著者
海見 悦子 高橋 栄二 橋口 大介 藤原 和弘
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
資源と素材 (ISSN:09161740)
巻号頁・発行日
vol.122, no.1, pp.1-11, 2006 (Released:2007-02-24)
参考文献数
41

Recently, many and various microbial products appear on the market. However, almost all of them could not have sufficient effects. The expectation of users to microbial products is rising up. It is because of the directions for the environmental friendly and sustainable industrial activity. In addition, it is expected that the development of genetic engineering can make the possibility for the practical use of potential ability of microbes which is still not known.There are two major problems in practical use of microbial products. First, the transplanting of microbes into the target environment is not easy. Because, many indigenous microbes are inhabit in the industrial field and they doesn't allow introduced microbe(s) to be dominant in the field. Moreover, the environment of target fields is very fickle for introduced microbes. Second, the insufficient information of products promotes the misunderstanding to the users for the effect of the products.To the practical use of microbial products in the industrial fields, the researches and developments of reliable and effective products are required. Thereby, the preparations of special feeding and habitat are important for introduced microbes. Moreover, the analyses of microbes transplanted in the industrial fields are important to guarantee both the quality of the products and the correct information to users.The purpose of this communication is the clarification of present challenge for the practical use of microbial products in the industrial fields. Then, this communication suggests the several ways for the research and development of reliable microbial products and useful analytical methods for microbial community by genetic engineering.
著者
高橋 康次郎 吉沢 淑
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.14-20, 1986-01-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
7

酒質の多様化や製造コストの逓減をはかるため, 承認規準の特例取扱いが認められ, これに伴う試験醸造が本酒造期行われることとなった。すなわち原料白米の一部に施行令第二条に掲名されている穀類, でん粉やこれらのこうじが清酒の原料として使用できることとなった。そこで新たに使用できる原料の品質, 製造工程と製成酒への影響を検討した結果について解説していただいた。
著者
高橋節夫 編
出版者
小島忠国
巻号頁・発行日
1891
著者
劉 欣欣 池田 大樹 小山 冬樹 脇坂 佳子 高橋 正也
出版者
独立行政法人 労働安全衛生総合研究所
雑誌
労働安全衛生研究 (ISSN:18826822)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.47-50, 2018-02-28 (Released:2018-02-28)
参考文献数
20

長時間労働は様々な心身不調と関連し,特に脳・心臓疾患の発症リスクを増大させることが知られている.国内では,過重労働(特に長時間労働)によって脳・心臓疾患を発症したとする労災認定件数,いわゆる過労死等の認定件数は年間250件から300件程度で推移し,明らかな減少傾向は認められていない1).長時間労働による心血管系負担の軽減策を検討・提案することは,労働者の健康維持,さらには過労死の予防に極めて重要である.本研究では,長時間労働を模した実験室での被験者実験により,血圧を維持するための心臓と血管系の反応(背景血行動態反応)について検討した.本稿では,その実験結果の一部である血行動態反応の個人差について紹介し,心血管系負担の軽減策を検討するための資料提供を目的とした.
著者
高橋 典嗣 山崎 良雄 庄司 涼 鈴木 愛理 吉川 真
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.35, pp.281-282, 2011

科学衛星「はやふさ」の成果は、地球帰還後に多くの人々に知られ、社会から賞賛されるようになった。その人気は何なのか、どのような人々が支えているのか、はやぶさ地球帰還1周年記念講演会の参加者から、その動向をさぐることにした。
著者
高橋 暁子 市川 尚 阿部 昭博 鈴木 克明
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.31, no.Suppl., pp.25-28, 2008-02-10 (Released:2016-08-04)
参考文献数
6
被引用文献数
1

本研究では,自己管理学習スキルのうち,とくに学習内容の選択の支援を目的に,課題分析図を見ながら学習項目の選択ができるeラーニングシステムを開発した.学習項目を選択するインタフェースとして課題分析図を用いることで,学習者が習得状況を直感的に把握し,構造の上下関係に基づいて学習項目の選択を行うことを目指した.事前テストと事後テスト機能においては,課題分析図の構造による出題制御を行った.形成的評価の結果,習得状況を直感的に把握することに関して有用性が示唆されたものの,実際に構造の上下関係に基づいて学習項目を選択するかは学習者によって異なることがわかった.
著者
高橋 信行 香月 収
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌 (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1981, no.4, pp.486-493, 1981-04-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
37
被引用文献数
4

水処理の観点に立ってオゾンの水溶液中での特性を把握するため,溶解度,自己分解反応および物質移動におよ峰す温度およびpHの影響を温度286.5~298.OK,PH3.1~9.0の問で検討した。送入オゾン濃度と平衡オゾン濃度の問には比例関係が成立し,その比例定数(見かけの分配係数)は温度およびpHが高くなるにつれて減少した。自己分解反応を1.0次から2.0次の間で検討したところ,1.0次反応と仮定した場合にもっとも良好に実験データを説明することができ,その分解速度定数は温度およびpHが高くなるにつれで増大し,中性からアル力リ性にかけてその傾向はとくに顕著であった。総括物質移動係数は温度およびpHのほかに送気量によっても影響を受け,気泡相互の干渉により送気量が増加するほど減少し,拡散係数の増加により温度が高くなるほど増加し,またpHが低くなるにつれ増加した。真の分配係数およびHenry定数はオゾンの自己分解を考慮に入れ見かけの分配係数から計算することができ,これらの値は従来示されてきた値と良好な一致を示すことがわかった。
著者
鈴木 邦治 藤川 謙次 岸田 修 高橋 健作 村井 正大 鈴木 直人 前野 正夫 大塚 吉兵衛 鈴木 貫太郎
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.101-109, 1991-03-28
被引用文献数
12

ヒトの歯槽骨に由来する骨芽細胞様細胞の特性を調べるために,歯槽骨片をコラゲナーゼ処理した後に増殖してくる細胞群(E-AB)と,無処理の骨片から増殖してくる細胞群(N-AB)とに分け,両細胞群の細胞特性を比較検討した。細胞数当りのアルカリホスファターゼ活性値は,E-ABの方がN-ABの約7倍高い値を示した。一方,両細胞群の酸性ホスファターゼ活性値は同程度の値であり,N-ABのアルカリホスファターゼ活性値の50%以下の値を示した。また,酒石酸耐性酸性ホスファターゼ活性値は,両細胞群共に酸性ホスファターゼ活性値の約25%程度であった。両細胞群が合成・分泌するタンパク質を^<14>C-proline標識して比較すると,分子量200K以上およびプロコラーゲン・コラーゲンの分子領域に取り込みの多いタンパク質を認めたが,28Kおよび34K付近のバンドはE-ABの方が明瞭であった。マトリックス層にはその他に40〜50K領域に数種のバンドを認めた。
著者
高橋 淳
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.1009-1012, 2013-11-01 (Released:2013-11-29)
参考文献数
10
被引用文献数
4 2

パーキンソン病に対しては1980年代の後半から胎児中脳腹側細胞の移植がおこなわれ一定の効果がみられているが,倫理的問題に加え移植細胞の量的,質的問題があり一般的な治療にはなっていない.これらの問題を解決するために幹細胞とりわけES, iPS細胞をもちいた移植治療に期待が寄せられている.分化誘導技術が発達し,ヒトES, iPS細胞から効率的に中脳ドパミン神経細胞が誘導できるようになった.さらには選別技術も開発されつつある.ラットや霊長類モデルへの移植では行動改善が観察されており,臨床での効果も期待される.あとは安全性を厳しく検証すること,万が一腫瘍化がおこったときの対策を立てることが重要になるであろう.
著者
井上 聡史 高橋 巧也 久米村 百子 石橋 和徳 藤田 博之 橋口 原 年吉 洋
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. E, センサ・マイクロマシン部門誌 (ISSN:13418939)
巻号頁・発行日
vol.137, no.6, pp.152-158, 2017

<p>In this paper, we report on a proof-of-concept level energy harvester device that could earn electric power of 0.093 µW/cm<sup>2</sup> by the fluidic motion in a PDMS (polydimethylsiloxane) micro fluidic channel placed on a silicon substrate with built-in permanent electrical charges or so-called electrets. Targeting implantable medical devices such as respiratory pace-maker, the heart beat or aspiration is thought to be the source of motion as a final shape of the energy harvesting system.</p>
著者
馬場 岳斉 工藤 幸寛 高橋 泰樹
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.120, pp.49-52, 2016-04-30

Photolithography is used in various fields such as printed circuit board fabrication and semiconductor processes,and it is often adopted in science education classes. For student to make printed circuit boards which have varyingdesigns, in a classroom, efficient exposure time is required; however, this is difficult to achieve because of cost andtime limitations. In this research, we have developed mask-less exposure equipment for high quality printed boards at low costwith a short exposure time by using a commercially available DLP projector. Furthermore, this process is alsoapplicable regarding micro-patterns.
著者
日野 遥 田村 卓也 杉本 大己 高橋 優輔 橋本 成広
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.858, pp.17-00368-17-00368, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
9

It is already known that micro gravity affects astronaut’s body. In contrary, hyper-gravity might affect myoblasts. In the present study, mouse muscle cells (C2C12) were cultured four five hours in hyper-gravitational environment (50 G, 100 G) using the centrifugal machine placed in the incubator. Cells were observed at the incubator microscope for 24 hours after stopping centrifugation. The contour of each cell at the time-lapse images was approximated to the ellipsoid and several parameters were calculated: the angle, the area, and the aspect ratio. Each cell tends to shrink from the extended shape under hyper-gravitational environment. The directions of the major axis at 50% of cells tilt to the parallel direction to the hypergravity. After 24 hours, 51% of cells tilt to the perpendicular direction of the hypergravity in the 50 G group. The result shows that the history of hyper-gravitational environment affects the shape of cells.