著者
齋藤 飛鳥 Mani Ganesh Kumar 木村 啓志 槌谷 和義
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.477-478, 2018

<p>がんマーカーであるCTCの検出においてDLD法による細胞腫毎の濃縮が可能となっている.本研究ではDLD法によって濃縮されたCTCを流路内で直接的に検出可能とする,固体から成るpHセンサの開発を目的として,AgIO3およびSbの二種の固体材料を用いた薄膜電極の開発を行っている.本報では,バッファ層の探索により,電極の耐久性とセンシング感度の向上を行った.</p>
著者
大久保 淳 本田 智
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.265-266, 2020

<p>線径が20μm超極細ワイヤを用いてピッチ40μmのマイクロねじとマイクロナットを製作し,これらを組み合わせたマイクロ送りステージを開発した.この送りステージは,マイクをねじの両側にクルトガ機構を取り付け,クルトガ機構のレバーを1回動作(押し離し動作)させると,ナットが1μmずつ左右に移動する構造になっている.本報告では,ステージの構造・位置決め動作・実験による位置決め結果について報告する.</p>
著者
近松 壮登 山本 秀彦 山田 貴孝
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.675-676, 2015

本研究は,自律分散型FMSにおいて,Automated Guided Vehicle (AGV)同士の経路干渉を回避するため,AGVに心のモデルを導入し,行動を制御する.心のモデルは,傲慢な心と謙虚な心の2種類の心変わりを繰り返しながら経路干渉を回避するというものである.そしてこの心を,複数のFMSに応用し,生産シミュレーションを行った.その結果,生産フロアの形状が変わってもAGV同士が柔軟に経路干渉を回避しており,心の導入により行動を制御できたといえる.
著者
呉 魏 青山 栄一 廣垣 俊樹 池ヶ谷 守彦 越前谷 孝嗣 曽田 浩義
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.331-332, 2016

噴流を利用した綿状のナノファイバーの新しい製造方法を検討した.さらにそのファイバーの医療・工業における応用方法についても検討した.
著者
瀬川 拓未 木下 裕介 梅田 靖 瀧居 真梨子 今村 剛 櫻井 秀夫
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.21-22, 2021

<p>サーキュラー・エコノミーは企業にとって重要な問題として認識されるようになってきている.これにはライフサイクル設計が必要となる.本研究では,複写機の部品の一つであるトナーボトルを例題として実データを収集し,Life Cycle Simulatorを用いて循環性評価を行った.循環性向上の鍵となる設計変数を特定し,追加シナリオにおいて改善策の検討を行った.</p>
著者
金子 順一 堀尾 健一郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.1055-1056, 2009

本研究は工作機械の旋回軸加速度を陽に設定可能な新しい知的工具姿勢計画法の実現を目的とする.本報では,工具経路上の各点に対応するM-Mapを用いて干渉領域の時間軸方向への変化を可視化し,これをBezier曲線に沿うように逐次変形することによって干渉の生じない連続的な旋回軸指令値の変化をGPU上で探索可能とするDistorted Spatial Temporal Distribution法の提案を行う.
著者
篠永 東吾 Bin Md Arifin Mohd Izam Izzuddin 岡田 晃 井上 基弘
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.275-276, 2019

<p>ジルコニアは高強度,高靭性であるため摺動部品等に使用されており,長期間使用のため耐摩耗性の更なる向上が望まれている.一方で,大面積電子ビーム照射法は,材料の極表面を瞬時に溶融,蒸発することで大面積に表面平滑化が可能である.本研究では,大面積電子ビーム照射によるジルコニアの耐摩耗性向上を実験的に検討した.その際,非定常熱伝導解析によりジルコニアの表面温度変化を解析することで耐摩耗性変化を議論した.</p>
著者
飯野 大輝
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.379-380, 2020

<p>三次元フラッシュメモリは人類の生成する膨大な情報を記憶するデバイスとして大きな役割を果たしている。ドライエッチングプロセスは、三次元フラッシュメモリの製造におけるキープロセスであり、様々な技術分野でのイノベーションが求められる。本報告では、ドライエッチングプロセス開発の概要を述べるとともに、具体例として、On-site合成したC<sub>2</sub>F<sub>4</sub>ガスを適用したエッチングプロセスについても紹介する。</p>
著者
後藤 晃平 谷口 淳
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.851-852, 2018

<p>先行研究では電子ビームリソグラフィにおいて、加速電圧により加工深さを制御することができることを明らかにした。そこで本研究ではこの加速電圧変調法を用いて機能性を持った三次元の生体模倣構造の作製に着手した。その結果、流体抵抗を軽減する鮫肌や撥水性と吸着性を合わせ持つばらの花表面の模倣構造の作製に成功した。本研究より、この加速電圧変調法を用いてより複雑で微細な三次元構造の作製が可能であると考えられる。</p>
著者
寺山 裕 草津 航平 森田 倫太朗 カチョーンルンルアン パナート 和田 雄高 濵田 聡美 檜山 浩國
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.138-139, 2019

<p>半導体製造ではウェハ上に残留する直径100 nm以下の研磨ナノ粒子は重大な製造欠陥を引き起こすため,研磨後の表面洗浄は必要不可欠である.未だ解明されていないブラシスクラブ洗浄時表面近傍で発生するナノ粒子の付着・離脱挙動現象を,基板表面のみに局在するエバネッセント光で動的に観察した.本稿ではPVAブラシと異なった波長で蛍光するナノシリカ粒子を用いてブラシと粒子を色識別し,洗浄現象の可視化を行ったので報告する.</p>
著者
小倉 一朗 芦田 極 明渡 純
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.111-112, 2013

大規模配線基板やマイクロ部品を対象にした多品種変量生産技術を実現するため,オンデマンドリペア技術が望まれている.本研究では製造欠陥を迅速に検出する,レーザスキャンによる欠陥検出システムの開発を目指している.本システムでは製品表面を4秒以内で検査し,欠陥があった場合は別途リペア加工することで生産の歩留まり向上を実現する.本報では高速欠陥検出システムの試作と評価基礎実験を行った結果について述べる.
著者
輿水 大和 藤原 孝幸 室伏 広治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.593-594, 2007

蛍狩りカメラは、空間内の輝点の3D位置を撮像面のリング像の位置と半径としてリアルタイムで撮像することができる単眼カメラである。本研究では、ハンマー投げ選手の頭部に設置したLEDの3D軌跡を分析し、アスリート動作解析を試みた。
著者
飯塚 保
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.921-922, 2006

ガラスの延性切削において,超精密旋盤を用いた旋削では切込み量は0.1μm程度である.フライカットならばガラス切削の能率を向上させる可能性があるため,改造した超精密旋盤を用いて実験を行った.その結果,工具に超硬合金(K10)を使用してソーダ石灰ガラスに延性切削が可能であり,その切込み量は旋削の数十倍である.ガラス切削の高能率加工へ期待が持てる結果が得られたので報告する.
著者
関谷 克彦 山根 八洲男 五十川 良則 玉田 浩史 山田 啓司
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.291-292, 2006

損耗センサ付き工具を用いたフライス加工用工具損傷検知システムの実用化を目指し,複数工具に対する検知システムを構築するために,損傷した工具数と仕上げ面粗さの関係について調査した.工具の突き出し量を考慮し,工具コーナ部による切削仕上げ面の最大高さを幾何学的に求め,実験結果と比較した.連続損傷個数が増加すると粗さは劣化し,粗さ許容値から求めた許容連続損傷枚数を検知することが可能なシステムの構成例を考案した.
著者
田中 健翔 満吉 悠太 鳥井 昭宏 道木 加絵 元谷 卓
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.159-160, 2017

本研究では積層型圧電素子を用いた浮上して移動するアクチュエータの実用化を目指している。これまでにインピーダンスアナライザを用いてアクチュエータのアドミタンス、端子間電圧と電流の位相差等の電気的周波数特性を測定し実際にアクチュエータを浮上させたときの周波数特性の比較を行った。今回は、周波数 特性分析器を用い入力電圧の変化による圧電素子の電気的特性、機械的特性の変化とその原因について考察する。
著者
小川 圭二 廣垣 俊樹 青山 栄一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.478, 2005

魔鏡は,鏡裏面の模様を投影する青銅鏡として,古くから伝えられてきた.魔鏡面に平行光を当てると,表面に形成された数百ナノオーダーのうねりにより反射角に差が生じてスクリーン上で明暗を生じる.古来,魔鏡は熟練鏡師により,鋳造で裏面模様を形成し,鏡となる面を手の感触を頼りに磨くことで創製されてきた.本報では,NC切削加工や研磨加工などデジタル技術を応用した魔鏡面の創製を試みた.
著者
北井 洋人 小野里 雅彦 田中 文基
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.89-90, 2020

<p>人間と産業用ロボットが共同して行う組立作業の計画案を,動作シミュレーションにより検討・評価が可能な設計・計画支援環境の構築法の開発を本研究の目的とする.本報告では,実際のロボットと同様のシステムを用いてモデルの制御を行うことで,作業者とロボットモデル間の相互作用を導入する.これにより,ロボットモデルとハンドモデルの干渉を検知し強制停止するなど,実際の発生事象に対応したシミュレーションを可能とする.</p>
著者
安田 裕紀 福田 好朗
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.973-974, 2009

セル生産では、数多くあるセルに対して部品の供給や完成品の回収する配送ルートを決定する必要がある。その時に運搬距離を短くし、それによるアイドルタイムを抑制しなくてはならない。本論文では、新たなレイアウトと配送ルートの決定方法の有効性を考察している。レイアウトを行ってから配送ルートを決定する従来の方法と最短ルートを優先して決定しレイアウトを行う方法とで、配送作業員が一人で対応できる範囲で比較を行った。
著者
今木 大輔 佐藤 隆太 堤 正臣
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.173-174, 2006

工作機械や半導体製造装置の送り駆動系には,一般的に直動転がり案内機構としてボールガイドが用いられている.特に近年採用されつつあるリニアモータを用いた送り駆動系では,接触が直動転がり案内部分のみとなるため,送り駆動系の摩擦特性は直動転がり案内の特性に大きく依存する.本研究では,ボールガイドの球径が,送り駆動系全体の摩擦挙動に及ぼす影響を実験的に解析している.
著者
岡田 直貴
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.923-924, 2017

注射型ワクチンは接種に医療従事者を必要とし、製剤の輸送・保管に一貫した低温温度管理の整備が求められる。そのため、開発途上国などの地域にワクチンが浸透しにくく、感染症パンデミックやバイオテロリズム発生時における迅速大規模接種も困難とされる。本発表では、簡便性と低侵襲性を併せもった新規ワクチン剤形として注目されている「マイクロニードル技術を活用した経皮ワクチン製剤 (貼るワクチン)」の開発状況を紹介する。