著者
井手 広康 奥田 隆史
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.171-176, 2017-11-03

全自動麻雀卓は“牌をかき混ぜて牌山に積み上げる動作”を自動で行う麻雀卓のことを指す.全自動麻雀卓の撹拌手法には一定の規則性があるため,これが要因となって牌に偏りが生じている可能性があると考えられる.そこで本研究では,マルチエージェント・シミュレーションを用いた全自動麻雀卓における撹拌手法のモデル化について提案し,牌の撹拌率について分析を行った.シミュレーションの結果から,全自動麻雀卓の撹拌手法によって少なからず牌に偏りが発生していることがわかった.また本シミュレーションによる撹拌手法のモデルでは,全自動麻雀卓のドラムに空回転を加えることによって撹拌率は改善され,3回転以上の空回転を加えたとき十分に牌全体が撹拌するという結果が得られた.
著者
陸軍被服廠 著
出版者
陸軍被服廠
巻号頁・発行日
vol.追録 第1回, 1945
著者
近藤 伸彦 畠中 利治 松田 岳士
出版者
人工知能学会
雑誌
2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)
巻号頁・発行日
2019-04-08

教学IRにおいて近年とくに重要視されるものに「学習成果の可視化」があるが,成績や就職状況等のデータ,学生調査による間接評価のように,時間粒度の荒いマクロなデータのみから学生が実際に「いかに学んでいたか」という点について詳細に分析するのは難しい.しかしながら,学生の学びの具体的な改善のためには,そうした授業外も含めた学習のようすを把握し,個に応じた支援を行うことが重要であると考えられる.本研究では,Scrapboxを用いてオンラインノートを作成する学習活動を核とした授業を対象に,オンラインノートの学習記録データに基づいて,学習プロセスと学習成果を関連付けた分析を行った.Scrapboxの機能とログデータを用いることで,オンラインノート上に知識のネットワークを構築する際のスタイルを定量化・可視化することができ,また異なる知の関連付けを意識した深い学びを行うほど理解の自己評価が高くなる傾向が見出された.
著者
梅村 浩
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.395-420, 1999-10-28 (Released:2008-12-25)
参考文献数
49
著者
北原 加奈之 栗原 竜也 田中 広紀 柏原 由佳 縄田 修一 杉田 栄樹 内倉 健 佐々木 忠徳
出版者
一般社団法人 日本薬学教育学会
雑誌
薬学教育 (ISSN:24324124)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.2019-002, 2019 (Released:2019-09-19)
参考文献数
15

本邦では標準化された卒後臨床教育プログラムはなく評価方法も確立されていない.そこで,我々は薬剤師レジデントを対象として,英国で開発された臨床能力の評価方法の1つであるCase-based discussion(CbD)を実施し,成長過程を可視化し得るかを検証した.CbDは「薬物治療の必要性評価」等の5項目で評価した.薬剤師レジデント78名と,専門・認定薬剤師(Board certified pharmacists; BCP)5名を対象とした.CbDを実施した結果,5項目すべてのCbDスコアが病棟の経験と共に増加し,4項目が統計学的に有意であった.BCPのCbDスコアは,全項目で最高点の6であった.以上より,CbDは,本邦においても臨床能力の成長プロセスを可視化し,若手薬剤師の教育ツールとして臨床能力の評価に応用できる可能性が示された.今後,多施設を含めた更なる検討が必要である.

10 0 0 0 OA 教化と演劇

著者
坪内逍遥 著
出版者
尚文館書店
巻号頁・発行日
1915