著者
鎌田 正裕
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.38-39, 2001
参考文献数
3
著者
谷口 博士
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.268-269, 1987-06-20
著者
渡辺 正
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.593-596, 1996
参考文献数
2
被引用文献数
1

身近な現象にどれほどよく当てはまるか-そこに重きを置くならば, なぜか16個の元素をずらずら並べた例の「イオン化列」はまっさきに「不合格」の印を押すべき素材だろう。いかにも根拠はございますという顔つきながら, じつはあの「右へならえ」は, 理想化をとことん進めた極限, 仮想世界の中でしか成り立たないからだ。現実世界に合わせたければ, 元素の数はぐっと間引いて10個以内, できれば8個くらいにするのがまともな神経だといえる。そのへんを一緒に考えてみたい。
著者
内田 智士
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.12-15, 2023-01-20 (Released:2024-01-01)
参考文献数
5

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対してメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンが実用化された背景には,mRNAの設計や送達に関する長年の多岐にわたる技術開発があった。本稿では,mRNAの化学修飾や脂質性ナノ粒子を中心に基盤技術を説明したのち,mRNAワクチン,医薬の課題と今後の展望に触れる。
著者
阿多 誠介
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.16-19, 2014-01-20 (Released:2017-06-16)

1985年のフラーレン発見に端を発したナノカーボン材料は,科学および工学の両面において,いま最も注目を集める物質の一つである。そしてナノカーボンは今,徐々に私たちの生活の中で実用化されつつある。本稿ではナノカーボン材料の歴史から,材料としての多様性,応用・実用化の状況について,代表的なナノカーボン材料であるフラーレン,グラフェン,カーボンナノチューブを中心に紹介する。
著者
大場 武
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.204-207, 2020-05-20 (Released:2021-05-01)
参考文献数
8

水蒸気噴火は一般に小規模な噴火である場合が多いが,致命的な被害をもたらす可能性がある。水蒸気噴火の原因である熱水溜りから地表に漏れ出る火山ガスの化学組成変化をモニタリングすることにより,火山活動を評価することが可能になってきた。活動的火口湖における火山活動評価では,湖水の化学組成が有益な情報を与えることが示された。
著者
多田 英司 西方 篤
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.65, no.12, pp.612-615, 2017-12-20 (Released:2018-06-01)
参考文献数
7
被引用文献数
1

金属の腐食反応は,金属のイオン化(酸化反応)と環境中の酸化剤の還元反応がカップルして進行する酸化還元反応である。本稿では,金属の腐食反応とその後の“さび”(腐食生成物)の形成過程について,鉄と銅を例にして概説する。
著者
犬童 愛祐美
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.65, no.10, pp.504-505, 2017-10-20 (Released:2018-04-01)
参考文献数
1

日本消防検定協会は国内で唯一の消防用機械器具の検定機関である。消火器一つをとっても,その機能や種類はさまざまであり,化学の知識を生かす場面は多い。私が進路として化学を選択したきっかけから,化学の知識がどのように消防に役立ち,消防機器の検査に活かされているか,消火器を例に化学科出身者としての目線で紹介する。
著者
山村 庄亮 三義 英一
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.41, no.7, pp.438-443, 1993-07-20 (Released:2017-07-13)

人の場合, 眠りは意識が分化される一つの方法と考えられ, 通常地球の動きに合わせた時間的, 同期的動きをするともいわれている。植物の場合でもオジギソウ, ネムノキなどは体内時計により制御されたリズム, すなわち概日リズム(circadian rhythm)によってほぼ1日周期で就眠運動を行う。そして, 今世紀のはじめには, これらの運動が化学物質によって引起こされることがすでにわかっていた。しかし, 植物の就眠物質と覚せい物質が明らかになったのは, つい最近のことである。物質サイドから生物に共通な体内時計の本質を突止めることができるか, 興味のつきないテーマである。
著者
椿 範立 荒川 泰己
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.70, no.10, pp.464-467, 2022-10-20 (Released:2023-10-01)
参考文献数
6

持続可能な社会に向けて地球温暖化の原因物質の1つである二酸化炭素をペットボトルの原料となるパラキシレン(PX)に変換する触媒について紹介する。筆者らは二酸化炭素からPXを合成する際に6段階の触媒反応が必要であった従来の方法を改善し,この触媒反応を1段階とする新規ハイブリッド触媒を開発した。その中で,初めに反応性の高い合成ガスからPXを合成する方法について考察し,その後,二酸化炭素の水素化によるPX直接合成を成功させた。そのため本稿では,合成ガスからPX合成について解説した後に二酸化炭素の水素化によるPX直接合成を解説する。
著者
宮坂 祥夫
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.780-783, 2003-12-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
3

毛髪には,犯罪現場と人を線でつなぐ証拠的価値が秘められている。1本の毛髪資料からどのような情報が得られ,そしてどのようにして毛髪の落とし主にたどり着くことができるのであろうか。ここでは,日本の警察で行われている毛髪鑑定の概要とその現状について解説する。