- 著者
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高橋 清
- 出版者
- 学校法人 天満学園 太成学院大学
- 雑誌
- 太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
- 巻号頁・発行日
- vol.12, pp.67-71, 2010 (Released:2017-05-10)
本研究は、2008年3月に行われたJBLプレイオフ・ファイナルの4試合を対象とし,バスケットボールの試合においてリバウンドの獲得本数が試合の勝敗にどのような影響を及ぼすのかを,オフェンスリバウンド,ディフェンスリバウンドについてそれぞれ比較し,分析を試みたものである。その結果,オフェンスリバウンドは獲得本数の優劣が,試合の勝敗に直接関係するのではなく,獲得したオフェンスリバウンドを得点に結びつけた割合が高値の試合において,試合の勝敗に多大な影響を及ぼすことが認められた。ディフェンスリバウンドにおいては,両チームのインサイドでプレイする選手にリバウンドにおける技術の優れた選手が存在し,自チームのディフェンスリバウンドを確実に獲得した結果,ディフェンスリバウンドの重要性は再認識することができたが,獲得本数による優位差は認められず,試合の勝敗に及ぼす要因に至らなかった。