著者
伊藤松宇(半次郎)編
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1908

1 0 0 0 几董全集

著者
高浜虚子編
出版者
俳書堂
巻号頁・発行日
1909

1 0 0 0 几董全集

著者
高井几董[著] 高濱清編
出版者
ほととぎす發行所
巻号頁・発行日
1900
著者
浅見美智子編
出版者
浅見美智子
巻号頁・発行日
1958

1 0 0 0 几董集

著者
几董[著] 天明俳書集刊行会編
出版者
臨川書店
巻号頁・発行日
1991

1 0 0 0 新雜談集

著者
高井几董著 潁原退藏校註
出版者
天青堂
巻号頁・発行日
1924
著者
寺本(稲福) さゆり 諏訪 竜一 福澤 康則 川満 芳信
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science (ISSN:18823351)
巻号頁・発行日
vol.80, no.2, pp.214-224, 2011 (Released:2011-04-22)
参考文献数
43
被引用文献数
17 20

琉球列島ではシィクワーサー(Citrus depressa Hayata)をはじめとした在来品種が数百年以上栽培されている.カンキツ類は特有の香気や機能性成分が含まれることから,沖縄で栽培されている 10 品種を材料とし,未熟ならびに適熟果皮に含まれる香気成分を GC-MS 分析によって,また HPLC 分析によりシネフリンと 6 種類のポリメトキシフラボノイド類(PMFs:シネンセチン,ヘキサメトキシフラボン,ヘプタメトキシフラボン,ノビレチン,ナツダイダイン,タンゲレチン)について分析を実施した.沖縄在来品種は,それぞれの品種において特有の香気成分プロファイルを示し,‘カブチー’(C. keraji hort. ex Tanaka var. kabuchii)にはセスキテルペン炭化水素類が 3.90–5.17%,‘ケラジ’(C. keraji hort. ex Tanaka)にはエステル類が 12.15–19.10%,シィクワーサーの‘大宜味クガニー’には,γ-テルピネンが 21.17–29.60%,p-シメンが 6.49–9.84%含まれていた.シネフリンは,未熟果皮における‘トークニブ’(C. nobilis Lour.)で 8.97 mg・gDW−1 と最も高く,ついで‘イズミベニ’(C. tangerina hort. ex Tanaka)が 7.03 mg・gDW−1,‘大宜味クガニー’5.17 mg・gDW−1 の順であった.フラボイド類の PMFs は未熟果皮の‘大宜味クガニー’で 20.62 mg・gDW−1,‘カブチー’20.66 mg・gDW−1,‘オートー’(C. oto hort. ex Yu. Tanaka)12.52 mg・gDW−1,また主要栽培種のタンカン‘T-132’(C. tankan Hayata)にも 18.95 mg・gDW−1 含まれており,それぞれ固有のフラボノイドプロファイルを示した.これらの結果から,特に生産量の多いシィクワーサーとタンカンの加工残渣,摘果果実といった未利用廃棄物を有効利用できる可能性が示唆された.
著者
植原 亮
出版者
関西大学
雑誌
情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 (ISSN:1341156X)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.41-56, 2018-10-15

本稿の目標は,徳と人間本性をめぐるアリストテレス的な主題に関連する現代的な議論の見取り図を描き出すことである.そのために,この主題を構成する要素のうちの三点を取り上げて批判的に検討を加える.第一に,卓越した性格特性としての徳という見方に関する状況主義論争を手短に振り返る.第二に,人間本性にもとづく特定の徳のセットやそれがもたらす繁栄という概念の抱える困難を指摘する.第三に,人間本性という考えそのものを発生システム論などの現代の理論的枠組みから吟味する.
著者
山田 陽子
出版者
The Japan Sociological Society
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.380-395, 2002-12-31 (Released:2010-04-23)
参考文献数
36
被引用文献数
1

本論の目的は, 「社会の心理学化」 (P. L. Berger) をE.デュルケム以来の「人格崇拝」の再構成から位置付けることである.心理学的知識が普及した社会では, 「心」に多大な関心が払われる.その侵犯を回避すべく慎重な配慮がなされ, 「心」は聖なるものとして遇される.「心」が重要だと語りかける一方で, それを操作対象とする「心」をめぐる知の普及はいかに解釈されうるか.ここではデュルケムの「人格崇拝」論にE.ゴフマンの儀礼論, A.ホックシールドの感情マネジメント論を接続し, それぞれに通底する「人格崇拝」論の構造と異同を明らかにすることによって解答を試みる.デュルケムは「人格崇拝」概念において, 近代社会では個人の人格に「神聖の観念」が宿ると指摘した.ゴフマンはそれを継承して儀礼的行為論を展開し, 世俗化の進行する大衆社会において唯一個人が「神」である様子を詳細に記述・分析した.デュルケムの宗教論とゴフマンの儀礼的行為論の影響が認められるホックシールドの感情マネジメント論では, 人格や「カオ」に加えて「心」に宗教的配慮が払われることが示唆されている.ホックシールドを「人格崇拝」論から読む試みを通じ, デュルケムやゴフマンの現代的意義を再評価しつつ, 心理学的知識の普及に関する新たな分析視角の導出と理論的枠組みの構築をめざす.
著者
鈴木 健大 柿坂 庸介 北澤 悠 神 一敬 佐藤 志帆 岩崎 真樹 藤川 真由 西尾 慶之 菅野 彰剛 中里 信和
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.167-171, 2017-02-01

症例は28歳女性。てんかん発症は19歳。頭部MRIで右傍シルヴィウス裂に多小脳回を認めた。発作症状は,体性感覚前兆,意識減損発作,健忘発作など多彩であった。家族より,寝言が多い翌日は発作が増加する,との病歴が聴取された。長時間ビデオ脳波モニタリングにより「寝言」は右半球性起始のてんかん発作と判明した。医療者は「寝言」が発作症状である可能性を念頭に置き,積極的に病的な「寝言」の存在を聴取する必要がある。
著者
浅沼 岳樹 五十部 孝典
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2021論文集
巻号頁・発行日
pp.1116-1123, 2021-10-19

ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムである Proof of Work (PoW) では,意味のない大量のハッシュ演算計算をベースにしており,電力や計算資源を無駄遣いしている.2020 年において,ビットコインの PoW に費やす電力はベルギーの年間消費電力(82TWh)に及び,持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals; SDGs)に反する重大な問題である.この問題を解決するために本稿では,遺伝的アルゴリズム (Genetic Algorithm; GA) を PoW に組み込むことで PoW を意味のある演算にする Meaningfull PoW (mPoW) を提案する.具体的には,GA の最適化計算により周期的に生成される中間値をビットコインに用いられている Hashcash の入力として利用することにより,PoW に求められる特性を保ったまま意味のある演算(GAの最適化問題)が可能である.さらに,Device binding 技術と組み合わせることで,大量のメモリの利用を求めることなく ASIC 耐性を持たせることも可能であり,mPoW は消費電力と計算資源両方の無駄を削減できることを示す.