著者
生徒指導研究センター
巻号頁・発行日
2010-06

「いじめ追跡調査」の続編に加え、いじめ等の諸問題に対する未然防止に取り組む際の実施方法や個々の段階における留意点等についてまとめた「問題事象の未然防止に向けた生徒指導の取り組み方」の2点から構成される資料。
著者
生徒指導・進路指導研究センター
巻号頁・発行日
2013-07

全教職員がいじめについてきちんと理解し、その上で全ての児童生徒を対象とした正しい取組を行うことにより、深刻ないじめをなくすことを目的とした『いじめ追跡調査2010-2012』と『いじめについて、正しく知り、正しく考え、正しく行動する』の2点から構成された資料『いじめ追跡調査2010-2012』いじめの実態を定点観測的に調べた結果を3年ごとにまとめている報告書の最新版で、2004年度以降の日本のいじめの実態について、欧米の調査研究とも比較できる形でとり続けてきたデータを分析し、いじめに関する言説の真偽を検証している。※関連資料『いじめについて、正しく知り、正しく考え、正しく行動する』
著者
生徒指導・進路指導研究センター
巻号頁・発行日
2016-06

目 次はじめに 3本冊子について 4■本当に、いじめにピークはないのか? 5■本当に、どの子どもにも起きうるのか? 6■小学校や小学校からの追跡で、何が分かったのか? 8■小学校のいじめに、変化があったのか? 9■中学校のいじめに、変化はあったのか? 10■本当に、一部の特別な子どもの問題ではないのか? 11■暴力を伴ういじめは、増えているのか? 12■暴力を伴ういじめも、誰にでも起きるのか? 13■暴力を伴ういじめにも、変化はないのか? 14■調査の概要 15■2013〜2015年度 小学校 いじめ被害経験率 16■2013〜2015年度 小学校 いじめ加害経験率 18■2013〜2015年度 中学校 いじめ被害経験率 20■2013〜2015年度 中学校 いじめ加害経験率 22■2013年度 小学校4年生 いじめ被害経験率推移 24■2013年度 小学校4年生 いじめ加害経験率推移 26■2013年度 中学校1年生 いじめ被害経験率推移 28■2013年度 中学校1年生 いじめ加害経験率推移 30■再録2010年度 小学校4年生 いじめ被害経験率推移 32■再録2010年度 小学校4年生 いじめ加害経験率推移 34
著者
中川 岳 追川 修一
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.1-18, 2017-05-25

Denial-of-Service攻撃(DoS攻撃)からWebアプリケーションを防衛する手法としては,Web Application Firewall(WAF)を用いる方法,OSのリソース制限機構を用いる方法,クライアントからのリクエスト傾向からDoS攻撃の可能性を判定する方法などさまざまな方法が提案されてきた.しかしながら,それらの方法は,Webアプリケーションの脆弱性を利用して,大量のリソースを消費させるDoS攻撃には十分に対処できない.そこで本論文では,WebアプリケーションのDoS攻撃の防御手法として,プロセスのメモリ消費の傾向を利用したリソース制限を提案する.DoS攻撃の原因となるリクエストを受け取ると,そのリクエストを処理するプロセスは急速に大量のリソースを消費する.提案手法では,このリソースの急速な消費を検出し,そのプロセスに対してリソースの利用制限を行う.これにより,DoS攻撃によるリソース浪費を抑制し,正常なリクエストの処理性能の低下を防止する.提案に基づいて,メモリ消費の傾向に基づいたDoS攻撃への対策機構を設計,実装し,評価実験を行った.結果として,DoS攻撃下にあるWebアプリケーションのリクエスト処理性能を最大で4.3倍に改善することができた.また,提案手法による,Webアプリケーションのリクエスト処理性能の性能低下は,最大でも5.0%程度と,非常に小さいことも確認できた.
著者
川西 康之 出口 光一郎 森下 巖
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.90(1992-CVIM-080), pp.161-168, 1992-11-19

Geometric Hashingとは、データの整理方法であるハッシュ法を画像認識に応用したものであり、予め用意したモデル画像を用いて観測画像を認識するModel?Based Matchingのその認識過程の処理時間を短縮するのに有効な手段である。しかし、外乱の入った観測画像に対してのパフォーマンスはまだ充分に明らかにされていない。今回、画像に点集合画像を用い、アフィン変換を施した観測画像についてgaussian noiseに対する認識結果の影響を解析した。それに基づいて新しい投票プロシージャを考案し、Geometric Hashingのロバスト性の向上に努めた。実験の結果、外乱により通常は認識できなかった観測画像を認識し、更にその認識の信頼性がこの新しい方法によって向上し得ることを確認した。
著者
一ノ瀬 俊也
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.102, pp.593-610, 2003-03-31

各市町村における従軍者記念誌は、日露戦争終結直後、戦死者が忘却されていくことを嘆いて作られた。だが第一次大戦後、主に在郷軍人会市町村分会によって作られた記念誌は、そのような後ろ向きの意図ではなく、ある積極的な政治的意図、すなわち過去の栄光の記録・記憶化を通じて軍人という自己の存在意義を再確認し、反軍平和思想の盛んだった社会に訴えていくために作られていった。そのような記念誌の中で日清・日露の追憶を語った老兵たちは、戦死者の壮絶な死を語って戦争の「記憶」に具体性を与えて、人々の共感を呼び起こす役回りを演じた。そうした語りのあり方は「郷土の英雄」を求める人々の心情にもかなうものだった。老兵たちが自己の従軍体験を語る際、確かに悲惨な体験も語ったものの、基本的には名誉心充足の機会として戦争を描いていた。そのような従軍者たちの「語り」を彼らの〝郷土〟が一書に編む時、彼らが国家の大きな歴史に占めた位置、役割の説明が熱心に行われた。それは戦死者の死の〝意味〟を明らかにし、ひいては戦争自体の持つ価値を地域ぐるみで再確認、受容することに他ならなかった。以上の過程を通じて、満州事変勃発以前から満州は「血をもって購った」土地であり、したがってその権益は擁護されるべきという論理や「社会主義共産主義」の脅威が市町村という末端レベルで繰り返し確認されていった。満州事変に際して軍、在郷軍人会などが国民の支持を調達する際、日露戦争の「記憶」を強調したことは周知のことだが、本稿が掲げた諸事例は、そのような「記憶」が当時の社会において具体的にいつから、どのようにして共有化されていったのかを示すものである。
著者
上谷 竜士 菱田 隆彰
雑誌
マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.456-460, 2016-07-06

最近では口コミサイトの口コミがユーザの消費行動に影響を及ぼす度合いが強くなっている.口コミサイトに投稿された内容から対象物の印象をより詳細に得るには,対象物に対する全ての口コミを熟読し,客観的な分析を行うことが望ましいが,容易なことではない.我々は,これまでに価格 .com,トリップアドバイザー,食べログを対象サイトとし,登録されている口コミを杉本らによって提案した感情語辞書を元に解析を行い可視化するシステムの構築を行った.しかし,口コミサイトは取り扱う対象物の種類によって,ユーザが投稿する内容に偏りが生じる可能性がある.本稿では,複数の傾向の異なる口コミサイトにおいて本手法による分析によって得られる印象の分布を調査し,各サイトに適した表現方法の考察を行う.
著者
沖 拓弥
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.5-6, 2016-03-10

東日本大震災時,首都圏では,地震による直接的な被害は軽微であったにもかかわらず,徒歩帰宅者や交通機関の運行再開を待つ人々によって,主要道路や一時滞在施設,鉄道ターミナル駅等は大きく混雑した。この反省を生かし,大地震時に生じる混雑の抑制策について検討することは,将来の首都直下地震や南海トラフ地震に備える上で重要である。しかし,東日本大震災時に,いつ,どこで,どの程度の混雑が生じたかを具体的に示している既往研究やデータは少ない。本稿では,東日本大震災時における首都圏の混雑状況に関するtweet(混雑ツイート)から,共起する地名・固有名詞・ジオタグ情報・時系列情報等を抽出し,混雑ツイートの頻度や時空間的特徴について基礎的な分析を行う。さらに,平常時の混雑ツイートとの比較や,他の入手可能なデータを用いた検証も試みる。