著者
田辺 実 伊藤 嵩帆 石井 聡一朗
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.117-118, 2017

鋼材は機械材料のうちで,最もよく使用されているが,種類も多く外見上は区別がつきにくく,誤使用された場合は,人命に関わる大事故につながりかねない.CBNホイール研削が多く用いられる今日,JISによる一般砥石研削の火花試験法だけでは鋼種の判別がしにくいため,CBNホイール研削による鋼種鑑別の可能性を提案する.
著者
石井 誉 赤井 亮文 川南 修一 春日 博 大森 整
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.393-394, 2017

LEDの普及により基材であるサファイアウェハの生産キャパアップおよび大型化が期待されている。そこで近年研究の進む固定砥粒での研削・研磨をサファイア加工へ適用することを試みた。今回、インフィード研削にELIDを応用することで、Υ8″サファイアウェハを加工する際の研削効率および表面粗さの改善が見られた。また砥石の種類を選定することにより、粗研削での研削効率や微細研削での表面粗さの更なる改善が見られた。
著者
大塚 小太郎 森 善一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.745-746, 2016

本研究では,ヒューマノイドの硬平地での移動効率の向上を目標とし,ブレイブボードを道具として使用する脚型ロボットの開発を目指す.
著者
竹岡 郁 小森 雅晴 久保 愛三 狩谷 悠史 伊藤 雄大 八田 健一郎 竹内 博之 吉住 恵一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.461-462, 2005

歯車等の軸状機械部品はそのマイクロオーダーの形状が性能に大きく影響するため,厳しい品質管理が必要となる.原子間力プローブ式形状測定機は従来のCMMより高精度な測定を実現できる可能性があり,これまで非球面レンズ等の表面形状測定に用いられてきた.しかし,原子間力プローブ式形状測定法は上部からの表面形状測定であるため,軸状機械部品のように軸を基準としてその形状誤差が評価されるものに適用するためには,それに対応した測定アルゴリズムが必要となる.本研究では,原子間力プローブ式形状測定機による軸状機械部品の測定·評価法を提案する.また,この測定法に付随する誤差要因とその影響を明らかにする.
著者
大塚 二郎 吉田 昌史 野崎 考志 十朱 寧
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.827-828, 2013

昔から同種金属同士の摺動は避けるべきとして「ともがね」と言われた。しかし、この現象を知らずに、機械を設計・製作し、失敗する例が見受けられる。ここでは、ボールねじ、リニアガイド、締結用ねじなどのともがねについて述べ、その対策を示す。
著者
和泉 洋輝 格内 敏
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.477-478, 2012

ソフトコンタクトレンズ(SCL)の「見え方の質」の向上に関して,本報告ではSCLの波面収差におよぼす温度の影響を調べた.始めにコモンパスの点回折干渉計を用いて,液中のSCLの温度変化が波面に及ぼす影響を調べ,次に有限要素解析によって種々の使用環境温度におけるレンズひずみについて考察した.
著者
佐井 峰史 田中 秀岳 柳 和久
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.227-228, 2014

傾斜プラネタリ加工とは,工具を傾斜させて偏心した後,工具主軸の自転運動と偏心軸による公転運動を合わせて穴あけを行う加工方法である.利点として,通常の穴あけ加工に比べて,ばりや層間剥離が少ない点,切削力が低減されることが挙げられる.先行研究では,CFRPに対して実験計画法により最適加工条件を明らかにした. 本研究では,実験計画法を用いてチタン合金(Ti-6Al-4V)に対する最適加工条件を求める.
著者
中島 一人 下村 芳樹 近藤 伸亮
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.205-205, 2005

大量生産·大量消費に起因する環境問題の発生に対し循環型社会の早急な実現が叫ばれている。しかし、循環型社会の実現の一つの手段である、使用済み製品の再生の効率化には製品回収と新規生産の受給バランスの確保が課題であるとされる。本研究では、回収済製品の保持状態を動的に変化させることで再生効率の向上とデッドストックの低減を実現する地層型生産システムの概念を提案する。また、開発のためのシミュレータ開発用プラットフォームの開発状況について報告する。
著者
上杉 修平 Muhammad Madden 熊谷 卓也 前田 能孝 明田川 正人
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.927-928, 2012

前報までの変位センサの構成はフォトダイオードを4個×3セット使用しアライメントが困難であった.また,得られるリサージュダイアグラムはスピンドルの回転に伴い中心,半径が変動した.本報では周波数可変レーザを用いた正弦波位相変調法を採用し,センサ1セットに対しフォトダイオードを2個とした.干渉縞信号を同期検波することで90°位相の異なる2つの正弦波を得た.さらに,リサージュダイアグラムを規格化した.
著者
樋口 大河 金井 理
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.775-776, 2008

近年,情報機器において,ユーザビリティを考慮したUIソフトウェアの効率的開発が求められている.その為には,設計初期に素早く評価できる2DUIプロトタイプと3D筐体データ上で,よりリアリティのあるシミュレーションが行える,3DUIプロトタイプとが統一的に設計できるシステムが要求されている.本研究では,状態遷移モデルを用い,これとイベントベースモデルとを組み合わせ動的挙動を定義できるシステムを開発したので報告する.
著者
藤垣 元治 南野 宏紀 村田 頼信
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.421-422, 2013

橋梁や鉄塔などの鋼構造物の内部欠陥の検査を行うために,デジタルホログラフィによるひずみ分布計測システムの開発を行い,小型化のために複数の撮像素子を用いることで入射光を1光束にして光学系を簡略化する手法を提案している.本研究では,その手法を用いた小型計測装置の試作を行う.
著者
石丸 大祐 坂本 武司 松永 大介 神崎 成広 峠 睦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.91-92, 2013

多結晶ダイヤモンド切削工具の切れ刃は,ダイヤモンド粒径サイズによって切れ刃丸味半径が制限を受ける.本研究では紫外光と石英を用いたUVアシスト研磨法によって様々なダイヤモンド粒径のノーズRバイトの研磨を行うことで,粒径サイズ以下の丸味半径有する非常に鋭利なバイトの成形に成功した.鋭利化した切削工具はアルミ合金の切削加工に用いて評価した.
著者
山岸 光 吉田 善一 坂上 榮松 守屋 俊浩 増澤 恒明 矢島 正男 池田 博通 尾坂 一 小口 京吾 若林 優治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.955-956, 2008

超精密微細な表面構造を持つ光学部品や、マイクロ医療用デバイスなどの加工を実現するために、ミリメートルからセンチメートルサイズの面積を、ナノメートルからマイクロメートオーダーで加工できる「レーザー・集束イオンビーム複合加工機」を開発した。この加工機は、FIBと3種類のレーザー、そしてAFMを有し、工作物の着脱無しで機上計測しながら、デバイス形状の全体に亘り、超精密微細三次元構造を加工できる。
著者
山内 しおり 青山 英樹 大家 哲朗
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.555-556, 2013

近年の高齢化社会では加齢による身体機能の低下を考慮した製品が必要とされているが,設計者が若く高齢者の不便さがわかりづらいことが問題である.本研究では視覚において高齢者に優しい製品設計のための若年デザイナ支援として,CGと画像処理を用いた高齢者の視覚シミュレーション方法を提案,システムを構築した.また,提案システムをもとに,加齢による焦点ボケと色の変化に関してデザイン補正を自動に行う方法を提案した.
著者
奥田 貴啓 石丸 伊知郎 筒井 宏光
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.792-792, 2004

不透明多層膜厚計測手法として、紫外線パルスレーザにより最表面層を光熱変換効果により励起し得られた共振周波数の解析から各層の膜厚を計測する手法を提案している。本報告では、粗面(10μm)の微小 (10nm以下) な共振振動を非接触で計測するスペックル干渉計について検討した。粗面から生じる高次回折光をフーリエ変換面においてピンホールで除去して得た0次回折光を物体光として用いるマイケルソン干渉計で計測した。
著者
高橋 啓太 大須 悠季 李藤 ヘンドリー 安藤 公一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.205-206, 2010

多種多様な製造フィーチャを知識ライブラリに蓄積してとけば、工程設計などで用いる製造情報を自由に取り出すことができるようになる。本研究では、各種機械加工作業に用いられる多種多様な製造フィーチャを調査収集し、著者らが開発した製造フィーチャ認識手法が適用可能な表現形式で、ライブラリにまとめた。製造フィーチャライブラリは、開発中のフィーチャベースフレキシブル工程設計システムの中核に位置づけられる。
著者
鎌田 一樹 堤 正臣 板垣 浩文 岩中 秀晋
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.703-704, 2010

近年,工作機械は高精度化を求められており,加工時の振動が加工精度へ与える影響を無視できなくってなっている.しかし,工作機械に用いられている直動転がり案内と振動減衰特性の関係は明らかにされていない.本研究では,キャリッジとレールの隙間を狭くした直動転がり案内を用いてインパルス加振実験を行い,振動減衰特性を調べた.また,実験装置のモデル化を行い, 振動減衰特性に影響を及ぼす因子について検討した.
著者
河田 耕一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.1137-1138, 2006

企業の研究所は時代とともに変化する.ここでは1960年に設立され、2003年に閉鎖したM研究所をケーススタディとして、その歴史と各時代での研究思想、およびいくつかの研究についての成功·失敗要因を分析し、次の時代での研究所のあり方を考える.
著者
柴坂 敏郎 木曽田 雄星 白瀬 敬一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.263-264, 2011

光学機器製造用の金型あるいはマイクロ溝/パターン加工などの微細形状加工において、表面にメッキを施し、メッキ層で要求精度、微細形状を得る場合がある。メッキ材料としては、無酸素銅、無電解Ni-Pなどが現在用いられているが、本研究では新たなめっき被膜材料について、単結晶ダイヤモンドによる超精密切削加工の可能性を報告する。
著者
山田 隆一 石田 徹吾 柳 和久
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.625-625, 2005

産業界で広く用いられている静電容量型変位センサを用いた2点法による回転誤差測定と、本研究で開発した光学式仮想Vブロック方式を用いた3点法による回転誤差測定を比較検討した。その結果、提案した仮想Vブロック方式は被測定マスターバーの形状精度の影響をほとんど受けないことを明らかにした。また、被測定マスターバーの2断面を測定することにより、マスターバーの偏心と傾きを回転誤差から分離できることを示した。