著者
長谷川 洋
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.25, no.8, 1984-08-15
著者
牛島 和夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, 1997-03-15
著者
松原 仁
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.253, 2021-04-15

人工知能の研究者として,情報の基礎としてすべての人に知っておいてほしいこととして計算量の爆発の怖さを取り上げた.
著者
和田 雅昭
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.222-225, 2019-02-15

マリンITの取り組みにより,これまでにリアルタイムデータの活用,コミュニティ単位でのデータの共有による海洋環境や水産資源などの過去と現在の見える化を実現してきた.しかしながら,水産業の発展のためには,コミュニティの枠を超えたデータの共有によるビッグデータの生成と人工知能の活用による未来の見える化が不可欠である.本稿では,ビッグデータ生成のための仕組みづくりを紹介し,持続可能な水産業を展望する.
著者
河原 達也 筧 捷彦 和田 勉 久野 靖 辰己 丈夫
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.270-277, 2016-02-15

2015年8月末,本会の元会長であり,現在は日本学術振興会理事長である安西祐一郎先生へのインタビューが行われた.安西先生は,現在は文部科学省に設置された高大接続システム改革会議の座長である.本会からは,河原達也(教育担当理事/京都大学),筧捷彦(教育委員会委員長/早稲田大学),和田勉(初等中等教育委員長/長野大学),久野靖(会誌編集委員/筑波大学),辰己丈夫(会誌編集委員/放送大学),および事務局から後路が参加した.
著者
鵜林尚靖
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.45, no.7, pp.682-689, 2004-07-15

組み込みソフトウェア開発では、1つの開発で複数の製品を開発するプロダクトラインの実現、ハードウェア要求を加味した効率的な実装、性能などの非機能要求の実現、高いレベルの品質確保、などが設計を進める上で課題となる。本稿では、これらの課題を解決するため過去どのような開発手法が提案されてきたか振り返るとともに、どのような問題が依然残っているのか見ていく。さらに、次世代の開発手法として、組み込みソフトウェアをモデル駆動で開発する方法をアスペクト指向や形式検証などの要素技術を取り込みながら説明する。
著者
細馬 宏通
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.4-7, 2017-12-15

いまやSNSは多くの人にとって身近なネットワークになっている.その中で,Twitterは,タイムラインに短い文章を埋め込むことができ,不特定多数に開かれており,各参加者が自他の発言を独自のタイムライン上に表示し,書いたり読んだりすることができる点で独自の読み書き環境である.そこで起こる「攻撃的な発言」や「嫌がらせ」に対して運営側は近年,対処を迫られている.多様な発言を分類する明快な倫理的基準を作るのは難しい.重要なことはTwitter Japanの措置がどのように行われ,どのような倫理的判断がそこで行われたかを明快にすること,また,基本的にアカウントの凍結は永久凍結ではなく,一時凍結を原則とし,倫理的基準に関する議論の推移によってアカウントを再び復活できるようにしておくことである.SNSという特定の会社が運営する発言環境や執筆環境が,驚くほど多くの人々によって利用されている現在,そこで行使される倫理的基準は,単なる一会社の判断基準であるにとどまらず,多くのユーザの記憶のあり方に関わっている.
著者
小原 格
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.136-139, 2021-02-15

2020年8月16日に行われた,第13回全国高等学校情報教育研究会全国大会(オンライン大会)について,オンライン大会を行うまでの経緯や背景および当日の内容等について解説する.コロナ禍により予定されていた愛知大会が中止となり,何とか大会を実施すべくオンライン大会に着目し,他組織の支援もあってオンライン大会を成功させる.その際の具体的な取り組み内容や手順等を解説するとともに,大会での内容,当日の体制,その成果と課題についても触れていく.
著者
新山 龍馬
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.49-53, 2019-12-15

ヒト型ロボットが人工筋肉で動くようになり,ロボットが機械よりも生物に近づいた近未来を舞台としたSF短編.あるロボット研究室で,主人公は亡くなった恋人を人造人間として蘇らせることを目指す.それは,単にリアルな外見を持ったヒト型ロボットではなく,魂が一時的に乗り移ったかのように,どんな人の姿や動きでも再現できる変身ロボットであった.主人公はロボット自体の開発には成功するものの,故人の人格を再構成することができずに試行錯誤を繰り返す.
著者
鎌田 真由美
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.347-356, 2008-04-15
著者
寺田 真敏
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.428-435, 2013-04-15

DoS/DDoS攻撃は,インターネット上でWebサービスやメールサービス等を提供しているサーバ等に対して過剰な負荷を与えたり,脆弱性を悪用したりすることによって,サービスの運用や提供を妨げる行為である.「DoS/DDoS攻撃とは?」では,本DoS攻撃特集を読み進める上で役立つ,DoS攻撃の関連用語を解説するとともに,DoS攻撃の歴史について概観する.
著者
江﨑 和博 坂本 健一 安原 典子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.24-30, 2013-12-15

来るべき社会基盤の整備や企業の事業競争力強化にとって,高品質なシステムの実現に対する重要性は高まり,社会的要請となっている.ソフトウェアの品質および評価への要求事項を規定した国際規格として,従来,ISO/IEC 9126(JIS X 0129)およびISO/IEC 14598(JIS X 0133)規格群が制定されている.しかし,規格のスコープが実現されたソフトウェアの品質評価を対象としており,システムの品質評価の前提となる品質要求定義プロセスが含まれておらず,システムやソフトウェアの品質向上においてPDCAサイクルが回らない等の課題があった.このような要請の中で,2002年以降,ISO/IEC 25000(SQuaRE)シリーズが整備されつつある.そこで,本論文では,システムおよびソフトウェアの品質評価に関するこれらの関連規格の最新動向と現場への適用事例,今後の展開の可能性等について解説する.
著者
小原 格
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.161-166, 2019-01-15

高等学校情報科における問題解決学習と,その具体的な授業内容の一部について簡単に報告する.情報科では,2003年の設置当初より問題解決学習が重視されており,特に,現行学習指導要領「情報の科学」においては,問題解決そのものや進め方についても学習対象としている.高等学校における具体的な問題の捉え方,問題の発見方法,発想を広げたり,思考を掘り下げたりする具体的な学習活動,また,それを可視化させるシンキングツール「IE図」について紹介する.さらに,総合的な問題解決学習の進め方や指導のポイント,また,プログラミングによる問題解決学習についての実践報告も簡単に行いながら,次期学習指導要領「情報I」を見据える.
著者
西村 治道
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.682-688, 2014-06-15

Shorが整数の素因数分解に対する多項式時間量子アルゴリズムを発見して20年,この間に量子計算の理論は量子情報科学の分野の中核をなす理論として大きく進展した.本稿では,量子計算を理解する上で必要な量子力学の基礎概念や,量子計算の計算モデル,およびその基本原理を紹介する.加えて計算量という観点からの量子計算と古典計算の違いについて述べる.