著者
劉 秋生 福田 勝哉 松田 拓馬
出版者
The Japan Institute of Marine Engineering
雑誌
マリンエンジニアリング (ISSN:13461427)
巻号頁・発行日
vol.39, no.12, pp.899-904, 2004-12-01 (Released:2010-05-31)
参考文献数
12

Carbon dioxide (CO2) ocean sequestration technologies, such as dissolution into seawater, are important to promote protection of the global environment. In this study, the solution process of CO2gas in seawater and pure water was experimentally studied under various pressures and temperatures to evaluate the solubilities of CO2in seawater. The solubilities of CO2in seawater and pure water were measured by the change in pressure due to absorption at pressures up to 1500 kPa and temperatures ranging from 20°C to 60°C. We found that the solubilities of CO2were between 0.27×10-3and 5.45×10-3in seawater, and between 0.26×10-3and 0.6×10-3in pure water near atmospheric pressure. They increase with an increase in pressure, but decrease with an increase in temperature. The Henry's law constant of CO2was about 200 MPa at a temperature of 20°C in seawater under 500 kPa, and increased with an increase in temperature. The solubility of CO2in seawater was lower than that in pure water. We obtained empiri-cal correlations for solubilities of CO2in seawater and pure water at various temperatures under atmospheric pressure, based on the experimental data.
著者
籾山 政子 片山 功仁慧 福田 勝久
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.445-463, 1970-08-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
17
被引用文献数
1 1

現代の死亡の季節変動形態は,大別して“冬季集中型”と“緩慢型”とになり,前者は日本及び西欧諸国に,後者は北欧及び北米大陸にみられる.しかも両形態は歴史的にみれば,それぞれ変遷を示し,冬季集中型はますます集中化し,後者は一層緩慢化する傾向にある. 一般にこれら地域の暖房様式の違いが,変動形態の相違を招来したと考えられる.即ち緩慢型地域は冬季の気温が零度以下の低温に達し,大規模暖房なしには環境に適応し得なかった.集中暖房,地域暖房による人工気候造りが,社会の進展につれて,本来の冬山低下,即ち緩慢化の形成を招来した.一方,冬季集中型地域は冬季も比較的温暖なため,室内の人工気候は却って寒:冷に経過し,相対的に冬山低下をはぽんでいる.夏山の克服につづく,冬山克服への努力が要望される段階に来ている. また,詳細な地域的考察を行うと,見事な緩慢型を示すアメリカも文化的地域では緩慢化が著明だが南部の後進的地域,ことに黒人は冬季集中型を呈するなど地球差は顕著である.
著者
遠藤 秀紀 福田 勝洋 木村 順平 佐々木 基樹 STAFFORD Brian J.
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.66, no.10, pp.1229-1235, s・iii, 2004-10-25
被引用文献数
5

ラオス,タイ,半島マレーシア,スマトラ島,ジャワ島,ボルネオ島,ランカウィ島,およびミャンマー・テナセリム諸島に産するジャワマメジカ(Tragulus Javanicus)の頭蓋の大きさと形の地理的変異を検討した.大陸産集団において気候条件の影響を確認することはできなかったが,テナセリム諸島とスマトラ島産の頭蓋は,島嶼隔離効果のため吻尾方向に長いことが明らかとなった.Qモード相関係数を用いたクラスター分析の結果,次の3つのクラスターが確認された.1)ランカウィ島産とテナセリム諸島産,2)ラオス産とタイ産,3)スマトラ島産とボルネオ島産.ジャワ島産は,雄ではランカウィ島とテナセリム諸島産集団のクラスターに属し,雌ではスマトラ島産とボルネオ島産のクラスターに形態学的に類似した.また,正準判別分析の結果から,ラオス産とテナセリム諸島産は他の集団から分離し,一方でスマトラ島産,ジャワ島産,ボルネオ島産は,判別得点が互いに混在することが明らかとなった.
著者
田中 愼 福田 勝洋 後藤 信男 松沢 昭雄
出版者
Japanese Association for Laboratory Animal Science
雑誌
Experimental Animals (ISSN:00075124)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.251-255, 1993

1年齢以上のハタネズミの副腎皮質を組織学的に観察し, この種の特徴と性差を検索した。ハタネズミでは皮質全体が雌に比べて雄でより薄く, マウス・ラットと同様であるのに対して, シリアンハムスター・マストミスとは逆であった。雄では束状層が厚く, 網状層が極めて薄く, マウス・ラット・シリアンハムスター・スナネズミと類似しているがマストミスとは逆であった。雌では束状層と網状層が各々外層と内層に区分できた。雌では網状層が厚く残り, 雄と際立った差を示し, マウス・シリアンハムスター・スナネズミ・マストミスと異なっていた。光顕レベルでこの種に特異な付加層はみられなかったが, 雌の網状層内層はこれにあたる可能性が示唆された。ハタネズミの副腎皮質はその食性の特異さからも更に検索を進めるのに値する対象と考えられた。
著者
遠藤 秀紀 岡の谷 一夫 松林 尚志 木村 順平 佐々木 基樹 福田 勝洋 鈴木 直樹
出版者
日本野生動物医学会
雑誌
日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.69-73, 2003
参考文献数
8

コーンビーム型CTを用いて,ハダカデバネズミとジャワマメジカの全身を観察し,腹腔壁の構造を検討した。その結果ハダカデバネズミにおいて,薄い腹壁と発達の悪い胸椎および腰椎が三次元画像として確認された。柔軟性のある腹壁は,同種が切歯を用いて掘削を行う際に,土を腹側の空間を利用して体の後方へ送る機能を果たしていることが示唆される。またジャワマメジカでも脆弱な腹壁が観察された。同種の柔軟な腹壁は、消化管で食物の発酵を進めたり,大きい胎子を妊娠したりすることへの適応であると推察された。ジャワマメジカでは肩甲骨の位置が三次元画像上で容易に確認されたが,コーンビーム型CTは同種より大きいサイズの動物において,軟部構造をデジタルデータ上で除去しながら全身骨格を観察するのに適していると考えられる。
著者
山崎 勤 小川 勝比古 山川 宗位 山中 昇 白戸 勝 柳内 統 吉田 真子 山本 一男 福田 勝洋
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.987-1007, 1988-07-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
27

The clinical effect of isosorbide (TYS) for patients with Ménière's disease was first reported in 1981. Long-term treatment by TYS produced considerable symptomatic relief in many patients during the active stage of the disease. In the present study, the effect of TYS for patients with Ménière's disease was evaluated by a multi-centered double blind trial using betahistine meyslate (MR) as a reference drug over a period of 8 weeks. The indices that reflect global improvement and utility showed, by the Wilcoxon rank sum test (one-tailed), that the TYS was significantly (P<0.05) superior to the MR in the effectiveness of the control of Ménière's disease at 2 weeks, 4 weeks, 6 weeks and 8weeks after administration. There was no particular difference in the frequencies of side effects or abnormal clinical laboratory findings between groups treated with TYS and with MR. From the above results, it was concluded that TYS was an effective and useful drug for the treatment of Ménière's disease.
著者
福田 勝吉
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.68, pp.23-26, 2004-11

私は平成7年3月に基礎工学類、平成9年3月に理工学研究科を卒業し、現在は自動車部品メーカーでソフトウェア技術者として勤めています。社会人8年目ですが入社2年目に転職の経験があります。仮にも新卒で決意入社した会社を2年で辞めたという ...