著者
中島 淑貴 柏岡 秀紀 キャンベル ニック 鹿野 清宏
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. D-II (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.87, no.9, pp.1757-1764, 2004-09-01
参考文献数
11
被引用文献数
37

非可聴つぶやき認識」という,新しいスタイルの実用的な入力インタフェースを提案する.これは音声認識の雑音に対する脆弱性,情報の周囲への漏えい性を克服するため,声帯の振動を伴う通常音声の空気伝搬ではなく,「非可聴つぶやき(Non-Audible Murmur:NAM)」,つまり第三者に聴取不能な声帯の振動を伴わない調音呼気音の体内伝導を,体表からサンプリングし.HMMを用いて認識するものである,これを実現するための基礎として,第一に医療用膜型聴診器の原理を応用した体表接着型マイクロホンを開発した.第二として体内を伝導するNAMを採取して認識するために最適な接着位置を発見した.第三としてNAMの音響学的性質を検討した.第四として,この部位から採取されたサンプルを用い.HMM音響モデルに追加学習してNAM音響モデルを作成した.これらをもとに,日本語ディクテーション基本ソフトウェアを評価に用い,認識エンジンJuliusを使用して大語い連続認識実験を行い.NAM認識の実用可能性を検討した.
著者
谷口 徹也
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1238, pp.30-43, 2004-04-19

「皆、実はカネ持ってるんだなあ」。ソニーベトナムの平位文淳社長はこの1年間の印象をこう話す。ホーチミン市内にあるソニーベトナムは国内向けAV(音響・映像)製品を生産販売している。その85%を占めるテレビの売れ行きが絶好調なのだ。 ベトナムのテレビ市場は、日本と韓国のブランドが大半を占める。
著者
谷田 英生 Guodong Li Indradeep Ghosh 上原 忠弘
雑誌
ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.158-163, 2014-08-25

JavaScript コードは,対話性の高い Web アプリケーションやモバイルアプリの実現のために,今後さらに多用される傾向にあり,そのテストが重要となる.一方,JavaScript に対するテスト効率化技術は十分に整備されていない.そこで本稿では,JavaScript プログラムに対して網羅性の高い単体テストデータを自動生成する手法を提案する.手法は,JavaScript 記号実行エンジンと,記号実行エンジンの解析対象外とする記述を自動でスタブ化するスタブ・ドライバ生成エンジンにより構成される.手法は,実ブラウザ上での対象プログラム実行に使用可能な,単体テストデータを生成可能である.手法を現場の資産へ適用することにより,高カバレッジを実現する単体テストデータを自動生成可能なことが確認された.

2 0 0 0 OA 大阪府統計書

著者
大阪府 編
出版者
大阪府
巻号頁・発行日
vol.大正元年, 1926

2 0 0 0 OA 大阪府統計書

著者
大阪府 編
出版者
大阪府
巻号頁・発行日
vol.大正2年, 1926
著者
邱 楓 中村 恵一 古宮 誠一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.300, pp.31-36, 2012-11-10

漢詩は文字数が少ないが、守らなければならない制約が非常に多く、初心者では簡単に作成できないという現状がある。本研究では、詩語表(漢詩作成によく利用される語句のデータベース)を導入し、対話型システムを作成することにより、仮令中国語の文法と音韻(平仄、押韻など)が分からなくても、漢詩の制約に叶う語句の生成を可能にする漢詩推敲支援システムを提案する。
著者
Junji Kobayashi Kazuya Miyashita Katsuyuki Nakajima Hiroshi Mabuchi
出版者
一般社団法人 日本動脈硬化学会
雑誌
Journal of Atherosclerosis and Thrombosis (ISSN:13403478)
巻号頁・発行日
pp.31617, (Released:2015-07-21)
参考文献数
87
被引用文献数
3 66

Hepatic lipase (HL) is a key enzyme catalyzing the hydrolysis of triglycerides (TG) and phospholipids (PLs) in several lipoproteins. It is generally recognized that HL is involved in the remodeling of remnant, low-density lipoprotein (LDL), high-density lipoprotein (HDL) and the production of small, dense low-density lipoproteins (sd-LDLs).On the other hand, it is unclear whether HL accelerates or retards atherosclerosis. From the clinical point of view, HL deficiency may provide useful information on answering this question, but the rarity of this disease makes it impossible to conduct epidemiological study.In this review, we describe a comprehensive and updated view of the clinical significance of HL on lipid and lipoprotein metabolism.
著者
堀江 常稔 犬塚 篤 井川 康夫
出版者
経営行動科学学会
雑誌
経営行動科学 (ISSN:09145206)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.1-12, 2007

The purpose of this study is to investigate the relation between knowledge contribution and intrinsic motivation of R&D researchers using statistical analysis. The function and the role of the R&D department in an organization occupy significant positions within technology management, such as in creating innovation or developing new technology both efficiently and effectively, as well as in product development. Prior research discussed the necessity of knowledge acquisition and knowledge sharing, to enhance profit and capability at the organizational level, ignoring the aspect of individuals offering worthwhile knowledge to the organization. In this study, we mainly focused on and analyzed individuals who participate in basic or applied research, because study of knowledge sharing should begin with the individual. A questionnaire survey of 398 R&D researchers was conducted in the R&D laboratory of a Japanese Manufacturing Company. We analyzed factors to enhance intrinsic motivation based upon Deci’s self-determination theory, and the effects of intrinsic motivation on improving knowledge contribution. As the result, the analysis showed that autonomy enhanced intrinsic motivation intensively, and intrinsic motivation mediated between knowledge acquisition and knowledge contribution. From these findings, we inferred an important role for intrinsic motivation in sharing knowledge in R&D organizations.
著者
倉田 敬子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.63, no.9, pp.352-357, 2013-09-01

e-Scienceを厳密に定義することなく,検討する視点として1)研究プロセスと2)基盤を,指向として1)技術的と2)社会的を定めた。当初から,研究を支援する基盤という方向からの議論が存在した。研究プロセスとしてのe-Scienceの構成要素として,1)共同性として「共同研究」と「オープンサイエンス」を,2)データとして「データ駆動科学」と「データ共有」を挙げた。オープンサイエンスとデータ共有が最近は注目されてきていることを示した。現在のところ,研究者はデータ共有の意義は認めながらも消極的であることを述べた。
著者
宍戸璣 著
出版者
村田峯次郎
巻号頁・発行日
1902

2 0 0 0 OA 工場通覧

著者
農商務省商工局工務課 編
出版者
日本工業倶楽部
巻号頁・発行日
vol.大正8年10月, 1922
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイオビジネス (ISSN:13464426)
巻号頁・発行日
no.50, pp.34-36, 2005-07

培養したヒト細胞を使って患者を治療する、細胞治療はまさに最先端の医療だ。患者から取った細胞の一部を培養し、失われた視覚を取り戻す培養角膜、欠損した骨を埋める骨再生治療、それに患者の免疫細胞を活性化し増殖させて投与する、がんや感染症の免疫療法など、広く医療現場に普及すれば、計り知れないメリットがある。
著者
水品 江里子 麻柄 啓一
出版者
日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.573-583, 2007

日本文の「~は」は主語として使われるだけではなく, 提題 (~について言えば) としても用いられる。従って日本文の「~は」は英文の主語と常に対応するわけではない。また, 日本語の文では主語はしばしば省略される。両言語にはこのような違いがあるので, 日本語の「~は」をそのまま英文の主語として用いる誤りが生じる可能性が考えられる。研究1では, 57名の中学生と114名の高校生に, 例えば「昨日はバイトだった」の英作文としてYesterday was a part-time job, を,「一月は私の誕生日です」の英作文としてJanuary is my birthday. を,「シャツはすべてクリーニング屋に出します」の英作文としてAll my shirts bring to the laundry. を提示して正誤判断を求めた。その結果40%~80%の者がこのような英文を「正しい」と判断した。これは英文の主語を把握する際に日本語の知識が干渉を及ぼしていることを示している。研究2では, 日本語の「~は」と英文の主語の違いを説明した解説文を作成し, それを用いて高校生89名に授業を行った。授業後には上記のような誤答はなくなった。
著者
川端 亮 渡邉 光一 猪瀬 優理 弓山 達也 河野 昌弘
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究においては、私たちのグループは、UMLを用いて、宗教の体験談を図示する方法を開発した。Enterprise Architect13というソフトウェアを用いて、既に教団誌に発表された体験談や、これまでメンバーが聞き取ってきた体験談を、クラス図とステートマシン図によって示した。日本社会学会大会で、「ライフヒストリーの図式化の試み」と題して、その成果を報告した。また、学術論文としてもその成果を発表した。さらにこのUMLによる体験談の図示をもとに、宗教体験談を聞き取る項目を検討し、インタビューガイドを作成した。そのガイドに従い、インタビュー調査を実施した。
著者
戸田 任重 松本 英一 宮崎 龍雄 芝野 和夫 川島 博之
出版者
一般社団法人日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.266-273, 1994-06-05
被引用文献数
14

茨城県玉造町の農業潅漑用溜池,大清水池において,その池の有する窒素除去機能を,流入出水量と水質測定に基づく窒素収支と,池内での脱窒量,藻類による窒素取り込み量の測定との両面から定量的に検討した.池の唯一の流出部である池尻での流出水量は,集水域内降水量の44%に相当し,蒸発散量を考慮すれば,大清水池集水域に降った雨水の大部分は同池に流入しているものと考えられた.流入出水中の窒素の83%〜94%は硝酸態窒素であった.大清水池への流入水,湧水,周辺井戸水中の硝酸態窒素濃度は0.5〜46mg N L^<-1>で地点間の差異が大きかった.月別平均濃度は5.6〜19.2mg N L^<-1>, 1992年の年平均値は15.3mg N L^<-1>であった.流出水の硝酸態窒素濃度は,1.4〜12.7 mg N L^<-1>の変動を示し,冬季に高く夏〜秋季に低下した.1992年の年平均値は6.9 mg N L^<-1>であった.集水域からの月間窒素流入量は,101〜478 kg N month^<-1>,年間値は2517kg N y^<^1>と見積もられた.面積当たり101kg N ha^<-1> y^<-1>の溶脱量に相当する.月間窒素流出量は30〜297kg N month^<-1>で,年間値は1261 kg N y^<-1>であった.両者ともに水量に対応して92年冬季に高く夏季に低下し,秋季にわずかな増加を示した.池底での脱窒速度は,0.02〜0.17 N m^<-2> d^<-1>であり,春季に高く,夏季から秋季には低下した.年間積算値は38.4 g N m^<-2> y^<-1>であり,池全体では年間499kg N y^<-1>と推定された.藻類による硝酸態窒素取込み速度は,夏季で11.9×10^<-3> g N m^<-3> d^<-1>であり,年間では最大でも4.3 g N m^<-3> y^<-1>以下,池全体では59kg N y^<-1>以下と推定された.大清水池においては,窒素が年間2538kg N y^<-1> 流入し,そのうち1261 kg N y-<-1>が流出した.差引き1277 kg N y^<-1>の窒素が消失した計算になる.実測した脱窒素量はその4割に相当し,残り6割は不明である.藻類の取り込みによる寄与は小さい(<5%).流入水濃度,したがって窒素流入量の過大評価がその一因と考えられた.大清水池集水地域では,集水域内に同池があることで,集水域からの窒素排出負荷量は2517 kg N y^<-1>(行方不明分を除いても1739 kg N y^<-1>)から1261 kg N y^<-1>へと約50%(70%)に減少した.
著者
清水吉康 著
出版者
大成館
巻号頁・発行日
vol.福岡県之部, 1904