著者
池本 和大 井上 雅之 山本 正顕
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和2年度大会(オンライン)学術講演論文集 第5巻 熱負荷・外皮性能・シミュレーション 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.57-60, 2020 (Released:2021-10-28)

従来、中高層集合住宅で用いることのできる耐風圧、防火等の各種性能基準を満たすサッシはアルミサッシしかなかった。しかし、ZEH-Mの普及を想定し、中高層集合住宅で採用可能なアルミ樹脂複合サッシが開発された。本研究では、集合住宅におけるZEH-M仕様を想定し、多くの導入が想定されるアルミ樹脂複合サッシと二重サッシの防露性能評価を行なう。追加実験として、一般住宅でも採用が見込まれる二重サッシを一般断熱仕様のRC躯体に設置し、同様に防露性能評価を行なう。
著者
竹内 悠香 秋山 雄一 井上 莉沙 尾方 壮行 都築 和代 田辺 新一
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成29年度大会(高知)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.153-156, 2017 (Released:2018-10-20)

午前と午後の知的生産性に影響を及ぼす、睡眠の質の評価方法の検討を目的とし、夏季及び中間期に各対象者の自宅寝室にて実測調査を実施した。睡眠環境の実態及び脳波計を用いた睡眠の詳細な評価を行った。午前と午後に生産性評価試験を実施し、睡眠の質が知的生産性に及ぼす影響を検討した。従来の睡眠の質の評価方法を基に、睡眠段階を考慮した睡眠の質の評価方法を検討した。
著者
小笠原 一隆 北谷 幸恵
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第4巻 通風・換気 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.121-124, 2014 (Released:2017-11-15)

本研究では、エアコンの能力向上のために換気に着目し、外気の導入箇所をエアコンの吸込部付近とするシステムを提案し、吸込温度を低くすることが機器の運転効率向上に結び付くこと、外気導入を強制的に行うことが建物下部からの冷気侵入抑制につながることを示した。
著者
大類 正洋 北原 博幸
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第3巻 空調システム 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.241-244, 2014 (Released:2017-11-15)

エアコン室外機の背面間隔が狭いと,通風抵抗の増加により熱交換器の通風量が低下し,凝縮温度の上昇を招き,消費電力の増加・高圧カットによるエアコン停止・運転能力の低下が懸念される。背面間隔を広くとることができれば室外機の通風抵抗を減じ,エアコンの消費電力を抑えることができ,ピークカットにも貢献できる。本稿では,ルームエアコンの冷暖房運転時に背面間隔を変えることによる省エネ性を実験およびシミュレーションを行うこととした。
著者
鍵 直樹 海塩 渉
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和3年度大会(福島)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.73-76, 2021 (Released:2022-11-02)

従来からの換気性能評価として,完全混合を想定した換気回数や空間に対して不均一な濃度分布を考慮した換気効率評価指標が存在する。また,室内を清浄に保つために可搬型の空気清浄機(AP)を設置する場合も多く,新型コロナウイルス感染症対策として換気が不足する場合にも空気清浄機の併用が有効と示されている。本研究では,室内から発生する汚染物質を対象に,換気効率評価手法を用いて,換気設備と空気清浄機を併用した場合の粒子状物質の除去を評価することを目的とする。
著者
村上 栄造 並木 則和 鍵 直樹
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.17-20, 2014 (Released:2017-11-15)

室内環境改善において、換気と空気清浄機の併用を検討することがあるが、導入にあたってはその効果を事前に予測して装置選定する必要である。そこで、空気清浄機のワンパス除去性能と室内空気の通気回数の関係から、換気下(機械換気、自然換気)における空気清浄機の導入効果を大まかに予測する線図を作成した。その結果、計画段階において空気清浄機の台数や処理能力(清浄空気供給率、相当換気回数)を容易に算出できるようになった。
著者
西田 龍一 藁谷 至誠 関口 圭輔 木下 学 三宅 弘朗 植草 常雄
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成19年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.1559-1562, 2007-08-24 (Released:2017-08-31)

With the current growth in ICT-related business, the machine rooms installed information and communication equipmentsis installed are rapidly increasing in temperature. Since high temperatures damage information and communication machinery, a stable air-conditioning system is indispensable to a stable information and communication service. Therefore,the reliability of an air-conditioning system must be precisely evaluated when planning a stable information and communication service.The reliability of air conditioning and indicators of reliable air-conditioning system design areexamined in actual situations.
著者
加藤 正宏 山中 俊夫 小林 知広 渡部 朱生
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.285, pp.17-27, 2020-12-05 (Released:2021-12-05)
参考文献数
14

大面積の窓を有するエントランス・吹抜空間や,窓性能が低く暖房時に窓近傍の温熱環境悪化が懸念される場合にはペリメータファンおよび自然対流型ペリメータヒータなどの窓対策設備の使用が検討される。本報告では冷却された窓面下部に機器を設置した場合の詳細な現象の把握とシミュレーション検証データ取得を目的とした温度分布およびPIV による風速分布測定を行った。また,特に上下温度分布予測モデルの検証やモデル化に反映するため,窓面近傍の上昇流・下降流風量の推定と,室温・窓面熱流の測定値より,対流・放射熱伝達率を算出した結果について報告する。
著者
近藤 靖史 太田 恭兵 小倉 久 横田 賢祐 早川 眞
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.215, pp.11-18, 2015-02-05 (Released:2017-09-05)

シックハウス対策として新築住宅に義務付けられた常時換気システムの一つである「排気セントラル換気方式」では、排気経路として扉のアンダーカットが多く採用されている。しかし人体から発生する汚染質や水蒸気などの排出を主な目的とする場合においては、室上部に排出経路を設けることが適切と考えられる。そこで、本研究では就寝時の住宅寝室を対象とし、排気経路を扉のアンダーカットとした場合と扉上部に設けた開口とした場合の換気性状を実験とCFD解析により比較・検討した。その結果、温熱環境には両者に大きな差は見られないが、空気環境は扉上部の開口を排気経路とした場合の方が良好となった。
著者
早川 眞 近藤 靖史 太田 恭兵
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.192, pp.31-34, 2013-03-05 (Released:2017-09-05)
参考文献数
6

シックハウス対策として新築住宅に義務付けられた「住宅の常時換気システム」の一つである「排気セントラル換気方式」では、排気経路として扉アンダーカットが多く採用されている。しかし、人体から発生する汚染質や水蒸気の排出を主目的とする「個室の換気性能確保」の観点では、扉の上部開口を中心とする上部排気経路の配置の方が効果的なはずである。このような観点から冬期の夜間の寝室を想定して、アンダーカットと扉上部開口を比較する形で気流分布、温度分布、CO_2濃度分布をCFD解析で求めてその優劣を確認した。その結果、扉上部開口の設置の方が有効であること、既存の換気計画マニュアル等の改正が望ましいことが分かった。
著者
石川 和良 倉渕 隆 山本 学 嵐口 晃宏 遠藤 智行 平野 剛
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成16年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.465-468, 2004-08-20 (Released:2017-08-31)

Because of amendment of the Construction Standard Law, almost all houses must equip with a full time mechanical ventilation system. However, people could feel cold draft in sanitary area when the ventilation system provides sufficient volume of air. So, an investigation using thermal manikin was carried out to find out proper exhaust flow rate from thermal sensational point of view. It was found that flow rate less than 20 CMH and 50 CMH would be appropriate for bathroom and toilet, respectively to avoid uncomfortable sensation in cold season based on the evaluated EHT and PMV.