著者
田中 和之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.265, pp.78-84, 2006-10

書店には安岡の関連本が並び、安岡の言葉を編んだ『安岡正篤一日一言』(致知出版社)がベストセラーになっている。安岡は1983年に86歳で死去したが、死後20年以上たった今でも、その教えを学ぶ勉強会がいくつも立ち上がっている。インターネット上には、安岡を取り上げるサイトが次々に登場している。
著者
曲沼 美恵
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.269, pp.21-27, 2007-02

「セレブ御用達」のバッグブランドを展開し、若い女性に圧倒的人気を誇るサマンサタバサ。その会社を経営する男の元には毎年、誕生日になると、女性社員から愛情たっぷりのプレゼントやカードが届く。こんなにも女性たちが熱い視線を送る理由とは……?取材・文◎曲沼美恵 写真◎能美 潤一郎(P22の右を除く) 構成◎池松由香(編集部)あるテレビ番組を見た。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.193, pp.46-50, 2000-10

今年七月に開催された主要国首脳会議(G8沖縄サミット)に、国内外から集まった四〇〇〇人の報道陣の間で、ある人形が話題を集めた。沖縄の民族衣装をまとったリカちゃん人形だ。この人形は、外務省がサミットの記念品として各国の政府関係者や報道関係者向けに用意したもので、沖縄に持ち込んだ六〇〇〇体があっという間になくなった。
著者
三枝 匡 奥寺 憲穂
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.223, pp.41-44, 2003-04

——このところ企業のパワー不足が目立ちますが、景気情勢もさることながら、かつてに比べ、経営者のパワーが弱まってきたのでしょうか。三枝 私はそうは思いません。元々、日本人の経営パワーはそんなに高くなかった。
著者
中坊 公平 奥寺 憲穂
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.227, pp.26-29, 2003-08

——中坊さんは常々、「物事は常に現場ありき」とおっしゃっています。弁護士としての原点ですね。中坊 僕は裁判でもあんまり負けない弁護士なんですな(笑)。それはそれとして、なぜ裁判に負けないか。僕は相手方のために何遍も何遍も現場に足を運びます。例えば、家屋明け渡しや賃料の増額の事件であっても、現場へ行って、ホンマにどれぐらいの家なんやろなと見て回る。
著者
小野 田鶴
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.243, pp.68-71, 2004-12

派遣会社が「派遣の人数を減らしましょう!」と提案。「損して得取れ」の営業で市場を開拓している。親友二人で始めたビジネス。熱血漢の憤りに、理論派の相棒が事業化の道筋を付けた。営業の壁に資金ショートの危機——ベンチャー企業には、次々ハードルが立ちはだかったが……。 34歳の社長と33歳の専務、元同級生のコンビが、自転車で新宿の高層ビル街へ営業に乗り込む。
著者
正垣 泰彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.286, pp.34-37, 2008-07

——「これはおいしい」とすぐにまねをする経営者は多いと思いますが、正垣さんは「なぜおいしいのか」と、その理由をとことん追求するそうですね。正垣 料理に限らず何でもそうだけど、「なぜそうなっているのか」を徹底的に考えるようにしています。学校の先生から教わったのか、本で読んだのかは覚えていませんが、「1つの物事の中に、なぜを10回言え」という言葉がありました。
著者
童門 冬二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.234, pp.130-133, 2004-03

表裏というのは「表と裏・言行不一致・嘘や偽り・裏切者」の意味があり、比興は「面白いこと・不都合なこと・卑しいこと」とある。この二つの言葉を合わせた表現はもちろん、褒め言葉ではない。むしろけなす言葉だ。今風に言えば、 「真田昌幸は、いつも人を裏切る卑しい男だ」 ということになる。 ところが、当の昌幸は、こうした評価など気にも留めなかった。
著者
小和田 哲男
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.180, pp.84-87, 1999-09

蒲生氏は、近江国蒲生郡(現在、滋賀県蒲生郡)の郡名を苗字とする古代以来の近江の名族である。しかし、いつの時代からか、俵藤太秀郷たわらとうたひでさとの後裔といわれるようになり、藤原姓を称している。 のち、室町・戦国時代には、この地の守護大名から戦国大名になった六角氏の重臣に位置づけられ、氏郷の父賢秀かたひでのとき、織田信長に仕えている。
著者
曲沼 美恵
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.277, pp.15-21, 2007-10

ファッション業界の常識を破り、東京から離れた福島県いわき市で流行の婦人服を安価に作る。企業家としての負けん気が不可能を可能にした。取材・文◎曲沼美恵 写真◎尾苗 清構成◎中沢康彦(編集部)福島県いわき市のJR常磐線湯本駅は、映画『フラガール』の舞台になった常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の玄関口として知られる。
著者
原 武雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.250, pp.136-138, 2005-07

2001年11月。21LADY(トゥエニーワンレイディ)の社長、広野道子は、「洋菓子のヒロタ」の新橋駅前ビル店の前に立ち、一人つぶやいた。そこは、70数店あるヒロタの中で売上高トップを誇る店だった。 前月に民事再生法の適用を申請したヒロタ——広野はその再建スポンサーに、と打診され、神戸本社(当時)でヒロタ経営陣と会った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.282, pp.42-45, 2008-03

負債1900億円を一掃し、瀕死のタクシー会社を再生させた三代目社長。経営危機を脱したのもつかの間、今度は社内に気の緩みがまん延する。危機感を取り戻すため何をすべきか。下した決断は、一カ月間、自らハンドルを握ることだった——。 1月28日、朝6時。気温1・4℃。
著者
鈴木 信行
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.263, pp.110-112, 2006-08

業者の言いなり、言い値で葬儀が執り行われることが多く、典型的な"殿様商売と言われていた葬儀業界。そんな業界に異変が起きている。新しい発想を持つ起業家が相次いで登場し、葬儀会社のイメージを覆す新興企業が躍進している。 今年6月2日、葬儀業界を代表する急成長企業の一つであるティアが、名古屋証券取引所(セントレックス)に上場した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.178, pp.76-78, 1999-07

経営者の公私混同は、時に、思いがけない災いをもたらす。一部上場の名門ガラス食器メーカーでは、オーナーの財テク資金を簿外で債務保証していた事実が発覚し、経営が破綻した。社長を継いだ時点で「裏保証」の存在を知らなかった三代目は事態収拾に奔走したが、父親の残した負の遺産は、あまりにも大きかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.209, pp.23-25, 2002-02

「これは男性向けの商品」「こちらは子供専用」といった常識をまず疑ってみることが大切だ。同じ商品でも対象とするユーザーを少し変えてみただけで、売れ行きが大きく変わるケースもある。年齢、住所、職業など、様々な着眼点でターゲットを見直せば潜在需要が見つかるはずだ。 女子高生と甚平。一見するとミスマッチなファッションが、二年前から流行している。
著者
齋藤 訓之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.262, pp.92-96, 2006-07

南房総の山中に、巨大なハウス栽培の農場がある。そこでは、レタスやトマトなどの野菜や各種ハーブを1年中、毎日出荷している。千葉県君津市の「カズサの愛彩グループ(以下カズサ)」の中核企業であるアグリアドバンス(須藤久雄社長)が経営指導する農場の一つだ。 野菜栽培は季節や天候に左右され、収穫は年に1〜数回が普通。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.211, pp.46-48, 2002-04

京・渋谷駅の駅ビルに、朝から晩まで客の行列が絶えない洋菓子店がある。シュークリーム専門店「ビアード・パパの作りたて工房」の渋谷東急東横店だ。 扱う商品は、カスタードクリームと生クリームを混ぜ合わせたオーソドックスなシュークリームのみ。大人のこぶしほどの大きさで、価格は一個一二〇円だ。
著者
童門 冬二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.241, pp.120-123, 2004-10

豊臣秀吉は関白太政大臣にのし上がると、京に聚楽第を建てた。大坂城のイメージが強いせいか、後世の人々は、聚楽第を豪華な別宅のように思いがちだが、そうではない。秀吉にすれば、 「ここは、庶民出身の天下人が作った新しい政治の中心なのだ」 と、全国に向かって表明したという意味を持つ。 それまで、朝廷の最高幹部は、すべて御所の中に勤務場所を持っていた。
著者
原田 隆史 大谷 由里子 奥寺 憲穂
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.244, pp.72-75, 2005-01

——2004年を振り返ると、イラク問題に揺れ、大型台風に新潟県中越地震。殺人も増え、今の日本の歪みへの警鐘が一気に吹き出た観があります。原田 私らには考えられないようなことが、今の日本には起こってます。典型が、インターネットでつながった者が集まって、集団自殺。気の毒です。
著者
小和田 哲男
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.184, pp.94-97, 2000-01

石田三成といえば、どうしても、関ヶ原の負け組ということで評判はよくない。 「負けるとわかっている戦いに突っ込んだのは無謀だった」とか、「自分の力を過信していたのではないか」と手きびしいいわれ方をされている。