著者
高橋 健一郎
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2023-04-01

1900~10年代のロシア文化においては形而上的音楽論が隆盛を極め、亡命文化においても音楽思想は重要であった。本研究はその中でこれまで十分に解明されていないエミリィとニコライ二人のメトネル兄弟の音楽思想を研究対象とし、1900~1910年代、そして亡命後まで跡付け、その内容を他の思想家や文化人の活動や思想との関連で意味づけることを目的とする。それによって、ロシア象徴主義やイヴァン・イリインの思想を始めとする芸術思想の諸問題やロシア文化のナショナル・アイデンティティの問題を再考し、さらにエミリィが深く関わったユング心理学がロシア文化に与えた影響等についても新たな知見がもたらされると期待される。
著者
高橋 健彦
出版者
一般社団法人 電気設備学会
雑誌
電気設備学会誌 (ISSN:09100350)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.325-329, 2006-05-10 (Released:2015-06-05)
参考文献数
8
被引用文献数
1
著者
松井 昂介 尹 漢勝 八木田 健司 西山 明 山梨 啓友 高橋 健介 有吉 紅也
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.95, no.6, pp.407-412, 2021-11-20 (Released:2022-01-28)
参考文献数
20

Balamuthia mandrillaris is one of the free-living amoebae that causes potentially fatal cutaneous and central nervous system infection. Both the diagnosis and treatment are challenging, especially when the central nervous system is involved. Herein, we report a case of granulomatous amoebic encephalitis caused by B. mandrillaris, in a patient who presented with subcutaneous lesions. A 55-year-old patient with a history of ANCA-associated vasculitis who was on maintenance dialysis was referred to our hospital for investigation and treatment of an intracranial lesion. He had had multiple subcutaneous nodules for nine months before the referral, which had been histopathologically diagnosed about a month prior to the referral as granulomatosis with polyangiitis. Brain MRI showed a space-occupying lesion with surrounding edema in the left occipital lobe. Brain biopsy was performed, and the histopathological diagnosis was epithelioid cell granuloma; no pathogen could be identified. Suspecting either deterioration of granulomatosis with polyangiitis or infection, the patient was started on treatment with a corticosteroid and several antibiotics, antifungal, and antiprotozoal agents. However, the intracranial lesion continued to progress despite all the treatment, and the patient died on the 33rd hospital day. Further investigation at the National Institute of Infectious Diseases revealed B. mandrillaris infection in both the subcutaneous and intracranial lesions. From our experience of this case, we suggest that B. mandrillaris infection be included in the differential diagnosis in patients presenting with cutaneous granulomatous lesions of unknown cause; early diagnosis, before the amoeba invades the central nervous system, is of critical importance.
著者
高橋 健一
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.43-62, 1975-01-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
25
被引用文献数
13 6

日南海岸青島の波蝕棚表面にみられる「波状岩」あるいは「鬼の洗濯板」とよぼれる波状起伏は,潮間帯の上半部にあって,その峰部は砂岩層,谷部は主に泥岩層からなる.調査地域における両岩石の最も主要な力学的侵蝕過程は,砂岩では,日射に関連した風化による表層部の強度低下を介した波浪や風による摩耗侵蝕であり,泥岩では,表層部の乾湿破砕で分離した小岩片の波浪による除去である.これらの過程の侵蝕基準面は,それぞれの風化過程の基準面に対応して,砂岩では平均高潮位付近にあり,泥岩では平均海面の少し下方にある.また,潮間帯における侵蝕速度は,泥岩の方が砂岩よりもはるかに大きい.このため,泥岩は砂岩よりも急速にかつ低い水準まで侵蝕され,潮間帯の上半部に波状起伏が形成された.なお,波状起伏の峰は,重力侵蝕によって低下するため,その突出程度は,砂岩層に発達する節理の間隔によって制約されている.
著者
大西 康貴 日浅 芳一 村上 尚嗣 中川 貴文 當別當 洋平 陳 博敏 宮崎 晋一郎 馬原 啓太郎 小倉 理代 宮島 等 弓場 健一郎 高橋 健文 岸 宏一 細川 忍 大谷 龍治
出版者
徳島赤十字病院
雑誌
徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal (ISSN:13469878)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.43-46, 2009-03-25

症例1は46歳女性.2007年10月に2回,食事中に失神発作があった.近医でのホルター心電図にて,最大で6.5秒間の心停止を伴う発作性房室ブロックが確認された.当院入院中にも夕食時に一致して4.5秒の発作性房室ブロックによる心停止がみられた.心エコーなどその他の画像検査でも異常は認められなかった.以上から,失神発作の原因は嚥下性失神によるものと考え,永久ペースメーカー植え込み術を行った.術後,失神の再発は認めていない.症例2は,74歳男性.10年前より年に2,3回,固い物を飲み込んだときにボーっとすることがあった.2008年4月,食事中に意識消失発作があり,近医でのホルター心電図にて,食事中に最大6.3秒間の心停止を伴う高度房室ブロックが認められた.現在,永久ペースメーカー植え込み術を勧めているところである.
著者
高橋 健 原 武志 吉川 武志 下村 順子 鶴見 寿 山田 鉄也 冨田 栄一 森脇 久隆
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.46, no.9, pp.1055-1059, 2005 (Released:2009-07-28)
参考文献数
15

症例は51歳男性。平成12年8月両側頚部リンパ節腫大を主訴に受診。右頚部リンパ節生検にてt(14;18)(q32;q21)を有する濾胞性リンパ腫(Grade 2)(臨床病期IIIA)と診断された。当初無治療にて経過観察されていたが,6カ月後,骨盤内リンパ節腫脹に伴う水腎症を合併したため当科入院となった。CHOP療法4コースに加え,40Gyの放射線療法を施行し部分寛解を得た。治療開始後4カ月にてnumb chin syndromeを呈し,骨髄穿刺にてt(14;18)に加えてt(8;22)(q24;q11)を含む複雑核型を有するBurkitt型形質転換が確認された。急性リンパ性白血病に準じて救援療法を施行するも早期に再燃し,平成13年9月7日死亡した。濾胞性リンパ腫からの早期のBurkitt型形質転換は稀と考えられた。
著者
高橋 健人 平原 裕行 ロクサン アラ ヘメル
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
流体工学部門講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

<p>Underwater micro shock wave generated from metal surface by irradiation of single pulse laser has been investigated and observed with shadowgraph method. In order to produce underwater micro shock wave, flat and concave glasses coated with 100 nm thick titanium have been used. In this experiment, we used relatively low laser intensity, ranged from 0 to 200 GW/m<sup>2</sup> and shock wave was generated due to photo-acoustic effect in metal induced by laser irradiation. Shock wave was focused immediately using concave surface and we confirmed the focusing effect by optical observation and pressure measurement. The strength of shock wave from concave surface has attained approximately twice of flat one.</p>
著者
大谷 龍治 當別當 洋平 米田 浩平 泉 智子 安岡 辰雄 宮島 等 小倉 理代 弓場 健一郎 高橋 健文 細川 忍 岸 宏一 日浅 芳一
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.657-663, 2016 (Released:2017-06-15)
参考文献数
20

症例は60歳, 男性. 2015年4月, 夜間嘔吐後に心肺停止状態となり, 救急要請された. 救急隊到着時は心室細動 (ventricular fibrillation ; VF) で, 自動体外式除細動器 (automated external defibrillator ; AED) にて除細動後, 自己心拍が再開し当院に搬送された. 来院時, 心電図にJ波はみられず, 下・側壁誘導にST低下を認めたものの心臓超音波検査で壁運動異常はみられなかった. 意識レベルの低下が遷延しており, 呼吸状態も不安定なため, 鎮静・気管内挿管下に低体温療法を開始した. 治療開始30分後からVFを生じ, 体温が35°C以下に低下後は電気的ストームとなった. 抗不整脈薬による抑制効果はなく電気的除細動を繰り返した. 12誘導心電図を再検したところ, 初診時には認めなかったJ波が広範な誘導に出現しており, 低体温によって顕性化したものと判断した. 低体温療法を中止し, イソプロテレノールの持続静注を開始したところ, 速やかにJ波は消失し, VFの抑制が得られた. 体温が正常化後は, イソプロテレノールを中止してもJ波は出現せず, 以後VFを生じることはなかった. 心肺蘇生後症例の低体温療法時には, J波が顕性化してVFを生じる症例があることに注意すべきと思われた.
著者
高橋健自編
出版者
考古學會
巻号頁・発行日
1910
著者
高橋健自著
出版者
聚精堂書店
巻号頁・発行日
1929
著者
高橋健自編
出版者
誠之堂書店
巻号頁・発行日
1900
著者
高橋健自著
出版者
思文閣
巻号頁・発行日
1975
著者
高橋健自著
出版者
冨山房
巻号頁・発行日
1911
著者
高橋健自著
出版者
大岡山書店
巻号頁・発行日
1927