著者
安酸 史子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.2_38-2_44, 2009-06-29 (Released:2011-08-30)
参考文献数
10
被引用文献数
1
著者
広瀬 寛子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.45-57, 1992-09-30 (Released:2012-10-29)
参考文献数
32

本論文の目的は看護研究における現象学的アプローチの適用と課題について考察することである. そのために, まず, 現象学的方法の特性を論じ, 次に, 筆者が看護研究において, 現象学的アプローチを選択するまでのプロセス及び現象学的分析方法を完成させるまでの作成過程について論じた.現象学的方法とは, 因果関係を明らかにしようとするものではなく, むしろ生きられた体験としての現象の本質を明らかにしていくことを探究する記述的研究方法である. 筆者は, これまで看護学生の体験世界と, 患者と看護婦との体験世界に焦点を当てた研究を行ってきた. それらの研究に共通に流れているテーマは, 人間の行動・経験にはすべて, その人個々の意味があり, その意味を重視したいということであり, そのテーマを明らかにするためには現象学的方法が一番適していると考えた. そのような経緯から, Giorgi, A.の現象学的分析方法を参考として, 事例分析方法と看護面接過程の分析方法を作成した. 看護面接過程の分析過程は以下のようにまとめられた; (1) 本質的な意味の単位である場面に分ける; (2) 各場面のテーマを記述する; (3) テーマの中心的意味を記述する; (4) テーマの中心的意味を総合し, 統合して, 状況的構造的記述と一般的構造的記述を導き出す.
著者
大須賀 ゆか
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.3-12, 2005-03-20 (Released:2012-10-29)
参考文献数
38
被引用文献数
9 4

【目的】本研究は, 手洗い行動に関係性の強い因子を明らかにし手洗い行動の改善への示唆を得ることを目的とした.【方法】2病院の看護師93名を対象に構成的観察法と自記式質問紙法を実施し, 手洗い行動 (手洗いの実施・手洗いの質) と経験, 教育, 関心, 知識, 忙しさ (看護業務量・スタッフ不足) の関係の有無・関係の強さを探索した.【結果】手洗いの実施には看護業務量, 教育, 経験が影響していた. 手洗いの質には看護業務量とスタッフ不足が影響していた. 手洗いの実施では, 看護業務量の変数である1時間の仕事数が25を超えるとオッズ比は7.75となり, 35を超えると12.99となった (CI. 1.54~39.03, 1.64~102.72). 手洗いの質では, 仕事数が25を超えるとオッズ比は6.86となり, 35を超えると28.52 (CI. 1.43~32.95, 2.43~335.08) となった.【結論】手洗い行動に関係する因子は, 忙しさ, 教育, 経験であり, 手洗い行動を改善するためには, 看護業務の見直しを中心とした忙しさの改善, 擦式手指消毒剤を使用した手洗いの推奨とトレーニング, 感染に関する院内教育の充実の必要性が示唆された.
著者
大坂 和可子 青木 頼子 江藤 亜矢子 北 奈央子 有森 直子 中山 和弘
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.334-340, 2019 (Released:2020-03-14)
参考文献数
22
被引用文献数
2

目的:本研究の目的は,患者の意思決定の葛藤をスクリーニングするSURE(Sure of myself; Understand information; Risk-benefit ratio; Encouragement)test日本語版を,言語的妥当性を踏まえ開発することである.方法:SURE test日本語版は,第1段階:2名による順翻訳,第2段階:順翻訳統合,第3段階:2名による逆翻訳,第4段階:研究者協議(暫定版作成),第5段階:一般市民,医療者への調査,第6段階:再検討,を経て開発した.結果:暫定版作成後,第5段階の一般市民と医療者32名の調査において,「わかりやすい」と回答した割合は各項目で47%から78%であった.第6段階にて言語的妥当性を再検討し,日本語版を確定した.結論:一連の過程を経て,言語的妥当性を踏まえたSURE test日本語版を開発した.
著者
新宮 洋之 安保 寛明
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.270-277, 2019 (Released:2020-02-29)
参考文献数
27
被引用文献数
6

目的:看護師を対象に,構造的エンパワメントと情動的コミットメント,ワーク・エンゲイジメントの関係を明らかにする.方法:東北地方のA県ならびに政令指定都市B市内の病院に勤務する看護師を対象に,質問紙調査を行った.結果:構造的エンパワメントから情動的コミットメントならびにワーク・エンゲイジメントには,それぞれ有意な正のパスがあった.また,構造的エンパワメントからワーク・エンゲイジメントを介した情動的コミットメントには有意な正のパスがあったが,構造的エンパワメントから情動的コミットメントを介したワーク・エンゲイジメントへのパスは有意な関係になかった.結論:構造的エンパワメントは,看護師の情動的コミットメントならびにワーク・エンゲイジメントを高めることが示唆された.また,看護師における構造的エンパワメントと情動的コミットメント,ワーク・エンゲイジメントの関係には,方向性があることが示唆された.
著者
松本 智里 加藤 真由美 兼氏 歩 福井 清数 髙橋 詠二 平松 知子 谷口 好美
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.309-317, 2018 (Released:2019-03-09)
参考文献数
37

目的:女性変形性股関節症患者の術前後の歩容の自己評価と心理社会的側面を,人工股関節全置換術(THA)患者と低侵襲寛骨臼骨切り術(SPO)患者の2つの視点から比較し検討した.方法:術後6~12ヶ月の女性THA患者とSPO患者に無記名自記式質問紙調査を行い,術前と術後の歩容の自己評価と心理社会的側面を比較した.結果:THA患者70名,SPO患者10名から回答を得た.THA患者とSPO患者の歩容の自己評価はともに術前より術後に改善した.術前の歩容の自己評価と関連したのは,THA患者は跛行への思いと杖歩行への思い,抑うつであった.術後の歩容の自己評価と関連したのは,THA患者は自尊感情と抑うつ,公的自己意識,全体的健康感で,SPO患者は全体的健康感のみであった.結論:女性変形性股関節症患者の歩容の自己評価をアセスメントすることは心理社会的側面の支援の一助となると示唆された.術式によって関係する心理社会的側面の項目には違いがあり,各々の時期や特徴に合わせたケアの必要性が考えられた.
著者
藤井 夕香 磯和 勅子 平松 万由子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.179-188, 2016 (Released:2017-02-25)
参考文献数
18
被引用文献数
2

目的:外来通院をしている高齢糖尿病患者がインスリン自己注射手技を正確に実施することに影響する要因を明らかにする.方法:65歳以上の在宅にてインスリン自己注射を行っている糖尿病患者に対し,正確な自己注射手技に影響すると考えられる15の要因を独立変数,正確な自己注射手技の可否を従属変数として,ロジスティック回帰分析を行った.結果:対象者は105名で,平均年齢は74.0 ± 5.4歳であった.ロジスティック回帰分析の結果,正確な自己注射手技に関連していたのは,改訂長谷川式簡易認知評価スケールで評価した認知機能が高いこと(オッズ比1.16,95%信頼区間1.01~1.33),看護師を中心とした医療従事者の支援があること(オッズ比6.35,95%信頼区間1.43~28.28)であった.結論:認知機能の低下があると,正確なインスリン自己注射手技が困難となる.しかし,看護師を中心とした医療従事者のサポートがあると正確な自己注射手技が実施できる可能性が高まることが示唆された.
著者
福田 和明
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.56-64, 2005-06-20 (Released:2012-10-29)
参考文献数
20

本研究の目的は, 全身性エリテマトーデス女性病者の他者との関係性のおける病気の影響とそれに伴う体験を明らかにすることである. 外来通院している21名の女性に, 半構成的面接を実施し, グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて継続的に比較分析した.女性の他者との関係性における体験は,【病気を見せる】【病気を見せない】と【わかってもらえる】【わかってもらえない】が中心であり, これらは相互に関連していた. また, 発病から現在に至るまで, および将来の病気の見通しを含む病気体験が見出され, それらとの関連も見出された. 女性病者は他者との関係性への病気の影響を最小化するために,【病気を見せる】【病気を見せない】を意図的に行うようになっていた.
著者
片岡 弥恵子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.51-60, 2005-09-15 (Released:2012-10-29)
参考文献数
29
被引用文献数
9 19

本研究は, 日本の周産期で使用できるDVのスクリーニングツール「女性に対する暴力スクリーニング尺度 (Violence Against Women Screen: VAWS)」を開発し, 信頼性および妥当性, 正確度を検討することを目的とした. VAWS (案) は, 9項目から構成される3段階リカート尺度で, 得点が高いほどDVのリスクが高まる得点構成とした. 加えて, 至適基準として日本語版配偶者虐待尺度, 併存妥当性の検討に用いる日本語版GHQ30および自尊感情尺度を用いて, 妊婦328名に調査を実施した.VAWSは, 項目の分析により7項目で最適解となった. VAWSは, 因子分析および主成分分析の結果, 一元性の因子構造であった. 日本語版GHQ30 (r=.30) と自尊感情尺度 (r=-.26) との有意な相関により併存妥当性が認められた. 信頼性係数Cronbach's α は.70であった. カットオフポイントを9点にするとVAWSの感度は86.7%, 特異度は80.2%, 陽性尤度比4.38となった. スクリーニング方法 (自記式とインタビュー) では, 感度は自記式のほうが高く(89%vs.83%), つまり自記式のほうがDV被害を見逃さないことが明らかになった. 以上より, VAWSは妥当性および信頼性を有するDVのスクリーニングツールとして, 特に周産期実践での実用化の可能性が示唆された.
著者
笠原 聡子 杉本 千恵 岡 耕平
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.160-168, 2018 (Released:2018-11-13)
参考文献数
34
被引用文献数
2

目的:二次元レジリエンス要因尺度(BRS; Bidimensional Resilience Scale)の信頼性と妥当性を看護学生と看護師で検討する.方法:看護学生246名と看護師881名に自記式質問紙調査を実施した.BRSについて,Cronbachのα,精神的回復力尺度(ARS; Adolescent Resilience Scale)との相関・偏相関分析,共分散構造分析による高次因子分析を行った.結果:看護学生230名と看護師742名から有効回答を得た.高次因子分析により2尺度(資質/獲得RS)7因子の2次元構造が確認された.統御力を資質RSから獲得RSに移行したモデルでの適合度改善はなかった.Cronbachのαは0.49~0.85であり,ARSと有意な相関があった.結論:BRSの信頼性と妥当性は確認されたが,一部因子では結果の解釈に注意が必要である.
著者
緒方 久美子 佐藤 禮子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.21-29, 2004-09-15 (Released:2012-10-29)
参考文献数
18
被引用文献数
4 4

本研究の目的は, ICUに緊急入室した患者の家族員が表す情緒的反応を明らかにし, 家族員が状況に適切に対応できるための看護援助のあり方を検討することである. ICUに緊急入室した患者の家族員8名を対象に, 情緒的反応に関する内容について半構成的面接と参加観察による調査を行い,質的帰納的に分析し, 以下を明らかにした.ICU緊急入室患者の家族員の情緒的反応は,【先の見通しが立たない】,【医療者を信頼する】,【支えられている】,【負担に感じる】,【患者を守りたい】など, 17の主題にまとめられた. さらに, その意味の性質から,『回復の期待』,『医療への信頼』,『独りではない自分』,『課せられている自己』,『家族の絆』の5つの情緒的反応の本質が抽出された.家族員が状況に適切に対応できるための看護援助のあり方は, 家族員が回復の期待を持ち続けることができる援助, 家族員が医療への信頼を実感できる援助, 家族員が周囲の支援を効果的に使うことができる援助, 家族員が看病を長期的視野に入れることができる援助である.
著者
涌水 理恵 尾関 志保 上別府 圭子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.75-75, 2005-09-15 (Released:2012-10-29)
参考文献数
18
被引用文献数
3 3

外科的小手術 (以下, 小手術) を受けた子どもの退院後の心理的混乱についての実態把握および関連要因の探索を目的とし, 小手術が決定した幼児期後期の子どもとその母親 24 組を対象に調査を実施した. 心理的混乱の測定・評価にはPost-Hospital-Behavior-Questionnaire (PHBQ) を用い, 当変数を目的変数とした重回帰分析を行った.結果, 54.2%の子どもに心理的混乱がみられ, とりわけ『分離不安』が45.8%と高く, 「夜泣き」「癇癪」「自立性の欠如」等の症状が顕著であった. また, 心理的混乱の関連因子として, 「入院の趣旨に対する理解 (β=-0.591, p<0.001)」「病気に対する自覚 (β=ー0.317, p<0.01)」「服従的な親子関係 (β=0.250, p<0.05)」が抽出され, 病気や入院・手術に対する子どもなりの自覚や理解を医療者と家族が協働して促すこと, 「親子関係」については事前にアセスメントを行い個別に注意を払うこと, の必要性が示唆された.
著者
佐藤 友美
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.92-95, 2005
被引用文献数
1 1

本研究では, 学生の実習体験に関する記述から, 学生が捉える倫理問題の内容を明らかにすることを目的に質問紙調査を行った. 対象は, A医科大学医学部看護学科において基礎看護学実習を終了した1・2年生の中から協力が得られた29名が記述した33事例であり, トンプソンの「倫理問題を明確化するカテゴリー」を使用し質的に分析した. 学生が捉えた倫理問題の内容として,[倫理的責務・義務に関する問題][倫理的権利に関する問題][倫理的忠誠に関する問題]が多く抽出された. 学生は, 臨床での実習期間は限られており免許をもたない学生という立場であるために, 自ら中途半端な立場の者と位置づけることが多かった. このため医療者側の視点より患者の立場に身を置いて倫理問題を捉えることが 多かった. 学生は臨床現場でさまざまな疑問や違和感を抱き, それらの多くは倫理問題の発見につながった. 将来の倫理的感受性・判断力をもった看護師を育成していくために, 学生が臨床現場の中で捉えた倫理問題の明確化や倫理問題と捉えた理由についての言語化およびそれに関する思考を促すような教育的関わりが重要であると考えられた.
著者
日比野 由利
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.3-11, 2005-09-15 (Released:2012-10-29)
参考文献数
16
被引用文献数
2 1 1

中絶を経験した女性のスピリチュアリティを明らかにすることが本研究の目的である.水子供養に参加した女性にアンケート調査を実施し, 自由記述のテクストを, 帰納的手法に基づいて量的・質的に分析した. 量的分析には, コンピュータのコーディング・ソフト (KT 2 system) を使用した. 量的分析から次の知見が得られた. (1) 肯定的感情と否定的感情はほぼ同じ頻度で観察された. (2) 肯定的感情は胎児との関連が強く, 否定的感情はパートナーや女性自身と関連が強かった. (3) 胎児に対する肯定的感情と, パートナーや自分自身に対する否定的感情とは女性の観念において並存しながらも区別されていた. 質的分析から次の知見が得られた. (4) パートナーの理解や供養への参加は重要であった. (5) 生まれ変わりの観念や失った胎児との絆 (内的対話・交流) が, 中絶を経験した女性のエンパワーに繋がっていた. (6) 中絶の経験は, 女性が<生命>に対する感受性を育む契機となっていた.
著者
岡本 幸江
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.11-18, 1999-11-01
被引用文献数
4 1

この研究の目的は, 小手術を受ける幼児後期の子どもが何をどのように表現しているかを明らかにし, それはどのような意味を持つのか分析することである. 研究方法はレイニンガ一の民族看護学の研究方法を用いた. 9名の子どもを中心となる情報提供者とした. 14名の看護者と小手術を受ける子どもの母親4名の計18名を一般情報提供者とした. 分析結果, 5つのテーマが抽出された.<BR>テーマ1: 子どもは,あらかじめ説明された手術の経過について, 子どもなりに理解していることには,前向きに関わろうと頑張っている.<BR>テーマ2: 子どもは, 手術の前後で聞いていなかったことに直面すると, 途中で説明も加えられないため, 受け入れるのが難しく, 納得できずに苛立ちを感じている.<BR>テーマ3: 看護者や母親は, 麻酔から覚醒し部屋に戻った時点で手術は「終わった」と思うが, 子どもには点滴や痛みがあるため, なお頑張りつづけなくてはならず,手術は「終わっていない」.<BR>テーマ4:手術前後において, 看護者や母親は子どもの言動を理解できず戸惑っているため, 子どもは一貫した支えを得られない.<BR>テーマ5: 入院時, 子どもは自分のベッドであることを説明されると, 子どもにとってベッドは拠り所になる.