著者
影山 輝國
出版者
実践女子大学
雑誌
實踐國文學 (ISSN:03899756)
巻号頁・発行日
vol.78, pp.64-70, 2010-10-15
著者
織田 佐知子 佐藤 浩美 数野 千恵子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要 (ISSN:13413244)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.13-18, 2011-03-10

It is said that the sense used most when the person judges deliciousness is sight. In this study, food was illuminated with a different lighting, and a comparative study was made of the effects of each lighting on deliciousness. The lights were used three type of compact fluorescent lamps(cool white lamp(A), daylight lamp(B), warm white lamp(C)) and incandescent lamp(D). The subject of food were hot food/ (hashed potato) and fresh food (fruit). The fruits basket included an apple (red), a green grape (green), a banana (yellow), and a purple grape. That was the basic color of the food. These were set up in white boxes, and the way of seeing it was investigated. Moreover, a photograph was taken when food was illuminated with each lamp; it was measured with the colorimetry meter, and the relation to each item was examined. The lightest evaluation was incandescent lamp(D) when people look at hashed potato, and cool white lamp(A) when people look at the fruits. With cool white lamps(A), the evaluation was different according to the color and the question item as a basic color of food.
著者
大塚 みさ
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.13-20, 2010-03-20

語の多義性の下位分類としてCruse(2000他)が提唱するmicrosensesに注目し、「長い単位」の適用とコーパスデータの利用によってその本質をとらえ直すことを試みた。microsensesの代表例とされるknifeとcardについて、microsensesとしての典型例に限らず、他の用法も含めた全体を分析対象としてコーパス分析を行った結果、microsenses以外の用法においては語彙的なパターン(collocation)が、またmicrosensesでは統合的なパターン(colligation)が、読みを決定づける要素として有効に機能する傾向が認められた。
著者
降旗 芳彦 西角井 正大 田中 英機 降旗 芳彦
出版者
実践女子大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2002

研究課題名の「木造芝居小屋の歌舞伎の科白・衣裳等に及ぼした影響の研究」は平たく言えば、「江戸時代様式の芝居小屋の舞台・客席における視聴覚レベルの研究」ということである。建築物としては一本目通りの横梁木の長さに制約され、屋根に覆われた内装も木製である。全蓋屋根は外光を遮り終日小屋内を日影の状態に置き、木製内装は音響的効果を期し難い。場内の明かりは明かり窓から入れた。客席の左右高みに並んで設けたのは採光的に合理的だっただけでなく換気にも有効だったが、場内明かりは季節・時刻・天候による光状況に左右された。季節は日本の緯度に最も影響され、地勢状況から季節による気温湿度も変動も大きかった。今日までの歌舞伎学の史的研究では上記のような視点が議論されることが殆どと云ってよいほどなかった。即ち舞台や客席の明かり状況やその変化はどのようであったか、蝋燭照明はどの程度の効用だあったのか、台詞は場内にどのていど聞こえたか等である。遠山静雄著「舞台照明学」を別としてこれと云った古い文献にも研究書も乏しく、進歩したIT技術を援用して調査し研究した。次の5テーマに絞り成果を得た。1 照度と場内:概ね100〜10ルクス。舞台より客席の方が明るい。役者から客が良く見える。2 照度と衣裳:生地9種、各12色で実験。差はあるが、100ルックス以下では黒ずみ、原色が見えない。3 音響と台詞:場内空間が今日の小劇場程度で聴覚上問題はない。プロ70db程度。狂言出自を思わせる術。4 演技:旧来未解決の荒事「見得」に絞り、モーションキャプチャーにより「不動明王の種字」説を提言。5 回舞台:上三河農村舞台(兵庫)調査により面自く見せるための機構と力学を解明。欧州と中国の古劇場を調査し場内照明や舞台機構あるいは演出等比較して旧来説を脱した。
著者
栗原 敦 上野 英子 棚田 輝嘉 西澤 美仁 渡辺 守邦 野村 精一 佐藤 悟
出版者
実践女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1994

最終年度にあたる本年は、これまでの共同研究の集成として『伊東夏子関係田辺家資料』(調査報告)を編集・刊行した。この概要はI短冊の部翻刻(付脚注)II書筒の部翻刻(付脚注・解説)III田辺家資料リスト、の三項目からなる。このうちI・IIIについては本学文芸資料研究所「年報」を通じて報告したものをふまえて,補訂を加えて収録しているので,ここではIIについて概要を記す。ここでは、伊東祐命発信のもの三通・中島歌子発信十九通・三宅花圃発信三通・伊東夏子発信二通の,計二十七通の書筒について,翻刻と注・解説を行った。執筆年が不明であること,私的な内容であること等から分析は困難を極めたが、歌会や吟行・添削等の連絡や,借家や手伝い人の斡旋、裁裁の依頼等の日常的なつきあい,更には中島歌子周辺のごく親しいグループの存在を物語る記述にあふれていた。以上は、萩の舎に学んだ女流作家樋口一葉の日記の背景をなす,萩の舎塾の具体相の理解の一助となることであろう。
著者
城島 栄一郎 末木 妙子 馬場 奈保子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要 (ISSN:13413244)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.126-131, 2007-03-29

According to a questionnaire survey, around 2% of female students use parasols. They use parasols not only for sunshades but also for the psychological effects of fashion and coolness. The parasols reduce the strength of ultraviolet rays by 75-95%, and lower the head temperature by more than 10℃. In addition, they reduce the dazzle by 83-97% , except for white and yellow parasols. In this investigation, the white and light colors are preferred rather than dark colors as parasols, but it was clarified experimentally that the effects of the sunshade were higher in the dark color parasols.
著者
須賀 由紀子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要 (ISSN:13413244)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.101-113, 2007-03-29

この研究の目的は、現代の成熟社会にふさわしい生活文化を築くための教養教育のあり方について考察することにある。著者は、はじめに、西洋の伝統の教養教育の意味について捉える。そこでは、古典と教養が密接に結びついていることを確認する。その上で、教養教育の教材として、ダンテ『神曲』と紫式部『源氏物語』という二つの偉大な古典をとりあげ、次の観点からその価値を考察する。1)古典は、人間の本質とともに、文化の伝統を踏んだ母語の大切さについて教えてくれるものである、2)古典の中の言葉と芸術作品の間には深い関わりがある、3)古典の言葉は、現代の暮らしの創造にインスピレーションを与えてくれる力を持つ。最後に、著者は、日本の伝統における、ある教育スタイルについて取り上げる。それは、日本人の根源的な魂を孕む優れた古典の物語や和歌を語ることによって高貴な子女の心を育むという方法である。結論は、古典をいかに魅力的に生き生きと伝え、分かちあうかを工夫することが非常に重要だということである。現代の技術革新が生み出したマルチメディアやインターネットを活用した教材などは、そのために有効な手だてとなるであろう。
著者
秋山 博介
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要 (ISSN:13413244)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.1-14, 2007-03-29

近年子どもの人口が減少しているのにもかかわらず、不登校の人数は増加している。しかも長期に渡って「ひきこもり」や「不登校」を続けている学生が増加傾向を示している。ここで危惧されるのは、長期にわたる社会や人との断絶がその後の生活に負の影響を及ぼすことが少なくないことである。このような影響を考えて支援者は援助していかないと結果として不登校→ひきこもり→フリーター→ニートへと変化する可能性がある。そこでこの解決策として(1)きちんと現実原則をふまえられるように指導すること、(2)充分に習得できなかった発達課題をもう一度補って社会化していく必要がある。以上の点において考えていくことが大切であることを言及した。
著者
池田 桃子
出版者
実践女子大学
雑誌
實踐國文學 (ISSN:03899756)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.165-221, 1997-10-15
著者
影山 輝國
出版者
実践女子大学
雑誌
實踐國文學 (ISSN:03899756)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.53-126, 1993-10-15