著者
戸谷 英世
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.798, pp.42-44, 2005-06-13

〓東京都国立市の大学通りに面して建つ高さ43.6mのマンションを巡る紛争が続いている。民事訴訟の一審判決は地元住民らの景観利益を認めて建物の一部撤去を命じたものの、二審は住民らの請求を棄却した。現在は、最高裁で審理中だ。〓裁判の争点の一つは、このマンションが違法建築なのか適法建築なのかだ。
著者
髙橋 一彰
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会誌 (ISSN:18835864)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.377-384, 2016
被引用文献数
2

水銀に関する水俣条約について,日本は水銀による環境の汚染の防止に関する法律や大気汚染防止法の一部を改正する法律をはじめとしたさまざまな法令や政策の整備を進め,2016 (平成 28) 年 2 月 2 日に条約を受諾した。水俣条約の実施のための法令により,大気排出の削減や水銀需要の減少が見込まれるところであるが,今後の水銀の需給バランスに影響するとみられる。今後の水銀の適切な管理の推進のため,マテリアルフローの充実を図ることが求められる。<br> また水俣条約は間もなく発効と予想されるところ,地球規模での水銀対策についてさまざまな取り組みが行われることが見込まれる。水俣病を経験した国である日本は,水俣条約の効果的な実施について重要な役割があるといえる。今後,国内制度の着実な運用を図っていくとともに,水俣条約締約国会議等における議論への貢献やさまざまな国との連携を図りつつ,途上国における取り組みの支援等を推進していくことが期待される。
著者
服部 良久
出版者
京都大學大學院文學研究科・文學部
雑誌
京都大學文學部研究紀要 = Memoirs of the Faculty of Letters, Kyoto University (ISSN:04529774)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.157-266, 2007-03-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.319, pp.31-34, 2016-05

謝罪の後は「傾聴」だ。相槌を打ちながら、じっくり相手に向き合い話を聞くように心がける。「少なくとも5分間は話を聞くこと。その間に、相手が金品や特別扱いを目的とした悪質なクレーマーかどうかを見極めればよい」と援川氏は話す。

1 0 0 0 OA 花道古書集成

著者
華道沿革研究会 編
出版者
大日本華道会
巻号頁・発行日
vol.第一期第一卷, 1931
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.24-27, 2014-01-10

都市開発に大きな影響を与えるのが、鉄道などの拡充と、容積率割り増しといった規制緩和だ。計画中の交通インフラや規制緩和から、地域間競争の今後を占ってみよう。 東京五輪の開催決定で火が着いたように、鉄道の新線計画が動き出した〔図1〕。
出版者
日経BP
雑誌
日経ニューメディア = Nikkei new media (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1708, pp.2-3, 2020-06-08

会議の後半は、今回の事件を受けて検討会の研究課題について構成員からの意見を求めた。事務局は、検討のたたき台として、「円滑な被害者救済を図る観点から、法第4条の発信者情報開示請求権の開示要件である『権利侵害の明白性』についてより緩やかな要件…
著者
川口 淳一郎
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1, 2005

特別講演「はやぶさ」は、我が国があげた第4番目の深宇宙探査機で、世界ではじめて往復の惑星間飛行を行い、月以外でははじめて他の天体からの試料採取とその帰還(サンプルリターン)を目指している。本講演では、この探査の概要を紹介するとともに、自動制御に関連して導入されている諸技術について解説し、あわせて将来の深宇宙探査についての展望を述べる。
著者
平田 重和
出版者
關西大學文學會
雑誌
關西大學文學論集 (ISSN:04214706)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.9-32, 2005-12-20
著者
中野 良子 中谷 淳 溝端 一秀 杉山 弘
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
北海道支部講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2001, pp.234-235, 2001

It has been recently found that Europa, the second satellite of Jupiter, has warm water under its icy surface. Biological explorations are needed so as to investigate the existence of life on Europa and to clarify the origin of life on the Earth. A preliminary analysis is carried out on flight trajectories from the Earth to Jupiter and on the feasibility of aerobraking in Jovian atmosphere for deploying a satellite around Europa. Several interplanetary orbits from the Earth to Jupiter are calculated and that having the smallest Jovian insertion energy is selected. It is clearly shown that aerobraking is by far more advantageous for reduction of satellite weight than retrofiring of rocket motors.
著者
梅澤 明弘 宮本 義孝
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.114, no.7, pp.593-601, 2011 (Released:2011-09-10)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

細胞医療を支える幹細胞には, さまざまなレベルが存在する. たとえば, 受精卵に近い全能性を有する胚性幹細胞やiPS細胞がある一方, 部分全能性を示す組織幹細胞では, 骨髄に由来する間葉系幹細胞が知られている. 骨髄由来の間葉系幹細胞は, 生体マイクロデバイスとしての地位を築いてきたが, 現在は骨髄のみならず胎盤, 脂肪, 月経血から単離されてきている. 予想を超える体性細胞の可塑性が次々と明らかになってきている中で, 発生学, 工学によって培われた幹細胞技術が要素技術として, 多くの疾患に対する再生医療・細胞医療システムとして完成させることが可能となっている. 幹細胞に関する基盤技術を組み合わせることにより再生医療がシステム化されることは間違いないが, すばらしいレベルの高い基盤技術が実際の再生医療と中にはうまくフィットしない場合がある. 特定の疾病に対して有効な基盤技術を開発しようとするのは困難が伴うことが多いと個人的に感じている一方, 幹細胞基盤技術から出発すれば, そのレベルが高い場合, その有用性がどの疾患に対する再生医療に最も有効かという出口を見つけることは成功の確率を上げられるのではないかということがある. それには, 医療の知識, 経験がある人に真剣にコミットしてもらうことが好ましいとしており, これは経験に基づいた「土地勘」の有無と考えている. 耳鼻咽喉科領域における再生医療・細胞医療も当然その土地勘が重要であり, 実際の最前線の医療に携わる耳鼻咽喉科の医師達に判断されることが最も大事である.
著者
副島 研造
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.305-313, 2020

<p>トランスレーショナルリサーチ(TR)は,1990年代半ばころから米国においてその重要性が注目され,新薬などの開発に大きな役割を果たしてきた.本邦においては,2007年から文科省によるTR支援推進プログラムが策定され,本格的な取組が開始された.TRの主役はアカデミアであり,アカデミアで生み出された有望なシーズを,アカデミアにおいていかに育成し,実用化に近づけるかが成功の鍵となる.この20年間において肺癌は医学領域,特にがんの領域においては最もTRの恩恵を受けた領域であり,様々なドライバー遺伝子の発見と分子標的治療薬の開発や免疫チェックポイント阻害薬の開発など,まさしくTRの大きな成果である.ただ残念ながらTRの元となるシーズは本邦のアカデミアで見出されたにも関わらず,アカデミアによるシーズ支援体制の不備や,日本の製薬企業の体力不足などにより,薬剤についてはその多くが海外の企業により開発され,日本にはその恩恵が十分に還元されていないのが現状である.今後はバイオ医薬品を中心とした新規モダリティの薬剤が次々と登場してくることが予想されるが,開発にあたっては着実な戦略に基づき行うことが重要である.</p>