著者
永田 真啓 服部 誠 花嶋 正昭 吉岡 秀 黒野 剛弘 森 真介
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.42, pp.7-14, 1991-07-18

In order to apply to the applications of an image processing, we have improved VM and VI of Smalltalk-80 on standard EWS. We developed operational evironment of positron CT(PET) system using Smalltalk-80 as an example of practical applications. These approach is only by adding new class for image processing. The limitation of Smalltalk-80 using standard EWS are made clear. Particulary, in the case of system extension, we are faced with the bottle neck of hardware potential of standard EWS and with the limit of real-time potential by UNIX. Then, we considered these limits of applications and developed new original object oritented machine, OOPS (Object Oriented Processing System), which is used Smalltalk-80 as operating system.
著者
田中 智大 山崎 大 吉岡 秀和 木村 匡臣
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会誌 (ISSN:09151389)
巻号頁・発行日
pp.37.1817, (Released:2023-08-31)
参考文献数
21

局所慣性方程式は,効率よく洪水氾濫解析を実行できる基礎方程式として2010年頃に提案されて以来,数多くの数値モデルに使われている.著者らは,局所慣性方程式がなぜ高い数値安定性を有するのか,また,その安定性条件はどのように決定されるのかについて,数学的解析とモデル実装の両面から研究に取り組んできた.本稿は,約10年間に渡り取り組んできた一連の研究をレビューし,拡散波方程式との比較,摩擦項の離散化手法による安定性への影響,安定性と精度を両立する離散化手法の提案,という3つの視点で成果を整理する.数理解析の概要を説明するとともに,局所慣性方程式をモデルに実装するユーザー視点での要点をまとめることを目的とする.さらに,水文・水資源学会の研究グループ発足といった原著論文では記すことが難しい共同研究進展の契機についても,時系列で振り返って研究ノートの形で記録する.
著者
五十嵐 良典 片桐 耕吾 岸 秀幸 長谷川 毅 小川 聡 星 一 大橋 茂樹 吉岡 秀樹 高田 洋孝 福本 学 前谷 容 酒井 義浩
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.380-384_1, 1992

1990年1月より1991年4月までに経十二指腸的に截石した総胆管結石18例に親子式経口胆道鏡を行った.15例に胆嚢管内に挿入しえた.そのうちの3例は胆嚢頸部まで挿入しえた.螺旋部へは13例,平滑部へは全例挿入しえた.良好な内視鏡像のえられた12例で胆嚢管粘膜像を検討したところ,粘膜血管透見像は螺旋部まで挿入しえた10例全例に,平滑部に挿入しえた12例全例に認められたが,粘膜血管拡張像の合併を螺旋部で4例に,粘膜の凹凸像を螺旋部で2例に認めた.メチレンブルーによる色素法を4例に行い,粘膜模様について観察した.通常観察で平滑とした3例のうち2例は粘膜模様は均一であったが,1例は不均一であった.凹凸を認めた1例も粘膜模様は不均一であった.不均一部からの生検組織像は軽度の慢性炎症性変化であった.
著者
橋本 和幸 吉岡 秀晃 長谷川 龍成 上岡 尚代 田辺 達磨
出版者
了德寺大学
雑誌
了德寺大学研究紀要 = The Bullentin of Ryotokuji University (ISSN:18819796)
巻号頁・発行日
no.14, pp.33-44, 2020

本研究は,先行研究で開発した保育園で行う運動遊びを,保育園を変えて追試を行ったものである.対象となる保育園は,先行研究と比べて,施設が手狭で,運動担当の保育士が不在という条件であった.運動遊びを保育園で継続して実施してもらい,3か月後に再度運動能力調査6種目を行って効果測定を行った.この結果,評点が有意に上昇した種目,有意に下降した種目,変化がなかった種目が2種目ずつに三分された.運動遊びが筋出力の調整とバランスに影響する2種目は成績が向上したと考える.一方,大きく強くジャンプしたり,全速力で走るなどの動きをしたりすることが影響する2種目は,園の施設の手狭さにより,成績が低下したと考える.
著者
庭本 崇史 江村 正仁 中村 敬哉 林 孝徳 小林 祐介 五十嵐 修太 野村 奈都子 太田 登博 吉岡 秀敏 西川 圭美
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.6, pp.1020-1025, 2016-06-10 (Released:2017-06-10)
参考文献数
10

約3年前に成人発症Still病(adult onset Still’s disease:AOSD)と診断された65歳の女性.23価肺炎球菌ワクチンを接種後に血球貪食症候群を併発した.ステロイド増量とガンマグロブリンの投与にて病勢の改善を得た.しかし,二次感染予防目的のST合剤の開始翌日から関節痛が増悪し,AOSDの再増悪を疑いシクロスポリンを投与した.その後,良好な経過を辿った.AOSDのコントロール不良例では,免疫抑制薬の併用が有用であると考えた.
著者
杉本 靖博 吉岡 秀隆 大須賀 公一
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.28, no.8, pp.961-969, 2010-10-15
参考文献数
15
被引用文献数
2 3

A passive dynamic walking robot can walk down a gentle slope naturally without any actuator or controller, only by potential energy. Therefore, it is thought that the principle of walking exists in this phenomenon. By current researches, the passive dynamic walking has been confirmed for two and four. However, it seems that it is also important to study passive dynamic walking for more than 6 legs because there are many creatures that have more than 6 legs. In this research, a passive dynamic walking robot with more than six legs was analyzed by a simulator. As a result, it was confirmed that passive dynamic walking even for 20 legs could be achieved. Furthermore, its gait could be changed by changing the body structure. In addition, the differences of stability depend on the number of legs resulted, and this differences disappeared by changing the position of the pitch spin parts. Moreover, its stability was very high, so it could walk on the contoured ground.
著者
杉本 靖博 吉岡 秀隆 大須賀 公一
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.28, no.8, pp.961-969, 2010 (Released:2012-01-25)
参考文献数
15
被引用文献数
3 3

A passive dynamic walking robot can walk down a gentle slope naturally without any actuator or controller, only by potential energy. Therefore, it is thought that the principle of walking exists in this phenomenon. By current researches, the passive dynamic walking has been confirmed for two and four. However, it seems that it is also important to study passive dynamic walking for more than 6 legs because there are many creatures that have more than 6 legs. In this research, a passive dynamic walking robot with more than six legs was analyzed by a simulator. As a result, it was confirmed that passive dynamic walking even for 20 legs could be achieved. Furthermore, its gait could be changed by changing the body structure. In addition, the differences of stability depend on the number of legs resulted, and this differences disappeared by changing the position of the pitch spin parts. Moreover, its stability was very high, so it could walk on the contoured ground.
著者
吉岡 秀佳 東 陽介 坂田 将 丸山 明彦
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.148, 2006

IODPによる研究掘削航海311「カスカディア縁辺域におけるハイドレート調査」では、カスカディア縁辺域において沈み込み帯を横断する方向に沿って5サイトでボーリング調査が行われ、我々は該当域でのメタン生成プロセスを解明する目的でコア試料を解析した。これまでの培養実験によってメタン生成が確認された箇所や、メタン生成に関係する遺伝子が検出された箇所について報告し、メタンハイドレートの分布との関係について議論する。
著者
吉岡 秀敏 花島 直彦 疋田 弘光 山下 光久
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会 部門大会/部門学術講演会資料
巻号頁・発行日
vol.34, pp.41, 2002

柔軟構造物に有効な制御手法の1つであるコロケーテッドフィードバック制御は, システムの力学的性質を利用し高いロバスト性を実現することが可能である. しかし, その制御法の安定性は連続時間系において考えられたものであるため, 零次ホールダによる離散化で実装しようとした場合にフィードバックゲインの大きさによっては不安定になり得る. そこでその問題について考え, 安定にする手法として区間定数ホールダ, ゲイン調整フィルタの2つを1リンク柔軟ビームの回転位置制御に適用し, シミュレーションにより比較する.
著者
杉本 靖博 吉岡 秀隆 大須賀 公一
出版者
The Japan Joint Automatic Control Conference
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.129-129, 2010

これまでの受動的動歩行の研究では,二脚のロボットが対象とされてきたが,四脚以上の脚を持つ生物は非常に多く存在しており,それら生物の歩容と受動的動歩行との関連性を明らかにすることは非常に興味深いと考えられる.そこで本研究では,多脚(4脚あるいはそれ以上の脚)を持つ受動的動歩行を対象に,その実現可能性や多脚受動的動歩行ロボットが示す様々な歩容についての考察を行う.
著者
吉岡 秀佳 中村 孝道 東 陽介 丸山 明彦 坂田 将
出版者
日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.13-13, 2009

IODPによる研究掘削航海311「カスカディアマージンハイドレート」では、カスカディア縁辺域において掘削調査が行われた。本研究では、ガスハイドレートの分布するサイトとガスハイドレートのなかったサイトにおいて、メタン生成菌によるメタン生成活性と嫌気的メタン酸化菌によるメタン酸化活性を調べた。その結果、ガスハイトレートの分布する深度においてメタン活性が高く、メタン酸化活性は、表層のみならず100mbsf以深でも活性があることが分かった。これらの結果は、遺伝子解析の結果とも調和的であった。また、ガスハイドレートのないサイトにおいてもメタン生成活性が同じように検出されたことから、ガスハイドレートの形成には、微生物によるメタン生成活性より、岩相の違いが関係していると考えられる。
著者
吉岡 秀人 後藤 隆文 秋山 卓士
出版者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
雑誌
日本小児外科学会雑誌 (ISSN:0288609X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.831-836, 2001
被引用文献数
9

症例は12歳男児で仙尾部の腫瘤を主訴として来院したhuman tailであった.神経症状はなく, さらにCT, MRIを施行し脊髄との連絡がないことを確かめた後, 単純切除を行い術後経過は順調である.human tailの定義は, 現在も曖昧であるが, 真のhuman tailとは, 腰部付近から肛門縁までに存在する突起物で, 病理学上他の腫瘍性病変を除外した腫瘤に用いられる総称と定義した.通常は仙尾部付近に腫瘤を認めることが多く, その組織像は骨・軟骨などを含むことはまれで脂肪組織のみのものが多い.また様々な合併症が報告されているが, 本邦例ではその約35%に二分脊椎の合併があり, 時に腫瘤は脊髄と連絡を持つため術前に神経学的症状, 直腸膀胱障害の有無を確かめ, MRI, CTを施行し二分脊椎や脊髄との連絡がないことを確認した後, 摘出術を行う必要がある.
著者
北 徹 濱口 洋 若月 芳雄 久米 典昭 横出 正之 土井 俊夫 吉岡 秀幸
出版者
京都大学
雑誌
試験研究(B)
巻号頁・発行日
1993

まず、本研究の目的である血管内皮細胞への接着及びその阻害効果を判定する方法として、ヒト臍帯静脈から採取した内皮細胞を培養し、あらかじめ常法にて採取した単球の接着を行う。24時間培養を行い、dishを洗浄した後、ギムザ染色にて、その後着量を判定する。この際、あらかじめマロチラート(Diisoprophyl-1、3-dithiol-2-ylidenemalonate)、あるいは抗単球接着分子抗体を添加した群との間で比較検討を行う。マロチラート(diisoprophyl-1、3-dithiol-2-ylidenemalonate)の単球接着阻害効果については繰り返し実験を行ったが、際立った効果をあげるに至らなかった。単球接着分子については、invivoの判定を考慮に入れると、ウサギの系が最も扱いやすく、その場合にはVCAM-1が最もよい接着分子と考えられた。。VCAM-1と単球接着の関係を観察する目的で、まず、遺伝的に動脈硬化を引き起こすWHHLウサギを用いて、それぞれに動態を検討したところ、1ヶ月令ですでに動脈硬化の起こりやすい場合にVCAM-1の発現を抗VCAM-1抗体を用いて確認することができた。この際、第1肋間動脈では、その入口のみに接着分子の発現が観察されたが、2ヶ月令では、その付近の動脈では全周にわたって観察されることが明らかにされた。1ヶ月令ではすでに単球-マイクロファージの存在も確認された。約3ヶ月令ではTリンパ球の存在も同部位に確認された。この事実は始めての結果であり、学会発表予定であり、論文も準備中である。この間、接着分子のノックアウトマウスの研究が米国において行われ、単独の単球の接着が単球接着分子のみにて起こる現象ではないことが判明し、今回の研究テーマも方向転換せざるをえなくなった。
著者
吉岡 秀克 松尾 哲孝 住吉 秀明 調 恒明 浜中 良志 二宮 善文
出版者
大分大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

本研究において以下の結果を得た。1.マウスV型コラーゲンα3鎖遺伝子の転写調節及び機能解析オリゴキャップ法により遺伝子の転写開始点を決定した。主な転写開始点は翻訳開始点約100bp上流に存在した。次に、この転写開始点上流約L8 kbの遺伝子断片をクローニングし、この遺伝子の基本プロモーター活性を検討した。基本プロモーターは転写開始点上流約300bpの領域に存在した。さらにゲルシフトアッセイ法により、BS1(-130〜-110)、及びBS2(-190〜-170)の領域にDNA/タンパク複合体の存在が認められ、その中でBS2に結合する転写因子はCBF!NF-Yと考えられた。プロα3鎖のN末の23個のアミノ酸よりなる塩基性セグメントが存在する。この塩基性のセグメントに骨由来細胞に対する細胞接着活性がある。このペプチドへ細胞が接着するとアクチンファイバーが形成され、これはRhoキナーゼ阻害剤であるY27632で阻止された。2.III型コラーゲンα1鎖遺伝子の転写調節解析ルシフェラーゼアッセイの結果、ヒト遺伝子のプロモーターの-96〜-34に最小の転写活性が見られた。ゲルシフトアッセイにより、-79〜-63の領域には複数の因子が結合することがわかった。以前より報告されている因子(BBF)は細胞によって、その複合体を形成する因子の槽成が異なると思われた。3.マウスXXIV型コラーゲンα1鎖遺伝子の転写調節解析XXIV型コラーゲンは最近、見出されたコラーゲンであり、主に骨に発現するが、その発現量は非常に少ない。今回、このプロモーター領域のDNAをクローニングし、転写調節機構の解析を行った。その結果、骨肉腫細胞を用いた実験により、このプロモーターにはc-Jun、CREB1、ArF1、ATF2が結合していることを見出した。