著者
東北大学史料館
出版者
東北大学史料館
巻号頁・発行日
no.482, 1992-03
著者
大津 恵実 種村 剛
出版者
科学技術コミュニケーション教育研究部門 : CoSTEP
巻号頁・発行日
2019-01-27

2018年度対話の場の創造実習, 劇団DoSTEP_2018,「その時、あなたは埋め込むか?~討論劇で問う生体IoTを用いた健康管理の是非~」, 主催 : 北海道大学高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP・コーステップ), 共催 : 札幌市資料館, 上演日 : 2019年1月27日 14時~16時 会場 札幌市資料館(旧札幌控訴院)刑事法廷展示室, ※台本の監修は 蔵田伸雄教授(北海道大学大学院 文学研究科 教授)による。
著者
王 茜茜
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2016-01-01

フィラーはコミュニケーションにおいて大きな役割を果たしているが、その機能について未だに明らかにされたとは言えないため、日本語教育においても日本語学習者へのフィラーの指導は、個別の場面での機能を指摘する断片的なものに留まっているということは先行研究において指摘されている。また、「アノー」と「エート」は日常生活でよく使われるが、二語の意味が似ているため、二語を使い分けることが難しいという声をよく耳にする。そこで、本研究では日本語教育に貢献するために、「アノー」と「エート」に焦点を当てて、従来のフィラー研究では分析対象とされてこなかったゼミナールというややフォーマルなスタイルの自然談話におけるフィラーの使用実態を解明し、その機能について考察した。まず、ゼミナールの発言を「原稿説明時」と「質疑応答時」に分けて、「男女の使用差」と「日本語母語話者と中国人日本語学習者の使用差」の視点から、量的な面からフィラーの使用実態を考察した。その結果、フィラーの使用にはある程度の男女差が確認できた上、「原稿説明時」の場合は「エート型」が、「質疑応答時」の場合は「アノ系」が多用されているということが確認できた。さらに、中国人日本語学習者に多用されるフィラーは中国語にもそれらに対応するフィラーが存在するということも分かった。次に、質的な面からフィラーについての考察において、ゼミナールの参加者の「役割」とフィラーの「出現位置」という二つの視点からフィラーの機能について分析を行った。結果として、フィラーは「役割」と「出現位置」によって機能が変わってくるということが確認できた。なお、中国人日本語学習者に多用されるフィラーの機能には、言葉や文を「ぼかす」機能があるということも確認された。最後に、「アノー」と「エート」のそれぞれの使用環境について考察し比較した結果、「アノー」は「エート」より対人的機能が強く、独り言では使いにくいということを、量的な結果をもって示すことができた。また、「①『アノー』は『形式検索』の時に、『エート』は『内容検索』の時に多用される」、「②『エート』は難しさを感じた場合、その主張を受け手に示す機能を持っているが、『アノー』にはその機能を持っていない」という二点は従来の研究で指摘されていたが、本研究では実際の用例を用いて考察した結果、それらを裏付ける結果が確認された。
著者
Ishii Masao Kosugi Naohiro Sasano Daisuke Saito Shu Midorikawa Takashi Inoue Hisayuki Y.
出版者
American Geophysical Union
雑誌
Journal of Geophysical Research, Oceans (ISSN:01480227)
巻号頁・発行日
vol.116, pp.C06022, 2011-06-28
被引用文献数
58

Ocean acidification resulting from increases in present and future atmospheric CO2 levels could seriously affect diverse coastal and oceanic ecosystems. In this work, we determine that a significant trend in ocean acidification is superposed on the large seasonal and interannual variabilities of acidity in surface waters off the south coast of Honshu, Japan, based on our repeated observations of partial pressure of CO2 (pCO2), total inorganic carbon (TCO2), and pH. Multiple regression analysis of TCO2 as a function of temperature, salinity, and timing of observations shows that TCO2 increased at a rate of + 1.23 ± 0.40 μmol kg^[-1] yr^[-1] for the period 1994-2008, while no long-term change has been determined for total alkalinity calculated from TCO2 and pCO2 in seawater. These results indicate that pH and the aragonite saturation state (Ωarag) are decreasing at a rate of -0.020 ± 0.007 decade^[-1] and -0.12 ± 0.05 decade^[-1], respectively. If future atmospheric CO2 levels keep increasing as predicted by the Intergovernmental Panel on Climate Change emission scenario A1FI, which postulates intensive fossil fuel use associated with very rapid economic growth, a further reduction of -0.8 to -1.0 in Ωarag is likely in the next 50 years. Such a rapid reduction of Ωarag could have negative impacts on a variety of calcareous organisms.