1 0 0 0 OA 正宝事録

出版者
巻号頁・発行日
vol.[17],
著者
鈴木 勇介
雑誌
第53回プログラミング・シンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.171-176, 2012-01-06

ECMA262の最新版5.1(June2011)の仕様に忠実な処理系を実装した.そしてTC39で策定されるConformanceSuiteであるTest262にて完全に仕様に準拠していることを確認した.更にこの処理系に対して各種最適化を行った.

1 0 0 0 OA 市中取締類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[30] 市中取締之部,
著者
吉澤 大樹 橋本 周司
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.309-315, 2001 (Released:2002-02-28)
参考文献数
12
被引用文献数
1 3

This paper shows statistical analyses of the search-space landscape of travelling salesman problems in due consideration of stochastic optimization. It is known from existing works that travelling salesman problems have landscape called “a rugged landscape” and “big valley structure”. This work reveals more detailed structure of the landscape. We deal with the 1000 travelling salesman problems of 6 to 9 cities where the cities are arranged randomly and a travelling salesman problem of 100 cities. It is assumed that the rugged landscape is a combination of the global valleylike structure and the local noiselike structure. Each of them is characterized by the statistical properties of the search-space landscape, that is, the global valleylike structure has linearity with the distance (in this case, the bond distance) from the optimum, and the variance of the local noiselike structure increase monotonously with the distance from the optimum. On the other side correlation of the tours with the costs close upon the optimum cost is low. For this reason to combine the genetic search with the local search is supported. Even if the number of cities and the definition of the intercity cost value are changed, the structure of the landscape has the same feature. Although the number of the cities of the examined travelling salesman problems is not large, obtained results seem to be universal. It is forecasted that not only travelling salesman problems but also many practical problems have the structure which is characterized with the same measure. These results are useful to compose more effective optimization methods without trial and error.

1 0 0 0 OA 譯路乃鈴 5巻

著者
[大曾根佐兵衛] [著]
出版者
出雲寺和泉掾
巻号頁・発行日
1709

ある上方者が故郷を懐かしく思い、芝口で四十ばかりの法師風也と道連れになり、京都まで連れだって旅をする道中記。道中記風の宿場の里程や地理の記述と、主として男が問い風也が答える名所旧跡の由来、古今の戦場の物語、古歌の引用、日常の教訓を交えた読み物。浅井了意の仮名草子『東海道名所記』を手本にしたものと思われる。宝永6(1709)年出雲寺和泉掾の刊。榊原芳野旧蔵。(岡雅彦)
著者
野溝 春子 薩摩林 光 内田 英夫
出版者
長野県環境保全研究所
雑誌
長野県環境保全研究所研究報告 (ISSN:1880179X)
巻号頁・発行日
no.2, pp.37-45, 2006

長野盆地で100ppbを超える高濃度オキシダントとなる要因を解明するため、1998年5月から7月にかけて長野盆地辺縁部の低山中腹及び群馬県境の四阿山中腹にオゾン計を設置し、測定結果を常時監視データと比較、検討した。調査期間中、長野盆地で光化学オキシダント濃度が100ppb以上となる状況が4回出現し、内2回は東京湾岸から汚染気塊が傾度風により短時間で流入したもの、他は輸送されてきた上層のオゾン濃度が高い状況下での盆地内の汚染物質の生成・蓄積と前日の東京湾岸からの汚染気塊流入・停滞によるものと推定された。
著者
石川 信一 岩永 三智子 山下 文大 佐藤 寛 佐藤 正二
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.372-384, 2010-09-30 (Released:2012-03-07)
参考文献数
34
被引用文献数
3 8

本研究の目的は, 小学校3年生を対象とした集団社会的スキル訓練(集団SST)の実施による進級後の抑うつ症状への効果を検討することであった。本研究では, ウェイティングリストコントロールデザインが採用された。対象児童は, 先に集団SSTを実施する群(SST群114名)と, SST群の介入終了後, 同一の介入がなされるウェイティングリスト群(WL群75名)に割り付けられた。集団SSTは, 学級単位で実施され, 上手な聞き方, あたたかい言葉かけ, 上手な頼み方, 上手な断り方, 教師に対するスキルの全5回(1回45分)から構成された。加えて, 獲得された社会的スキルの維持促進の手続きとして, 終了後に集団SSTのポイントが記述された下敷きを配布し, 進級後には教室内でのポイントの掲示, ワンポイントセッション, ブースターセッションといった手続きが採用された。その結果, SST群とWL群において, 訓練直後に社会的スキルの上昇がみられ, 進級後もその効果が維持されていることが示された。さらに, 訓練群とWL群は, 1年後の抑うつ症状が有意に低減していることが示された。以上の結果を踏まえ, 早期の抑うつ予防における集団SSTの有効性と有用性に加え, 今後の課題について議論がなされた。
出版者
巻号頁・発行日
vol.[214],

1 0 0 0 OA 両国往復書謄

巻号頁・発行日
vol.[72], 1000
著者
吉田 豊
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

ソグド語は印欧語族のうちイラン語派に属する言語である。イラン語には、アヴェスタや古代ペルシア語碑文のような有名な古代語の資料があり、その一方で現代ペルシア語を含めて多くの言語や方言が今もなお話されている。このような背景から従来ソグド語文法は,主に印欧語族に属する一つの言語の変化と言う点から研究されてきた。このような研究状況を考慮して、本研究では語源や古代イラン語からの歴史的変化は研究の対象とせず、ソグド語をあくまでも生きて機能していた言語として共時的に扱い、その記述文法を提出することに努めた。一方で、シルクロードの国際商人たるソグド人の活躍は、多くの歴史家の注目するところであって、彼らには自らソグド語文献を読解して、翻訳ではなく文献そのものから内容を考察したいという希望が強かった。しかしソグド語は、残された資料がどれも断片的で、文献ごとに内容だけでなく表記法や文法までもが異なるという状況から、初学者には極めて学習しにくい言語でもあった。「ソグド語は難しい言語である」という、必ずしも正当ではない評価がしばしば聞かれる。今回ソグド語の記述文法を提出するにあたっては、初学者の使用の便宜をも図ることにした。ソグド語の文法全体を23課に分割し、各課には練習問題をつけた。そして文法の説明や練習問題で用いられている基本的なソグド語の単語は、語彙表にして巻末に集めて便宜とした。さらに歴史の研究者用には紀年法や度量衡についての付録を、言語面に興味をもつ研究者用にはソグド語の語彙の特徴、とりわけ借用語の来源と、現代ソグド語とも呼ばれるヤグノーブ語の語彙との対照も付録に加えた。
著者
根本 彰 石井 啓豊 吉田 右子 原 秀成
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1998

本研究では、(1)戦前から戦中にかけてのアメリカの文化外交政策に着目し、(2)アメリカ図書館協会(ALA)やロックフェラー財団が占領政策の背後でいろいろな働きかけをしていたこと、(3)アメリカ図書館学がこの時期に制度化され社会的に一定の位置づけを獲得していたこと、の3点を新しい視点として、在米の資料の発掘をしながら、占領期の図書館政策についての新しい研究領域の開拓を行ったものである。まず、3年間で、イリノイ大学、ミシガン大学、カリフォルニア大学、メリーランド大学、国立公文書館、議会図書館などにおいて資料調査を行い、多数の未紹介の1次資料を発掘し、コピーして持ち帰った。これらの資料のうちかなりの部分を整理して、目録化して報告書に掲載することができた。これらの資料分析の結果、わが国の戦後の図書館政策がアメリカ政府の戦中/戦後の国際的な文化戦略の影響下にあったGHQ/SCAPの教育文化政策に位置づけられることが明らかになった。米国の戦時体制において連邦政府情報一元化政策がとられるなかで、図書館界においても全米的なプログラムが重視された。その延長で戦後の国際的な教育文化戦略においてユネスコがつくられるが、それにも図書館関係者が深く関与する。こうした国際情勢のなかで、陸軍省とアメリカ図書館協会が背後からバックアップしながら、GHQ/SCAPの図書館政策が展開されようとしていた。しかしながら、冷戦体制の顕現化、教育文化の再編より経済的な復興を重視する政策により、制度的な改革は中途半端なものに終わったということができる