著者
Omata Daiki Maruyama Kazuo
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5, pp.456-458, 2014-11-25 (Released:2015-02-27)
参考文献数
4
著者
鈴木 亮 小俣 大樹 ウンガ ヨハン 大崎 智弘 丸山 一雄
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.115-122, 2018-03-25 (Released:2018-06-25)
参考文献数
25

近年、超音波とマイクロバブルを利用した薬物送達法の開発が行われている。これは、マイクロバブルの振動や圧壊に伴い、血管透過性が亢進することを利用した方法である。現在では、抗がん剤とマイクロバブルを投与し、がん組織に超音波照射するがん治療が臨床研究で進められている。これは超音波によるマイクロバブルの振動でがんの新生血管が押し広げられ、抗がん剤のがん組織への分布が高まったと考えられている。この現象をEPR効果の促進につなげることができれば、ナノ医薬品のがん組織集積性の向上につながると期待される。そこで本稿では、超音波とマイクロバブルによる血管透過性亢進に基づく薬物デリバリーに関して紹介するとともに、EPR効果促進への応用について解説する。
著者
大野 慎一郎 高梨 正勝 黒田 雅彦
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.134-139, 2014-03-25 (Released:2014-06-25)
参考文献数
12

各種細胞が分泌する膜小胞体の一種であるエクソソームは、RNA分解酵素に富む血液中でも安定してmRNAおよびmicroRNA(miRNA)を運搬することが明らかとなっている。一方で、核酸を用いた分子標的治療が未だ実用化に至らないのは、核酸医薬品が血液中において不安定であるため、病変部へ送達できないこと、人工的に構築されたキャリアーの抗原性が大きな問題と考えられる。このような背景のなか、生体成分で構築され、かつ体液中で安定に核酸を運搬する新規ドラッグデリバリーシステム(DDS)のキャリアーとして、エクソソームが注目されている。
著者
岩本 典子 古瀬 幹夫
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.279-286, 2013-09-25 (Released:2013-12-26)
参考文献数
39
被引用文献数
1

上皮組織は体内の恒常性を保つために、外界と体内環境を厳密に区分している。上皮細胞の細胞間接着装置であるタイトジャンクション(tight junctions: TJ)は、傍細胞経路での物質の透過を制御して上皮細胞シートのバリア機能を司る。TJの主要な構成分子は4回膜貫通タンパク質のクローディンであり、遺伝子ファミリーを形成している。血液脳関門(Blood-brain barrier: BBB)は中枢神経系のホメオスタシスを保つために重要な役割を果たしており、脳毛細血管の内皮細胞に存在するTJがそのバリア機能の要である。現在多くの神経疾患や病態においてBBBの破綻が関与することが示唆されている。さらに中枢神経系へのドラッグデリバリーの観点からBBBのTJをターゲットとして創薬につなげる試みもなされており、今後の進展が期待される。
著者
絹谷 清剛
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.294-303, 2014-09-25 (Released:2014-12-25)
参考文献数
15
被引用文献数
2

分子標的としての性質を有する放射性医薬品を投与することにより、標的組織の照射を行う治療をアイソトープ内用療法と呼ぶ。内用療法は、治療にともない画像化が可能である。治療薬と診断薬が同一である点において、理想的なtheranosticsを実践可能である。わが国は、内用療法の実践、開発の両面で、海外に比して著しく立ちおくれている。癌治療のオプションとして重要性を増しているこの分野への理解を期待する。
著者
辻 彰
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.43-47, 2007 (Released:2007-04-24)
参考文献数
5
被引用文献数
2 2

候補薬を経口投与後の消化管吸収性と動物とヒトにおけるバイオアベイラビリティー(BA)の関係の理解は,医薬品の発見・開発にとってきわめて重要である.ヒトとサルとの間の類似性にかかわらず,多くの薬物において両者におけるBAに大きな相違が認められている.低分子医薬品にあっては実験動物とヒトとの間の動態・薬効・毒性特性において乗り越えることのできない種差がある.創薬候補薬投与後のBA,組織移行,代謝・排泄など,代謝酵素やトランスポーターの機能によって制御されているヒト体内動態を予測するためにヒト組織,ヒト由来細胞,ヒト肝臓,または小腸ミクロゾームやヒト遺伝子発現系を用いたin vitroモデルや,生理学的薬物速度論を用いたin silicoモデルのようなヒト動態評価システムが医薬品開発研究に積極的に取り入れられるようになったが,予測性は必ずしもよくない. したがって,疾病治療上ヒトで有用な候補物質を適切に選択し,効率的に医薬品開発を進めるためには,マイクロドース試験を実施し,ヒトでの動態を医薬品開発の早い段階で明らかにすることがきわめて重要である.
著者
鈴本 正樹 島田 純 山中 昇
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.523-528, 2006 (Released:2006-12-15)
参考文献数
18

近年の薬剤耐性菌の急増に伴い, 従来まで経口抗菌薬により良好な経過をとっていた急性中耳炎や副鼻腔炎の難治化が臨床上の大きな問題となっている. 薬物移行が不良である中耳腔および副鼻腔における感染症に対しては, 抗菌薬の持つ殺菌作用のみでなく, 有効な抗菌薬濃度を感染局所へ到達させるdrug delivery system (DDS) の利用が鍵となる.チンチラ実験的中耳炎モデルを用い, 徐放抗菌薬製剤による治療効果についての比較検討を行った結果, 徐放抗菌薬製剤は全身投与あるいは局所点耳投与に比較して高い除菌効果を示した. 徐放製剤を用いた局所抗菌薬治療は, 感染局所へ高濃度の抗菌薬を長期間作用させることができ, 薬剤耐性菌が急増する現状においても有効な治療法の一つとなるものと期待される.
著者
池田 豊
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.268-274, 2016-07-25 (Released:2016-12-25)
参考文献数
25

PEG化技術はこれまでにさまざまな医薬品開発に用いられてきたが、その効果としては、1)薬剤の分子量が大きくなることで腎排出を抑制し、薬剤の体内動態を改善する、2)酵素による分解を防ぐ、3)不溶性化合物・タンパク質が可溶化する等があげられる。これまでに小分子薬剤・タンパク質・核酸・ナノ粒子等がPEG化され、そのうちのいくつかは医薬品として認可されている。
著者
宮川 伸 藤原 将寿 西山 道久
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug delivery system (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.534-543, 2008-09-30
参考文献数
24
被引用文献数
2

近年,RNAアプタマーが抗体医薬の次世代分子標的薬として注目されている.RNAアプタマーはSELEX法を用いて取得され,短鎖化および安定化ののちに医薬品候補品となる.PEGを付加することで体内動態特性が顕著に改善される.アプタマーはそれ自身が医薬品となりうるが,抗がん剤などを付加することでデリバリー剤としても利用可能である.本稿では,アプタマー医薬の作製方法と特性を概説するとともに,臨床試験中のvWFアプタマーとリボミック社が開発中のMKアプタマーに関して説明する.
著者
浅井 義之 安部 武志 松岡 由希子 Ghosh Samik 北野 宏明
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5, pp.386-396, 2014-11-25 (Released:2015-02-27)
参考文献数
21

システムバイオロジーとは生物のシステムレベルの原理を理解しようとする研究分野である。この研究ではウェット研究とドライ研究が連動し、精緻なモデル開発、複雑なシミュレーション、データ解析など計算科学的アプローチが重要な役割をはたす。このためソフトウェアによる強力なサポートが研究の進展には欠かすことができない。本稿では、著者らが開発を進めるソフトウェアを含め、システムバイオロジーに有用であろうソフトウェア・プラットフォームについて紹介する。
著者
佐塚 泰之 廣津 祥代 広田 貞雄 金川 麻子 森田 哲生
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.13, no.6, pp.415-421, 1998-11-10 (Released:2009-01-21)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1

We prepared the liposomes, changed the entrapped amount of adriamycin (ADR) per the amount of liposome composing lipid, and after the addition of these liposomes with the same concentration of ADR(therefore, different dose of lipid), the tumor cell uptake of ADR was examined. The high entrapped amount of ADR demonstrated the usefulness in the tumor cell uptake of the ADR liposome in vitro. The cell uptake of the liposome depended on additional amount of ADR and liposomal lipid. Next, using ADR contained liposome and irinotecan contained liposome, its usefulness on tumor cell uptake by the polyethyleneglycol (PEG) modification of the surface on the liposome in vitro examined. In both liposome, PEG modification of the surface on the liposome facilitated the initial rate of the liposome uptake into the tumor cell. We have considered that this facilitation was attributed to the lipo-hydrophilic property of PEG and the fixed aqueous layer around the liposome. Therefore, PEG modification of the surface on the liposome, prevents the adhesion of serum opsonine and avoids reticuloendothelial system, does not inhibit tumor cell uptake rather facilitates. From the results of dextran sulfate contained liposome, it is expected that these liposome passed through the membrane of the tumor cell. Therefore, a higher entrapped amount of antitumor agents in the liposome and PEG modification have been confirmed to be beneficial in the tumor cell uptake.
著者
佐塚 泰之 廣津 祥代 宮城島 惇夫 野澤 靖夫 広田 貞雄
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.193-198, 1997-05-10 (Released:2009-01-21)
参考文献数
15

The lipid composition, particle diameter and dose have been reported to affect the liposomal uptake in the tumor. However, effects of encapsulation amount of drugs in liposomes on the uptakes have scarecely been reported either in vitro or in vivo. In this study, we examined the uptake of liposomes containing CPT-11 by Ehrlich ascites carcinoma in vitro changing the encapsulation amount of CPT-11, and also the tissue distribution of liposomal CPT-11 in vivo with mice. After the addition of high concentration as CPT-11, the uptakes in the tumor cell by liposomes was about 1/3 of that by the solution in vitro. However, after the addition of same level as tissue distribution of CPT-11 in vivo, there is no difference on CPT-11 uptakes between liposome and solution. Thus lipid satulation in the tumor cells was observed by increasing liposomes in the medium. For a definite dose, the decrease of CPT-11 amount in the liposomes reduced the uptake in the tumor cell. Therefore, we thought that the uptake of liposomes in the tumor cell depended on lipid amount of liposomes. The increase of CPT-11 amount in the liposomes enhanced CPT-11 concentration in the serum, liver and tumor after administration of liposomal CPT-11 to the mice. An enhanced antitumor activity was expected from the result of SN-38 concentration in the tumor.
著者
田上 辰秋 尾関 哲也
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.432-438, 2016-12-25 (Released:2017-02-25)
参考文献数
50
被引用文献数
1 1

肺を介して薬物を全身に送達する経路(いわゆる経肺投与経路)は、比較的分子量の大きい薬物(タンパク質など)においても適用可能であることから、バイオ医薬品の新しい投与経路として、DDS技術の開発が行われてきた。本稿では、最近注目されているインスリン吸入製剤について紹介を行う。Afrezza®(MannKind社)は、2014年米国FDAにおいて認可された超速効型のインスリンの粉末吸入製剤である。Technosphere技術という特殊な粒子化技術により、肺胞領域への高い薬物送達効率と、肺胞到達後の早い溶解性・吸収性を得ることに成功している。Dance-501(Dance Biopharm社)は、インスリン溶液の吸入製剤である(Phase 2)。インスリンを含むバイオ医薬品の吸入剤は、注射を必要としない患者に優しい剤形として、その普及が期待されている。
著者
道券 一浩 桧垣 恵 東海林 洋子 嶋田 甚五郎 西岡 久寿樹 水島 裕
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.257-261, 1993-07-10 (Released:2009-02-23)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

Antisense oligonucleotide hold great promise as potential therapeutic agents for inhibiting the expression of undesirable genes specifically. Whereas, interleukin-1β(IL-1β) play a key role in the inflammation and the developing of rheumatoid arthritis(RA). To block the IL-1β production by antisense DNA method, we synthesized antisense oligonucleot ides (20mers)with ph osphoroth ioate linkages targeting the human IL-1β mRNA. These antisense oligonucleotides were tested for inhibition of IL-1β production in LPS-stimulated human peripheral blood mononuclear cells from healthy volunteer and primary synobiocytes from patients with RA. These cells were cultured with each oligonucleotide and total IL-1β contents were measured by using ELISA system. Antisense oligonucleotides inhibited the production of IL-1β in both cells in a dose-dependent manner.
著者
北島 康雄
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug delivery system (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.424-432, 2007-07-10
参考文献数
27
被引用文献数
2

皮膚の水・空気環境バリア機能に関して最も重要な構造は,角質細胞間にある脂質多重層構造である.これを恒常的に構築する細胞が表皮ケラチノサイトであり,その最終分化細胞の角質細胞は強靱な細胞シート構造を保ち,脂質多重層を柔軟に強く保持している.そのために,ケラチノサイトは細胞内にはケラチン中間径線維とデスモソーム,アドヘレンスジャンクション(Jnc),タイトJnc,ギャップJncなどの細胞接着構造を発達させている.その分子変異や機能異常は角化異常とバリア機能不全をきたす.これらの分子の制御はDDSの制御につながる.
著者
松永 由紀子
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.371-376, 2015
被引用文献数
1

マイクロニードル(MN)は、皮膚中へ安全に薬剤を送達するDDS技術として近年注目され、医薬品分野においてはインフルエンザワクチンやインシュリン含有製剤の臨床研究が急ピッチで進んでいる。MNはステンレスやシリコンから成る生体内非溶解型と、ヒアルロン酸(HA)や糖類を主原料とする自己溶解型に大別され、いずれも微細な針がパッチ上に剣山状に並んだ構造を成す。 筆者らは有効成分が溶出しながら組織へ浸透するという自己溶解型MNの特性に着目し、HAを主成分とするMNの化粧品分野への応用可能性を検討した。目尻へ連用した結果、MNによる角層水分量や皮膚の粘弾性の増加によるしわ改善効果が見出され、本品を2011年3月に目元用化粧品「HA フィルパッチ」として医家向け専売ブランドNAVISION(ナビジョン)より上市した。本稿では自己溶解型MNの有効性について、HAの皮膚細胞へ及ぼす作用やしわ形成メカニズムとあわせて概説する。
著者
伊藤 沙耶美 中川 晋作 岡田 直貴
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.39-45, 2017
被引用文献数
1

現行のワクチンの大半は注射製剤であるため、投与に医療従事者を必要とするだけでなく、ワクチン製剤の輸送・保管に一貫した低温温度管理(cold chain)の整備が求められる。そのため、実際にワクチンを最も必要としている開発途上国などの地域にワクチンが浸透しにくく、また感染症パンデミックやバイオテロリズム発生時にワクチンの大規模接種を迅速に施行できないという課題を有する。したがって、注射に代わる簡便で有効かつ安全な新規ワクチン手法を開発することがさまざまな感染症ワクチンの有用性を向上させると考えられる。本稿では、近年開発が進むさまざまな新規ワクチン剤形のなかで、皮膚に貼るだけという簡便性と低侵襲性を併せもった経皮ワクチン製剤の開発状況について紹介する。
著者
薗田 良一
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.60-64, 2017

クレナフィン<sup>&reg;</sup>爪外用液10%は、新規トリアゾール系化合物であるエフィナコナゾールを有効成分とする日本初の外用爪白癬治療薬である。エフィナコナゾールは爪白癬菌の原因真菌(皮膚糸状菌)に対して高い抗真菌活性を有し、ケラチンとの親和性が低く、爪甲での透過性に優れている。そのため、爪表面にエフィナコナゾールを直接塗布することにより、爪甲内、爪床において高い抗真菌活性を発揮することを考え、外用の爪白癬治療薬としてクレナフィン<sup>&reg;</sup>爪外用液10%が開発された。
著者
小野寺 理沙子 田原 耕平 竹内 洋文
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.121-128, 2015-03-25 (Released:2015-06-25)
参考文献数
17

薬物を効率よく送達するために、リポソーム、リピッドエマルション、ポリマーナノパーティクルなどのコロイド薬物キャリアーの活用が有効である。本論文では、リポソームを用いた最近のわれわれのこの分野での研究成果を経口、経肺、点眼投与の各投与ルートに関して説明する。特に、ポリマーによる粒子表面修飾を含むリポソームの粒子設計が、そのキーポイントの1つであることを述べたい。