著者
黒坂 大太郎
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.104, no.2, pp.335-339, 2015-02-10 (Released:2016-02-10)
参考文献数
5
著者
門田 淳一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.11, pp.2799-2800, 2013-11-10 (Released:2014-11-10)
参考文献数
6
著者
五味 晴美
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.5, pp.1401-1408, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
18
被引用文献数
2 3

二十一世紀は,ヒト,モノ,情報が瞬時に移動する時代となったが,感染症教育もそうした時代に即応した人材の育成が必要となっている.また感染症の診療や対策は,グローバルな視点が必須となっている.現在,医師の育成制度に関しては,大学教育,大学院教育,大学または大学院教育の混合型の制度で医師を育成している国が大半である.世界医学教育連名(WFME)は,各国に対して医学教育に関する相談業務や医学教育の標準化に関する業務等を行っている.本稿では,感染症教育では,日米欧などの主要先進国の感染症教育がどのように行われているのか,その現状を概観した.国内では,感染症教育に関しては,臓器横断的な教育の実践が望まれ,また医学部での臨床前教育・臨床教育,初期研修,後期研修,生涯教育と一貫した教育体制の整備が必要である.今後,大学,各関連学会,政府機関などが連携し,国内での「感染症専門医」の育成やあり方について具体的な議論や実践が不可欠である.
著者
瀬山 邦明
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.101, no.9, pp.2757-2765, 2012 (Released:2013-09-10)
参考文献数
12
著者
鈴木 昌
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.4, pp.994-996, 2013 (Released:2014-04-10)
被引用文献数
1
著者
梅木 健二 門田 淳一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.6, pp.984-990, 2016-06-10 (Released:2017-06-10)
参考文献数
10
被引用文献数
2

市中肺炎は呼吸器感染症の中でも代表的な疾患であるが,近年の日本の超高齢社会や医療環境の変化により位置づけが変わってきている.肺炎による死亡例の約96%を65歳以上の高齢者が占めているように,高齢者肺炎や高度医療に伴う耐性菌性肺炎および日和見感染が市中肺炎といえども増加してきており,これらのリスクを有する医療・介護関連肺炎(nursing- and healthcare-associated pneumonia:NHCAP)と市中肺炎は表裏一体の関係にあり,区別が難しいことも多い.本稿では,このような肺炎の特徴を踏まえながら,市中肺炎の原因菌の動向やリスク因子などについて概説する.
著者
松岡 雅雄
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.90, no.6, pp.1030-1037, 2001-06-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5

成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia: ATL)が疾患概念として確立され4半世紀が経過し,その病因ウイルスhuman T-cell leukemia virus type I (HTLV-I)の発見から疫学的全貌,臨床像の広がりも解明された.しかし,その病態の分子機序,白血病化機構に関しては不明な点が残されているだけでなく,この予後不良な疾患に対する治療法の開発が急務となっている. ATLは感染から発症までをHTLV-Iプロウイルスという指標で解析可能であるため,リンパ系腫瘍の多段階発がん機構を解析する上で格好のモデルであり,その解明,治療法開発に有益な情報をもたらすことが期待される.
著者
柴田 洋孝
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.95, no.4, pp.671-676, 2006-04-10 (Released:2009-03-27)
参考文献数
5
被引用文献数
4 1

偽性アルドステロン症は, 甘草 (グリチルリチン酸) の慢性摂取により, 高血圧, 低カリウム血症, 低レニン血症, 低アルドステロン血症を呈する. 発症機序は, グリチルリチン酸が11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ2型 (コルチゾール代謝酵素) 活性を阻害し, 内因性コルチゾールによるミネラルコルチコイド受容体の活性化による. 詳細な問診と, 尿中テトラヒドロコルチゾール+アロテトラヒドロコルチゾール/テトラヒドロコルチゾン比高値が有用である.
著者
三橋 知明
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.99, no.4, pp.700-706, 2010 (Released:2013-04-10)
参考文献数
8

甲状腺検査の最近の重要な進歩は,第3世代抗甲状腺刺激ホルモン受容体抗体測定法の臨床導入である.第3世代測定法では測定時間が30分以内となり,当日の検査データによる診断・病勢評価が可能となった.これによりBasedow病の診断・寛解判定の精度が向上し,これまで見いだし難かった病態が明らかになることが期待できる.一方でこの検査法の特性と限界を理解して使いこなしていく必要がある.
著者
益崎 裕章 屋比久 浩市 山川 研
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.101, no.4, pp.1027-1033, 2012 (Released:2013-05-10)
参考文献数
8

高尿酸血症は痛風関節症,痛風結節,尿路結石症,痛風腎に代表される尿酸塩沈着症を引き起こす.一方,肥満症・メタボリックシンドロームには無症候性高尿酸血症が高頻度に随伴する.痛風発作,関節炎予防のための尿酸値管理という従来の枠組みを超えて,生活習慣病・慢性腎臓病に伴う高尿酸血症が心血管疾患や脳卒中などの血管イベントのリスクを増大させ,脂肪組織や血管の組織機能障害を誘導する可能性が注目されている.
著者
武田 憲文 平田 恭信
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.94, no.2, pp.270-275, 2005-02-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5

心臓が内分泌器官として注目されている.心房性ナトリウム利尿ホルモンは血管拡張作用や利尿作用を有し,心不全や虚血性心疾患などの過度の心負荷に対して心房から代償性に分泌される.心血管リモデリングの進展に関与する,賦活したレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系や交感神経系,エンドセリンなどにも拮抗することが知られ,心不全治療をはじめ,臓器保護(心臓・腎臓)や周術期管理での臨床応用が益々期待されている.
著者
清井 仁
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.7, pp.1705-1711, 2013-07-10 (Released:2014-07-10)
参考文献数
11
被引用文献数
2

急性前骨髄球性白血病は前骨髄球の腫瘍性増殖を特徴とする急性骨髄性白血病の一病型である.ほぼ全例に線溶系の亢進を特徴とする播種性血管内凝固症候群を合併し,脳出血などの致死的な出血症状を来す危険性が高いことから,迅速かつ適切な診断,治療が求められる疾患である.一方,本疾患においては全トランス型レチノイン酸(ATRA)や亜ヒ酸などの選択的治療薬と抗がん薬との併用により,急性白血病の中で最も高い治療効果が期待できる.
著者
西川 正憲
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.99, no.4, pp.860-864, 2010 (Released:2013-04-10)
参考文献数
5
著者
藤井 正満
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.95, no.5, pp.859-866, 2006-05-10 (Released:2009-03-27)
参考文献数
4

代謝性アルカローシスの成立には, 発生機構と腎が過剰なHCO3-を排泄できない維持機構が必要である. 維持機構には細胞外液 (ECF) 量低下, Cl欠乏, K欠乏, ミネラルコルチコイド作用亢進, 腎不全などがある. 診断・治療においてECF量の評価は重要で, 低下していれば食塩水の投与が有効 (Cl反応性), 低下していなければ無効 (Cl抵抗性) であり, その鑑別には尿中Cl濃度が役立つ.
著者
甲斐 久史
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.101, no.2, pp.322-328, 2012-02-10
参考文献数
10

心不全は心筋障害により心筋のポンプ機能が低下し,末梢主要臓器の酸素需要に見合うだけの血液量を心臓が絶対的にまたは相対的に拍出できない状態にあり,肺または体静脈系にうっ血を来たし,生活機能に障害を生じた病態である.その病態は単に心臓のポンプ不全ではなく,心臓の異常により引き起こされた血行動態,神経体液性因子,腎臓などの全身の異常をともなう症候群としてとらえることができる.<br>

1 0 0 0 OA 2.胃癌治療

著者
吉田 茂昭
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.91, no.2, pp.674-684, 2002-02-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
6
被引用文献数
1