著者
三隅 良平 真木 雅之 岩波 越
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.58, no.8, pp.697-704, 2011-08-31
参考文献数
16
被引用文献数
1
著者
吉野 正敏
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, 1957-01
著者
石島,英
雑誌
天気
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, 2006-06-30

北太平洋西部海域におけるバイナリー台風(相互作用しあう2つの台風を1組のシステムとみてBTSと略記する)の出現状況および特徴的経路モードの出現度数および出現背景について調べた.BTSは1年に約2回の割合で,5-11月に出現している.地理的には解析対象海域の中央部のブロックBにおけるE-W(東西方向)の初期相対位置から出現したケースが最も多かった.経路の特徴としては,BTS期間を通して相互に低気圧性回転・接近する経路(CAモード)が全体の約35%を占め,その中の約半数は併合したケースであった.前半の低気圧性回転・接近のあと高気圧性回転・離反に転じる経路(CADモード)は45%であった.相互に高気圧性回転を主とした経路(aCモード)は僅か10%であった.BTSを構成する2つの台風の強度は一般に不等であり,BTS期間平均の強い台風に対する弱い台風の強度比は0.64であった.強度およびサイズの不等性が経路モードの特性に影響する可能性を指摘した.

1 0 0 0 風語解析

著者
土佐林 義雄
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.79-85, 1954-07
著者
佐橋 謙
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.p321-328, 1985-07
被引用文献数
1
著者
二宮 洸三
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.939-957, 1994-03-31
参考文献数
35
被引用文献数
3

アジア夏季モンスーン地域の水蒸気流束場と水蒸気収支状況の特徴を記述する.この地域の水蒸気流束に関与する対流圏下層の主要な風系に注目し, それらに伴う水蒸気流束と水蒸気収支の季節的変化と季節内変動を調べる.また, モンスーンの降水をもたらす降水系についても考察する.
著者
根山 芳晴
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.p653-668, 1982-06
被引用文献数
6
著者
真木 太一 守田 治 鈴木 義則 脇水 健次
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.173-178, 2016-03

2005年夏季に四国・九州など西日本で発生した渇水を契機に,2006~2010年度に科学技術振興調整費「渇水対策のための人工降雨・降雪に関する総合的研究」が実施された.その研究報告が気象研究ノート第231号(2015)に「人工降雨・降雪研究の最前線」として公表された.ここでは,その主要な成果となっている事項・内容についてコメントするとともに,人工降雨の中でドライアイス法と液体炭酸法との比較事項・内容について,幾つかの疑問点に関してコメントする.最後に,最近,国内数カ所で実施した液体炭酸人工降雨法の実験結果の紹介とその有効性について解説する.
著者
内嶋,善兵衛
雑誌
天気
巻号頁・発行日
vol.40, no.9, 1993-09-30
著者
竹内 利雄 仲野 〔ミノル〕
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.p13-18, 1983-01
被引用文献数
15
著者
牛山 素行 宮崎 敏孝
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.47-54, 1993-01-31
被引用文献数
6

1991年3月23日未明,長野県中部の山岳地帯で発生した雨氷現象について,発生時間中の移動調査や直後に実施した聞き取り調査などによって,発生の状況を詳しく調べた.今回の雨氷現象は,長野県中部の山脈の北側斜面のほぼ標高1200〜1800mの範囲内で確認できた.総観規模の気象データでは,雨氷発生の条件とされる0℃前後の気温逆転層は確認できなかったが,発生地付近の地上気温データからは,現象発生時に標高2000m付近に暖気が入ってできた0℃前後の気温逆転層が解析された.しかし,同時間帯に山脈の南側斜面では気温逆転は見られず,山脈の存在が現象発生に影響を及ほすものと考えられた.雨氷発生域内では,発生中の気温変化がほとんど無く,ほぼ0〜-1℃の範囲で安定していた.雨氷発生中の降水量は1〜3mm/hと少なく,このため森林等への被害には至らなかった.
著者
松下 拓樹 尾関 俊浩 西尾 文彦
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.675-680, 2005-09-30
被引用文献数
1

2004年2月に北海道の岩見沢周辺で発生した雨氷現象について, 地上気象観測資料と客観解析資料を用いた解析を行った.その結果, 岩見沢で着氷性降水があった期間は, 22日21時30分頃から23日5時頃までであり, 雨氷が発生した地域は, 岩見沢から滝川までの約40kmの範囲と推定された.着氷性降水時, 岩見沢における地上気温は-0.5℃前後で推移し, 雨氷の形成環境としてはそれほど低い気温状態ではなかった.しかし, 雨氷表面における理論的な熱収支計算によると, 北東からの6m/s前後の風による通風効果によって負の熱フラックスが増加し, 雨氷が発達しやすい大気環境であったことが示された.

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著者
美山 透
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, pp.893-894, 2011-10-31
参考文献数
7