著者
東畑 開人
出版者
The Japan Association of Sandplay Therapy
雑誌
箱庭療法学研究 (ISSN:09163662)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.39-49, 2014

本研究では,発達障害のクライエントが産出するイメージとはいかなるものか,イメージの構造分析を行った。まず,これまでの研究を振り返る中で,発達障害のイメージが「意味」を中身として持たない「表面だけのイメージ」であることを明らかにした。その上で,軽度発達障害の事例の検討を行い,「表面だけのイメージ」が一者性の感覚を保持するために使用される二次元的なものであり,三次元的な空間的分離性,四次元的な時間的分離性が成し遂げられることで,「表面だけのイメージ」に奥行きが生まれてくることを示した。このようにして,面接から排除されていた意味や情緒を人間的に体験することが可能になることを検討し,イメージに見えないイメージに奥行きを見出そうとするイメージの構造分析が,それ自体としてこころをもたないように見える発達障害にこころを見出そうとする営みであることを論じた。

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著者
西山悊治 編
出版者
弘道館
巻号頁・発行日
1906
著者
新潟県内務部 編
出版者
新潟県内務部
巻号頁・発行日
1930
出版者
川又銀蔵
巻号頁・発行日
vol.大正14年10月現在, 1925
著者
東奥日報社 編
出版者
東奥日報社
巻号頁・発行日
1932
著者
森 一正 石垣 修二 前平 岳男 大矢 正克 竹内 仁
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.459-482, 1999-04-25
参考文献数
37
被引用文献数
1

1993年8月30日から9月1日まで、(19N, 129E)周辺の北西太平洋上を西進した初期の緩やかな発達期にあった台風Yancy(T9313)が、気象庁観測船啓風丸で観測された。この期間中、Yancyの循環中心は啓風丸の北80kmまで接近した。Ydncy中心部の対流が、船上で得られたレーダー、海上気象、高層気象観測データと最近利用可能になった衛星データを用いて解析された。セルエコー追跡風(CETwinds)が見積もられYancy周辺の下層風データを補うために使用された。初期発達期間中に、雲が1500kmスケールの下層低気圧性循環(LLCC)の南西象限に存在し中心を一にしない構造が、雲システム中心部の円形の厚い上層雲('CDO')の形成を経て同一中心を持つ構造へと遷移した。この同一中心を持つ構造の確立後、Yancyの後期の急激な発達が始まった。Yancy内に様々なメソスケ-ル(100-500km)降水体(MPFs)が次々に組織され時間発展した。このMPFsの形態は台風初期発達過程が4つのサブステージを経て進展するにしたがって変化した。第1サブステージでは大きな(400km)エコーシステム(LES)がLLCCの南西象限に組織され、その上に円形雲システムが出現した。第2サブステージでは、長続きするメソスケールの強い対流域(MICA)がLESの北西端に組織され、それが円形雲システム中の'CDO'のメソスケール降水実体であった。LLCCはMICAの形成後500kmスケールで強化されたようであった。第3サブステージでは、強い低気圧性循環中で、LESと雲システムは500km以上の長さを持つコンマ型スパイラルバンドへと進化した。最終サブステージでは、スパイラルバンドの曲率は増し、より内側のほぼ円形に近いスパイラルバンドが更に強化されたLLCC中に現われた。コンマ型システムの北側頭部はLLCC中心を巻き込みつつあった。MICA周辺に、下層の流れに垂直な線状システムと平行な線状システムが、第1サブステージと第2サブステージに各々形成されていた。LESとMICAは初期発達過程にあるYancyの核構造を構成していた。MICAは、長続きする、エコー頂が高度16kmに達する強い対流にとって3次元的に都合よく組織された構造を持っていた。MICAと500kmスケールのLLCCは互いに強め合っているようであった。MPFsのいくつかの特徴がまとめられ、それらは山岬(1983, 1986)により数値的に再現された、発達中の台風内のメソ対流の特徴とよく対応しているようであった。
著者
ダベンポート アンジェラ
出版者
東京女子大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

研究の目的:ロンドン・ブライドウェル救貧・矯正院の法廷記録(4巻[1598年]~5巻[1610年])のデータベース化をすること。オンラインデータベースを使った初期近代英国文学・文化研究/シェイクスピア研究の促進。および、人文学者がオンラインデータベースを自ら作成するという研究分野を促進するデジタル・ヒューマニティーズの分野に貢献すること。実績1.エリザベス朝の手書きの法廷記録を自動的に書き起こすソフトウェアを作成する課題に関していうと、現段階では作成不可能であることがリサーチの結果明確になり、当研究を通して開発の一歩を踏めるというところまでも至らなかったが、日本や中国、ヨーロッパにおいて、同様のリサーチを進めている研究者達との情報交換を通して、少しずつ進んでいること、さらには将来的な開発につながる情報を得ることができた。2.既に書籍にあがっている法廷記録のテキストを収集し書き起こし、自分で書き起こした記録と合わせて記録集の一部を電子化し、簡単な検索機能をつけた。3.2014年に立ち上げた研究グループEarly Modern Digital Humanities: Japanのオーガナイザーとして積極的に活動を行った。6月と9月にデジタル・ヒューマニティーズに関するセミナーを開催。8月には国会図書館において招待講演も行った。また、9月に京都で開催されたデジタル・ヒューマニティーズの国際学会にも参加して国内外の同様の研究を行っている研究者達とネットワークを築いた。4.研究グループEarly Modern Digital Humanities: Japanの組織を堅固なものにするべくメンバーを集めた。また、ウェブページの充実を図り、情報を発信した。
著者
Hiraishi Tasuku
出版者
Kyoto University
巻号頁・発行日
2008-01-23

新制・課程博士

2 0 0 0 博物館研究

出版者
日本博物館協会
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, 1928-07