著者
穐山 富太郎 伊藤 信之 鈴木 良平 川口 幸義
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.460-464, 1975-12-10 (Released:2010-02-25)
参考文献数
25

We studied on the relation between primitive reflexes and motor development by means of taking movie.Primitive reflexes (Moro reflex, Asymmetrical tonic neck reflex, Crossed extension reflex. Babinshi reflex ete) activate all kinds of automatic movement integrated by higher brainstem, and furthermore these reflexes activate development of righting reaction, parachute reaction, balance reaction and voluntarity.Namely, primitive reflexes activate mainly automatic movement but these reflexes exert too promotive influence on the development in the early stage learning anti-gravitic posture and normal sensori-motor pattern in each motordevelopmental stage.
著者
石原 俊信 吉岩 豊三 金﨑 彰三 宮崎 正志 津村 弘
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.287-290, 2015-03-25 (Released:2015-05-22)
参考文献数
8

外傷性環椎後頭骨脱臼は致死的外傷に伴うことが多く,生存例であっても重傷頭部外傷の合併により看過されることがある.今回救命し得た1症例を経験したので報告する.症例は75歳,男性.軽自動車を運転中に大型トレーラーとオフセット衝突して受傷した.自発呼吸はあるが,意識昏睡状態であり,四肢完全麻痺,外転神経麻痺を認めた.急性硬膜下血腫,頭蓋頚椎移行部レベルのくも膜下出血,両側動揺性胸郭,血気胸,骨盤骨折を合併していた.basion-dens intervalは15.8mmと拡大し,condyle-C1 intervalはいずれも正常2.0mmを超える値であり,外傷性環椎後頭骨脱臼と診断した.全身状態が落ち着いた受傷後5週に後頭頚椎固定術を施行した.術後,ベッドアップの制限なく,瞬目で,はい,いいえの意思疎通を行い,離握手も可能となった.
著者
佐貫 浩一 松岡 彰 中村 克巳 中川 裕二 新庄 信英 国司 善彦 河合 伸也
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.517-518, 1990-10-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
5

Pyarthrosis of the knee was treated in 11 patients by arthroscopic lavage and debridement. There were 4 men and 7 women patients whose ages raged from 8 months to 80 years. Staphylococcus aureus was cultured in 5 knees. Four patients were caused by the injection of steroids. There were no recurrences. Arthroscopy can aid in establishing the diagnosis and implementing the appropriate treatment when a septic knee is suspected.
著者
森本 忠嗣 會田 勝広 園畑 素樹 馬渡 正明 佛淵 孝夫
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.586-589, 2010
被引用文献数
1

【背景】変形性股関節症(以下,OA股)では腰椎側弯(以下,LS)合併が稀ではなく,脚長差が一因と考えられているが詳細な検討例は少ない.【目的】OA股における脚長差と腰椎側弯カーブの方向との関係について調査すること.【対象と方法】初回人工股関節置換術を行った片側OA股437例(男性56例,女性381例,平均年齢62歳)の脚長差とLSカーブの方向について調査した.脚長差は10mm未満,10mm代,20mm代,30mm以上の層に分類し,層別のLS頻度(Cobb角5°以上),LSカーブ方向と層別尤度比を調査した.【結果】LS頻度は40%であり,内訳は患側凸26%,健側凸14%であった.層別尤度比の検討からは,30mm以上の層のみでLS頻度,患側凸頻度は有意に高くなった.【考察】片側OA股では30mm以上の脚長差で腰椎への負荷は一定方向となり患側凸のLSが発生しやすいことが示唆された.
著者
内田 芳雄 野村 茂治 近藤 正一 佐伯 満 前川 正幸
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.651-655, 1980-01-10 (Released:2010-02-25)
参考文献数
8

Congenital metatarsus varus is different from congenital club foot in many respects, but thy have been often confused.We experienced eight cases of this deformity during the years 1970 through 1979 which is sufficiently severe to require treatment in corrective casts. Two were unilateral and six were bilateral.Here we discuss the diagnosis and results of treatment in our clinic.
著者
安部 幸雄 津江 和成 藤井 謙三 岩永 隆太
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.363-367, 2006 (Released:2006-12-01)
参考文献数
6

【はじめに】遠位橈尺関節(DRUJ)不安定症の成因はいまだ明らかでない.今回,自験例より損傷組織,病態は画一的でないことを確認したので報告する.【対象】症例は6例で全て男性,年齢は15歳~44歳,6例中5例は回外0~35度に制限され,1例では回外90度が可能であったが疼痛を訴えた.全例にX線,CT,MRI,関節鏡,直視下整復術を施行しその病態を検討した.【結果】損傷組織は尺骨茎状突起骨折5,偽関節1,背側遠位橈尺靱帯(RUL)―関節包間の断裂2,三角線維軟骨背側部断裂2,尺骨小窩からのRULの断裂2,DRUJ背側関節包の断裂1,背側RULの断裂1,尺側手根伸筋の掌側脱臼1であった.またCTにて尺骨頭の外旋転位を2例に認めた.【考察】DRUJ不安定症を呈する損傷様態は様々である.CTにて明らかな掌背側方向の転位がなくとも尺骨頭が橈骨に対し外旋転位することにより回外制限が生じるものと推察した.
著者
矢崎 雄一郎 武富 栄二 簗瀬 光宏 酒匂 崇
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.135-136, 1996-03-25
参考文献数
4

We report a case of the Far-Out Syndrome that occurred in a female patient with isthemic spondylolisthesis and a 30% slip.<br>This syndrome was described as alar transverse process impingment of the L5 spinal nerve by Wiltse in 1984. The patient's chief complaint was bilateral leg pain and we were not able to visualize an abnormal lesion in the spinal canal with myelography, CTM or MRI. At surgery, it was necessary for L5 spinal nerve decompression to be carried out far enough laterally. L5 spinal root block is a important diagnostic tool in this syndrome.
著者
原口 和史 加茂 健太 谷口 秀将
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.71-75, 2017-03-25 (Released:2017-05-01)
参考文献数
12

近年,強直性脊椎炎(AS)に対して抗TNF-α製剤が使用され,臨床症状の著しい改善が期待できるようになった.しかし,抗TNF-α製剤は骨新生を抑制できず,臨床症状の改善とXP所見の進行には乖離があるとされている.今回,抗TNF-α製剤を投与し長期期間経過を見たASの2例を報告する.症例1(58歳男性,投与期間82カ月)29歳時ASの診断を受ける.50歳で両股関節痛のため初診.脊椎全体が強直,両仙腸関節は癒合,両股関節は高度に変形しており,MTX投与開始.両THA施行後,Infliximab 3mg/kg/8W開始,その後5mg強/kg/8Wまで増量する.症例2(42歳男性,投与期間60カ月)32歳頃より上顎洞炎,腰背部痛などあり,SAPHO症候群診断で治療を受ける.38歳時初診,MTX,Infliximab 5mg/kg/8W開始.効果減弱傾向あり,32か月後Adalimumab 10mg/2Wに変更.両例とも抗TNF-α製剤投与後,臨床症状は著しく改善したが,症例2では腰椎XP病変の進行を認めた.
著者
富田 雅人 宮田 倫明 野村 賢太郎 尾﨑 誠
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.207-211, 2018-03-25 (Released:2018-05-21)
参考文献数
5
被引用文献数
1

[はじめに]比較的稀な手に発生した石灰化,骨化を伴う脂肪性腫瘍の症例を報告する.[症例]症例1.72歳,女性.1年程前に右手掌の1 cm大の腫瘤に気づき,その後右手背にも同様の腫瘤がある事に気づいた.腫瘤が徐々に増大したため近医を受診し当科紹介受診となった.単純X線にて右第3,4中手骨間に石灰化を伴う腫瘤をみとめた.切開生検を行った後に辺縁切除術を行った.病理診断は軟骨脂肪腫であった.症例2.74歳,男性.1年半程前に右母指,示指間の腫瘤に気づき近医を受診した.経過観察されていたが,腫瘤が増大したため当科紹介受診となった.単純X線にて右第1,2中手骨間に骨化を伴う腫瘤をみとめBPOPが疑われた.辺縁切除術を行い病理診断は骨化性脂肪腫であった.[考察]脂肪腫が軟骨化または骨化を伴う事は稀とされており,更にこのような腫瘍が四肢末梢に発生する事は稀とされている.文献的考察を加えて報告する.
著者
蛯子 隼 大久保 宏貴 仲宗根 素子 川越 得弘 金城 政樹 普天間 朝上 赤嶺 良幸 金谷 文則
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.799-803, 2018

<p>Ollier病による上腕骨変形に対する治療はMultiaxial correction systemを用いた報告が多い.これは創外固定器装着後に変形矯正が可能だが,衣服の着脱が困難で女性への適応は躊躇することが多い.単支柱型創外固定器を用いて変形を矯正し得た症例を報告する.14歳,女児.進行する左上腕変形のため,外観が気になるようになった.単純X線像で上腕骨近位約80%は内軟骨腫に占拠され,3D-CTでは健側と比較して外反65°伸展37°,内旋22°変形し,45 mm短縮していた.手術は3D-CTシミュレーション通りに骨切りを行い,変形を矯正した後,単支柱型創外固定器を装着した.仮骨延長を行い,延長量は43 mmでhealing indexは45 days/cmであった.創外固定器装着中も衣服の着脱は容易で,愁訴はなかった.最終観察時,変形は矯正され外観に満足している.</p>
著者
当真 孝 山口 浩 森山 朝裕 大湾 一郎 金谷 文則
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.546-551, 2018

<p>中高齢者の広範囲腱板断裂を合併した反復性脱臼の治療には難渋する.今回,我々の術後成績を報告する.対象は広範囲腱板断裂を伴う反復性肩関節脱臼に対して関節唇・腱板修復術を施行した8例8肩である.内訳は男性5肩,女性3肩,平均年齢は66歳,平均経過観察期間は25カ月であった.術前後の肩関節可動域(以下,ROM)(屈曲・外旋・内旋),日本肩関節学会肩関節不安定症評価法(以下,SISスコア),再脱臼・再断裂を調査した.ROMは術前(屈曲78°・外旋24°・内旋1点)が術後(130°・56°・4点),SISスコアは術前23点が術後73点に改善した.再脱臼はなく,亜脱臼を1例,関節症性変化を1例,腱板再断裂を1例に認めた.広範囲腱板断裂を伴う反復性肩関節脱臼に対する関節唇・腱板修復術は有用な術式と考えられた.</p>
著者
比嘉 勝一郎 金城 英雄 前原 博樹 島袋 孝尚 中島 慶太 當銘 保則 金谷 文則
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.636-640, 2018

<p>Langerhans cell histiocytosis(以下LCH)は,Langerhans細胞の増殖を特徴とする原因不明の疾患で,骨腫瘍全体の1%以下と稀である.今回,われわれは脊椎に発生したLCHの3例を経験したので報告する.【症例1】13歳男児.1ヵ月半前から胸背部痛があり受診した.Xp上T2椎体は圧潰し,PET-CTでT2・T9・S1椎体にFDGの集積がみられた.T2椎体の生検を行い単臓器多病変型のLCHと診断した.化学療法を行い,初診後4年の現在,再発はない.【症例2】8歳女児.1ヵ月前から両季肋部痛があり受診した.Xp上T9椎体は圧潰し,PET-CTで同部位にFDGの集積がみられた.生検を行い単臓器単病変型のLCHと診断した.BP製剤の内服を行い,初診後1年4ヵ月の現在,再発はない.【症例3】27歳男性.2ヵ月前から頚部痛と右上肢のしびれがあり受診した.MRI上C7椎弓右側に信号変化があり,PET-CTで同部位にFDGの集積がみられた.生検を行い単臓器単病変型のLCHと診断,初診後7ヵ月の現在,経過観察中である.</p>
著者
石原 昌人 仲宗根 哲 平良 啓之 山中 理菜 親川 知 松田 英敏 東 千夏 神谷 武志 金谷 文則
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.742-745, 2018
被引用文献数
1

<p>【症例】65歳男性,慢性腎不全で透析歴28年.床から立ち上がる際に右股関節痛が出現し救急搬送された.単純X線像,CTで両大腿骨頚部骨皮質は菲薄化し,骨嚢腫を認め,右大腿骨頚部骨折を合併していた.左大腿骨頚部は皮質骨が一部破綻し不全骨折の状態であった.右大腿骨頚部骨折に対してセメントレス人工股関節置換術(THA)を行い,1ヵ月後に左大腿骨頚部不全骨折に対して骨嚢腫掻爬・自家骨移植・骨接合術を行った.両側とも病理組織検査でアミロイド骨嚢腫の診断であった.術後1年,両股関節痛はなくT字杖歩行が可能である.【考察】長期透析患者の大腿骨頚部アミロイド骨嚢腫を伴った病的骨折は偽関節になりやすい.本例は右側の大腿骨頚部骨折に対してTHAを行い,左側の不全骨折に対しては掻爬・骨移植・骨接合術を行った.長期透析患者のTHAの長期成績は不良であり,不全骨折に対する骨接合術は治療の選択肢となると思われた.</p>
著者
喜屋武 諒子 當銘 保則 前原 博樹 金谷 文則
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.667-670, 2018

<p>Giant cell-rich osteosarcoma(GCRO)は通常型骨肉腫の1~3%に発生する稀な疾患である.化学療法が著効した1例を経験したので報告する.症例は65歳,男性.1年前左膝関節痛を主訴に前医を受診した.単純X線像で左大腿骨外側顆の骨透亮像を指摘され,MRIで骨腫瘍疑いと診断された.その後通院の中断があり,6ヵ月後に疼痛が増悪したため前医を再受診し,単純X線像で病巣拡大を指摘され当院へ紹介された.当院で施行したFDG-PETで左大腿骨外側顆に高度集積を認め,切開生検の結果転移性骨腫瘍が疑われたため,初診から1ヵ月半後に広範切除術及び腫瘍用人工膝関節置換術を施行した.最終病理組織診断はGCROであった.術後1ヵ月に急速に増加増大する多発性肺転移を認め,NECO-95Jプロトコールに基づき化学療法を施行したところ著明な縮小効果が得られた.現在化学療法終了後1年6ヵ月経過し,再発転移を認めていない.</p>
著者
中島 慶太 金城 英雄 比嘉 勝一郎 島袋 孝尚 金谷 文則
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.641-644, 2018

<p>症例:22歳女性.4ヵ月前より右下肢痛が出現し,近医整形外科を経て婦人科を受診した.骨盤内に腫瘍を認めたため当科に紹介された.初診時右大腿部外側に軽度の疼痛があり,アキレス腱反射は消失していたが,明らかな筋力低下はなく腹部膨満感などはなかった.MRIで骨盤内に直径約10cmの右S1神経孔に連続する腫瘍を指摘された.透視下に右S1神経孔より針生検を行い神経鞘腫と診断した.手術前日に栄養動脈の塞栓術を施行した.手術はまず腹臥位で後方よりアプローチし右仙骨椎弓を切除し,神経根尾側の腫瘍と神経根,仙骨前面との癒着を剥離した.その後砕石位で前方より経腹膜的にアプローチした.仙骨前面との癒着のため一塊で摘出できず,被膜内で核出し容量を減少した後に被膜ごと切除した.出血量は680mlで輸血は行わなかった.病理は神経鞘腫で悪性所見はなかった.術後明らかな神経脱落症状を認めず,術後2週で独歩にて退院,術後3ヵ月で再発はない.</p>
著者
藤井 洋 岡嶋 啓一郎 高野 晴夫 西 芳徳 村上 直也 福田 朋博
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.319-323, 2002-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
8

We experienced 6 patients with paralysis due to cervical mechanical compression last year at our hospital. One patient had multiple sclerosis. He displayed sudden symptoms which improved and deteriorated. He also showed high T2 lesion in MRI. Another patient sustained spinal infarction. She also suddenly caused symptoms and showed high T1 and T2 lesion in spinal MRI. One patient had alcholic neuropathy. We believe that these diseases can be differentiated by physical examination, MRI, and various other examinations.
著者
久枝 啓史 萩原 博嗣 中家 一寿 小澤 慶一 芳田 辰也
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.481-484, 2000-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
9

14 patients (15 wrists) who had been treated for fracture of the distal end of the radius and had not been treated for ulnar styloid fracture at Sasebo Kyousai Hospital between January 1994 to December 1998 were studied for tenderness, ulno carpal stress test, bone union, and ulnar variance. According to Hauck et al., ulnar styloid fractures were classificd into tip fractures (type I) and base fractures (type II) There were 10 type I and 5 type II, 3 men and 11 women, and 6 right and 9 left wrists. The mean age was 58 years.2 wrists (20%) showed ulnar side pain for type I, and 3 wrists (60%) for type II. Non-union was seen in 1 wrist (10%) for type I, and 4 wrists (80%) for type II. Wrists with both pain and non-union were 0 for type I, and 2 for type II. In 5 wrists with pain, 3 showed ulnar variance (more than 3mm) and the other 2 tested positive for ulnocarpal stress.Type II fractures tend to be accompanied with pain and be non-union, while type I does not. Procedures such we pinning are thus recommended for type II fractures.
著者
田家 哲彦 前山 巌 山崎 堯二 大森 俊一
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.43-46, 1976-06-10 (Released:2010-02-25)
参考文献数
9

Three femoral heads with non-traumatic aseptic necrosis were excised surgically, and then investigated histologically.Case 1: 57 year-old female with aseptic necrosis of femoral head associated with osteoarthritic features.Case 2: 47 year-old female, after steroid therapy for sarcoidosisCase 3: 34 year-old male, following steroid therapy for systemic lupus erythematosus.There were no specific histological findings in three cases, which are related to the original disease.
著者
安部 淳 樋口 理 松村 利昭
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.1377-1382, 1990-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
15

Isolated fractures of the pisiform bone are uncommon. We reported two cases of isolated fracture of the pisiform bone. The first case was a 40-year-old male, and the second case was a 24-year-old female. The second case showed the Guyon canal syndrome. Both cases were treated by open reduction and fixation with microscrew. Bony unions were otained in both cases. A few months after the operation both patients were asymptomatic.
著者
古江 幸博 田村 裕昭 永芳 郁文 本山 達男 川嶌 眞之 尾川 貴洋 樋高 由久 川嶌 眞人
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.707-710, 2012-09-25
参考文献数
7

内上顆下端の骨片を有する中学生投手に対して,骨接合術を行い,骨癒合,投手復帰の良好な結果を得た.中学3年生と1年生の投手2例が,1球の投球後に肘内側痛が出現したため,投球不能となって受診した.ともにX線像で内上顆下端に骨片を認め,手術を行った.手術では両者とも,骨片間に介在組織はなく海面骨が露出しており,新鮮化など行わずに引き寄せ締結法とアンカーを用いての骨接合術を施行した.いずれも骨癒合が得られ,投手に復帰できた.<BR>骨端線閉鎖間近あるいは閉鎖後の中学生,特に1球の投球後に発症した例では,急性要素があり,内上顆下端の骨片の骨接合術は治療選択肢の1つと考えられた.