 剛 飯田 勝吉 門林 雄基 山口 英
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.689, pp.167-170, 2004-02-26

本研究は非同期通信環境下における電子現金の個人間送金手法を提案する.非同期通信環境下での個人間送金を可能にすることで,送信者と受信者がそれぞれ都合のよい時間に送金の操作を行うことが可能となる.しかしその実現には,通砂防報が不着の場合や盗聴,改ざんされた場合のセキュリティ問題を解決する必要がある.これらの問題に対し提案方式では公関鍵暗号方式を用い、時間に依存する取引識別番号で取引順序を管理し,送信者と受信者の間にサーバを挟んだ3者闇取引とすることで解決を図る.最後に提案手法が上記の問題を解決できることを定性的に示す.
著者
西山 尚志 樫原 茂 飯田 勝吉 山口 英
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.691, pp.71-76, 2003-02-27
被引用文献数
1

近年,インターネットの普及とプロードバンド化に伴い,映像や音声を転送する実時間通信が増加している.実時間通信時に経路障害が発生し,実時間性が損なわれる事は重要な問題である.本稿では,この対策としてマルチホームが有効であると考え,マルチホームを実現可能なSCTP(Stream Control Transmission Protocol)に注目する. SCTPでは転送を行うパスをプライマリパスと呼ぶ.このプライマリパスは,ネットワークの状況を考慮せず決定され,変更もできない.さらに,経路の切り替え基準や切り替え時間も問題となる.そこで,本稿ではこれらの問題点とその影響を明らかにし,拡張したHEARTBEAT機能を用いた,SCTPにおける実時間通信むけプライマリパス選択手法を提案する.さらに,提案手法の有効性をシミュレーションを用いて評価,考察する.
著者
飯田 勝吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IA, インターネットアーキテクチャ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.309, pp.13-18, 2006-10-16
被引用文献数
3

東京工業大学(以下東工大)では、先進的な研究、教育環境を実現するための情報通信基盤(Information Communication and Technology: ICT) infrasturctureを整備している。その大きな3つの柱は、共通コンピューティング資源としてのスパコン・グリッドTSUBAME、ネットワークアクセス環境としてのキャンパス無線LAN、そして、キャンパス共通認証・認可システムがある。本稿では東工大の情報通信基盤の3つの柱を紹介し、その後キャンパス共通認証・認可システムを紹介する。キャンパス共通認証・認可システムは、キャンパス共通個人情報ディレクトリシステム(LDAPサーバ)、ウェブシングルサインオンシステム等から構成されるもので、東工大の在籍者に特別な手続きを強いることなく、東工大に在籍するだけで利用可能となる情報システムのアカウント(ICカード)を提供する。当該システムの特徴は、利便性、セキュリティ、管理性などを考慮にいれて設計されたことであり、2006年4月から運用を開始した。当該システムの設計理念や各種課題を克服するためのシステム設計等について説明する。