2 0 0 0 OA 酵母の増殖

著者
鈴木 昭紀
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.21-24, 1974-01-15 (Released:2011-11-04)

発酵槽の中で黙々と働き, そして死んでゆく物言わぬ酵母。これだけ厄介になりながら我々はその性質の一端をとらえて議論することはあっても酵母の本体について広い角度から眺めようという努力を怠りがちである。酵母の分類から応用上の特性にいたるまでの広範囲の情報を肩の凝らない形にまとめていただいた。素養を深めるための好個の読み物である。
著者
玉城 武
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.74-77, 1982-02-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
13

沖縄県特産の泡盛はつい数年前まで家つき酵母によって醸造されていた。昭和47年の本土復帰以来, 沖縄国税事務所歴代の鑑定官の努力により優良泡盛酵母が分離され, その実用化によって泡盛の品質及び収量が一段と向上した。本研究の中心的役割を果してきた筆者に, この酵母について解説していただいた。

2 0 0 0 OA 薬酒と健康

著者
茅野 和雄
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.9, pp.666-669, 1976-09-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
14

薬酒は薬効を期待して飲む医薬であるが, その形が酒であるところに特徴がある。また近代医学, 薬学から生まれたものでなく, 漢方医学を母体として生まれ, それ自身おびただしい数の飲用経験にさらされてきたものである。今回は薬酒の効能を, それの健康とのかかわりを漢方医学のなかで, また臨床医学的にわかりやすく解説していただいた。
著者
加藤 百一
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.486-491, 1971-05-15 (Released:2011-11-04)

寛文9年以降, 和酒は従来の交易における物々交換の重要な物資としてのみでなく, アイヌに恩恵を施し, かつ制令を伝える儀式の執行にあっての立役者となリ, さらに介抱酒, 御手当酒として利用され, アイヌのあいだに広まっていった経過が記述されている。

2 0 0 0 OA 生酒について

著者
今安 聰
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.7, pp.446-453, 1986-07-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
12

日本酒新時代の商品として吟醸酒, 純米酒とともに生酒が挙げられ, 各方面から注目されている。 本稿では生酒の製造法, 流通面そして将来性等について幾つかの問題点を提起しながら詳細に解説していただいた。一読をお薦めしたい。
著者
木下 敏昭
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.287-291, 1975-05-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
5

アルコ・ール業界の変遷は業界再編成の歴史であると同時に技術の歴史でもある。著者はアルコール工業の発展を酒類または化学工業の原料, あるいは燃料として捉え, その流れを述べている。
著者
布川 弥太郎 斉藤 順
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.456-458, 1974-07-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
5

1.活性炭素, ベントナイト, シリカゲル, デキストリン等の粉体に柿しぶは吸着されるが, このように柿しぶを吸着した粉末担体を清酒に懸濁させても, 蛋白混濁物質を吸着凝集させる働きはなかった。2.柿しぶまたはタンニン酸とグルテン, ゼラチン, ペプトンを反応させて作った凝集物を乾燥粉末にし清酒に懸濁させた場合, タンニン酸との複合体が蛋白混濁物質を吸着凝集して沈降させることが出来た。3.タンニン酸とこんにゃくマンナン, 寒天とを反応させて作った凝集物を凍結乾燥, 粉末にしたものを清酒に懸濁させた場合も蛋白混濁物質を吸着凝集, 沈降させることが出来, 特に寒天との複合体が効果が大きかった。4.併し上記何れの場合も, すべての清酒について万能なものはなく, 清酒の種類によって良く効くものと全然効かないものがあった。
著者
目良 亀久
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.3, pp.169-172, 1976
被引用文献数
1
著者
広瀬 義成
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.7, pp.454-456, 1986-07-15 (Released:2011-11-04)
被引用文献数
1

しょうゆにJASができたのは, 加工調味料としては比較的に早期の部類で昭和38年である。それから現在に至るまで, 6回の規格改正があり, なかでも, 昭和48年の改正で現在の形態である6品種, 3方式. 3等級の規格で揃い, 翌昭和49年に第3者格付機関である (財) 日本醤油検査協会に検査が移譲された。その後順調に運営され一括できる程度のデータが揃ったとのことなので, 受検内容の傾向をまとめていただいた。
著者
石井 信光 本多 幸蔵 富宇 賀優
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.25-31, 1986-01-15 (Released:2011-11-04)

長年培ってきたビール醸造技術・エンジニアリング技術を結集し, コンピュータを活用した情報処理自動化によるビール製造工程 (仕込, 発酵, 炉過, CIP, びん詰, 動力) 管理の高度化, 積極的な新技術, 新設備の導入による省エネ, 省力化を目ざした最新鋭自動化ビール工場について紹介していただいた。