著者
筒口 拳 末永 康仁 渡部 保日児 曽根原 登
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.77, pp.55-60, 1996-08-22
被引用文献数
1

本稿は,3次元仮想空間内に設定された任意のパスに沿った人物像の歩行動作を自動的に生成する歩行動作生成手法に,新たに腕の運動の生成手法を適用したアニメーションシステムについて述べる.本手法では,運動学・動力学を含む複数の運動モードを重ね合わせることで腕の運動を生成し,また,動力学モードにおいては,腕部分を身体から分離した近似モデルに対して運動方程式を適用し計算を行う.本手法を用いることにより,地形変化に適用した身体の動作の影響を受けた運動や誇張された運動などの多様な表現による腕の運動を生成することができ,リアリティある歩行動作生成を高速に実現することが可能となる.We discuss a method of creating the arm motion of a walking human. Arm swing is generated by overlapping the plural motion modes, which include kinematic and dynamic mode. In the dynamic mode, efficient calculation is accomplished by using a model in which the arm is separated from the whole body. We applied this method to our Wave Walk system, which features the automatic generation of walking motion adaptable to 3D modeled scenes. With this system, natural looking walking motion can be generated easily in real-time and it will be easier to create various CAD scenes or attractive animation.
著者
小林 光弘 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.112, pp.1-5, 1998-12-10

本論文では、コンピュータアニメーションにおける強調された動作を生成することができる動作強調手法について述べる。アニメーションの効果として、物事を分かりやすく表現できることが挙げられる。その表現の一つが、強調された動作である。現在まで様々な動作生成手法が提案されているが、強調された動作については取り扱われていない。本論文では実際に用いられている強調された動作を分析した。この分析をもとに、関節の角度による強調手法、オブジェクトの形状による強調手法を提案した。これらの手法を用いて、強調された動作を自動的に生成することが可能になった。This paper describes a method of creating emphasized motions in computer animation. Characteristic of animations is the intelligible expressions. One of the expressions is emphasized motions. Various methods are studied as the methods of generating movement. However, there is not so much research with regard to the generation of emphasized motions. We analyzed about emphasized motions which are utilized effectively. We propose the methods of emphasizing motions by controlling joint's angle and object's form. Using these methods, we can create the emphasized motions automatically.
著者
佐久間 健 栗山 繁 金子 豊久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.121, pp.79-84, 2004-11-26
被引用文献数
1

既存の群集シミュレーションでは,各集団や各人物に簡単な行動規則を与えて自然な振る舞いを生成する手法が多く用いられている.しかしながら,これらの手法では歩行者集団の密度や流動量を直接的には制御できないため,その集団的な振る舞いを正確にシミュレーションするには不向きである.そこで本研究では歩行者の行動の制御に人間の記憶と心理的なモデルを導入し,各行動に対する動作の生成にはモーションキャプチャデータの動的な処理を用いることにより,自然な歩行動作や衝突回避動作を生成する機構を提案する.この機構を用いた歩行者集団のシミュレーション結果を実測したデータと比較することにより,提案手法の精度と有効性を示す.Existing crowd simulations often introduce the control methods that give simple behavioral rules at each group or individual. These methods, however, are unsuited for exactly simulating group behaviors because of the lack of direct controls on the amount of density and flow of a pedestrian group. This research therefore proposes the method of generating plausible motions of gaits and collision avoidance by introducing human memory and psychological model to behavior controls of pedestrians, and by dynamically processing motion capture data. The accuracy and effectiveness of our method is shown by comparing the resulting simulation of pedestrian groups with measured data.
著者
芝田 幸司 小田 琢也 河﨑 雷太 北村 喜文 岸野 文郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.18, pp.87-92, 2006-02-21
被引用文献数
1

本稿では,ユーザがイメージする全身動作のアニメーションをインタラクティブに生成する手法を提案する.具体的には一連の全身動作を単純な動作に自動的に分割し,各分割部分の多自由度の全身のモーションデータに対して,重回帰分析による状態推定を導入することによって,ユーザのイメージする正しいアニメーションをインタラクティブに生成する.本手法を用いることで,骨格構造が異なるユーザでも,セグメントモデルとの対応づけを厳密に行う必要がなくなり,ユーザが行っている全身動作を実行中に認識し,それに適した動作を生成し表示することが可能である.We propose a method of interactively generating the whole body animation using automatically segmentation of complicated human motion into simple motion and estimation of the body posture with multiple regression analysis. Through our method, even when the skeletal structure of the user who inputs the motion is different from that of the shape model in the computer, the motion that is suitable a user image is generated.
著者
志牟田直人 栗山繁 栗山 繁
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.91, pp.37-41, 2006-08-18
被引用文献数
1

人間の動作データの要約化は,その内容を瞬時に把握するのに役立つ.しかし,既存の手法は3次元動作データに基づいて要約化を行い,動作の見た目は考慮していない.そこで本研究では,動作データから生成した動画像の要約表示を目的として,画像特徴量を用いた代表フレームの自動的な選択手法を提案する.本手法では,各フレームの画像特徴量からその時間変化量を求めることで,動画像の見た目の時系列での変化を考慮した要約化を実現する.代表フレームの適切な選択に対する本手法の有効性を,体操データを用いた他手法との比較実験により検証した.Summarization of motion data is useful for grasping the contents in an instant. However, existing methods only manages the 3D motion signals, which neglects actual appearances of the rendered animations. This paper therefore proposes a method for automatically extracting key frames with image-based features for taking the visual variations along time series into considerations using the gymnasitic motion data.
著者
森脇晃 國分剛 尾下真樹 尾下 真樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.91, pp.67-72, 2006-08-18
被引用文献数
1

我々は,入力された自然言語による文章からアニメーションを生成するシステムを開発している.本論文では 複数の動作を並列・連続して行うような入力文に対応した手法を提案する.本手法では,入力された自然言語文中の動作間の時間関係を表す要素に注目した意味解析を行い,各動作をどのような組み合わせ・順序で実行するという情報を持つ動作時間テーブルを生成する.その動作時間テーブルに基づき,データベースから検索された動作データを接続または合成することで自然なアニメーションを生成する.We have been developing an animation system that converts a natural-language input text to an animation. In this paper, We present new methods to handle input text that includes a series of serial ad parallel motions. Our system retrieves the temporal relationship between verbs in an input text and generates a time table which represents the execution-schedule of corresponding motions. A synthesized animation is generated by connecting and compositing motion data that are searched from a motion database.
著者
樋尻利紀 西谷 和博 望月 義幸 中 俊弥 浅原 重夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.76, pp.41-46, 1998-08-27
被引用文献数
6

インターネット上で3次元CGを扱うためのモデリング言語であるVRMLにおいて、人間のような骨格構造を持つ3次元CGキャラクタを定義するための仕様が、VRMLコンソーシアムにて、ヒューマノイドアニメーションVer.1.0(H-Anim)として、既に標準化されている。この仕様に加え、我々は3次元CGキャラクタの動作ストリームデータを符号化するための一手法を提案する。これによって、3次元CGキャラクタの動作データを、電話回線のような狭帯域のネットワーク上でもリアルタイムで送受信が可能となる。また、動作データをストリームデータとして送受信することにより、動作再生までの待ち時間をなくすことができる。In VRML, a modeling language for 3D CG on the internet, the specification to realize lifelike movement of a 3D CG character with skeletal structure (such as a human) has been standardized as the VRML Humanoid Animation Ver. 1.0 in the H-Anim WG of the VRML Consortium. To extend to this specification, we suggest a method of compressing the motion data stream for a 3D CG character. By this method, it is possible to send/receive motion data in real time on a network with narrow band width such a telephone line. Moreover, by sending the motion data with the streaming data from server to client, the time required before playback can be greatly reduced.
著者
三好 雅則 渡辺 範人 安生健一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.112, pp.7-12, 1998-12-10
被引用文献数
1

本稿では、多数の自律行動するCGキャラクタで構成される群集を効率的に管理する手法を提案する。木構造を用いてキャラクタを階層管理することで、キャラクタの行動決定に必要な情報を簡単に取捨選択できるようにする。これにより、キャラクタの行動を計算する時間を大幅に短縮できる、さらに映像表現能力を高めることも可能である。実験システムを通して、取り扱うキャラクタの数と演算時間を線形の関係にできること、および群れの疎密を調整できるなど表現力を高めることができることを確認した。This paper proposes a new method for managing computer-generated crowds of autonomous CG characters. We employ the tree structure to manage the crowds, which makes it possible to select the required sets of information efficiently. We can reduce the amount of time to generate locomotion of the characters and get capability to represent more sophisticated crowds' movement.
著者
荒木 義明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.78, pp.37-42, 2000-09-07

キャラクタアニメーションの普及に伴い、キャラクタ単体の動作をモーションデータとして簡易に取り扱えるようになった。われわれは、キャラクタが他のオブジェクトと接触を伴うインタラクションを表現する場合にも、モーションデータとして一元的にキャラクタとオブジェクトを制御できる方法を提案する。われわれの方法ではモーションデータを利用することで、インタラクティブ環境における不意の事態に対処してインタラクションの継続や中断の制御を簡易に行うことができる。We propose an animation description method to easily control characters and objects in their interactions using motion data. Using our method, characters could succeed or terminate their interactions if the interactions were interrupted in various situations that could occur in interactive environments.
著者
上村 学 吉岡 信夫 大村皓一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.13, pp.31-36, 2007-02-19

3D のプレゼンテーションやインタフェースの開発を行うには高度な 3D プログラミングの知識が必要である。本研究ではこれらの 3D コンテンツ開発を手軽に行う手法として、オブジェクト指向のスクリプト言語を利用した 3D コンテンツ開発システム(ICCS)を提案する。このシステムでは 3D オブジェクトモデルにスクリプトで動作やインタラクションを付加することで開発を行う。オブジェクト指向の特性を生かし、ビルトインクラスによって 3D 特有の複雑な計算を考慮することなく、最低限必要な動作を記述するだけで開発を行うことができる。また、コンテンツプレーヤの描画システムに DirectX を利用することで高機能な 3D 表現が利用可能である。To develop an interactive 3D presentation, it is necessary to use detailed knowledge of advanced 3D programming. To make it easy, we propose the Interactive 3D Contents Creation System (ICCS), which uses an object-oriented script language. In this system, a contents creator describes operations and interactions by adding the script to the 3D models. Object-oriented nature of the script eases the development, which only needs minimum description without complex calculations peculiar to 3D. The drawing part of the system, the player, uses DirectX, which enables high performance 3D presentation.
著者
澤野 弘明 岡田 稔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.121, pp.103-108, 2004-11-27
被引用文献数
6

現在のカーナビゲーションシステム(以下,カーナビ) では実際の景色と対応付けしやすくするために三次元CG (3D-CG) による表示が一般化している.特に運転者が見る景色に最も近いドライバーズビュー表示には,正確な案内・指示のために瞬時の視認性の高い表示が要求される.そこで我々の研究室では,車載カメラから実写画像を取り込み,リアルタイムで道路幾何情報を抽出,3D-CG の生成,元画像と重ね合わせるという拡張現実感技術を用いた次世代カーナビの開発を進めている.本論文では本システムを構築する上で最重要課題である道路端抽出法について述べる.本研究では動的輪郭モデル(Snake) の拘束条件にトポロジ特徴を用いて道路端を抽出する.滑らかな抽出形状のために道路形状の要素である直線,カーブ,S 字カーブに対応したエネルギを微分特徴により定義して利用する.さらにSnake を動画像処理に適用し,フレーム間の制御点に働く慣性をエネルギとして定義して利用する.それによりロバスト性の向上及びSnake の収束回数の軽減が期待される.実際に走行中の道路映像を用いて実験し,本手法の有効性を定量的に評価し,最も良好な抽出結果に本カーナビ表示方式によるレンダリングを試みる.Since car navigation systems are required to indicate route guidance to the destination smoothly, these systems often utilize three-dimensional computer graphics (3D-CG) for the purpose. For instantaneous visibility the authors have developed a nextgeneration car navigation systems based on an augmented reality technique, and this display technique uses real-time video taken by an equipped camera on the front of the vehicle and CG video generated from the taken movie. In this paper we introduce road extraction method based on active contour model (snake). For utilizing a car navigation disyplay our purpose are to extract the shapes smoothly, and to improve the robustness. Internal energy functions for snake based on differential features of road geometry are introduced to extract straight, circular and S-shaped road segments smoothly. In our method which a snake is applied to scene frame by frame, an external energy is also introduced based on inertia which works between control points in the previous and the present frames. Experimental results indicate the availability of the proposed energies, and car navigation display based on the best result is rendered by 3D-CG.