著者
高橋 慧智 伊達 進 Khureltulga Dashdavaa 木戸 善之 下條 真司
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:21888795)
巻号頁・発行日
vol.2016-OS-137, no.13, pp.1-6, 2016-05-23

われわれは,ネットワーク内のパケットフローを動的に制御可能とする SDN に着眼し,並列分散プロセス間通信ライブラリ MPI の通信性能向上を目的とし,SDN-MPI の研究開発を推進してきた.SDN-MPI のプロトタイプ実装を通じて,本研究では,個別の MPI 関数を単独で実行した際の通信時間の短縮を実証した.しかし,これまでの実装は,MPI の個別の集団通信の高速化を実現するに留まっており,複数の集団通信が駆使された実際の MPI アプリケーションへの応用のためには,アプリケーションが呼び出す MPI 関数相互結合網の制御を連動・連携して行う仕組みが必要不可欠である.本稿では,そのような問題点に着眼し,われわれが開発してきた MPI 通信パターンに基づく SDN 制御を高速化するカーネルモジュールについて報告する.
著者
高橋 徹
出版者
山形大学
雑誌
山形大学史学論集 (ISSN:03898334)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.49-72, 1995-02-17
著者
高橋 清
出版者
学校法人 天満学園 太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.67-71, 2010 (Released:2017-05-10)

本研究は、2008年3月に行われたJBLプレイオフ・ファイナルの4試合を対象とし,バスケットボールの試合においてリバウンドの獲得本数が試合の勝敗にどのような影響を及ぼすのかを,オフェンスリバウンド,ディフェンスリバウンドについてそれぞれ比較し,分析を試みたものである。その結果,オフェンスリバウンドは獲得本数の優劣が,試合の勝敗に直接関係するのではなく,獲得したオフェンスリバウンドを得点に結びつけた割合が高値の試合において,試合の勝敗に多大な影響を及ぼすことが認められた。ディフェンスリバウンドにおいては,両チームのインサイドでプレイする選手にリバウンドにおける技術の優れた選手が存在し,自チームのディフェンスリバウンドを確実に獲得した結果,ディフェンスリバウンドの重要性は再認識することができたが,獲得本数による優位差は認められず,試合の勝敗に及ぼす要因に至らなかった。
著者
細谷 和輝 高橋 一成 大家 渓 岩森 暁
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.862, pp.17-00561, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
20
被引用文献数
2

Surface modification of polystyrene (PS) dish used as a cell culture substrate is an indispensable strategy to enhance cell adhesion. In general, plasma treatment is employed to enhance the hydrophilic nature on the PS dish surface, and sterilization treatment of the PS dish is performed after the plasma treatment. We reported on a simultaneous process of surface modification and sterilization on the PS dish in a sterilization bag by using active oxygen species (AOS) generated via ultraviolet (UV) lamps, whose wavelength are 185 and 254 nm respectively. Herein, we attempt to investigate the dependency of the distance between UV lamp and PS dish on the surface modification by using the AOS. After exposure of AOS, the oxygen content of the PS dish was increased, whereas the water contact angle was decreased along with the decrement of the distance between PS dish and UV lamp owing to increase in the AOS concentration. Cell adhesion was also enhanced with decrease of the distance between PS dish and UV lamp compared with untreated PS. Especially, chemical states such as atomic concentration and chemical bonding affect cell adhesion rather than the surface wettability. Illumination of the UV lamps and AOS concentration at the PS dish surface affects the resultant cell adhesion.
著者
矢田 和也 出口 潤子 高橋 順一
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.129-136, 2017-01-25 (Released:2017-01-27)
参考文献数
4

本研究においては,ブラジャーを対象に,CAE技術を用いた商品設計技術を構築することによ,商品機能の発現の原理解明を行い,既存の設計技術では両立が困難であった「防振性」と「快のトレードオフの関係を解決し,着用快適性の高いブラジャーの開発検討を行った. 人体及びブラジャーの3次元有限要素モデルを構築し,着用シミュレーションを行い,仮想的に験を繰り返すことで,着圧の上昇を抑えつつも,高い防振性を有する最適な商品構造を導く可能なことを明らかにした.また,シミュレーション結果と実際の着用試験による結果の比り,高い整合性も見られたことから,CAE技術による商品設計技術の有用性も明らかにすができた.