著者
張 欣 嘉戸 誠司 上原 淳 佐藤 広明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.230, pp.15-21, 2001-07-19
被引用文献数
1

近年, ミリ波・準ミリ波において, 加入者用高速無線アクセスシステムの実用化が盛んに行われている。FWA子局アンテナを室内に設置した場合, 親局との通信は窓ガラス越しに行われる場合が多いと思われる。そこで, この装置に用いられるミリ波・準ミリ波帯(22GHz〜33GHz)の電波に対してガラスがどのような影響を与えるかを実験的に検証する。
著者
丸山 珠美 長 敬三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.144, pp.101-106, 2007-07-12

近年、山岳部のエリアを確保し、また都市部の容量を増大するためドコモの3Gシステムでは800MHz,1.7GHz,2.0GHzの三つの周波数帯が用いられている。さらに、ダイバーシチ、MIMOに対応するためにはアンテナを端末に複数搭載するマルチアンテナが必須となる。携帯端末用のアンテナはデザイン性重視の観点から端末に内蔵されるのが望ましが、端末におけるアンテナ用の容積は限られており、マルチバンドアンテナを複数搭載するのは極めて困難となる。これに対し本稿では、小型マルチバンドアンテナとして提案してきたスクロール形状モノポールアンテナを、従来のアンテナ一つ分の容積に二つ搭載し、所望の三周波数帯で共振が得られ、かつ放射効率向上および相関係数低減を評価関数とする自動設計を遺伝的アルゴリズムを用いて行った。
著者
表 英毅 藤井 輝也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.389, pp.35-40, 2002-10-11
被引用文献数
10

移動通信において新サービスを創生させ得る有望な技術として、移動体システム内で閉じて利用できる高精度な移動体の位置検出技術がある。著者らは、MUSICアルゴリズムを用いて電波の到来方向を測定し、それに基づいて移動局の方向を推定する方法を提案した。本稿では、基地局で受信する複数の電波(パス)から先頭波を分離して受信し、移動局方向を高精度に推定する方法を提案する。そして提案法の推定精度を実際の伝搬環境を模擬できる時間・空間パスモデルを用いて評価する。
著者
表 英毅 藤井 輝也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.367, pp.143-149, 2001-10-12
被引用文献数
10

アダプティブアレイアンテナやダイバーシチ送信・受信等の空間処理を精度よく評価するためには時間・空間パスモデルが不可欠である。筆者らは、電波が移動局の周辺の全方向から一様に到来してくると仮定したClarkモデルを拡張した時間・空間パスモデルを提案した。本稿では、移動局周辺の散乱体円盤状に、離散的な反射点を複数設定することで構成する時間・空間パスモデルを提案する。提案したモデルが離散的反射点の数を変えることで様々な市街地での測定結果(伝搬遅延プロファイル、電波の到来角度プロファイル)をよく説明できることを示す。
著者
松尾 敏郎 西山 俊宏 松原 大典 木村 磐根
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.98, no.169, pp.15-22, 1998-07-09

オーロラヒスは準静電的ホイスラーモード波で, 低エネルギー電子ビームによるincoherent Cerenkov radiationによって発生すると考えられているが、この発生機構では地上でオーロラヒスが観測されているのにも拘らずヒスの波面法線角はレゾナンスコーン近い角度で下方伝搬するため電離圏を突抜け地上に到達するのは難しい。本研究ではオーロラ出現時の極域磁気圏の電子密度分析をISIS-I衛星のトップサイドサウンーダで観測された空間的な電子密度分布を考慮した電子密度モデルを導入する事により, 準静電的ホイスラーモードで伝搬するオーロラヒスが地上で観測されうる事を明らかにし, 特にオーロラが観測地点の赤道側に出現した時でも地上で観測される事を明らかにした。
著者
森田 長吉 趙 海波 風間 保裕 手代木 扶
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.96, no.35, pp.21-26, 1996-05-16
被引用文献数
1

円形および円筒形を主形状とする構造に対する散乱問題やアンテナ問題の解析に適切である円柱座標FD-TD法について,具体的計算アルゴリズムを詳細に検討している.基本計算アルゴリズムについては座標系の違いを除けば直角座標のFD-TD法と全く同様である.本稿ではBerengerのPML吸収境界条件を円柱座標で適用できるようにするとともに,同軸励振のFD-TDモデル化法を新しく提案している.本アルゴリズムの適用例として高誘電率基板円偏波円筒型マイクロストリップアンテナを取り上げ,その放射特性を解析検討した結果についても述べている.
著者
鬼沢 武 小林 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.96, no.523, pp.23-28, 1997-02-19

簡易な回路構成を持つ,位相情報を用いた逐次処理型プリアンブルレス復調器のAFC部とキャリア再生部について検討している.AFC部では位相オフセット周波数誤差検出法とデュアルループAFCを,またキャリア再生部ではキャリアフィルタ出力をサンプルホールド(S/H)するS/H付きオープンループ型逆変調キャリア再生法を提案している.これらの技術を用いた復調器はプリアンブル信号(キャリア再生用)を用いずにパケット毎の復調を可能にし,かつ複素情報を用いるプリアンブルレス復調器と比較して,約1/10の回路規模で実現出来る可能性を得た.
著者
遠藤 勉 深沢 徹 千葉 勇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.96, no.374, pp.7-12, 1996-11-22
被引用文献数
3

マイクロストリップアンテナの放射板にU字形のスロットを設けることで, 薄形で占有面積が少なく広帯域化可能である[1]. 本報告では, まず, その動作原理から, U字スロットの各足の長さを調整することで2共振特性を持たせた広帯域化について述べる. そして, FD-TD法を用いたシミュレーションを行い, さらに, アンテナを試作して2共振特性の動作を確認した. そして, U字スロットの2つの足の長さと共振周波数の関係を実験により検討し, 2つの共振周波数が2つの足の長さそれぞれによって独立に制御できることを示す.
著者
小塚 堀内 真治 礒野 育
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
pp.31-36, 1994
被引用文献数
1

ハイパーサーミアにおける深部局所・領域加熱用アプリケータの構成法として以下の方法を用いる。先ず、RF誘電局所加熱用アプリケータとして「二重電極構造」を提案し、実際にアプリケータを試作することで、ビーム状に深部を加熱できることを明らかにする。次に、誘導インプラント加熱ではインプラント材の発熱の他、被加熱体周縁部にホットスポットが生じるため、「渦電流吸収ボーラス」を用いることで局所加熱技術を確立させる。更に、無侵襲深部誘導加熱アプリケータを構成するために、有限要素法を用いて構成原理および渦電流制御法について明らかにし、フェライトコアを用いた無侵襲深部誘導加熱型アプリケータを試作して、脂肪層を考慮したファントムを用い加熱実験を行い、脂肪層を発熱させることなく深部を領域的に加熱できることを明らかにする。
著者
前川 泰之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.386, pp.1-6, 2009-01-14
被引用文献数
2

1988年から2006年にかけて大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市)において測定されたKa帯とKu帯衛星電波の降雨減衰長期統計について、それらの周波数スケーリング特性の年変動に注目して、詳しく解析を行なった。各年のKa帯とKu帯降雨減衰量の累積時間率分布における等時間率値の比率は±10%以上の変動を示し、ITU-R勧告による周波数スケーリング法に対してかなりの誤差が発生することが分かった。過去19年間の500例近い降雨事象の前線種別を調べた結果、夏季の夕立発生頻度に加えて梅雨期と秋雨期における停滞前線の雨滴粒径分布の差異が、減衰比の年変化の大きな要因であることが示された。そこで代表的な3種の雨滴粒径分布を降雨事象毎に指定してKu帯BS電波の減衰測定値から1分間隔でKa帯N-Star電波の減衰量を求めると、両者の累積時間率分布における周波数スケーリング精度の大幅な向上が示された。また梅雨期と秋雨期あるいは夕立等の特定の降雨タイプにおいて雨滴粒径分布を指定して推定を行うと、同様に精度の向上を見込めることが確かめられた。
著者
三次 仁 三根 学 土屋 良起
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.103, no.232, 2003-07-25

世界無線通信会議(World Radiocommunication Conference: WRC)は国際的な周波数帯の利用方法や無線局の運用に関する各種規則などを策定する会議であり、今回WRC-03として2003年6月9日から7月4日までジユネープで開催された.本稿ではWRC-03における固定衛星通信業務(FSS)に関連する主要な議題について議題概要、審議の結果について紹介する。
著者
馬場 聡史 浅沼 健一 前田 忠彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.201, pp.85-90, 2004-07-14
被引用文献数
2

タブレットコンピュータなど手に持って利用される端末を想定した場合,手部がアンテナ素子に与える影響は大きく人体に吸収される電力も大きい.そこで本報告では液晶ディスプレイの金属フレームに複数のアンテナ素子を設置するモデルにおいて,適応的に人体で吸収される電力を低減することを目的とした給電方法について検討を行なった.給電の構成は複数のアンテナ素子間を伝送線路で並列に接続する方法を用いた.解析手法はFDTD法を用い,相対放射電力を評価の指標として単独給電モデル,同時給電モデル,並列給電モデルの3つのモデルについて比較を行い,並列給電の有用性の検討を行なった.その結果,手部の保持位置が変化する場合でも並列給電を行なうことにより,人体の影響を受けにくいアンテナ素子に励振される電力が適応的に多く分配されることを確認した.また,最も人体の影響が表われる場合において約25%,平均では約20%の相対放射電力の向上を確認することができた.さらに,並列給電を行なった場合の指向性に関して検討を行なった.
著者
小川 晃一 松吉 俊満 門間 健志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.98, no.356, pp.89-96, 1998-10-23
被引用文献数
7

ホイップアンテナと板状逆Fアンテナによって構成された携帯電話用ダイバーシチアンテナに関し、携帯電話を所持する人体による電磁的影響を考慮して900MHz帯における特性を解析した。ダイバーシチアンテナおよび人体をワイヤーグリッド法によってモデル化し、陸上移動無線伝搬環境において、ホイップ長、頭と携帯端末の間隔、鉛直方向からの傾き角と放射効率、平均実効利得(Mean Effective Gain:MEG)、相関係数の関係を定量的に解明した。その結果、頭と端末の間隔が2cmのとき1/4波長ホイップアンテナは-8.5dBd、板状逆Fアンテナは-11dBdの低いMEGを示すこと、そして1/2波長ホイップアンテナの場合、それぞれのMEGは-7dBdおよび-8.5dBdに増加することがわかった。さらに、筐体の傾き角が60°付近の実使用状態では0.3以下の小さな相関係数が得られることがわかった。さらに、人体の各部位(頭、手、肩)に吸収される電力、インピーダンスの不整合による反射電力および非励振素子における消費電力の定量的関係について調べた。
著者
小熊 博 福田 啓一 山形 文啓 福與 賢 浅野 安良 山崎 吉晴 亀田 卓 中瀬 博之 高木 直 坪内 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.97, pp.7-12, 2007-06-14
被引用文献数
4

我々は、次世代広域モバイルブロードバンド無線通信システムのアクセス方式として非常に注目されているOFDMA(Orthogonal-Frequency-Division-Multiple-Access)方式を実装した方式の一つであるFLASH-OFDMを活用し、仙台市内をフイールドとした実証実験を展開している。本研究では、2GHz帯の電波伝搬特性を中心に評価した。その結果、LOS(Line-Of-Sight)環境であるかNLOS(Non-Line-Of-Sight)環境であるかが伝搬特性に非常に大きな因子であるとともに、測定点の海抜高が非常に重要であることがわかった。さらに、アンテナ地上高が低い基地局においての実測結果では、LOSとNLOSにおける受信電力強度に約20dBの差がみられ、約1dB/10mの損失量であることがわかった。
著者
平野 拓一 杉山 哲也 広川 二郎 安藤 真 永堀 仁 齋藤 和男 谷口 徹 小山 佳也 黒澤 泉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.117, pp.101-105, 2009-07-01

準ミリ波およびミリ波固定無線アクセス(FWA)の伝搬特性、PHSとの異種ネットワーク接続性などを調べるために、東京工業大学大岡山キャンパス内にモデルネットワークを構築した。キャンパス内の7つの建物の屋上に25GHz帯無線機を用いたFWA基地局を設置し、それらを結ぶ最長1km、最短80mの10回線の準ミリ波ネットワークを構築した。基地局の基幹回線応用を想定して、それら7つの建物のうち3つの建物にPHSの基地局を設置た。本報告では構築した準ミリ波モデルネットワークを用いて25GHz帯の伝搬特性を調べた。5秒毎に降雨強度、受信強度、ビット誤り率(BER)を記録している。記録したデータを処理して、25GHzにおける降雨減衰、レドーム表面に付着した雨滴による減衰、垂直(V)偏波と水平(H)偏波の降雨減衰係数の違い、月毎の降雨強度の累積時間率分布を調べた。降雨減衰は理論値と良い一致を示した。
著者
古川 幸伸 藤森 和博 新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.97, no.545, pp.47-53, 1998-02-19

本稿では, PHSの新たな基地局設置場所として建物の窓に設置することを提案し, 壁面設置型双指向性偏波ダイバーシチアンテナを用いて, 実際に建物の窓に基地局を設置して伝搬測定を行った.そして, 基地局を建物の窓に設置する場合に問題となる窓ガラスの影響や基地局を設置する階, 移動局の傾き角度, 偏波ダイバーシチ受信の効果について検討した.
著者
阿波加 純
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.210, pp.83-90, 1999-07-22

JERS-1衛星に搭載の合成開口レーダ(SAR)で観測された石狩平野の水田のデータを調べたところ、LバンドSARの規格化散乱断面積(NRCS)は稲が成長する夏季と積雪が存在する冬季に大きな値を示した。本論文では、NRCSが積雪時に大きな値となるのは積雪による波数の変化および屈折が主な原因であることを示す。また、積雪時のNRCSは積雪の密度や含水率、土壌の含水率等によって大きく変化することを、摂動論による計算例で示す。
著者
阿部 健太 佐々木 正巳 鈴木 勝裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.605, pp.29-36, 2002-01-17

本論文では、SARデータの位相情報を利用して積雪の深さと密度(比誘電率)を推定する2つの方法を提案している。一つは、オフナディア角を可変することができるSARを用いる方法である。この方法では、同一軌道からの観測により得られる位相情報と、異なる軌道からの観測により得られる位相情報を利用する。そこで、そのSARデータの位相情報のみから積雪の深さと密度の値を推定するアルゴリズムについて、理論的な検討を行っている。もう一つは、異なる周波数で観測する二つのSARを用いて、積雪がある時期と無い時期に同一軌道から観測して得た二つのSARデータを干渉させたときに得られる干渉縞から、積雪深の変化量と比誘電率を推定する方法である。その方法についても理論的な検討を行っている。理論的な解析の結果、積雪の深さと密度を推定する上でオフナディア角を可変できるSARの利用は有効であることを示した。また、異なる周波数のSARを用いることで、積雪深の変化量と比誘電率を推定できることを示した。
著者
志村 賢悟 花山 英治 高野 忠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.12, pp.7-12, 2002-04-11

宇宙用展開アンテナで使用されている六角形開口を有する反射鏡では,1次放射器からの放射パターン形状と反射鏡形状の不一致によりスピルオーバ損失と鏡面非照射損失が生じる.本稿ではそれらの損失を低減するために,1次放射器の放射ビームを反射鏡形状に整合させることを目的とする.まず,形状の類似度の評価方法を提案する.六角形開口を有するホーンアンテナについて,放射パターンの数値計算法を示す.パラメータを変化させて解析することにより,損失を低減するための1次放射器の形状,条件を示す.ここで設計した1次放射器を用いることにより,従来1次放射器として用いられている円すいホーンアンテナと比べて、スピルオーバ損失と鏡面非照射損失がそれぞれ改善できる度合いを示す.
著者
秋元 守 原田 耕一 渡邊 和二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.305, pp.29-34, 2002-09-12
被引用文献数
1

本報告は,AMeDAS観測の降水量データを活用した,日本全国各地を対象とする1分間降雨強度分布推定法の高精度化検討に関するものである.まず,過去25年間の1時間雨量データ及び1分間雨量データから,近年になって短時間に強い雨が降る傾向が増加している地点があること,及び1時間降雨強度分布と1分間降雨強度分布の関係が変化していることを示す.次に,この傾向を1分間降雨強度分布推定法の高精度化に反映する一例として,1時間雨量データから1分間降雨強度分布を推定する際に10分間雨量データも考慮する手法について定量評価し,既存の推定法より高精度となることを示す.