著者
渡邊 誠司 古山 章一 高木 芳光
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
トンネル工学研究発表会論文・報告集 (ISSN:18849091)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.343-348, 2000-11-10 (Released:2011-06-27)
参考文献数
3

A part of JR Senseki Line in Sendai City was switched to underground. We adopted Soil Mixing Wall (SMW) method for the construction work. As this wall cut off most of the groundwater flow, we had analyzed the influences in advance using the finite element analysis and conceived to control the groundwater flow by replacing the retaining wall partially with permeable materials after construction.This paper shows variation of groundwater level affected by the SMW and recovered by the effective countermeasures. Furthermore, it is also referred to the accuracy of the prediction checked by regression formula.
著者
古地 祐規 國生 剛治 石澤 友浩 山本 純也
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学論文集 (ISSN:1884846X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.1007-1010, 2007

2007年3月25日に石川県能登半島沖を震源とするマグニチュード6.9の能登半島地震が発生した. 石川県七尾市, 輪島市, 穴水町で震度6強を観測したほか, 広い範囲で震度5弱以上を観測した. この地震により, 石川県七尾市内の能登有料道路の各所において大規模な盛土の斜面崩壊が多数発生した. 崩壊土は流動距離が大きく, 沢などに到達し河道閉塞をも引き起こしていた. 筆者らは同年4月5日にそれらの斜面崩壊地点で現地踏査を行い, 未崩壊部の盛土から不撹乱試料を採取した. これらの試料について, 物理試験, 繰返し非排水三軸試験, 繰返しせん断試験後の単調載荷試験を行い, 得られた結果について報告する.
著者
竹林 幹雄 黒田 勝彦 鈴木 秀彦 宮内 敏昌
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.674, pp.35-48, 2001-04-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
28
被引用文献数
1 2

本論文では, 自由化が進展した国際航空旅客輸送市場の構造分析を行うことを目的とする. まず, 市場をエアラインと旅客から構成される完全競争市場であると仮定し, モデル化を行った. さらに, 旅客需要はネットワークのサービスレベルに応じて弾力的に変化する需要変動型とした. 次に2010年におけるアジア~太平洋~欧州路線にモデルを適用し, 需要予測を行うと同時に, 成田, 関西両空港における空港容量拡張の影響を検討した. その結果, 空港容量の拡張により, ハブ機能を強化することが可能であることを示した.
著者
王 茹剛 山中 英生 三谷 哲雄
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.I_951-I_959, 2014

自転車関連の交通事故の割合は増加しており,自転車と自動車の出合い頭事故は自転車関連事故の5割を占めている.特に,幹線道路小交差点における出会い頭事故では,自歩道で車道の車両とは逆方向に走行している自転車の危険性が指摘されている.本研究では,ドライビングシミュレータを用いた仮想実験を用いて,見通しが異なる幹線道路小交差点を対象に,細街路から幹線道路に合流する自動車と幹線道路を通行する自転車の出会い頭状況を再現し,自転車の走行方向・草稿位置が異なる場合のドライバー挙動を計測した.ドライバーの注視挙動,及びTTC等の安全性指標を分析した結果,自動車は左側見通しが悪くなると注視しなくなり,歩道寄りを走行する自転車,逆走する自転車は,他の位置・方向の自転車よりも危険性が高くなることが明らかになった.
著者
Itoh Takashi
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
HISTORICAL STUDIES IN CIVIL ENGINEERING (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.123-130, 1991-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
44

四谷見附橋のアーチ本体は、多摩ニュータウンに保存が決まり、目下、来年度末の完成をめざして工事中である。これに先立ち、四谷見附橋の保存について土木学会内に委員会が設置され、矯の移築保存に関する検討がなされた。筆者が過去におこなった調査研究では、主に東京の橋梁史のなかでの意義づけにとどまっていた。しかし今回の作業では、わが国のれいめい期における四谷見附橋の土木史的価値があきらかになった。また現存する他の貫重なスチール・アーチ橋についても、その意義づけをすることができた。主要な内容は、次の3点である。(1) 現存最古のスチール・アーチ橋:木町橋(大阪市)の存在があきちかになったこと(2) 四谷見附橋は、本町橋よりもわずか4ケ月遅れの2番謝こ古いスチール・アーチ橋であること(3) 明治期架設のスチール・アーチ橋が、コンクリートを巻かれてメラン式コンクリート橋として現存すること
著者
阿部 賢一 金子 博治 藤原 基文
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
建設マネジメント研究論文集 (ISSN:18848311)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.23-34, 1995

後進国の人々が職を、より良い収入を、より良い生活を求め、国境を超えての移動が増加している。我が国の外国人労働者の大半が不法就労者である。我が国の入国管理制度の内容と外国人労働者の実情を検討した。不法就労者の存在は、劣悪な労働条件、安い賃金・労働災害および疾病の多発など深刻な社会問題を引き起こしている。日本人労働者との差別、基本的人権問題もある。彼らの存在は、我が国の産業構造の転換の障害ともなり、社会底辺層の増大による安心社会の基盤崩壊にもつながる。外国人労働者問題の解決は極めて難しい。欧米の事例はそれを示している。現行の入国管理制度には種々の問題点があるが、現時点では単純外国人労働者の導入を阻止すべきである。一方、外国人実習制度は建設業界においても好評であり、国際協力の観点から、これを充実・促進し、技術移転を進めるべきである。しかし、人手不足の対応のみに利用されないように監視が必要である。
著者
片田 敏孝 廣畠 康裕 青島 縮次郎
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1990, no.419, pp.105-114, 1990-07-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
22

Rural depopulation problems in Japan are caused by excess of out-migration from rural areas. The out/in-migration of a person from a rural area is based on the evaluation of his/her life environment. Its process is dynamic and different from each other according to his/her life cycle stage and individual attributes. The effects of countermeasures for rural depopulation problems should be estimated by amount of out/in-migration through such decision making process. Standing on these viewpoints, we have developed a Dynamic Out/In Migration Model by using Dimension-Nested and Time-Nested Logit Model.
著者
横平 弘
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.557-564, 1996-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
19

改正鉄道敷設法によって1922年に予定線となった釧美線「釧路-北見相生」は、当線と平行路線をなす釧網線「釧路-網走」が1931年に全通開業したことに伴って、未着工路線となったために、網走を経由する「釧路-北見」の最短路線の平面形態は、著しい迂回路となって現在に至っており、両都市間の交流に大きな支障となっているほか、著名な観光地・阿寒への鉄道アクセス路線が、相生線の廃止により欠如の状態にある。また釧美線の代替路線として策定された阿寒線「北見相生-阿寒湖畔-足寄町螺湾」も幻の路線と化したことから、とくに阿寒国立公園の観光交通におけるネットワークの整備の遅れと、冬の観光開発が課題となっている。
著者
青井 透 森 邦広 平野 太郎
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
環境工学研究論文集 (ISSN:13415115)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.97-104, 2004-11-25 (Released:2011-06-27)
参考文献数
19
被引用文献数
1

Dissolved nitrogen concentration of bulk precipitation and stream water were investigated on the Kabura river watershed (Western part of Gunma Pref.) and the Oze-numa lake. Also dissolved nitrogen concentration of stream (upper end of each river) around the Echigo Mountains including Fukushima, Niigata and Gunma Pref. were analyzed. NOx-N concentration showed most high value on the Kabura river watershed, and rather high value on the Tone river. In Niigata Prefectural side of Echigo Mountains, nitrogen concentration of the stream water lowered in 1/2 and in Fukushima side of that nitrogen concentration decreased to 1/5 level.Rather high concentration of inorganic nitrogen on the upper stream of Tone River is thought to be derived from the air contaminants which comes flying from the metropolitan area with the sea wind in summer.
著者
奈良 松範
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地球環境シンポジウム講演論文集 (ISSN:18848419)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.165-170, 2005-07-14 (Released:2011-06-27)
参考文献数
2

Since the influence methane affects global warming matches by about 20 times (warming coefficient) the carbon dioxide, we consider more the influence by the methane generated from a nature. Especially the point that the quantity of the methane generated from the organic matter accumulated in soil or underwater by warming increases must attract attention from a viewpoint of warming prevention. However, the present condition is that impact evaluation which the greenhouse gases which occur from a plant or a microbe system give to global warming is not fully carried out. In this research, while carbon dioxide and methane examined the mechanism discharged from a nature, the experiment concerning the anaerobic fermentation of the laboratory scale about the increase in the amount of generating of the carbon dioxide by an environmental rise in heat and methane was conducted. The environmental impact by the gas which occurs from a nature was quantified by performing the impact evaluation simulation exerted on global warming using this experimental result.
著者
本間 正勝 宮田 晋
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.869-874, 2002-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
4

本研究は、時差式信号機の安全性向上のために、分かりにくく、危険性のある特定の時差式信号制御を改善するための対策手法を明示し、その対策効果を評価することを目的とした。実際の運用面での検討を行った結果、危険性のある時差式信号制御の代替となる信号制御について、実効性のある具体的な対策種別を明示した。東京都内において、危険性のある時差式信号の全廃を目指し、実際にこれらの対策を2ヶ年に渡り計61交差点で実施した。これらの交差点について対策前後の人身事故発生件数について分析を行った結果、対策が事故の減少に寄与することを明らかにした。
著者
横松 宗太
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.17-32, 2003-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
54

自然災害リスクは負の効果をもつ地方公共財と考えることができる. 地域政府は防災施設の整備や保険システムの利用を通じて地域リスクを制御し, 家計はリスク選好に従って居住地域を選択する. 地域間では種種の外部性が発生する. 本稿では自然災害リスクの地域間配分の問題が, 基本的な地方公共財の地域間配分の問題としての性格を備えることを指摘するとともに, 自然災害リスクの問題に特有の構造について整理する. また自然災害リスク管理に関する地域政府と中央政府の役割について検討する. 本稿は多地域システムにおける自然災害リスク配分の研究の体系化を志向しながら, 本分野の今後の展開のための論点整理を与えることを目的とする.
著者
藤原 健史 伊藤 依理
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.I_41-I_48, 2012

自国に生産業を持たない太平洋の島嶼国では、天然資源を生かした観光業に力を入れている。旅行客の消費を賄うために食料品や生活用品を海外から大量に輸入し、さらに島民のライフスタイルが消費型に変わったことで輸入量が増えた。島内で消費された製品は廃棄されて島内に処分され、現在では環境汚染や景観悪化の原因となっている。国土が狭い島嶼国では最終処分場の確保が困難なため、島が持続的に発展してゆくためには、廃棄物の発生を抑制し、海外との連携を視野に入れた循環型社会を構築することが必要である。そのために、島の経済発展やライフスタイルの変化を考慮しつつ、廃棄物の量や質を将来に亘って把握することが不可欠である。本研究では、米国グアム準州を対象に、産業連関表を作成して現在の経済状況を把握するとともに、島民の人口増加や将来の観光客数、観光客の消費の変化を考慮したシナリオを作成し、経済波及効果を考慮しながら将来の家庭ごみ排出量を推計する。
著者
谷口 綾子 川村 竜之介 赤澤 邦夫 岡本 ゆきえ 桐山 弘有助 佐藤 桃
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.I_309-I_316, 2013

本研究では,運動着(ジャージ・スウェット)の日常的な着用が大学内の景観と授業態度に与える影響を定量的に明らかにするため,運動着での登校が学内の景観イメージにネガティブな影響を及ぼす,運動着での登校と授業態度との間にネガティブな関係が存在する,との二つの仮説を措定し,筑波大学の学生を対象としたアンケート調査により検証した.その結果,運動着での登校は大学内の景観イメージに「似合わない」とネガティブな影響を及ぼすこと,運動着で登校している学生は遅刻や居眠りをする度合いが高いなど授業態度との間にネガティブな関係が存在することが明らかとなった.また,公共交通で通学する学生の方が,そうで無い人と比べ運動着登校経験が少ないこと,運動着登校経験がある人の方が運動着登校にポジティブな意見を持つことが示された.
著者
大島 登志彦
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究論文集 (ISSN:13495712)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.63-73, 2006-06-15 (Released:2010-06-04)
参考文献数
21

The writer researched omnibus-routes in this area, and studied following items with documents of application, timetable or map, statistics of transport, and so on about the omnibus.(1) Here was made a study about the sightseeing-development of Mt.Akagi(2) Many omnibus-routes were extended till the latter part of 1960's from the beginning of 1950's, because of road-improvement and wish of bus-operation by habitants.(3) Many of them were cut down with closing since the last part of 1960's, because some omnibus-routes were extended excessively and other ones were competed with plural bus company.(4) Communication between two cities (Maebashi and Kiryu) was turned to the railway (Ryomoline JNR) from the bus (Maebashi-Kiryu), because using the railway was made more convenience than using the bus through 1960's.
著者
高橋 和雄 藤井 真
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.567, pp.33-52, 1997-06-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
14

雲仙普賢岳の火山災害では, 当初198年前の寛政の噴火当時に生じた眉山の崩壊を警戒した避難計画が策定された. 今回の災害では土石流および火砕流が頻発したため, これらの発生に備えた避難対策や博報伝達体制が導入された. しかし, 火山噴火災害の事例が少ないこともあって, 避難対策および博報伝達体制に数多くの課題が生じた. 本報告では, 雲仙普賢岳の火山災害における情報伝達体制および住民の避難対策を詳細に調査した結果をまとめる.
著者
玉手 聡 堀 智仁 三國 智温 伊藤 和也 吉川 直孝 末政 直晃
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集C(地圏工学) (ISSN:21856516)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.326-336, 2013

斜面工事では崩壊防止が原則として推奨される措置であるが,労働者の安全をより確実なものとするためには,崩壊の発生を仮定した対策の検討も必要と考えられる.本研究では人的被災を防止する観点からモニタリングによる崩壊予兆の把握と避難への適用について検討した.特に,工事中の仮設的なモニタリングを考慮して,浅い斜面部分のせん断ひずみ増加を簡易計測することに着目し,その有効性を確認するための大型模型実験を行った.その結果,せん断ひずみには崩壊の約7分前から定常的増加が見られ,約2分前には加速的増加に推移するクリープ的モードが崩壊プロセスに観察された.本研究では危険を2段階で指標化し,その判定のための設定値を実験から逆解析して例示するとともに,小型警報器を試作して工事現場における補助的利用の概念を提案した.
著者
小野 一良
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:00471798)
巻号頁・発行日
vol.1958, no.55, pp.20-28, 1958-05-10 (Released:2010-08-24)
参考文献数
3

大都市付近の国鉄電車運転区間に発生した波状磨耗レールについて, その形状ならびに走行車両によつて軌道に生ずる衝撃および振動を測定した。これより波状磨耗の形状と車両のばね下重量の振動との関連を求め, かつ車両の型式ならびに列車速度が振動振幅ならびに衝撃の大きさに及ぼす影響を調査した。